なんといっても人が少なく自然を身体全体で実感できるところだろうか
今春船形山を歩きながら、つくづくそう思った。
ブナの原生林が美しいうえ、東北有数の眺望を誇る素晴らしい山でありながら
ゴールデンウィーク中の好天にもかかわらず、駐車場は超余裕。
山頂以外でスライドしたのはわずか2人だけ!
私が好きな朝日連峰や飯豊連峰ですらも、ナンバースクールならぬナンバーマウンテン(要するに深田百名山)でありながら、関東甲信越のナンバーマウンテンにありがちなウンザリする混雑さはない。
上の2つはおそらくアプローチの難しさに起因するものであろう。
東北だとそれなりに有名な山でも、登山道は適度に整備されてはいるものの、かといって整備されすぎない。
時々ヤブっぽい雰囲気がでてくるが、かえって野手溢れる雰囲気がたまらない。
もっとも、それなりにアプローチが容易で人気の山は東北にもあり、これがナンバーマウンテンに選ばれていたら、バブル期に過剰な開発の憂き目にあったり、過剰な開発がなかったにしても年間通じて今以上にいっそう混雑すること請け合いの山がいくつかある。クラブツーリズムなどとのちょっとイラつくスライドも増えたかも知れない。
それを具体的に実感するのが、
秋田駒ヶ岳&乳頭山、栗駒山、焼石連峰、白神岳、船形山、和賀岳あたりであろうか。
こういう山に登るたびに、
深田先生!「ちょいと背が低い」とか言って選んでくれなくてありがとう、
とつくづく思うのである。
写真1・2は、「旬」直前の秋田駒(ナンバーマウンテンだったらこうは行かないだろう)
写真3は、新緑の船形連峰
秋田駒ヶ岳は選ばれる可能性が大でした。選ばれなくてよかったですね。ていうか、いまも相当登山者が多いけど😅
そうですね。特に花のシーズンは人が凄くて、私もなかなか寄りつけません😂
仮に選ばれていたら・・・と思うと恐ろしくなります。
いつ行ってもいい山ですけどね
ただ、実感するのは、「深田百名山」と「深田クラブ二百名山」のインパクトの違いですね。月山や鳥海、吾妻の混雑ぶりをみると、やはり人気の差を感じます。
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