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実は、私も初心者のころは、かなりマズイ失敗をしており、今こうして山歩きができていいるのも「運」がよかったと今更ながら思う。
私が登山をはじめて２回目だったと思う。
場所は、仙台市民が身近に登る泉ヶ岳（1172ｍ・市内の多くの小学校では野外活動で登る）
当初、私は、ヤマレコもヤマップもジオグラフィカも知らなかったが、「山と高原地図」アプリをスマホに入れており、現在地がわかるということもあり、なぜか根拠のない自信があった。アプリで地図が見られるので紙地図を持参しなくてよい、とも思っていた。
＜登山の経過は以下のとおり＞
小学校低学年の子連れ 全行程8km・累積標高約630ｍ。但し、当時は、距離や累積標高も把握していなかったし、それを知ってもそれが自分にとってどのような意味をもつかも理解していなかった。
9月23日12時50分：駐車場スタートして、しばらく路上歩き。
13時20分：泉ヶ岳表ルートの登山口。その場で思いつきで書いた手書きの登山計画書を登山ポストへ投函（なお、当時知らなかったが、泉ヶ岳の一般ルートの中で表ルートは距離が最も短いものの、難易度が最も高いと言われている）
13時35分：薬師水という場所で、息子が「お腹が空いた」と言うので25分ほど昼食休憩
15時40分：山頂到着。辺りはガスがかかっていて景色は殆ど見えなかった
16時37分：「水神碑」到着。近くに沢が流れており、息子は沢と戯れるのが楽しいらしく、17時10分頃まで遊ばせてから再出発
17時30分：一気に暗くなってきたことにくわえ、登山口近辺にあった少年自然の家の解体工事の影響で登山路が迂回し、山と高原地図アプリの記載ルートと異なっていた
ランプをもってきてないので、スマホの懐中電灯を利用するが、方向が定まらない。「山と高原地図」アプリを見るものの、思っている方向に進んでおらず、なかなか駐車場に辿り着かないし、だんだん余裕がなくなる。
18時10分：あたりは完全に暗くなったばかりか、スマホのバッテリーが切れ、モバイルバッテリーは持ってきてないので、完全に「明かり」や「現在位置」を失うこととなる。辺りは真っ暗で何も見えない。小さな貯水池のような場所（暗くても水面はわずかな光でも反射するのでなんとなくわかる）の横は何度か通過しているようだったが、紙地図もない（仮にあっても真っ暗闇で見えない）
現在地を消失してからしばらく彷徨（この時間は２０分程度だが、個人的には1時間に感じられた）
18:30;たまたま偶然、駐車場に出て「助かった」のである
自分からみても恥ずかしく、つっこみどころ満載で、上の経過からマズかった点を列挙したら、いったいいくつ出てくるであろう。
このときのレコの感想を見ても、（ヤバかったとは思ったものの）、あまり反省もしていないようだ。「自覚が足りない」とどこかのオジサンに怒られそうである。
ちなみに、五頭連峰親子遭難事故における登山届での入山時刻は14時、下山予定時刻は18時だったらしい。この時の私からすると、決して他人事ではない
この時の私は、イメージだけでの安易な山歩きであったが、初心者のころは、「まずは学べ」ということすらわからないのではなかろうか？
そして、私のように、何かを学ぶ前に、この時のように遭難してしまう。ということも少なからずあると思われる。
↓その時のレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1458736.html
�）臾椶賄�日の山頂の様子、�∨臾椶和瑤濃劼匹發鰺靴个擦討い襪發痢Ｊ佞蠅呂垢任砲�なり暗い
分かります〜私も登山を初めたのは中学生の頃ですが、その当時はメチャクチャやってました。
降雪直後の丹沢・大山にカメラだけを片手に水も食糧も持たず、運動靴で平然と登ったり。
初めての沢登りは勘七ノ沢でしたが、滝の巻き道を間違えて沢床に降りられず、マジで遭難寸前という体験をしました。
奥武蔵の山もよく登りましたが、西武池袋駅でもらったパンフレットのような簡単な地図しか持ってなかったです。
今思うとよくあんな無茶苦茶が出来たものだと、我ながら呆れます😅
死ななかったのは本当に幸運に恵まれただけで、当時は無茶をしているという自覚さえなかったです。
中学生からですか！
しかも、若いころから、創造性に富んだ山歩きをされていらっしゃるようで素晴らしいですね。それを許容してきた親御さんの寛容さもアッパレ！だと思います。
当時は、私の時のように、ＧＰＳとかないから自分で地図と地形を読みながらなので、自ずと自然と対話する力がつきますね。
奥武蔵も何回か歩いたことがありますが、あそこは道が網の目のようにあり、配布されるような簡易な地図ではかえって迷いそうですね。
きっと多くの方が、そういった無茶を経験されて、自分なりのスタイルを確立していくのだと思います。
よいご経験をコメントくださりありがとうございます。
こうした小さな失敗があったから、大きな遭難に至っていないとも言えると思います。
ボクは釣りだけやっていた時に、何度もいろんな失敗をしました。暗くなって、同じようにスマホの灯りで帰ってきてからヘッドランプを持つようになったり、沢から上がるのに近道しようと思って尾根ひとつ間違えて彷徨ったり。
そういえば、何年も登山をやっていても、人に連れて行ってばかりいる人は、今回の計画がどれくらいの距離で獲得標高なのか知らずに歩く人が多いです。
怖くないのかなと思いますが、自分で考えないとそうなるんでしょうね。
自分で考えるから、失敗してもそれが糧になるんですよね
当時は、「あ、ちょいヤバかった！」程度の認識なんですよね。でも、今思えば、大変なミスなわけです。
「近道」とか、私もそうでしたが、初心者がついやってしまうミスですよね。そういうトライ＆エラーが大事なんですよね。連れられ登山では、そういう経験ができまないうえに、それなりの山も登るので、最初の失敗が命取りになるということもありえるかと思います。
ただ、仕事とかだと「失敗もたくさん経験して」なんて偉そうに言えても、釣りも含め登山の場合は、エラーが命に直結する場合もあるので、「気軽に失敗を経験してください」と言えない点が悩ましいですね。なので、それぞれが自分の力量を推し量って山歩きをしてきて、一つ一つ経験して、時に自分の過去を謙虚に振り返ったり、遭難報告などを読むことが必要ですね。
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