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演歌、ジャズからクラシックまで幅広く浅く聴き齧っているが、クラシックではモーツアルトの室内楽を聴くことが多い。
最近見つけた音源が、ベニー・グッドマン演奏のモーツアルト「クラリネット五重奏曲」K.581の全曲である。
昔々、新譜で飛びついたLPだが、現在は行方不明の懐かしい盤だ。
確か「クラリネット協奏曲」とカップリングされていた。
ベニー・グッドマンと言えば、スウィングジャズの大御所である。
グッドマンとモーツアルト〜、ジャズミュージシャンのクラシック演奏とは如何なるものか?〜、の答えが其処にある。
以前、演歌歌手の八代亜紀とオペラ歌手の佐藤しのぶが、対談したテレビ番組を観た。
番組の終盤は、お互いの持ち歌を一曲づつ交換して歌い合うのだが、二人とも素晴らしい歌唱力を聴かせた。
持ち歌のソプラノとコントラルトは入れ替わって、双方とも見事なクラシック唱法だったのである。
ピアソラのアルゼンチンタンゴはクラシック演奏家に好まれ、演奏される機会も多いが聴いてみれば全てクラシック奏法である。
クラシック音楽は、五線紙に表記された範囲で奏者(指揮者を含む)の才能が競われる。
それでも奏者の個性や優劣が露見する奥深さが、クラシック音楽の魅力だと思う。
優れたポピュラー演奏の多くは、五線紙表記の外で個性と魅力を醸し出している。
優秀なポピュラーミュージシャンには、クラシック音楽は基本として熟るのだと思う。
高名なクラシックピアニストが弾く、ジャズピアノアルバムを聴くことがある。
流石に五線紙表記の範囲でも、素晴らしいジャズピアノが充分に楽しめる。
アドリブの舌のもつれ具合も愛嬌があり、魅力的で個性も出ていると思う。
グッドマンのモーツアルト演奏は、素晴らしいしクラシックとして完璧だと思う。
モーツアルトを聴いていると、次々と色々な日記ネタの発想が浮かぶ。
サリエリとモーツアルト、プラハとモーツアルト、小林秀雄とモーツアルトなどは、ブログに書いている人も多いと思われる。
亡くなった山友が最も愛好していた曲目がモーツアルトの「クラリネット五重奏曲」K.581であった。
この曲目のグッドマンの演奏についても、熱く語り合ったことがある。
彼は、ジャズにも大変詳しかったのだ。
今は総て、懐かしい想い出である。ainakaren
ベニー・グッドマンのモーツアルト「クラリネット五重奏曲」K.581 全曲
*モンローとモーツアルト
https://karenaina77.hatenadiary.org/entry/20100423/1272005412
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