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2022年03月02日 01:43クライミング全体に公開

フリクションノット3種(プルージック、マッシャー、クレムハイスト)

フリクションノット3種(プルージック、マッシャー、クレムハイスト)は、確実に覚えておきたい。
※「フリクションヒッチ」というのが正しいが、「フリクションノット」と呼ぶのが一般的。

※マッシューを「オートブロック」と呼ぶのは、辞めるべき。プルージック、クレムハイストでも、オートブロックシステムはできる。

※講習会や山岳会などで、7mmのロープスリングを勧めることがあるが、7mmのロープスリングは、すっぽ抜けて使えないと思う。
5mmのロープスリングでも、「バカな使い方」をしない限りは、切れることはない。
いずれにせよ、フリクションノットが効くかどうかは、個人の感覚による。自己判断が大事。

※「ダイニーマスリングは、溶断する。」と言っている人がいるが、これは明らかな間違い。
「融けることはあっても、切れない」ことが分かっている。間違ったことを言う人は、安全に対する配慮ができていない可能性が高いので、注意すべき。

※ロープスリングは、60cmが基本だとは思うが、フリクションノットとしては、40〜50cmが使い易いと思う。使い易さを考えたら、やはり専用のフリクションノットコードを買った方がいいだろう。

https://amzn.to/3PMsg9U

https://amzn.to/3JNc44B

●クレイムハイスト|Kuri Adventures 登山のロープワーク
https://www.youtube.com/watch?v=3IsVPNdUrU8

 プルージックを使うのが一般的と言っているが、アルパインに関して言えば、プルージックは一般的でないと思うが?(固着する、一点に負荷が集中する、フリクションの調整がやりづらいため。)

 上から巻いているが、下から巻いた方が効きがいいとも言う。全国労山のI隊長が、懸垂下降のバックアップでは、下から巻くクレムハイストを推奨していたので、個人的にはこれを使うことにしている。

 なお、マッシャーに切り替えた場合、下に結び目があると、ヒッチの中に結び目が入って、効かなく可能性がある。下から上に結ぶことをくせにすべきかと思う。

●登山のロープワーク"プルージック"|Kuri Adventures
https://www.youtube.com/watch?v=uxzXVBmhrE4

 最近では、プルージックを使う頻度が減っていると感じている。ダイニーマでフリクションノットをするからだろう。

 プルージックは、巻き方を整えるのが大事。固着しないブリッジプルージックも、覚えておきたい。

 フリクションノットは、握るのはNG。すっぽ抜ける。押すだけにする。

 某県の救助隊長は、「プルージックは、絶対使わせない。目の前で、すっぽ抜けるのを何度も見た。」とのこと。
ロープワークに向いてない人を相手にすると、こういうこともあるのだろう。フリクションノットを正しく使えない人は、ロープワークなどやるべきでないと思う。

●マッシャーとクレムハイスト:似ているフリクションヒッチ2つまとめて
https://www.youtube.com/watch?v=ACA-4FOggiE

●Get Out on Rock - Abseiling
https://www.youtube.com/watch?v=OodydJiaXUo&t=3s

 「レッグループマッシャー」は、簡単にバックアップできていいと思う。但し、講習会やレスキューなどでは、推奨していないと思う。
時間があるなら、PASで上にATCを移動して、ビレイループにバックアップを取るべきだとは思う。

注意点
1.懸垂下降時、ATCの上を握っているが、間違いなので注意。懸垂下降は、両手とも、ATCの下を握るのが正しい。

2.バックアップを先にセットするのが正しい。
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