「質問箱」にどのような子供用キャリアがよいかという質問がありましたので、つい反応してしまいました。
私の思うに子連れ登山はあくまで子供が歩ける、登れる、降りられる範囲に留めるのがよいと思います。
背負ったり、抱っこしたりを前提に子供を山に連れて行くのはよくないと思います。
以前、キャリアで背負われた子供が気が付いたら三度の凍傷になっていたという事例がありました。
我が家にも後輩がプレゼントしてくれたキャリアがありましたが、子供が想定外に疲労した場合の緊急避難用でした。基本的には雨具と水筒とお菓子を入れたザックを背負い親と同じ行程を歩かせました。勿論行程は子供の力量に合わせます。
親が山に行く姿を見て、保育園の年長組なった長女がどうしても山に連れて行ってとせがむので、１１月の連休に２泊で燧ヶ岳を歩きました。山頂では子供を半シュラフに入れて休憩しました。この時は子供が２回木道から落ちてもいいように長靴から服帽子まで二組を担ぎました。
その後は、北八、尾瀬、八甲田、屋久島、妙高、雲取山、八甲田山スキー、剣岳、槍穂高縦走と幕営中心で娘二人を連れての家族四人山行を上の娘が高校一年生になるまで続けました。これら全て子供たちは自分で歩きました。八甲田の春山スキーは初めての年だけはスキーは親が担ぎましたが、以降の年は担がせました。五月の連休に笠松峠で幕営してすべての頂から滑り降りました。青森まで車ならすぐなので、市場で新鮮な魚介類が手に入るので毎晩バーベキューや刺身でした。五シーズンは通ったと思います。
今は自分の贅肉で手一杯ですが、若かりし頃は６人用テント、食料、火器を背負って歩けたのですね。
重たい荷物を背負って自分のペースでは歩けなく、幕営地に着くと親は疲労困憊でしたが、子供たちは逆にテントを張ると突然元気になり、水汲みなどを喜んでやっていたのを覚えています。
おんぶ紐も抱っこひももキャリアを非常用と考えたいです。
因みに抱っこひもは足元が見づらく危ないと思います。
キャリアを使う場合も後ろに誰かが付き、子供の様子が常に見られる状態がいいと思います。
数年前の夏に燕岳への道で、ちょっとしたガレ場を小さな女の子が四つん這いになって少しづつ動いていました。後ろに立つ父親は時々声を掛けますが手を出しません。
親子が安全な場所まで行ったので追い越しましたが、ダウン症の女の子でした。
まいちゃんという女の子で小屋でも一緒になり、山頂近くでも会いました。
そこでは階段状が怖くてまいちゃんは悪戦苦闘していましたが、お父さんは声をかけても手助けはしていませんでした。
下山途中でも合戦小屋でお会いしてお話を伺いましたが、基本は全部歩かせますが、いざとなったらおんぶして下山する覚悟です。と話されました。以前一回だけ行程とまいちゃんの体調管理に失敗して担いで降りたことがありますと笑われていました。
当時の日記
https://www.yamareco.com/modules/diary/93584-detail-126921
こんにちは。
私も同感です。子供でも自分の脚で歩ける山行を計画すべきと考えます。子供が小さいとき背負ったり抱っこしたりしてどう子供が実体験するのしょうか。親のエゴを感じます。私は家族で三頭山をドラム缶橋を渡って登ったことがありました。途中で娘とカミさんがギブアップ、息子は行く気満々でしたが撤収しました。今、息子は消防官ですが志望動機で山岳救助隊に入って仕事をしたい（笑）と言ったそうです。子供にとって良い思い出作りをさせてあげられた、と自分なり思いました。息子と二人でキャンプしたり、八ヶ岳にも連れて行きました。懐かしい思い出です。
消防官ですか。
私が理想とする職業の一つです。
好い息子さんですね。
我が家の娘たちはテレビなどで見覚えのある景色を見て「結構凄いところ登ったんだね。」ととぼけたことを言っています。
ボラフさん、ご無沙汰です。
私もまだ記憶の無い時期から、親に山に連れまわされたくちです。巌剛新道の入口の大きなケルンを見て、ギャーギャー泣いたそうです。おばけに見えたようです。
以前にも冬の北鎌で出会った親子のことを日記に書きましたが、意思表示のできない幼児を、親の都合で山に連れて行くのは疑問に思っています。
子供を山に連れて行く時は、もしものために携帯電話を二つと、さらにアマチュア無線機を持って行くと豪語していた方もいましたが、そこまでして子供を山に連れて行きたいのか私には理解出来ません。
しかしボラフさんは保育園児と11月の燧ヶ岳ですか。凄い行動力ですね。
ところで高校に入ってから分かったのですが、私が大泣きしたケルンは山岳部の先輩の遭難慰霊碑でした。もしかすると何か見えていたのかもしれません。
林道の終わりから積雪がありましたが、翌朝小屋の外に出てみると新雪が２０�冂�ありました。子供にどうすると聞くと「行く」というので燧ケ岳を目指しました。
しかしケルンの話はいいですね。
多分何かを感じたのでしょうね。
その頃はankotaさんも純粋だったのでしょうね。（笑）失礼しました。
ankotaさん
「冬の北鎌で出会った親子のこと」を書かれた日記が発見できません。
何処にあるか教えてください。
探して頂いて恐縮です。以下の場所です。
https://www.yamareco.com/modules/diary/48851-detail-62579
それでもダメなら日記のカテゴリー「過去の山行」の中にあります。
よろしくお願いします。
ankotaさん
ありがとうございます。
正月の北鎌ですか。
凄い親子ですね。
私は38年前（笑）の3月に湯又とP2で雨に降られながら歩きましたが、
思うに正月の方が厳しいと思います。
因みに我が家の娘二人は東大卒の美人セブンサミッター登山家になるはずが
私の知らない大学を出て鼠の園が大好きおばさんになりました。
こんばんは、
自分は子供がいないので 余り深く考えた事は有りませんでしたが、
以前丹沢表尾根で幼児を背負っている方を見た時は驚きました。
高尾山や御岳山くらいなら良いのかもしれないが、
どんなに注意していても転倒する事は有ると思います。
子供を家に残して夫婦で出かけられないからだと思いますが、
子供は数年で大きくなるのでその間我慢すべきでしょう。
あと、子供を空身で歩かせている親子や、
恋人の荷物を全て担いでいるカップルも気になります。
自分が滑落したらどうするのか？
せめて水、食料、雨具くらい背負わせた方が良いと思います。
そうですね。
我が家ではかみさんと私で交互で子守と単独行をしました。
長女が連れて行ってと言ってからは家族４人での山歩きであり山スキーでした。
ザックは自覚を持たせるために背負わせていました。
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