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日記
今回、はるばる九州までやって来たのは長年の疑問である「支石墓」に関する講演会があるからだ。二人目の講師、徳島大学の端野晋平氏が、支石墓研究の最前線の話を提供された。支石墓は、朝鮮半島南部の栄山江、全羅道から洛東江、南岸辺りまで広がる。もっと言えば中国東北部、遼寧省辺りを含むもの。端野氏は様々な角度から日本の九州西北部の支石墓とこれらを比較し、その故地を洛東江周辺とされた。弥生時代のはじまり前後の北部九州と半島との関係では、九州歴史資料館の宮地総一郎氏は縄文晩期の交流は余り活発でなく、弥生時代早期、気候変動などの理由で洪水などを逃れて移動して来た人は多くはなかったがその新しい農耕文化のインパクトは大きく、日本社会が変わるきっかけとなったと論じた。端野氏は、孔列文土器などに縄文晩期2おける交流が示されてあると考え、宮地氏は、土器の作りが大陸とは異なるとして、見解がわかれた。会場には支石墓人骨の復顔が展示され、次回3月１５日の講演会では、そのことがテーマとなっていてできれば参加したいが他の用事が入っている、残念！
3月2日(日)伊都国フォーラム「支石墓からみた弥生時代のはじまり」
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