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曲畑遺跡は、小貝川右岸段丘上に立地する縄文時代中期を中心とする集落遺跡で、ヒスイ勾玉や琥珀玉、火焔系土器や勝坂系土器など、周囲の様々な土器形式の影響のある土器も出土している。
次の山根遺跡は小貝川支流段丘上にあり、埋没谷の谷頭を囲うように縄文後期の住居跡があり、谷は土器捨て場などの遺物包含地となっていたようだ。土器や石器以外に土偶や首飾りの他儀礼用の遺物も出ている。中でも後期の下部単孔土器や晩期の香炉形土器など、珍しい土器も出ている。次の侍塚は大田原市の那珂川右岸段丘上にある前方後方墳で、近年件の依頼でセンターが発掘調査を行ってきた。この古墳は水戸光圀が日本初の発掘調査をしたことで知られ、その調査跡も発見され、墳丘頂上を修復して盛り土を行った様子も確認されたらしい。下侍塚古墳からは古墳時代前期の円筒埴輪が発見され、福島県田中舟森山古墳とともに東日本の前方後方墳としては円筒埴輪の発見は二例目だという。那須連峰を訪れるときはこの侍塚（上侍塚、下侍塚古墳など）を見学するようにしたい。
ほかにも伯仲１号墳（巴波川右岸段丘上にある前方後円墳で墳丘調66mで思川流域の栃木市、佐野市最大の後期古墳）の調査では、盗掘跡があまりなく閉塞石が破壊されておらず、豊富な副葬品が出土、矢を入れる容器のト゚もの古墳を巡った後、6km南にある栃木県埋蔵文化財センターに向かう。次第に気温が高くなり、センター近くのしもつけ天平の丘公園内にあるテンピクニックてーぶつという食事処でカレーとラムネを注文し、隣の古民家休憩所で涼んでからセンターに向かう。センターでは「栃木の遺跡速報展」として、曲畑遺跡、山根遺跡、侍塚古墳、伯中1号墳、唐御所横穴墓群、高の巣遺跡、西方城址の出土品が出ていた。
曲畑遺跡は、小貝川右岸段丘上に立地する縄文時代中期を中心とする集落遺跡で、ヒスイ勾玉や琥珀玉、火焔系土器や勝坂系土器など、周囲の様々な土器形式の影響のある土器も出土している。
次の山根遺跡は小貝川支流段丘上にあり、埋没谷の谷頭を囲うように縄文後期の住居跡があり、谷は土器捨て場などの遺物包含地となっていたようだ。土器や石器以外に土偶や首飾りの他儀礼用の遺物も出ている。中でも後期の下部単孔土器や晩期の香炉形土器など、珍しい土器も出ている。次の侍塚は大田原市の那珂川右岸段丘上にある前方後方墳で、近年件の依頼でセンターが発掘調査を行ってきた。この古墳は水戸光圀が日本初の発掘調査をしたことで知られ、その調査跡も発見され、墳丘頂上を修復して盛り土を行った様子も確認されたらしい。下侍塚古墳からは古墳時代前期の円筒埴輪が発見され、福島県田中舟森山古墳とともに東日本の前方後方墳としては円筒埴輪の発見は二例目だという。那須連峰を訪れるときはこの侍塚（上侍塚、下侍塚古墳など）を見学するようにしたい。
ほかにも伯仲１号墳（巴波川右岸段丘上にある前方後円墳で墳丘調66mで思川流域の栃木市、佐野市最大の後期古墳）の調査では、盗掘跡があまりなく閉塞石が破壊されておらず、豊富な副葬品が出土、矢を入れる容器の靫 （ゆぎ）の金銅製帯金具からは高級な絹織物の痕跡が見つかっているようだ。最後に那珂川町教育委員会により踏査された国史跡の唐御所横穴群では、7世紀中ごろを中心に造営されたことがわかったそうだ。7世紀には全国的には薄葬令などで大きな前方後円墳は造られなくなるが、関東は例外で216基も造営されている。横穴墓は九州起源のようだが、古墳時代後期には関東や東北などで多く作られ、各地の開発に従事した集団と関係があるのかもしれない。唐御所横穴墓群では100基近い横穴墓があり、内部は横穴式石室と似たつくりとなっている。ガラス玉などの副葬品も多数出ているらしい。
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