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Yamareco

記録ID: 130834
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

横尾本谷右俣経由槍ヶ岳(日帰り)

2011年08月29日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
12:27
距離
38.4km
登り
2,304m
下り
2,293m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

3:42 中の湯(駐車地点)発 自転車を上高地にデポ
5:42 横尾
6:15 本谷橋(横尾〜本谷橋標準CTは1:20) 
7:42 二俣
10:14 天狗原のコル
11:00 天狗原槍沢の分岐
12:42 槍の肩(分岐〜槍肩の標準CTは2:50)
12:59 槍ヶ岳山頂
13:19 槍の肩着
13:26 同上発
14:34 天狗原との分岐
15:31 槍沢ロッジ
16:37 横尾
18:00 釜トンネル出たところ
18:30 中の湯(駐車地点)
天候 8/29 午前 晴れ
   午後 ガス 曇り
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
コース状況/
危険箇所等
横尾〜本谷橋間および
天狗原〜槍〜槍沢は多くの登山者が報告しているので割愛します。

本谷橋からは一般道ではありません。しかし、昔登山道だったのか白丸のペンキやトラロープの跡がありますが、常にあるわけではないのと、また結構入山者がいるのかかなりはっきりとした踏み跡があるところもありますし、今回最近人が入った跡(草がなぎ倒されている)がありました。
一般道ではないので、つまりある程度の読図ができることが必要です。

沢に濡れずに登り切ったという報告もありますが、実際それも可能だと思いますが、水に濡れることを気にしないで沢沿いにルートをとったほうが正解だと思います。ところどころ高撒きの踏み跡がありますが、あまり上へ行かない方が良いと思います。
 沢沿いにとは言いましたが、ところどころ淵があります。(多分腰まで浸かりそう)。
 二俣から上は岩にコケが付いています。沢用シューズがあれば、シャワークライムで上がれた(と思われる)ところがありました。幸い、その場所は右の巻き道に固定ザイルが張って(残って)あります。

 沢沿いに行けば、沢登りの初心者向けといったところでしょうか? 今回右俣で登りましたが、登り切ったところにカール地形で非常に雰囲気の良いところです。左俣のほうも似た様な地形のようです。

右俣で滝のように見えたところを登り切ると天狗原のコルが見え、そしてハイマツ帯が出てきます。左にこのハイマツを避けて登れましたが、いろんなところにハイマツを藪こぎした跡がありました。(右側にも薮こぎをしなくても良いルートがあるのかはわかりません!)
 
本谷橋
この橋を渡らずに、左岸(右側)にルート取る。踏み跡がはっきりしすぎているので、この方(左岸)に一般登山者が行かないようロープが張ってある。
2011年08月29日 06:18撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 6:18
本谷橋
この橋を渡らずに、左岸(右側)にルート取る。踏み跡がはっきりしすぎているので、この方(左岸)に一般登山者が行かないようロープが張ってある。
しばらくは踏み跡が明瞭。
2011年08月29日 06:20撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 6:20
しばらくは踏み跡が明瞭。
高巻きの踏み跡もあるが、なるべく早い段階で沢に戻った方が良い(と思う)。
2011年08月29日 06:22撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 6:22
高巻きの踏み跡もあるが、なるべく早い段階で沢に戻った方が良い(と思う)。
こういう草の中を突破していくので毛虫が嫌いな人は(今回たまたま毛虫はいなかったが)絶対無理!!
2011年08月29日 06:51撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 6:51
こういう草の中を突破していくので毛虫が嫌いな人は(今回たまたま毛虫はいなかったが)絶対無理!!
ところどころに白のペンキ跡あり。
2011年08月29日 06:52撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 6:52
ところどころに白のペンキ跡あり。
涸沢へ行く沢。水量が違うし、方向も全然違うので間違えることはない(だろう!)
2011年08月29日 07:07撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 7:07
涸沢へ行く沢。水量が違うし、方向も全然違うので間違えることはない(だろう!)
一旦傾斜が緩む。
2011年08月29日 07:07撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 7:07
一旦傾斜が緩む。
この岩の横をへつれると思ったが、淵になっている。腰まで浸かれるか?水が非常に冷たい!右へ高巻きもしたくなかったので、左に渡渉した。
2011年08月29日 07:20撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 7:20
この岩の横をへつれると思ったが、淵になっている。腰まで浸かれるか?水が非常に冷たい!右へ高巻きもしたくなかったので、左に渡渉した。
二俣から右俣
2011年08月29日 07:36撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 7:36
二俣から右俣
二俣から左俣。こちらの方が雪渓が多く残っているし斜度が急(に見える)
2011年08月29日 07:43撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 7:43
二俣から左俣。こちらの方が雪渓が多く残っているし斜度が急(に見える)
右俣。斜度が又きつくなってきた。
2011年08月29日 07:43撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 7:43
右俣。斜度が又きつくなってきた。
何を意図して撮ったか定かではないが、右側からは行けない(と思う)
説明で(と思う)と書くのは、登山者によっては行けるかも知れないので!
2011年08月29日 07:48撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 7:48
何を意図して撮ったか定かではないが、右側からは行けない(と思う)
説明で(と思う)と書くのは、登山者によっては行けるかも知れないので!
注意の欄に書いた大岩のところ
2011年08月29日 07:52撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 7:52
注意の欄に書いた大岩のところ
前の写真のアップ。
濡れるのを気にしなければ直登できる(だろう)近づいたが、岩が苔むしている。今回の靴(トレランシューズ:バスクのブラーGTX)では間違いなく滑ると思ったので右へ高巻く。
2011年08月29日 07:54撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 7:54
前の写真のアップ。
濡れるのを気にしなければ直登できる(だろう)近づいたが、岩が苔むしている。今回の靴(トレランシューズ:バスクのブラーGTX)では間違いなく滑ると思ったので右へ高巻く。
高巻くと言っても、ザイルがフィックスしてあった。
2011年08月29日 07:54撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 7:54
高巻くと言っても、ザイルがフィックスしてあった。
中央奥に滝のように見える。
2011年08月29日 08:16撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 8:16
中央奥に滝のように見える。
前の写真のアップ。(ちなみに滝ではないし、直ぐ横を上がれる)
2011年08月29日 08:28撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 8:28
前の写真のアップ。(ちなみに滝ではないし、直ぐ横を上がれる)
登り切ると、斜度が緩んで沢は苔むしている。そして横尾尾根が見える。
2011年08月29日 08:32撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 8:32
登り切ると、斜度が緩んで沢は苔むしている。そして横尾尾根が見える。
滝のように見えた落ち込みの所から下を見る。
2011年08月29日 08:32撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 8:32
滝のように見えた落ち込みの所から下を見る。
苔むした沢
2011年08月29日 08:45撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 8:45
苔むした沢
ハイマツ帯。
左に(も??)踏み跡。薮こぎせずにこのハイマツ帯をクリアーできる。
2011年08月29日 08:45撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 8:45
ハイマツ帯。
左に(も??)踏み跡。薮こぎせずにこのハイマツ帯をクリアーできる。
上の写真と同じところ。ここが水の補給が最後かな?美味しい水を戴く。ホントに水が旨い!
2011年08月29日 08:49撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 8:49
上の写真と同じところ。ここが水の補給が最後かな?美味しい水を戴く。ホントに水が旨い!
ハイマツ帯を上がると、お花畑。アオノツガザクラが綺麗だ。
2011年08月29日 09:05撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 9:05
ハイマツ帯を上がると、お花畑。アオノツガザクラが綺麗だ。
ちょっと雪渓が残っている。
2011年08月29日 09:24撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 9:24
ちょっと雪渓が残っている。
中央が多分コルだと思うが、どう行く?
2011年08月29日 09:35撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 9:35
中央が多分コルだと思うが、どう行く?
振り返ると前穂高岳の北尾根が見える。
2011年08月29日 09:36撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 9:36
振り返ると前穂高岳の北尾根が見える。
写真ではわかりずらいが結構斜度あります。
2011年08月29日 10:03撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 10:03
写真ではわかりずらいが結構斜度あります。
踏み跡のようにも見えるが、時にはこの草の根っこのところをガバってつかんで登っています。(そのくらい急だってこと。一般登山道ではこんなところありません!)
2011年08月29日 10:03撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 10:03
踏み跡のようにも見えるが、時にはこの草の根っこのところをガバってつかんで登っています。(そのくらい急だってこと。一般登山道ではこんなところありません!)
大きな岩のガレ場登場。さあどう行くか?この辺が一般道ではないところ。勘を働かせて行きます。
2011年08月29日 10:14撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 10:14
大きな岩のガレ場登場。さあどう行くか?この辺が一般道ではないところ。勘を働かせて行きます。
コルのちょっと上で登山道と合流。中央、人が休んでいるところがコルです。
2011年08月29日 10:16撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 10:16
コルのちょっと上で登山道と合流。中央、人が休んでいるところがコルです。
天狗原からの槍。この後も写真がありますが、一般道だから大部分割愛。
2011年08月29日 10:17撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 10:17
天狗原からの槍。この後も写真がありますが、一般道だから大部分割愛。
天狗原を振り返る。
2011年08月29日 11:56撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 11:56
天狗原を振り返る。
槍ヶ岳山頂。この写真を撮ったら、とっとと降りた。ガスがかかって視界なし。過去に何度(今回6度目)も来ているし、景色はわかっているので。
2011年08月29日 13:04撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 13:04
槍ヶ岳山頂。この写真を撮ったら、とっとと降りた。ガスがかかって視界なし。過去に何度(今回6度目)も来ているし、景色はわかっているので。
大正池(昔は立ち枯れの木があって、それがシンボルだったのですが、今は見る影もない)
2011年08月29日 17:53撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/29 17:53
大正池(昔は立ち枯れの木があって、それがシンボルだったのですが、今は見る影もない)
撮影機器:

感想

検索で横尾本谷の記録を調べた。
濡れずに登れたとの報告もあり、それでもちょっとは濡れるだろうと思って、敢えてゴアのトレランシューズを選択したが、失敗。濡れるのを気にしないで(要するに水の中ジャバジャバ入って)行く方が変に高巻くより楽じゃないだろうか。
となると、ゴアはいったん水が靴内に入ると水が出ないので重い。その後一般道と合流して、槍に着くころには乾いていますが。

日帰りしていますが、基本情報行動時間のところに参考までに書いておきましたが、横尾〜本谷橋1:20のところ36分ほどで歩いています(走ってはいません、速歩)
槍の肩から、下りをトレラン的に走りましたが、その後お腹の調子が悪くなってきたので敢えて走るのをやめましたが、この槍沢のコースはほとんど走れるんじゃないかな?(まあ、そういうトレランの記録もありますが)
今回日帰りですが、一応ツエルト・ガスコンロ等何かあったときの用意はしています。もっと荷物を軽量化していれば、充分走れたかな?

こうやって本谷のコースを紹介するし、ときどき山渓や岳人等でも紹介されていますが、ルートファインディングが要求され、そして比較的難しくないこういうコースを多くの登山者にも歩いてもらいたいと願う反面、こういう静かなコースに人が多く入るのは・・と思う面もあります。

ブログはこちら⇒横尾本谷右俣・天狗はら経由槍ヶ岳(日帰り)詳細編http://ameblo.jp/abuhachi-nepal-ashok/entry-11002998924.html

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コメント

右俣は黄金平への道、左俣は北穂池への道
<多くの登山者にも歩いてもらいたいと願う反面、こういう静かなコースに
<人が多く入るのは・・と思う面もあります。

私も来月にここを計画しておりますが、全く同感です・・・
2011/8/30 20:53
確かに紅葉の時季のほうが
(コメントありがとうございます。)

なお良いかと思います。
天狗原へのコル手前の登りで、一般道と違ってどこでも登れるので、ジャングルジムを楽しむ子供心に戻ったようでした。
2011/8/31 0:15
プロフィール画像
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