北穂高岳 北穂沢 スキー


- GPS
- 31:15
- 距離
- 32.6km
- 登り
- 1,625m
- 下り
- 1,622m
コースタイム
0610 カッパ橋
0851 横尾
0952 本谷橋
1150 涸沢小屋2350m
6月19日(日)
0613 涸沢小屋2350m
0800 2700m
0850 2900m インゼル
0910 北穂 南峰北峰コル 3080m
0920 北穂山頂
0927 北穂高小屋
1006 北穂 南峰北峰コル 3080m 滑走開始
1023 涸沢小屋2350m
1145 本谷橋
1301 横尾
1350 徳沢
1515 カッパ橋
天候 | 18日 曇 のち 雨 19日 晴 一時 曇 のち 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
沢渡大橋〜上高地バスターミナル間の料金については下記 バス片道1200円(往復券は2000円) タクシー片道4000円(備考:4人で相乗りすれば、一人1000円です) バスの始発より、タクシーの一番乗車の方が、15分程早く到着できます |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山ポスト 上高地バスターミナルにあります ■山岳保険について 上高地バスターミナルに短期間の山岳保険加入窓口があります。1週間分で1000円です。確認した所、アイゼン、ピッケル装備でも適用可との事。保険未加入の際はご利用されれば、と。 □危険箇所 ◆上高地〜横尾 特にない。距離が長い(11km)のでペース配分に気を付けよう ■横尾〜本谷橋 特にない。本谷橋は掛かっている。ので夏道を歩く ■本谷橋〜Sガレ〜涸沢小屋 ・本谷橋から少し夏道を登ると残雪がある。片斜面になっているためスリップに注意。 ・標高2200m付近で、沢は雪で覆われている。ここからスキーシール歩行開始。これより下部は雪が割れているので危険です。 ■涸沢小屋〜北穂高岳山頂(登り) ・小屋〜2500mまでは雪で覆われておりシール歩行可 ・2500m〜2700mは雪が溶けて夏道が出てる。そのまま夏道を登る。急な岩場もあるのでスキーブーツでの登りは注意が必要 ・2700mからは夏道と別れ、アイゼンで沢内に入る。 ・本来、残雪期は2900m付近にあるインゼルの中を登るが、この時期は雪が少なく(割れてたのかな?)インゼルをクライマーズライトから巻くように。この時斜度は50度ちかくあるので十分な注意を。インゼル付近からストックをやめてピッケルにする。 ・インゼル上部から松濤岩までは然程急では無いが40度くらいのため最後迄注意が必要 ・コル〜北穂北峰は、岩稜帯を歩くが危険は少ない。 ■涸沢小屋〜北穂高岳山頂(滑り) ・上部は45度前後の為、注意が必要 ・南稜脇のルンゼは急で狭いが雪が繋がっていた(6月19日現在)が、登りにオブザベーションできないルンゼの為、十分な注意が必要だし、シュルンドの可能性も視野に入れる必要がある。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
今シーズンラストスキーはどこに行こうか、まったりなスキーも良いができれば自分の好きな山で〆めたいと考え、今回の北穂高岳3106mをチョイス。
久しぶりの上高地からの登山開始ですが、相変わらず上高地〜横尾間の横移動は大変><ま、分かりきってる事なんで黙々と歩きます。
9時前に横尾に到着したが、そのころには大分暑くなってきた。
風邪が治ってない為、ペースを落としてゆっくり歩きたいが昼前から雨の予報な為、チンタラ歩く訳にも行かず頑張って歩く。
本谷橋で喉を潤して休んでいると、ポツポツ・・ポツポツポツポツ・・・・・
っと、事で雨降り出しますTT 10時 雨降りは予報通りですね!素晴らしい。。。
クソ暑いのにウエア着込んで黙々歩きます。
本谷橋から涸沢まで夏道沿いに登りますが、Sガレまでの間は残雪も所々残る歩行となる。右足下がりの方斜面の為注意しないと。
Sガレからはほぼ雪で覆われており、スキーの僕はここで漸くシール歩行開始。
そして間もなく涸沢小屋着。
今日中に北穂小屋への登山も考えたが、一段と雨が強くなってきたので敢えなく断念〜
ラストなんで無理しません。
12時に到着しても周りはガスガスの為、展望も期待できずおでん食べてビール飲んで、少し晴れれば外でて景色観たり☆
残雪は大分汚れては居ますが、この時期のメリットは、人の少なさですね。今年は例年に比べ大分多いらしいがそれでも夏やGWの涸沢に比べればスキスキで快適
翌日4時前に起床し、モルゲンロート期待するも曇って見れず。
しばしくつろいで準備し、今日は北穂へ登頂&ライド
6時に涸沢小屋出発。
天気は薄曇りでボチボチ
登行ルートは前半夏道、後半沢内直登
ま、標高差800m程度なのでゆっくり行きましょう。
小屋からはシール歩行するも、直後の2500m地点で夏道が露出。シール歩行はここまで。
ここから夏道の急坂を板担いで登る。途中、スキーブーツでは嫌な岩場があるが大した事は無い。
夏道を2700mまで登ると、そこからは夏道を外れて沢内に入る。ここからアイゼン歩行。夏道は南稜方面にあるがこの時期は通行不可なので注意。
また、残雪期は2900m地点にあるインゼルを通過するが、この時期(6月19日)は、インゼルは通行不可(と、小屋で言ってた)の為、インゼルをクライマーズライトから巻く事に。巻く為には一度急斜面のトラバースをするが結構危険。また、インゼルの巻きが最も急で45度〜50度程度。雪もグサグサで一番の核心部でした。
無事インゼルを通過したら、あとは松濤岩目指して残り200m程登るとやがて北穂南峰と北峰のコルに到着。
スキーをデポして9時20分、涸沢を出て3時間ちょい、北峰に到着。
残念ながら8時半以降はガスガスで折角の北穂登頂も視界無し・・・残念無念。
今日は上高地まで下山する為、あまり時間は無いが北穂小屋にて北穂ブレンドを煎れてもらい晴を待つ。待つ待つ・・。
結局晴れず残念だが下山する事にしよう。
コルに戻り、シーズンラストの滑りをしましょう〜
上部は40度程の傾斜が続き、インゼル横でもう少し急になります。
スキーを履けば問題ないが、一応念のためピッケルをストックに固定して滑ります。
上部は縦溝も無く走る雪で快適です。
インゼル下部からは落石等でやや滑り辛いが問題無し。
途中、結構急(45度くらいかな)の短いルンゼを滑り涸沢小屋まで一度も板を脱がずに繋げれました。
ソロでクライム&ライドをした山を見上げると、感慨深いものに感じます。
このあともSガレ通過し2150m付近まで滑りそこから板ブーツ担いできた道をスニーカー履いて帰路に付きます。
本谷橋付近では、見事に北穂方面はバカっ晴!何とも僕らしいと言えば僕らしい・・
ま、しかたない。展望はまたの機会にとっときます。
13時に横尾到着。のこり上高地までは横移動11km。ゆっくり歩いても間に合うが何故か頑張って歩いて2時間15分で上高地着(途中、徳沢園で山菜うどんを休憩含)!結構無茶して歩いた為靴擦れしてしまったが、シーズンラストなんでもうなんでも良いです。
定番のカッパ橋で旅の〆として吊尾根を一枚撮ってバスに乗り帰りました。
シーズン最後に自分にとって思い出に残る山スキーができ、満足です。
漸く今シーズン板を片付ける覚悟ができました。
また来シーズンも宜しく御願いします。
以上
具体的かつ詳細なヤマレコありがとうございました。北穂沢、確かに急ですね。。私は昨年6月2週目に雪が付いてる場所を下から上まで直登しましたが、結構怖かったです。。
今週末まで雪が持つかわかりませんが、天気がよかったら行ってみます。ありがとうございました。
5353Gさんは昨シーズン行かれてたんですね!今週、どこまで雪融けが進むか分かりませんが楽しんで来てください(*^^*)
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