北岳・間ノ岳(広河原からピストン、北岳肩ノ小屋連泊)
- GPS
- 15:55
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 2,556m
- 下り
- 2,516m
コースタイム
- 山行
- 4:32
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 5:16
- 山行
- 6:06
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 7:07
天候 | 初日・晴れ、2日目・曇り時々晴れ、3日目・小雨〜曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
帰り:広河原9:30発バスにて甲府駅まで(スイカ×・現金2050円/人のみ・おつりもあまり無さそうでした)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
北岳肩ノ小屋までは御池小屋・草スベリコースでは特に問題なし。北岳〜八本歯のコル分岐までと中白根山〜間ノ岳の間に細いトラバースの岩場があって多少緊張しました。下りでは、大樺沢二俣からの沢沿いコースは川の水量が多く登山道も川のようになっていて滑り易いですが危険はありません。ただ朝下ったのですが登りの人が大量に切れ目なく続いてくるので、すれ違いに大変時間が掛かりました。 |
その他周辺情報 | 甲府駅では日帰り湯としてホテル談露館を利用させてもらいました。タオル付きで1000円/人ですが、飲食をすると500円と半額に!入浴後は当然麦ジュースなので(笑)ちょっとだけ割安でした。お風呂は狭いですが赤黒い鉄+硫黄の少しぬるっとした源泉かけ流しのいいお湯でした。駅近で貸し切り状態だったので良かったです。 |
写真
感想
夏休み山行第一弾として、念願の北岳に向かうことにしました。台風の通過にやきもきしましたが、直前の予想では台風一過の好天が望めそうでした。
甲府駅からタクシー利用は前回の鳳凰三山での練習通りで、予定通り広河原に到達しました。奇しくも同じタクシー運転手さんで、途中南アルプスだけでなく八ヶ岳や茅ヶ岳もくっきり見え、お話も弾みました。ただ大雨台風の影響で前日の16時まで夜叉神峠〜広河原間が通行止めだったとのこと、広河原から下りられなくなったハイカーや作業員の方々が大量におられバスやタクシーも閉じ込められて運転手の方々も食料がなくて大変だったなどと凄いエピソードを教えてもらい、広河原からの登りは躊躇なく沢沿いを避けて白根御池小屋〜草スベリコースとすることとしました。
白根御池小屋分岐を右にとり御池小屋に向かいます。1500mからの出発とはいえ暑いです。御池小屋では大勢の方々が休憩中。僕らも昼食休憩としました。お水が豊富で無料でいただけるのも嬉しいです。御池小屋から草スベリの急登を登ります。ハイマツが出てくれば稜線は近くです。小太郎尾根分岐付近では大勢の方々が休憩中でした。そこから北岳肩ノ小屋はもうひと頑張りです。肩ノ小屋で宿泊手続きをして夕食までは、北岳や鳳凰三山を眺めながらの麦ジュースタイム!(笑)夕食後しばらく団らんして消灯前の19時半には夢の中でした。
翌朝は日の出を期待しましたが直前から霧で覆われて展望ゼロとなりました。朝食後北岳山頂を目指しましたが眺望はゼロ、皆で心眼で絶景を堪能しました(笑)。気を取り直して北岳から間ノ岳を目指しましたが、西からの強風と霧で体力を消耗します。北岳や間ノ岳、他の山々が霧の合間から時折瞬間的に姿を出しますが写真を撮ろうと構えるとすぐ隠れてしまいます(笑)。北岳山荘を越えて中白根山を越えるあたりまでそんな状態でした。
こりゃ参ったなと思っていたところ、突然上空が青空に!間ノ岳が姿を現します。急いて山頂に向かうと、北岳や甲斐駒、富士山まで!ほんのひと時でしたが美しい稜線も見ることができました。山頂にいた若者に写真を撮ってもらい少し休憩をして、さぁ戻ります!
戻り始めてすぐにまたまた霧に覆われます。続々登ってくる方々とすれ違いながら情報交換です。こんな天気じゃあ残りはライチョウくらいしか期待できないねーと話していたところ、前方に同宿だった方がカメラを構えていてこちらに気づき、ライチョウいるよ!と声を掛けてくれました!夢中で写真を撮りました(笑)
北岳山荘まで戻り昼食休憩しました。風を避けるため帰りはトラバース道で戻りましたが、風がないとむしろ暑いくらいです。八本歯のコルへ向かっても展望が得られそうになかったので、尾根筋に戻ろうとしていたところ、年上のご夫婦から「広河原へはこちらからですか?」と訊かれました。えっ、今から左俣コースを降りるのかーと思いましたが、奥様は北岳にもう一回登るのはイヤとのことでしたので、お気を付けてと申し上げました。無事に降りられたのかな?北岳山頂では眺望なしで肩ノ小屋まで戻り、その後の時間をまったりと過ごしました。
翌朝2時ころからトタン屋根を打つ雨音が断続的に4時前まで続きました。朝食はお弁当にしてもらっていたので5時前に準備を整えて外に出ましたが、日の出どころか真っ白で何にも見えず、近くのテン場のテントさえかろうじて見える程度、雨具を付けての下山となりました(泣)
小太郎尾根分岐まで先行者の後をついていきます。雨は次第に弱くなり霧もだんだん晴れてきました。上空も青くなり正面に鳳凰三山が見えてきました!
草スベリと右俣コースの分岐まで来て、当初草スベリ〜御池小屋で降りる予定でしたが、天候が回復してきたので右俣コースで降りてみることにします。途中鳳凰三山の絶景が望めました。大樺沢二俣まで降りてきて、さぁどうしようかと思いましたが、大樺沢沿いに先行する方もおられたので、沢沿いに広河原に下りることにします。途中広河原から登ってきた方とすれ違う際に情報をお聞きして、多少登山道が川になっているが大丈夫とのことで勇気百倍、勇んで降ります。川が増水していて水が多い道でしたが、それよりも何よりも大量のハイカーが次々と切れ目なく登ってきます。すれ違いのストレスのほうが大変でした(笑)
広河原まで降りてきてバス待ちの間、レストハウスで休憩です。ただここは水が出ないので手も洗えません(笑)こんなにキレイな川や水が近くに大量にあるのにWhy?大勢の方々が北沢峠方面のバスに乗って行かれました。甲府方面に下山するハイカーは10名程度、バスが到着して女性の車掌さんに現金で支払います。バス自体にはスイカが付いていますが、昔ながらの切符にパンチを入れる方式です。おつりもない様子でした。夜叉神峠に下りる途中、登ってくる次のバスは計4台!ハイカーで満員でした。そういえば肩ノ小屋の方が11日は宿泊者が350人!くらいになるのでは、と言われてました。
芦安で温泉下車する方と温泉から乗る方が2名ずつありましたが、その後は龍王駅を経由して甲府駅までノンストップ。甲府駅は帰省客と迎えの人?で大混雑。駅前も何やらイベントで混雑してました。甲府市役所裏のホテル談露館で日帰り湯をいただき、ついでに昼食と飲み物もいただきました。小さい湯船でしたが源泉かけ流しの赤黒い鉄+硫黄のお湯で貸し切り状態で気持ち良かったです!
甲府からあずさで一路都心まで!今回は天気に翻弄されましたが、日本第2位と第3位?のお山に登れて十分に楽しい山歩きでした。
おはようございます🎵
只今、奥様のご実家に帰省中のkazu5000です。
速度の遅い台風にヤキモキされたこととお察しいたしますが、結果、晴れ間もあって山小屋泊で百名山を2座とは、充実の山旅でしたねぇ(^_^)b
雷鳥さんともご対面、ブロッケンも体験されて、羨ましい (≧∇≦)b
私も北岳から農鳥への縦走を計画しています。いつ実現するかは未定ですが…
お疲れさまでした〜 (´▽`)ノ
kazu5000 さま、おはよーございます!
東北も涼しいでしょうが、都内もとても過ごし易い気温です(笑)
北岳〜農鳥縦走 いいですねー
今回は荷物デポをしたかったので連泊にしましたが
あの稜線はずーっと歩いていたいとこでしょうねー、もし晴れてたら
cyberdocさん、奥様、こんにちは。
北岳、間ノ岳、昨年行きましたが写真を見ると何度でも良いですねえ。特にライチョウ、私が行ったときにはいませんでした。なんと羨ましい。
それにしても山々を見ながらの麦ジュースは最高ですね。次は、定年後に6月のキタダケソウを狙って来たいと思っています。
aideiei@愛媛でした。
aideiei さま、おはようございます!
北岳ではaideiei さま同様ガスガスでしたが
晴れた間ノ岳の展望 すごいんですねー
キタダケソウの時期は仕事してる間は無理そうですね
四国遠征中でしたか!レコ期待してます
cyberdocさん ciaociaoさん おはよーございます
やっぱり 北岳 いいですねー
なかなか 遠くて いけませんが、稜線の景色とか
憧れます、、
当日は 台風 いっちゃって よかったですねー。
わたくしも 富士山修行いってましたので
そちらの方向 見てましたよ
では よい夏の 山歩きを tsui
tsui さま、おはよーございます!
北岳 やっぱり遠いですねー
九州から大勢のハイカーがいらしてたのにはびっくりしました
台風一過を狙ったのですが、ダメ でした(笑)
稜線がくっきり見えるお天気の時に再訪したいです
cyberdocさん、こんにちは。
関東甲信越は怪しい天気続きですが、さすがに泊りは強い。
必ずどこかで晴れ間に遭えますね。
まぁまぁの天気で良かったですね。
昔、テント担いで三山縦走しましたが、
北岳ピストンぐらいはまた行きたいです。
yamahero 先輩、おはようございます!
甲府は暑かったですが、東京 涼しいですねー
なんだか損した気分になりました(笑)
この季節は北岳はすごい数のハイカーで、
一体どのくらいの人が歩いてるのか、小屋は定員の倍だそうです
クマよりもハチよりも、人間が一番怖いです
cyberdocさん、おはようございます。
間ノ岳の晴れ間、写真から興奮が伝わってきます。
さすが3000mの稜線、素晴らしいです。
同じ日に、反対側の鳳凰山にいました。
オベリスクの付近にいたときは晴れていたので、
「同じ晴れ間」を共有したのかもしれません。
雷鳥にも会え、麦の飲み物も堪能されて、いいですね。
sat4 さま、おはようございます!
前回鳳凰山からは、北岳〜間ノ岳がきれいに見えたので
今回鳳凰山をくっきり見たいと思っていたのですが
なかなか思うようにはならないですねー
ライチョウいなかったら、霧の中歩いた意味が半減するところでした
こんにちわ。
間ノ岳では青空で、とってもステキな景色!朝の富士山、甲斐駒の写真がきれいです。肩の小屋の居心地はいかがでしたか?2日目の食事を、前日と変えてくれるなんて、親切ですね。
今年の夏は、梅雨明けもすっきししない天気が続き、夏らしい晴天が少ないように思います。cyberdocさんは、いいタイミングで晴れ間があって、よかったですね。
私も北岳に行きたいです。
3737 さま こんにちはー
梅雨明け後 はっきりしないお天気で困りますね
肩ノ小屋は、忙しい中感じのいい小屋の方々ばかりで
きれいな更衣室やトイレもあって、いいと思いますよ。
ただ今日(11日山の日)のようなときは、定員の倍以上宿泊するようなので
あまり混雑する日は難しいのかもしれません。
御池小屋も評判が良く、感じいい雰囲気でした。
今回は、カミさん連れで無理ない行程だったので
次は農鳥までの縦走 してみたいです
cyberdoc さん、こんばんは。
台風一過は期待したほどではなかった?
確かに、絵はがきのように澄み渡った景色の白根三山は絶景ですが、時々、顔を出すチラ見の景色も中々ですね。青い空と、沸き立つ雲から顔を出す北岳や富士山の写真にはソソラレます。
難点は人の多さかもしれませんが、いい山歩きをされたようで、羨ましいです。
kojiroh18 さま、こんばんは!
kojiroh18 さまのプロフ写真のお山に初めて登頂しました!
山頂標識は新しくなってましたし、雪もありませんでした(笑)
ピーカンでもありませんでしたが、それはそれでもちろん楽しみました
お山は好天ばかりではありませんよねー
夏休み期間でも平日の方が多少は空いてるのかな?
でも降りのときに大量に登ってくる人を降り優先でやり過ごしてたら、
いつまで経っても下山できませんよね(^^;)
燕岳でそれを経験したときは無理に降りさせてもらいました(^^ゞ
amenouwo さま、まいど!
山の日三連休は北岳はめちゃ混みだと思ったので
前にずらして平日登山にしましたが
それでも100人くらいは泊ってましたよ(定員150人)
広河原からは何十人も繋がって波状に登ってこられたので、
僕らも少し譲ってもらいました
超・超・超・遅コメにて失礼しますm(__)m
1988年、山好きの同僚に誘われて付いて行ったのが白根三山でした。
甲府まで夜行鈍行列車で行き、午前3時発のバスに乗ったような記憶がありますが、人数がまとまっていたのでタクシーに乗ったのか?の記憶もありません。
さて今回は残念ながら眺望はイマイチだったようですが、雨風に吹かれたわけではないので、とりあえずオッケー でしたね。
肩の小屋で二泊ですから余裕をもった行程で、 も美味だったでしょう。
因みに、拙者が登った頃に、宮様(今の皇太子)が北岳登山の時に宿泊されたのが肩の小屋で、当時から設備が整った心地よい小屋だったとの記憶です。
隊長
隊長、お忙しい中コメントありがとうございます!
カミさんから、どうせ一緒に行かないといけないなら
まだ元気なうちに高いところに行きたい、と言われているので
出来るだけ無理ないコース設定にして平日に行ってきました!
展望は残念でしたが、日本第2位のお山ですから大満足です!
肩ノ小屋 聞きしに勝るいい山小屋でした
富士山の写真いいですね。北岳肩ノ小屋泊は日の入りの風景が抜群ですね。私のお気に入り小屋のトップ10に入っています。
自炊の小屋泊も結構好きなようにさせてくれます。土間のストーブがいいんですよね。いつかはあのテント場にテン泊したいです。(風の通りが良すぎて上級編ですけど)
eriru-jam さま、こんにちはー
富士写真 結局カミさんが撮ったこれだけでした(笑)
あとは二日間 ほとんど見えませんでした
肩ノ小屋はとってもいい感じの小屋でした
それもあって連泊にして良かったです
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する