ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

HOME > hirokok510 さんのHP > 日記
2025年03月16日 08:12博物館、展示会、美術館など全体に公開

アイヌ民族博物館「サンタン貿易と蝦夷錦」

成田空港七時半発札幌新千歳空港行きに間に合うよう、日暮里駅乗り換え2分しかないスカイライナーに飛び乗り成田空港に6時半過ぎに到着、うっかり鉛筆を削るためのナイフを入れてあったのでやむ無く荷物を預け、出発。九時過ぎに札幌到着、荷物を待っていたら、予定の電車を二本逃し、大幅に遅れるかと心配したが、なんとか特急を捕まえて予定時間に白老駅に到着。歩きで方向を間違得て大回りしてアイヌ民族博物館に11時過ぎに到着。まず企画展示のサンタン貿易と蝦夷錦を見学。展示の中心はいわゆるサンタン貿易が盛んな清朝の18世紀から20世紀初頭の東アジアのサハリン、アムール河下流域の人々と清、ロシア、江戸幕府などの関わりだ。アイヌの人々は13世紀以降、北海道からサハリン、アムール河下流域に進出し、地元の先住民らとトラブルがあり、元との戦争のような問題を引き起こしたが、ふるいれきしは、文献が僅かでよくわからないことが多いようだ。
その点、サンタン貿易の頃はさまざまな文献や石碑などが残され、この数十年間にこれまでわからなかったこの地域の人々の歴史が知られてきた。その最初の起点は、展示された明代の永寧寺の石碑拓本に出てくるアイヌの活動だ。

中国側の史料で元王朝と戦ったアイヌの話などこれまであまり知られなかった東アジアの北方民族と中国王朝との関係が次第に明らかになりつつある。
また、もう一つの主役の蝦夷錦に関する炭素年代測定の結果、樺太のものは15世紀始め頃の年代を示した。蝦夷錦とは、中国(この時期は明から清)産の絹織物で龍などの美しい刺繍のはいったものが多い北方民族からの朝貢で毛皮などとの引き換えにもたらされ、松前藩などアイヌが交易を行った各地にも残されたようだ。
お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:30人

コメント

この日記はコメントを受け付けていません。