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早春のザゼンソウやミズバショウが見られる居谷里湿原は、30分で一周できるほどの小さな湿原でかつては穴場的存在だったが、近年は大型バスが入るほど訪れる人が急増し、連休には何と800台の車が入ると言う。
この日は先客の車が2台あって1台は湘南ナンバー，もう1台も県外車だった。
この日見た花は入り口付近でミゾソバ，ワレモコウ，林間でサラシナショウマとトリカブト等、ごくわずかで、キノコは名前の分からないものばかりだった。
1人だったので時々インディアンコールして歩く。湿原の草むらを獣が歩いてなぎ倒した跡が見られたが熊にしては小さい。多分イノシシだ。林道脇の崖にはシカが攀じ登った跡が無数に見られる。
1周して入り口に戻ると2軒ある民家の奥の家の夫婦が花壇の手入れをしていたので挨拶すると『さっき，声を出していましたか？』と聞かれる。答えると『そうですネェ 熊の気配は濃く感じますが、見ることはないですネ。通り道はあるようです』と言う。
幸い，ここには熊が欲しがるようなものは何もなく、出るとしたらもっと民家のある里の方だろうと言うことで一致したが、『熊棚は結構ありますよ』とも言われた。熊にとっては安全な隠れ家なのかもしれない。
何種類かのキノコの写真を撮って戻る。Yanさん宅までは10分ほど。
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