白馬岳〜朝日岳〜蓮華温泉
- GPS
- 22:06
- 距離
- 29.6km
- 登り
- 2,984m
- 下り
- 2,772m
コースタイム
- 山行
- 5:29
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 5:46
- 山行
- 7:41
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 8:08
天候 | 8/5晴れ時々曇り 8/6晴れのち曇り(昼過ぎ一時豪雨) 8/7晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:蓮華温泉〜糸魚川(2,100) |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪倉山から少し先のがれ場で曇りの中、サングラスで足元がはっきりししないままうまく岩を踏めず、2mくらいコースからはずれました。幸い打撲だけで済みました。 |
その他周辺情報 | 朝日小屋、よかったです。ご飯はもちろん、トイレは水洗、布団も1人1枚。ゆっくり体を伸ばせました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ 1
Tシャツ 1
ソフトシェル 1
タイツ 1
ズボン 1
靴下 1
グローブ 2
防寒着
雨具 1
ゲイター 1
日よけ帽子 1
着替え 2
靴 1
予備靴ひも
サンダル 1
ザック 1
ザックカバー 1
サブザック
昼ご飯 3
行動食 4
非常食 2
調理用食材
調味料
飲料 1.5
ハイドレーション 1.5
燃料用アルコール 100ml
アルコールストーブ 2
コッヘル 1
食器
調理器具
ライター、マッチ 各1
地図(地形図) 1
コンパス 1
笛 1
計画書 1
ヘッドランプ 1
予備電池 3
GPS 1
筆記用具 1
ファーストエイドキット 1
針金
常備薬 1
日焼け止め
ロールペーパー 1
保険証 1
携帯 1
時計 1
サングラス 1
タオル 1
ツェルト
ストック 1
ナイフ 1
カメラ 1
ポール 1
テント 1
テントマット 1
シェラフ 1
ヘルメット
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感想
今回は、はれのちはれの一員として白馬岳へ。そのあと単独で朝日岳から栂海新道をへて親不知へという計画でした。
結果的に予想通りの台風5号の影響と、ガレ場で足を踏み損ねて2mほど滑って右太ももを強打打撲、左ひざ打撲で歩くのがやっとの状態になったため、朝日小屋から蓮華温泉に下ることになりました。
猿倉では登山計画書を丁寧にチェックしていただきアドバイスもいただき初めてのコースでも比較的安心して歩き始めることができました。
大雪渓は、ほんとに夏でも雪がたくさんありました、やっぱすごいなぁ。
急登だったけどゆっくりアイゼンを確かめながら登ったのでそんなにきついとは思いませんでした。ザックも軽かったし(今回は16〜17kg)。
でも、白馬尻小屋でまさかの濱さん、奥村さんとの出会い。先発隊は約2時間前に出発したはずなのに・・・。昨夜仕事終わりで車で移動したせいか、足にアクシデントが発生し大雪渓の途中から降りてきてリタイアを決めたとのこと、残念。
大雪渓の終了地点で多くの方が休んでいます?登山口では、大雪渓が終わったら直ちにアイゼンを外しザレ場をやり過ごし15分ほどの葱平で休憩するようにアドバイスをもらったのに・・・?
しかし、20分歩いても30分歩いても葱平なる表示はなく、そのまま歩いてると避難小屋が見えてきました。すると先発隊の岩田さん、東野さん、島田さんに合流。
腹ごしらえして少し歩くと白馬頂上宿舎が見えました。が、まだ30分ほど?は会歩いたでしょうか。山頂小屋の表にはビールの自販機が:キリン、アサヒです。いずれも350ml:500円、500ml:700円。ちなみに白馬山荘はサッポロで350ml:600円、500ml:800円。朝日小屋はきりん、アサヒで350ml:600円、500ml:800円。
白馬山荘は人であふれていました。私の実家の瀬戸内海の小島では一度に会うことができないくらいの大人数。
早めの(13時台)の到着だったので小屋の前のテラス?で本日の健闘を称えあい乾杯。初日は無事に歩くことができました。
2日目。昨晩夕食後にセルベックスを飲み忘れたせいか?胃が気持ち悪くご飯がなかなか喉を通りません。でも、食べなきゃ歩けないのでお茶とみそ汁で流し込みます。
今日から別コースになるので、私だけ荷物を担いで、岩田さん、東野さん、島田さんは貴重品だけ持って白馬岳を目指します。コースタイム通り15分ほどで山頂です。
天気はいいし、素晴らしい眺望でもあり、山頂は人人人です。
この後のたがいの健闘を祈りあって、私は朝日岳目指して、まさに天空の稜線を気持ちよく下ります。いつまでもこんな稜線を歩いていたい・・・。
三国境まではたくさんの人です。また、休憩している人もたくさん。ここから、朝日岳方面へ向かう人はまばらと、ガイドブックに書いていましたが、まさに、その場にいた登山者の中で向かったのは私一人でした。鉱山道手前で4人ほどの登山者が休憩中、朝食でしょうか?私も一口元気バーをかじり出発。鉢ヶ岳で稜線からはずれて下り始めるのでおかしいなと思って地図を見ると、巻き道でした。そして今日最初の雪渓。赤い粉の目印の足跡に忠実に靴を下ろします。書き忘れましたが、ざれた登山道の脇屋雪渓の途切れた登山道沿いにはたくさんの葉が咲いています。癒される、という言葉は、こういうことをいうのでしょう。しかし、名前が分かりません、が、綺麗であればいいじゃないですか。
少し歩くと雪倉岳がガスの向こうに薄っすらと見えました。登山道を登る人影が見えました。で目を下におろすと避難小屋です。避難小屋の下で息を整えて登り始めます。急登です。いい加減登ったところですれ違った女性のグループ。最初の人はあと少しと、2人目の人は苦しいのもあとすこし、そしてもう一息。最後の人は、あと少しと言いたいけどまだ、ちょっとありますよ、と。
なるほど。斜度が緩くなって山頂近くかなと思ったらゆるいガレ道がしばらく続いて雪倉岳山頂。ここも抜群の眺望です。振り返ると白馬岳はもちろん、旭岳に、たぶん剱岳も見えました。剱岳はほんの少しに時間ですぐにガスの中。長めの休憩(10分)で水、元気バー、ゆず皮の砂糖漬けを食べて出発。眼前に朝日岳までのほぼ稜線沿い?のコースを臨みながら気持ちよく下り始めました。なぜか先頭です。ガスってきました。疲労低減のためサングラスです。ガレ場です。足が・・・。2mほど滑って・・・。右太もも打撲、左ひざ挫傷。頭部打撲。幸いに骨折、捻挫はなく何とか歩けます。
それからは、極端にペースは落ちさらに斜度を増したガレ場、小雪渓、ツバメ平を足を引きずりながら歩きます。どんどん抜かれますが、とりあえず歩けるので大丈夫、まだ、ほぼコースタイムです。燕岩を過ぎて水場で顔を洗いがぶ飲みしない程度に水を飲んで。ゆっくり歩き、やっと小桜ヶ原です。ミズバショウの咲く池塘です。
そして水平道分岐。ここで大休止。昼食タイム。足が曲げにくいので座るのもままならず、かといって立ってマグヌードルやら食べるわけにもいかず。20分余りかかってなんとか昼ご飯が終わり出発。
それからはガイドブックの言葉通りアップダウンの連続する水平道。最後の小さな雪渓を超えて休んでいるとポツリ、ポツリと雨粒が落ちてきます。頭上はまだ青空がのぞいているので通り雨程度かと思ていると、あっという間に土砂降りです。木陰でしばらく様子を見ていましたが後続の男性はさっとザックカバーをかけ傘をさして歩き始めました。私も傘をと思いましたが、両ストックで体を支えることができないと大きめの段差の昇り降りができないので傘はあきらめレインジャケット上下を四苦八苦しながら着て出発。しかし10分、20分すると体中が濡れてきてついには靴の中も水浸し。
朝日小屋に着いたときは濡れていないところはないほど。ちゃんと袖口やフード周りを止めなければ、こんな豪雨の時は意味ないことを体験しました。
で、途中で抜いていった学生たちが受付をしていて、彼らはテン泊で手続していましたが、私は気力がなくテン泊から小屋どまりに変更。ずぶ濡れのレインジャケットやらザックカバーを干して、割り込ませてもらった部屋に荷物を解いてやっと一番搾りで一息。
外に出てみると、先ほどまでの雨がうそのよう。学生たちのテントがうらやましくもあったが、もうその元気は再び湧かず(結果的にはそのあとも2度ほど強い雨、夜中にも少し降っていた)。
夕食は16時45分から。みんなで乾杯しようと主の清水ゆかりさんが全員をねぎらってくださって、料理の説明やら、花のビデオを見ながら楽しい夕食は終了。おいしかったです、ごちそうさまでした。
清水さんによると天気は明日(8/7)はなんとかなるが、次の日は台風の影響で暴風雨とのこと。今日雨にやられたことや足のケガで戦意喪失の状態なので栂海新道は中止し蓮華温泉に。北又は距離は短いがタクシーしかなく結構かかるようなので蓮華温泉に下ることにしました(標高的には「下る」なのですが、なんか登った感が強かった!)。
3日目。今日も食事はのどを通らず何とか残さないように食べようと頑張ったが最後から2番目だった。
5時半。荷物をまとめて小屋の外へ。いい天気です。北側には富山平野から日本海が。南西には雪倉、白馬に剱?そして東には朝日岳。昨日濁流だった水谷のコルあたりもすっかり水に洗われ緑が目にいたいくらいです。ゆっくりゆっくり登っていきます。息が上がってきました、小雪渓を超えて山頂です。ここの眺望も抜群です。アルプスはきれいな稜線歩きと幾重にもひだを重ねた山肌がすばらしです。疲れてもこれを体験できるからみんな登るんでしょうね。
吹上のコルで栂海新道への分岐を確認し蓮華温泉に下ります。ここから下調べどころか蓮華温泉の名前も知らなかったところなので若干心配でしたが、朝日小屋の宿は客はほとんど蓮華温泉に向かうとのことだったので、最後尾を送れないように、足を滑らせないように歩きました。
最後、ちょっと頑張って13時44分蓮華温泉着。ゆっくりと汗を流して15時15分のバスで糸魚川駅へ。しかし、サンダーバード運休のテロップが曲がれています。何とか運休前最後のサンダーバードに乗ることができその日のうちに大阪まで変えることができました。
計画通りにはいかなかったけど、楽しい山歩きでした。もうちょっと、いろんなこと考えながら正しく楽しい山歩きを続けていこうと思いました。
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