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写真�▲▲ぅ綿戸佑慮�本のスケッチ
写真�Ｇ酳�館展示の模様解説のスケッチ
千葉駅を予定より一本遅い快速に乗ったので、渋谷到着、バスで国学院に向かったがぎりぎりになり、会場に着いたら二時を過ぎていたので、受付を済ませて、会場のワークショップの席に着く。すでに買いが始めるところで、どのようなワークショップになるのかわからなかったが、北海道の国立アイヌ民族博物館でアイヌ刺繡などを教えている津田命子氏の指導で、トートバッグにした絵の文様を選んでペンで下書きし、クレヨンで線を塗って、スタッフがアイロンがけして仕上げるという初心者向けのごく簡単なワークショップだった。この企画のワークショップではアイヌ刺繍の入門講座もあり、圧倒的に女性参加者が多く、男性は私ともう一人の年配の男性だけだった。文様は4種類見本があり、その中の一つを選び、バックの中に入れてそれを映し、下書きの上からクレヨンで線の色塗りをするという簡単なものだが、クレヨンの紺色を選び、力を入れすぎてクレヨンがボロボロになってしまった。早めに完成させ、スタッフに預けてアイロンがけして終了、あまり良い出来ではないが、アイヌ文様を研究する第一歩としては良い経験をした。講師の先生はアイヌ刺繍の専門家だが、おそらく多くの女性参加者は刺繍講座のほうにも参加するのだろう。講師の先生にアイヌ文様の系譜について質問し、最古のアイヌ文様はいつごろのものがあるのか尋ねた。古い文様はあまり残っていないようだが、ロシアのどこかの博物館（後で調べたらサンクトペテルブルグのロシア科学アカデミー・ピョートル大帝記念人類学民族学博物館だった）が持っているのが17世紀のもので今のところ最古らしい。13−4世紀にアイヌ文化が考古学的に成立する時期以前の擦文文化やそれ以前の続縄文文化、オホーツク文化、縄文文化などのつながりやいかに？と思うがなかなか難しいようだ。帰宅してから再度調べてみると、近年釧路博物館所蔵のアイヌ木綿衣装が、このロシアの博物館所蔵のものと同時期にもので17世紀前半の最古クラスのモノらしい。
https://www.city.kushiro.lg.jp/museum/tenji/kikaku/1002401/1002402.html
今回の国学院大学博物館の展示を見て、 「モレウノカ（＝モは静か、レウは曲がるで静かに曲がる模様）」ノカはの画、やシャノカ（メの画）などが解説にあった。またイタというお盆の彫刻の文様をスケッチしたりして、アイヌ文様について少し学んだ。アイヌ模様には、唐草文様に似た植物を思わせる文様や渦巻き文様に似た文様など現代の目から見ても面白い文様が多いが、植物をかたどった文様はどこの世界にもあるものだが、アイヌのそれは独特で、渦巻き文様はもしかしたら縄文時代の文様に遡るかもしれない。もっとも渦巻き文様も世界のどこにでもあるといえばそうかもしれないがーー。文様研究は面白いがなかなか難しいところも多い。
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