【参考】二子山のグレーディングについて
https://bit.ly/3nHO7AG
「長沢ロックって、グレード甘いから、オンサイトグレード、レッドポイントグレードが簡単に上がるよね(;・∀・)」
なんて話をしていたら、開拓者のO氏が言った。
「日本のクライミングゲレンデは、レッドポイントのグレードでつけていることが多い。長沢ロックは、オンサイトグレードで付けている。」
そもそも、グレーディングはオンサイトを基準につけるもの。レッドポイントで付けるのは、間違い。
「これで、10bですか?」
「登っているうちに、10bになるんだよ。」
そんな会話をしているが、なるほど、勘違いしていると分かる。オンサイトグレードとレッドポイントグレードは、大体2グレードぐらい違うことが多いと思っている。
「楽しみ方いろいろ」とか言って、レッドポイントがメインという本質と違うテーマパーク的遊びにしてしまうと、こういった間違いが起るのだと思う。
グレーディングを間違えると、クライマーが勘違いして取付いて、危険になる場合もある。
とは言え、開拓者が付けたグレードは、それはそれで、尊重するしかない。
そもそも、グレーディングは人が勝手につけたもの。自然の本質とはまったく関係がない。それを参考にして、判断の材料にするだけのものだと思う。
「12台が登れてうれしい。」フリークライマーなら、そういう感覚はあるだろう。
ただ、ルートは人が作ったもの。グレードも人が作ったもの。それは、自然とは、「まったく」関係がない。
数字を追いかける趣味になると、自然に対応できなくなる本末転倒なことが起こるので、そこは注意すべきだと思う。
もちろん、自分もフリークライマーとして、高いグレードは登れるようにはなりたい。
だが、やはり登れるルートを登るのが、メインであるべきで、オンサイト、レッドポイントできるルートを登るのが、基本であるべき。
トップロープでムーブを作ったり、ハングドッグを繰り返すようなクライミングは、1日、1本か2本にしておくのがいいと思っている。