夏はどこへ？雨の鷲羽・水晶・雲ノ平。だけど雷鳥パラダイスでした。

2017年07月26日(水) 〜 2017年07月29日(土)

• GPS: 76:48
• 距離: 50.6km
• 登り: 3,801m
• 下り: 3,778m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:48
• 休憩: 0:44
• 合計: 8:32

5:06 新穂高温泉バス停
5:16 5:19 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
5:34 5:34 お助け風穴
5:47 5:47 中崎橋
5:57 5:58 笠新道登山口
6:08 6:13 わさび平小屋
6:30 6:30 小池新道入口
7:08 7:08 秩父沢出合
7:20 7:21 チボ岩
7:37 7:37 イタドリが原
8:03 8:03 シシウドヶ原
8:41 8:41 鏡池
8:47 9:06 鏡平山荘
10:00 10:00 弓折乗越
10:20 10:21 花見平
10:30 10:31 くろゆりベンチ
10:54 10:55 双六池
10:59 11:04 双六小屋
11:31 11:32 双六岳巻道分岐
12:54 12:56 三俣峠
13:29 13:33 三俣山荘
13:38 宿泊地

2日目

• 山行: 5:55
• 休憩: 1:17
• 合計: 7:12

5:48 宿泊地
7:01 7:02 鷲羽岳
7:31 7:33 ワリモ岳
7:45 7:47 ワリモ北分岐
8:32 8:33 水晶小屋
9:03 9:07 水晶岳
9:39 9:50 水晶小屋
10:18 10:25 ワリモ北分岐
10:30 10:31 岩苔乗越
11:04 11:09 祖父岳
11:28 11:29 祖父岳分岐
11:55 11:55 スイス庭園
12:00 12:42 雲ノ平テント場
13:00 雲ノ平山荘

3日目

• 山行: 5:42
• 休憩: 0:29
• 合計: 6:11

5:45 雲ノ平山荘
6:02 6:02 スイス庭園
6:30 6:30 祖父岳分岐
7:34 7:35 黒部川水源地標
8:17 8:23 三俣山荘
9:05 9:07 三俣峠
9:30 9:32 三俣蓮華岳
10:05 10:05 丸山
10:32 10:33 中道分岐
10:54 11:11 双六岳
11:38 11:38 双六岳中道分岐
11:42 11:42 双六岳巻道分岐
11:56 双六小屋

4日目

• 山行: 4:20
• 休憩: 0:17
• 合計: 4:37

5:17 双六小屋
5:21 5:21 双六池
5:46 5:47 くろゆりベンチ
5:56 5:57 花見平
6:09 6:11 弓折乗越
6:46 6:51 鏡平山荘
6:56 6:57 鏡池
7:20 7:22 シシウドヶ原
7:37 7:38 イタドリが原
7:49 7:50 チボ岩
8:00 8:00 秩父沢出合
8:35 8:35 小池新道入口
9:00 9:00 わさび平小屋
9:09 9:09 笠新道登山口
9:19 9:19 中崎橋
9:31 9:31 お助け風穴
9:44 9:46 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
9:50 9:50 新穂高温泉駅
9:51 9:51 中崎山荘 奥飛騨の湯
9:53 9:54 新穂高登山指導センター
9:54 ゴール地点

天候

26日：曇り
27日：雨→晴れ
28日：雨→晴れ
29日：曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新穂高登山者用駐車場利用。
平日のAM3時前着だったので、最上段に余裕で停められました。

コース状況／危険箇所等

■新穂高〜小池新道入口
だるい登り。下りはこれまただるい下り。特筆すべき内容はありません。
■小池新道入口〜弓折乗越
ゆるやかに高度を上げていきます。曇りで太陽はなかったですが、暑い・・・。
それでも雪渓や秩父沢などを横切る際には冷たい空気で気持ちよかった〜
■弓折乗越〜双六小屋
稜線ルート。今回あいにくの天気で眺望はありませんでしたが、晴れていれば素晴らしい眺望かと。
花見平の雪渓にて雷鳥親子に遭遇。かわええなぁ〜
■双六小屋〜三俣山荘
双六分岐までは、20分弱を急登。天候不順のため、往路は巻道を利用。
巻道とは言え、結構UP/DOWNがあり疲れました。
1か所崩れそうな雪渓渡りあり。
■三俣山荘〜鷲羽岳
標準CT1.5Hの登り。特に危険個所はありません。
■鷲羽岳〜水晶小屋
鷲羽からワリモ岳までは、ちょっと高度を下げて分岐。その後水晶小屋へはやや登りですが、特に危険個所はありません。
■水晶小屋〜水晶岳
標準CT40分ですが、岩場ありかつ雨だったので今回の山行で一番危険といえば危険だったかも。
■水晶岳〜祖父岳
岩苔乗越経由で祖父岳へ。こちらも特段の危険個所なし。
■祖父岳〜雲の平
祖父岳からの大きく下って、雪渓を越えると分岐。
そこからはほぼ木道。一部雪渓渡りあり。
■雲の平〜黒部源流〜三俣山荘
第一雪田・第二雪田越えは、今回のようにガスがかかってるときは注意。(赤マークはありますが)
雪田を越えると源流まで大きく下るので、スリップ等にも注意。
源流前の渡渉は、水量が多い場合は要注意。急がないと靴濡れます。
■三俣山荘〜三俣蓮華岳〜双六岳〜双六小屋
三俣峠から三俣蓮華岳は急登。
三俣蓮華岳から双六岳は緩やかなアップダウンを繰り返しながら進んでいきます。
往路はガスガスで全く見えませんでしたが、復路はガスも若干晴れて、巻道ルートもはっきり確認できました。

その他周辺情報

■登山後の温泉
深山山荘：日帰り入浴\700
露天と内湯ありますが、露天は石鹸利用不可。
内湯利用でしたが、ヒノキ風呂でさらに独占だったのでのんびりできました。

写真

7/26 4:53

新穂高にて登山届記入

7/26 4:53

5:05スタート！

7/26 6:08

約1時間ほどでわさび平小屋。
数分休憩。

7/26 7:03

小池新道に入り緩やかに高度を上げています。

7/26 7:06

途中沢沿いで涼しいところも

7/26 7:07

秩父沢です。

7/26 7:07

冷たく気持ちいい空気が流れてます。

7/26 7:54

サンカヨウ

7/26 8:25

熊のおどり場

7/26 8:25

鏡平まであと500m

7/26 8:41

鏡池。真っ白。。。

7/26 8:44

鏡平小屋

7/26 8:48

せっかくなので、名物のカキ氷＋バニラトッピングを。
うめー。

7/26 9:47

コバイケイソウ

7/26 9:50

鏡平小屋からやや急になって、弓折乗越へ到着〜

7/26 10:10

7/26 10:13

！

7/26 10:13

らっ雷鳥〜

7/26 10:13

しかも親子連れ

7/26 10:13

かわええ〜

7/26 10:15

7/26 10:19

チングルマ

7/26 10:20

7/26 10:53

双六小屋が見えてきました。

7/26 10:59

双六小屋
天気が悪いからか、人がほとんどいない。。

7/26 11:32

双六分岐。
天気も悪いので、巻道へ

7/26 11:55

けっこうUP/DOWNあるよ。。。
1か所ちょっと怖い雪渓渡りあり。

7/26 12:27

稜線はガスですが、巻道は大丈夫

7/26 12:54

三俣峠。ここまで長かったぁ〜

7/26 13:23

ようやく。。

7/26 13:23

約8.5Hで三俣山荘到着〜

7/26 13:24

雷鳥？がお出迎え

7/26 13:40

寝床に荷物をおいて、とりあえずビール！

7/26 14:06

おっ！晴れてきた

7/26 14:14

鷲羽ドーン！

7/26 14:32

サイフォンコーヒー

7/26 14:35

ケーキセット:チョコ(\1200)

7/26 14:35

ケーキセット：チーズ(\1200)

7/26 16:06

本日の寝床。
非常に空いていて快適そのもの

7/26 16:53

夕食。
名物のジビエシチュー。美味しかったぁ〜

7/27 6:06

翌日。小雨の中スタート。とりあえず鷲羽へ

7/27 6:48

鷲羽岳到着。真っ白。。

7/27 7:12

次のワリモ岳へ。
途中で雨が強くなり、雨具装着

7/27 7:32

ワリモ岳。眺望もクソもないので通過。

7/27 8:19

水晶小屋までワープ。
この日はまだ営業前日。トイレと売店利用可能です。

7/27 8:20

新しいトイレができてましたが、まだ入れず。。

7/27 8:35

水晶小屋から少し登ったところで再び雷鳥遭遇〜

7/27 8:35

今回は単独でした

7/27 9:02

雨で眺望ないので、山頂の証拠写真のみ。。
晴れた日にまた。

7/27 10:31

水晶小屋に戻って、牛乳補給してワリモ北分岐までワープ

7/27 10:31

岩苔乗越から、祖父岳経由雲ノ平へ

7/27 11:24

時折ガスが晴れるので、祖父岳での眺望を期待したがそんなに都合よい話がなく、小休止して先へ。
雪田を越えると

7/27 11:27

祖父岳分岐です。

7/27 11:28

雨はほぼやんだけど、さすがに疲れてきた。。

7/27 11:31

テン場へのショートカットは閉鎖中

7/27 11:53

ここからは池塘パラダイス？

7/27 11:54

ガスってるけどね

7/27 12:40

テン場(水場)によって昼食と水補給。
テン場には12時時点で5張りくらい。

7/27 12:49

なかなか晴れないなぁ〜

7/27 12:57

雲ノ平山荘まであとちょっと。

7/27 13:01

13時雲ノ平山荘到着〜

7/27 13:14

そして晴れてきた！

7/27 13:26

何はともあれビール、ビール♪

7/27 14:00

水晶のガスも取れました！

7/27 14:23

ちょいと祖母岳へ。
登山者と雲ノ平山荘と水晶岳。画になるなぁ。

7/27 14:31

薬師岳？かな

7/27 14:32

雲ノ平山荘と水晶岳

7/27 14:34

水晶〜赤牛、雲ノ平

7/27 14:36

遠く立山も

7/27 14:36

7/27 14:37

素晴らしいね

7/27 14:38

黒部五郎岳。こちらはガス

7/27 14:38

水晶・赤牛

7/27 15:14

薬師岳

7/27 15:29

水晶と雲ノ平山荘

7/27 16:52

夕食。
石狩鍋と、生姜に佃煮。
こちらもウマー。

7/27 17:23

今回一番すっきり見えた水晶。
このあとガスが一面にかかり、雨にorz

7/28 5:33

翌朝。山荘は混雑でした。
でもお世話になりました。ありがとうございました。

7/28 5:44

では雨の中出発です。

7/28 6:35

祖父庭園付近にて、再び雷鳥親子に遭遇。

7/28 6:52

第二雪田かな？

7/28 7:37

写真ではいまいち伝わらない渡渉。
足浸かったけど、ギリギリ浸水せず。

7/28 7:42

黒部源流

7/28 9:15

三俣山荘に立ち寄り、三俣蓮華岳へ

7/28 9:15

アオノツガザクラ

7/28 9:28

三俣蓮華岳

7/28 9:35

大町市(長野県)・高山市(岐阜県)・富山市(富山県)の境

7/28 9:35

という訳で、3県に跨るポーズ(笑)

7/28 10:19

再び雷鳥遭遇！

7/28 10:20

今度はつがいですな。

7/28 10:29

いわひばり？の水浴び

7/28 10:37

稜線から、中道と巻道

7/28 10:50

双六直下はやや急。

7/28 10:52

双六岳到着〜

7/28 11:27

晴れてればさぞかし絶景

7/28 11:33

双六小屋が見えてきました。

7/28 11:47

今日は双六小屋から鷲羽が見えますね。

7/28 12:05

今日の寝床。快適

7/28 15:00

生ビール頼んだけど、撮るの忘れた。。

7/28 15:16

この時点でテン場は数張りのみ。

7/28 15:23

鷲羽がはっきり♪

7/28 15:26

どなたか存じませんが、画になったので。

7/28 15:33

鷲羽〜三俣蓮華

7/28 15:33

鞍部に三俣山荘

7/28 15:35

双六小屋

7/28 17:03

天ぷらです。
おいしかった〜

7/29 5:06

朝ご来光を期待するも4時時点では小雨。
5時過ぎになり雲が晴れてきた。

7/29 5:09

朝日！

7/29 5:10

いいねぇ〜

7/29 5:19

朝のテン場

7/29 5:26

では下山します。

7/29 5:34

北鎌尾根

7/29 5:35

シラネニンジン

7/29 6:05

槍〜北穂の稜線

7/29 6:05

南岳〜西穂の稜線

7/29 6:05

笠が岳方面

7/29 6:19

鏡平山荘

7/29 6:19

ようやく槍のガスがとれた〜

7/29 6:43

鏡平山荘

7/29 6:56

残念ながら逆さ槍は間に合わず。。

7/29 8:52

約2時間でわさび平小屋へ
まよった挙句、キュウリを

7/29 8:52

スイカ\700だけど、1玉だとどうするんだろうか。。

7/29 9:19

あとはだるい下り

7/29 10:00

新穂高ビジターセンター到着〜

撮影機器：

オリンパス・ペン Lite E-PL1 オリンパス

FinePix XP150 富士フイルム

HUAWEI P9 lite SIMフリー HUAWEI

感想

sayoshida

2年前の10月に計画したコース。
当時は台風で断念。
今回満を持して(?)行ってきました。

予報では、初日は前半が微妙なもののその後は良好予報だったので決行。

…見事に期待を裏切られました。
まさかの梅雨の戻り。

＜初日＞
新穂高第三Pに夜中に到着。平日+天気悪いので最上段に余裕で駐車可能。
AM4時に出発予定でしたが、雨が止まないためテンションが上がらずAM5時まで粘って出発。
順調に3.5Hで鏡平山荘に到着して、カキ氷でリフレッシュ。
弓折乗越からは稜線伝いとなり、晴れていれば槍・穂を見ながら稜線漫歩でしょう。
残念ながらガスガスでしたが…。ただ、雷鳥親子に会えました。(花見平の雪渓)
双六小屋から先、三俣山荘までは稜線上がガスに覆われていたたため巻道を選択。
結構アップダウンあり、三俣峠まで結構疲れました。
なんだかんだで、13:30に三俣山荘到着。
三俣山荘、天気・曜日からか非常に空いており快適に過ごせました。
名物のサイフォンコーヒー・ジビエシチューも美味しかった。
また、1日前に入山していた友人夫婦にも会うことができ、楽しめました。
夜は、香川・岡山大学の診療チームによる高山病のアンケート＋講義。
グダグタ感(?)はありましたが、質疑応答タイムのやりとりは為になりました。

＜2日目＞
朝から今にも振り出しそうな天気。
せっかく来たので予定通り、鷲羽〜水晶〜雲ノ平のコースで行きます。
鷲羽岳まではまだよかったものの、ワリモ岳に向かう途中から雨が激しくなり雨具装着。
そのまま水晶小屋まで。
水晶小屋は小屋明け前日で営業前でしたが、売店・トイレはOK。
新しいバイオトイレもできてました。(入れませんでした)
また、野口五郎からの縦走者も多数来てました。
水晶小屋に荷物をデポして、眺望が絶対にない水晶岳へ証拠写真を撮りに。
途中雷鳥に再び遭遇。
その後、祖父岳を経由、雲ノ平テン場にて昼食後、ようやく雲ノ平山荘へ到着。
晴れてきたので、祖母岳へ散策。祖母岳からの水晶岳や黒部五郎岳の眺望はすばらしいものでした。
山荘は混雑していて、夜は寝苦しかったですが特段いやな思いもなく、夕食の石狩鍋はとても美味しかったです。
(雲ノ平が有名になったので、近年は明らかにキャパオーバー)

＜3日目＞
雨が止むのを期待しましたが、無情の雨。。
祖父庭園にて雷鳥遭遇。天気が悪いとよく会いますね。
黒部源流までの急坂を下って、やや増水した渡渉をへて黒部源流の碑へ。
沢の箇所にあるかと思いきやそうではなかったんですね。。
三俣山荘に立ち寄り、三俣峠から三俣蓮華岳の急登にヒイヒイ言いながら真っ白(笑）な頂上へ。
心眼にて眺望を楽しんだあと、双六岳へ向かいます。
丸山からの下りにて、雷鳥のつがいに遭遇。
途中、上高地から槍を経て立山に抜けるという親子に会いました。
お子さんのしんどそうな顔に比べお父さんの満面の笑顔が印象的。
双六岳から双六小屋に向かう道は、晴れていれば槍に目指してあるく絶好の眺望。
(心眼で楽しみました)
金曜ながら、双六小屋は空いており、小屋の外にて視界が開けた鷲羽岳を肴にビール。たまりません。
夕食の天ぷらも美味しかった。

＜4日目＞
翌日ご来光を期待するも、再び雨にて断念。
それでも出発する5時くらいには雲が切れはじめ朝日を拝むことができました。
双六小屋から4:40にて下山。最後の林道はつまらないですね。

総括として眺望はやや残念ながら、行ってよかった・また行きたいと思える山行でした。
(贅沢言ってはいけませんね)

次はどこ行こうかな。