![]() |
春から初夏、青紫の清楚な花を日々次つぎに咲かせるが、咲けば命の短い一日花なのである。
鎌倉、浄智寺境内の崖下に小さな石仏があり、その近くで著莪(シャガ)の白に寄り添う様に咲いている青紫が見られる。
凛とした風情の蔓日々草の花だ。
四月八日は朋友の命日である。
山友の紹介で知り合い、僅か数年の交流で亡くなった若い友人である。
音楽に詳しく、モーツァルトの熱心な愛好家でオーディオ研究家だった。
モーツァルト ファンである私に、音楽とオーディオ分野の師匠として親しく御教授下さった。
そして度重なる交流で友情の花が咲いたが、それは短かった。
終始、年寄りを気遣って下さった様子が、優しい追憶として心に残る。
先に逝かれたので、私には生涯の友情になってしまった。
日々、寂しい限りである。
庭の蔓日々草は、今日になって一番花を咲かせた。
昔から見慣れてきた清楚な青紫であったが、今では こよなく懐かしい。
命日には、終日 モーツァルトを聴こうと思っている。ainakaren
蔓日日草[ツルニチニチソウ] キョウチクトウ科の多年草。ヨーロッパ原産。茎は蔓状に横に這い、花茎は直立。花は碧色で五裂の盆形の花冠を有し、春〜夏、茎の上部の葉腋に1個ずつ開く。観賞用。ビンカ。[広辞苑]
「生涯の友情」「優しい追憶」「幼馴染」「楽しい思い出」
https://kurashi-no.jp/I0023553 花言葉と育て方
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する