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Yamareco

記録ID: 1478144
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳/本沢温泉から硫黄岳・横岳・赤岳

2018年05月25日(金) 〜 2018年05月26日(土)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
13:33
距離
22.5km
登り
1,937m
下り
1,930m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:57
休憩
0:05
合計
3:02
11:54
15
12:09
12:09
44
12:53
12:54
51
13:45
13:47
2
13:49
13:49
4
13:53
13:53
48
14:56
2日目
山行
8:16
休憩
2:30
合計
10:46
5:13
11
5:24
5:24
40
6:04
6:06
3
6:09
6:20
68
7:28
7:33
19
7:52
7:52
27
8:19
8:19
39
8:58
9:03
7
9:10
9:13
4
9:17
9:24
10
9:34
9:38
1
9:39
9:47
5
9:52
9:57
9
10:06
10:07
11
10:18
10:18
4
10:22
10:40
26
11:06
11:13
6
11:19
11:32
1
11:33
11:33
0
11:33
11:37
2
11:39
11:39
1
11:40
11:44
10
11:54
11:56
33
12:29
12:39
6
12:45
13:14
40
13:54
14:01
68
15:09
15:13
4
15:17
15:18
41
天候 5/25 晴れ、5/26 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
◆往路
8:33 八王子−(スーパーあずさ5号)→9:53 小淵沢 9:57→11:07 小海
11:17 小海駅→11:51 稲子湯 (小海町営バス 松原湖線 http://www.koumi-town.jp/office/files/pdf/0c1ec5031b2f6dd6fd34feae40fdbc6d16b8bae5.pdf)
◆復路
16:30 美濃戸口→17:00 茅野駅(アルピコタクシー5200円)
17:50 茅野−(あずさ30号)→19:35 八王子
コース状況/
危険箇所等
◆道の状況
コース上の残雪はほぼ無しで軽アイゼンは使用せず。杣添尾根はかなりの残雪があり未だ軽アイゼンがあった方が良いようだ。
◆登山ポスト
稲子湯にありそこで提出。またみどり池入口ゲートにも登山ポストはあった。
その他周辺情報 ◆登山後の風呂
16:20のバスに間に合っていたけど美濃戸口の八ヶ岳山荘で入湯(500円)して茅野駅にはタクシーを利用。
◆本沢温泉
平日と言うこともあり4パーティの宿泊のみ。相部屋を頼んだのが我々だけだったので結果的には一番広い個室を頂いたようなもので快適でした。
開山祭の時には100名位泊まるとか。
沢沿いの雲上の湯と内湯とそれぞれに楽しめます。内湯は24時間入れます。
相部屋夕食のみで7700円。
今日はスーパーあずさを小淵沢で降りて旅情溢れる小海線に乗り換えて小海へ。
2018年05月25日 11:08撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 11:08
今日はスーパーあずさを小淵沢で降りて旅情溢れる小海線に乗り換えて小海へ。
小海駅前から稲子湯行きのバスに乗る。お店も幾つかあるので時間があればここで昼食と言うのも良さそうだ。
2018年05月25日 11:11撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 11:11
小海駅前から稲子湯行きのバスに乗る。お店も幾つかあるので時間があればここで昼食と言うのも良さそうだ。
バスの車窓から八ヶ岳が望まれる。もう雪は少ないが無いとは言えないみたい。
2018年05月25日 11:33撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 11:33
バスの車窓から八ヶ岳が望まれる。もう雪は少ないが無いとは言えないみたい。
バスは森の道を通って稲子湯に到着。
2018年05月25日 11:47撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 11:47
バスは森の道を通って稲子湯に到着。
稲子湯。ここで登山届けを提出。
2018年05月25日 11:48撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 11:48
稲子湯。ここで登山届けを提出。
2018年05月25日 11:57撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 11:57
稲子湯も歴史を感じさせる建前だ。一度宿泊してみたいものだ。
2018年05月25日 11:57撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 11:57
稲子湯も歴史を感じさせる建前だ。一度宿泊してみたいものだ。
未だ蕾のヤマツツジが登山道の入口の目印のようだ。
2018年05月25日 11:57撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 11:57
未だ蕾のヤマツツジが登山道の入口の目印のようだ。
登山道に入るといきなり山中の雰囲気が漂う。先ずは湿原。
2018年05月25日 11:59撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 11:59
登山道に入るといきなり山中の雰囲気が漂う。先ずは湿原。
ミツバツツジの花が地面に散っている。
2018年05月25日 12:00撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 12:00
ミツバツツジの花が地面に散っている。
見上げるとミツバツツジが咲いていた。
2018年05月25日 12:00撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 12:00
見上げるとミツバツツジが咲いていた。
いかにも北八ヶ岳と言う感じの森が続く。
2018年05月25日 12:01撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 12:01
いかにも北八ヶ岳と言う感じの森が続く。
みどり池ゲート。ここまでマイカーも入れるようだ。登山ポストもゲートの脇にあった。
2018年05月25日 12:10撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 12:10
みどり池ゲート。ここまでマイカーも入れるようだ。登山ポストもゲートの脇にあった。
唐沢橋を渡る。
2018年05月25日 12:10撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 12:10
唐沢橋を渡る。
カラマツの森の径。
2018年05月25日 12:20撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 12:20
カラマツの森の径。
屏風橋を渡る。
2018年05月25日 12:29撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 12:29
屏風橋を渡る。
屏風橋を渡ってコマドリ沢の左岸に付いた登山道を行く。沢の水音が心地好い。
2018年05月25日 12:34撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 12:34
屏風橋を渡ってコマドリ沢の左岸に付いた登山道を行く。沢の水音が心地好い。
軌道跡が現れてきた。
2018年05月25日 12:52撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 12:52
軌道跡が現れてきた。
木材搬出のためのトロッコの軌道跡のようだ。
2018年05月25日 13:00撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 13:00
木材搬出のためのトロッコの軌道跡のようだ。
ちょうど良い休憩場所なのでみどり池まで後0.6kmの標識はあったがここで小休止。
2018年05月25日 13:05撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 13:05
ちょうど良い休憩場所なのでみどり池まで後0.6kmの標識はあったがここで小休止。
小休止は正解だった。その後急登がしばらく続く。
2018年05月25日 13:27撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 13:27
小休止は正解だった。その後急登がしばらく続く。
森の中ではもっこりとした苔の座布団から新しい芽が成長している。
2018年05月25日 13:30撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 13:30
森の中ではもっこりとした苔の座布団から新しい芽が成長している。
2018年05月25日 13:35撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
5/25 13:35
勾配が緩んで再び軌道跡の雰囲気になった。みどり池ももうすぐだろう。
2018年05月25日 13:43撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 13:43
勾配が緩んで再び軌道跡の雰囲気になった。みどり池ももうすぐだろう。
しらびそ小屋に出合う。
2018年05月25日 13:44撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 13:44
しらびそ小屋に出合う。
しらびそ小屋はみどり池に面していてそこから初めて硫黄岳の爆裂火口が望める。
2018年05月25日 13:45撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 13:45
しらびそ小屋はみどり池に面していてそこから初めて硫黄岳の爆裂火口が望める。
少し角度を変えると稲子岳も望まれた。
2018年05月25日 13:48撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 13:48
少し角度を変えると稲子岳も望まれた。
線路は続くよ〜。
2018年05月25日 13:49撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 13:49
線路は続くよ〜。
中山峠への分岐。ここは左、本沢温泉へ。
2018年05月25日 13:53撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 13:53
中山峠への分岐。ここは左、本沢温泉へ。
湿原に出合う。
2018年05月25日 14:00撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 14:00
湿原に出合う。
カラマツ林の中の緩やかな登山道を進む。
2018年05月25日 14:07撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 14:07
カラマツ林の中の緩やかな登山道を進む。
少し下りになると間も無く松原湖からの登山道に合流する。
2018年05月25日 14:37撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 14:37
少し下りになると間も無く松原湖からの登山道に合流する。
歩きやすい道だ。
2018年05月25日 14:44撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 14:44
歩きやすい道だ。
樹間から硫黄岳が覗いている。
2018年05月25日 14:45撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 14:45
樹間から硫黄岳が覗いている。
青空。
2018年05月25日 14:48撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 14:48
青空。
本沢温泉の手前でミズバショウの群落に出会った。ミズバショウはここだけで見た。
2018年05月25日 14:49撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 14:49
本沢温泉の手前でミズバショウの群落に出会った。ミズバショウはここだけで見た。
テント場にテントが一張り。とても気持ち良さそう。
2018年05月25日 14:51撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 14:51
テント場にテントが一張り。とても気持ち良さそう。
本沢温泉に到着。ここからの硫黄岳の眺めも最高だ。
2018年05月25日 14:56撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 14:56
本沢温泉に到着。ここからの硫黄岳の眺めも最高だ。
本沢温泉も風雅な装いの建物だ。
2018年05月25日 14:57撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 14:57
本沢温泉も風雅な装いの建物だ。
うーん。温泉マニアを唆るんじゃないですか?
2018年05月25日 14:58撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 14:58
うーん。温泉マニアを唆るんじゃないですか?
カラマツの新緑が美しい。
2018年05月25日 14:58撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/25 14:58
カラマツの新緑が美しい。
今日の宿泊は4パーティだけ。相部屋を頼んだら広間で我々だけだった。お陰様でイビキも気にせずにぐっすりと寝られました。
2018年05月25日 15:17撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
5/25 15:17
今日の宿泊は4パーティだけ。相部屋を頼んだら広間で我々だけだった。お陰様でイビキも気にせずにぐっすりと寝られました。
荷物を置いて先ずは雲上の湯へ。その途中でイワカガミを見た。
2018年05月25日 15:29撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
5/25 15:29
荷物を置いて先ずは雲上の湯へ。その途中でイワカガミを見た。
雲上の湯は展望も素晴らしく野趣溢れるものだった。温泉マニアのIさんはもちろん大喜び。泉質は硫黄が濃く強酸性なので長時間の入湯には適さないようだ。
2018年05月25日 15:31撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
2
5/25 15:31
雲上の湯は展望も素晴らしく野趣溢れるものだった。温泉マニアのIさんはもちろん大喜び。泉質は硫黄が濃く強酸性なので長時間の入湯には適さないようだ。
硫黄岳の爆裂火口にカラマツの新緑が映える。
2018年05月25日 15:54撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
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5/25 15:54
硫黄岳の爆裂火口にカラマツの新緑が映える。
夕食前から談話室で盃を重ねて行くので夕食時にはもう半分出来上がっている。いつも程々にとは思っているのだが…。
2018年05月25日 16:26撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
5/25 16:26
夕食前から談話室で盃を重ねて行くので夕食時にはもう半分出来上がっている。いつも程々にとは思っているのだが…。
前夜の酒が残りながらもきちんと時間通りに起床して出発できた。
2018年05月26日 05:12撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
2
5/26 5:12
前夜の酒が残りながらもきちんと時間通りに起床して出発できた。
野天風呂への分岐を分けて夏沢峠へ。
2018年05月26日 05:19撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 5:19
野天風呂への分岐を分けて夏沢峠へ。
樹林の登山道を登る。前夜の酒が残っているのか体が重い。
2018年05月26日 05:53撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 5:53
樹林の登山道を登る。前夜の酒が残っているのか体が重い。
夏沢峠に出た。夏沢とは清々しい地名だ。小屋が2軒あるがいずれも未だ開業していない。
2018年05月26日 06:09撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 6:09
夏沢峠に出た。夏沢とは清々しい地名だ。小屋が2軒あるがいずれも未だ開業していない。
峠からはグイグイ標高を稼いで行く。
2018年05月26日 06:31撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 6:31
峠からはグイグイ標高を稼いで行く。
そして展望もどんどん雄大になって行く。夏沢峠はもう眼下。浅間山も遠望できる。
2018年05月26日 06:33撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 6:33
そして展望もどんどん雄大になって行く。夏沢峠はもう眼下。浅間山も遠望できる。
北アルプスが見えて来た。連休に行った時には雪が少ないと思ったけどこうして見るとまだまだ雪がある。
2018年05月26日 06:39撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 6:39
北アルプスが見えて来た。連休に行った時には雪が少ないと思ったけどこうして見るとまだまだ雪がある。
ゴリゴリ動く平らな岩を踏み付けながら硫黄岳を目指す。
2018年05月26日 06:42撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 6:42
ゴリゴリ動く平らな岩を踏み付けながら硫黄岳を目指す。
天狗も見えて来た。順調に高度を稼いでいる。
2018年05月26日 06:49撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 6:49
天狗も見えて来た。順調に高度を稼いでいる。
山頂域のケルンが見えて来た。でもここから未だ結構掛かる。
2018年05月26日 06:52撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 6:52
山頂域のケルンが見えて来た。でもここから未だ結構掛かる。
中央アルプスを背景にして峰の松目。
2018年05月26日 07:02撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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5/26 7:02
中央アルプスを背景にして峰の松目。
天狗より高くなって蓼科山も見えて来た。
2018年05月26日 07:03撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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5/26 7:03
天狗より高くなって蓼科山も見えて来た。
硫黄岳の爆裂火口もすぐ目の前。火口壁にはイワツバメが営巣しているようで盛んに飛び交っている。
2018年05月26日 07:04撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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5/26 7:04
硫黄岳の爆裂火口もすぐ目の前。火口壁にはイワツバメが営巣しているようで盛んに飛び交っている。
いよいよ硫黄岳山頂ですよ。
2018年05月26日 07:17撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 7:17
いよいよ硫黄岳山頂ですよ。
先ずは記念写真。
2018年05月26日 07:18撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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5/26 7:18
先ずは記念写真。
メンバーを替えて北アルプスをバックに。
2018年05月26日 07:19撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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5/26 7:19
メンバーを替えて北アルプスをバックに。
ここまで来て漸く行く先が見えて来た。今日はあそこまで行くんですよ。阿弥陀は登らないけれど。
2018年05月26日 07:19撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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5/26 7:19
ここまで来て漸く行く先が見えて来た。今日はあそこまで行くんですよ。阿弥陀は登らないけれど。
暫し休憩の後、横岳を目指す。
2018年05月26日 07:35撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 7:35
暫し休憩の後、横岳を目指す。
益々雄大になる八ヶ岳の盟主。
2018年05月26日 07:38撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
5/26 7:38
益々雄大になる八ヶ岳の盟主。
硫黄岳山荘まで来たが台座ノ頭まで行くこととする。
2018年05月26日 07:51撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 7:51
硫黄岳山荘まで来たが台座ノ頭まで行くこととする。
杣添尾根は雪が多く見えたが、実際ここを登って来た人の話だと滑り止め無しはやや危険だったようだ。
2018年05月26日 08:23撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 8:23
杣添尾根は雪が多く見えたが、実際ここを登って来た人の話だと滑り止め無しはやや危険だったようだ。
台座ノ頭からはヘルメットを付けて行く。新品のヘルですね。
2018年05月26日 08:33撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 8:33
台座ノ頭からはヘルメットを付けて行く。新品のヘルですね。
大同心を真下に望む。頂上からは明確な踏み跡が続いている。
2018年05月26日 08:36撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
5/26 8:36
大同心を真下に望む。頂上からは明確な踏み跡が続いている。
未だ全然核心に触れていないから元気一杯。
2018年05月26日 08:38撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 8:38
未だ全然核心に触れていないから元気一杯。
奥ノ院への岩稜帯の最初の鎖場。西側に回り込んで乗越す所でのいきなりの露出感にゾクゾク。
2018年05月26日 08:46撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
5/26 8:46
奥ノ院への岩稜帯の最初の鎖場。西側に回り込んで乗越す所でのいきなりの露出感にゾクゾク。
間違っても落ちないでと声を掛けるがかなり笑えないギャグみたい。
2018年05月26日 08:46撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
5/26 8:46
間違っても落ちないでと声を掛けるがかなり笑えないギャグみたい。
極力下を見ないように見ないように。
2018年05月26日 08:48撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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5/26 8:48
極力下を見ないように見ないように。
顎が出掛かってます?
2018年05月26日 08:49撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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5/26 8:49
顎が出掛かってます?
奥ノ院に到着して座り込む。
2018年05月26日 08:53撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
5/26 8:53
奥ノ院に到着して座り込む。
Oさんは余裕だね。
2018年05月26日 08:54撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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5/26 8:54
Oさんは余裕だね。
Oさんの腕の上に富士山が乗っている。杣添尾根を登って来た方に撮ってもらいました。
2018年05月26日 08:58撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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5/26 8:58
Oさんの腕の上に富士山が乗っている。杣添尾根を登って来た方に撮ってもらいました。
2018年05月26日 09:05撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 9:05
2018年05月26日 09:05撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 9:05
奥ノ院からの下りも岩場から。
2018年05月26日 09:07撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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5/26 9:07
奥ノ院からの下りも岩場から。
梯子も多数あり。
2018年05月26日 09:08撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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5/26 9:08
梯子も多数あり。
杣添尾根が突き上げる三叉峰もすぐそこだ。
2018年05月26日 09:10撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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5/26 9:10
杣添尾根が突き上げる三叉峰もすぐそこだ。
三叉峰を過ぎるといきなりツクモグサが群れ咲く。
2018年05月26日 09:23撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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三叉峰を過ぎるといきなりツクモグサが群れ咲く。
急峻な岩壁に群れ咲くツクモグサ。
2018年05月26日 09:25撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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急峻な岩壁に群れ咲くツクモグサ。
石尊峰の西側を巻いて行く。
2018年05月26日 09:26撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 9:26
石尊峰の西側を巻いて行く。
暫しの休息。
2018年05月26日 09:27撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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暫しの休息。
鉾岳の辺り?
2018年05月26日 09:29撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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鉾岳の辺り?
暫しの休息。何を思う?
2018年05月26日 09:31撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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暫しの休息。何を思う?
この急崖にもツクモグサの群落。絶滅危惧IB類の絶滅危惧種と言うことで開花に出会うことも奇跡的みたいだ。実にラッキー。
2018年05月26日 09:31撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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この急崖にもツクモグサの群落。絶滅危惧IB類の絶滅危惧種と言うことで開花に出会うことも奇跡的みたいだ。実にラッキー。
再度アップで。
2018年05月26日 09:32撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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再度アップで。
2人の表情が対照的すぎて…。
2018年05月26日 09:34撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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2人の表情が対照的すぎて…。
すみれの仲間でしょうか?
2018年05月26日 09:36撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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すみれの仲間でしょうか?
ノゾキっぽい所でタイタニック?
2018年05月26日 09:42撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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ノゾキっぽい所でタイタニック?
ノゾキから下を見るとこんな感じ。
2018年05月26日 09:43撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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ノゾキから下を見るとこんな感じ。
目瞑ってます。これも下ノ廊下に向けての試練と思えば。
2018年05月26日 09:44撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 9:44
目瞑ってます。これも下ノ廊下に向けての試練と思えば。
Oさんはスマホで写真撮ってる。余裕だね。
2018年05月26日 09:44撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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Oさんはスマホで写真撮ってる。余裕だね。
再びツクモグサの群落。今日は付いてる。
2018年05月26日 09:47撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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再びツクモグサの群落。今日は付いてる。
赤岳も近づいて来た(少し)。
2018年05月26日 09:48撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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赤岳も近づいて来た(少し)。
様々な試練を超えてIさんも岩場で笑顔が溢れるようになった。
2018年05月26日 09:50撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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様々な試練を超えてIさんも岩場で笑顔が溢れるようになった。
何となく鉾岳辺りか?
2018年05月26日 10:02撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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何となく鉾岳辺りか?
ここは階段を降りてからが少し難所。でも問題無かった。
2018年05月26日 10:04撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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ここは階段を降りてからが少し難所。でも問題無かった。
ミヤマキンバイのようだけど?
2018年05月26日 10:06撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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ミヤマキンバイのようだけど?
ここが二十三夜峰のようだ。
2018年05月26日 10:08撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 10:08
ここが二十三夜峰のようだ。
阿弥陀岳。行者小屋も近く見えるようになった。
2018年05月26日 10:09撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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5/26 10:09
阿弥陀岳。行者小屋も近く見えるようになった。
二十三夜峰から地蔵の頭へ向かう。
2018年05月26日 10:10撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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二十三夜峰から地蔵の頭へ向かう。
コメバツガザクラのような。
2018年05月26日 10:16撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 10:16
コメバツガザクラのような。
地蔵の頭に到着。ここから降りると聞いたらここまで来て赤岳に登らないとは!とのこと。力強いリアクションでした。
2018年05月26日 10:17撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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5/26 10:17
地蔵の頭に到着。ここから降りると聞いたらここまで来て赤岳に登らないとは!とのこと。力強いリアクションでした。
赤岳展望荘に到着。ここで小休止。
2018年05月26日 10:22撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 10:22
赤岳展望荘に到着。ここで小休止。
赤岳まで目指せコースタイム。
2018年05月26日 10:47撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 10:47
赤岳まで目指せコースタイム。
なかなか辛そうだ。
2018年05月26日 10:55撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 10:55
なかなか辛そうだ。
もう頂上小屋がすぐそこに見える。
2018年05月26日 10:58撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 10:58
もう頂上小屋がすぐそこに見える。
これ県界尾根なのかな?真教寺も厳しいけどここも相当厳しそうだ。
2018年05月26日 11:05撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 11:05
これ県界尾根なのかな?真教寺も厳しいけどここも相当厳しそうだ。
ここも結構高度感がある所だけど大分慣れた様子。
2018年05月26日 11:06撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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5/26 11:06
ここも結構高度感がある所だけど大分慣れた様子。
赤岳頂上山荘に到着。つまり赤岳北峰。
2018年05月26日 11:12撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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5/26 11:12
赤岳頂上山荘に到着。つまり赤岳北峰。
そして南峰の赤岳山頂へ。実に満足そうな笑顔。
2018年05月26日 11:18撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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5/26 11:18
そして南峰の赤岳山頂へ。実に満足そうな笑顔。
グーですね。
2018年05月26日 11:18撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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グーですね。
さて小休止して下ります。権現の向こうには南アルプス。
2018年05月26日 11:28撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 11:28
さて小休止して下ります。権現の向こうには南アルプス。
下りも長くて楽じゃない。
2018年05月26日 11:30撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 11:30
下りも長くて楽じゃない。
キレット分岐。阿弥陀岳南稜が良く解る。
2018年05月26日 11:47撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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キレット分岐。阿弥陀岳南稜が良く解る。
ここまで降りれば余裕かも?
2018年05月26日 11:56撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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5/26 11:56
ここまで降りれば余裕かも?
マムート階段。
2018年05月26日 11:57撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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マムート階段。
しかし文三郎尾根の階段は飽きるほど続いてくれる。
2018年05月26日 11:58撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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5/26 11:58
しかし文三郎尾根の階段は飽きるほど続いてくれる。
大分降りて来た。ここまで来ると大同心、小同心が顕著に見える。
2018年05月26日 12:09撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 12:09
大分降りて来た。ここまで来ると大同心、小同心が顕著に見える。
樹林帯に少し残雪はあるもののアイゼンは不要。
2018年05月26日 12:23撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 12:23
樹林帯に少し残雪はあるもののアイゼンは不要。
行者小屋に到着。
2018年05月26日 12:45撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 12:45
行者小屋に到着。
来週の開山祭に向けて小屋明け準備中でした。
2018年05月26日 13:09撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 13:09
来週の開山祭に向けて小屋明け準備中でした。
大休止して美濃戸口に向けて出発。
2018年05月26日 13:11撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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大休止して美濃戸口に向けて出発。
キスミレの群落。
2018年05月26日 13:53撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 13:53
キスミレの群落。
この辺りの森も北八ヶ岳に負けず美しい。
2018年05月26日 14:04撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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5/26 14:04
この辺りの森も北八ヶ岳に負けず美しい。
コミヤマカタバミ。
2018年05月26日 14:44撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 14:44
コミヤマカタバミ。
スミレ。
2018年05月26日 14:51撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 14:51
スミレ。
ホテイランの開花にも出逢えた。今回は密かに花の山旅だったな。
2018年05月26日 15:00撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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5/26 15:00
ホテイランの開花にも出逢えた。今回は密かに花の山旅だったな。
コミヤマカタバミとコザクラ。
2018年05月26日 15:03撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 15:03
コミヤマカタバミとコザクラ。
遅いよ〜。
2018年05月26日 15:03撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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遅いよ〜。
美濃戸到着。休まずそのまま美濃戸口へ。
2018年05月26日 15:10撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 15:10
美濃戸到着。休まずそのまま美濃戸口へ。
クリンソウ。
2018年05月26日 15:19撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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クリンソウ。
小梨かな?
2018年05月26日 15:21撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 15:21
小梨かな?
ヒョウモンチョウがたくさん飛んでいた。
2018年05月26日 15:26撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 15:26
ヒョウモンチョウがたくさん飛んでいた。
美濃戸から帰る車も多いが歩行者がいる所ではできるだけ砂埃が立たないように配慮して欲しいもの。
2018年05月26日 15:35撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 15:35
美濃戸から帰る車も多いが歩行者がいる所ではできるだけ砂埃が立たないように配慮して欲しいもの。
ミヤマザクラ?
2018年05月26日 15:38撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 15:38
ミヤマザクラ?
沢に向かって道路が屈曲する所では近道があった。
2018年05月26日 15:45撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 15:45
沢に向かって道路が屈曲する所では近道があった。
2018年05月26日 15:51撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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2018年05月26日 15:55撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 15:55
美濃戸口に到着。お疲れ様でした。
2018年05月26日 15:59撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/26 15:59
美濃戸口に到着。お疲れ様でした。

感想

下ノ廊下を目指す会の今年の3回目の山行は大幅にグレードアップしてこれまでに無い高峰八ヶ岳の縦走と岩稜帯の体験。温泉マニアの意向も汲んで本沢温泉に泊り硫黄岳から横岳、赤岳の縦走としました。ツクモグサやホテイランにも出逢えて予想外に花の山旅にもなったけど、長い岩稜帯を乗り切れて下ノ廊下を歩く自信も十分に付いたのでは?

【1日目】
夜行ではなく朝出発してみんな来られる時間と言うことで9:53小淵沢着のスーパーあずさになったが指定席も自由席も甲府まで満席になるのには正直驚いた。また平日のラッシュアワーなので大きめのザックを持つのは多少気が引けるものだ。ともあれ小淵沢で小海線に乗り換えると一気に旅情感満載。キハ110系(と言うらしい)2両編成の列車は八ヶ岳を左手に見ながら千曲川と共に北上して行く。1345mのJR鉄道最高地点を通過して野辺山駅もJR最高駅、小海駅はやや低くなるがそれでも865mもある。清里、野辺山はSUICAが使えるようだが小海では使えない。小海駅で町営バスに乗り換えて終点の稲子湯に向かうけどこれまた客は我々3人だけだった。フルサイズのバスが狭い集落の道を抜けて行くのもスリリングだ。30分で稲子湯に到着した。

既に緑の森の中に一軒宿の稲子湯が建っているがこれまた風雅な装いだ。正面を横切って奥に登山道入口があり、そこに踏み出すとすぐに山中となり湿原の小径となる。緑の濃いいかにも北八っぽい登山道を登り林道を横切りもう一度林道に出合うとみどり池入口のゲートだ。クルマが数台駐車できる。ゲートを越えるとすぐに唐沢橋。林道を2回横切った後は森の径が続き10分程で再び林道へ、そして屏風橋を越えてこまどり沢の左岸の登山道に進む。僕の2011年版の地図だと屏風橋の200m程手前で右岸から左岸に渡ることになっているが今は右岸側で林道に出て橋を渡って行くようだ。沢に沿って行くようになると涼しく感じる。右側の滔々と注ぐ枝沢があったがこれが水場だったようだ。こまどり沢を丸木橋で越えると段々と勾配が出て来る。標高1800m位から昔の軌道跡が現れる。みどり池まで0.6kmの道標がある所で御誂え向きの切り株があったので小休止としたが、ここから勾配はもう一段きつくなり、そして緩んだらしらびそ小屋が見えて来る。小屋はみどり池に面していてそこからは硫黄岳が初めて展望できる。少し進んで稲子岳が背景に見えるようなアングルになるとなるほどみどり池だと思える。みどり池からは余り登り降りも無く、中山峠への分岐を過ぎると登山道はやや東向きに方角を変え、更に西寄りに向かうようになると松原湖からの登山道に出合う。本沢温泉ももうすぐだ。如何にも北八ヶ岳を感じさせる苔の森の登山道だったが、本沢温泉からは硫黄岳の爆裂火口が望まれ南八ヶ岳らしいダイナミズムを感じる。金曜日だけあって途中で出逢う人も少なかったが本沢温泉も宿泊客は4パーティのみだった。相部屋で予約しておいたら他のパーティはみんな個室を取っていたようで結果的に我々が一番広い個室を安い宿泊料金で利用できることになった。

先ずは荷物を置いて雲上の湯と言う野天風呂を目指す。数分登り夏沢峠への登山道を分けて左へ沢に降りて行くとあった。河原にお風呂だけがあり、そこからは硫黄だけの爆裂火口が正面に展望できると言う野趣溢れるもので皆んな大喜び。カラマツの新緑も美しい。先客が1名いたが缶ビールを持っていたことにそこまで頭が働かなかったと皆んなシマッタと舌打ちした。ともあれ宿に戻って先ずは生ビールを談話室で頂いた。その後はウィスキー。夕食の声が掛かる頃には半分出来上がっている。鍋をつつきながらまた日本酒やら濁酒やら注文している。食事の時間が終わって出てからまた談話室で。やれやれ。僕はコクリコクリと船を漕ぎ出し早々に寝てしまった。

【2日目】
目が覚めたら3:45とちょうど良い時間だった。昨日入りそびれた内湯の苔桃の湯に浸かり少しは酔いも醒ますことが出来ただろうか。上がって来たら皆も起床していた。優秀だ。宿の朝食は6時からと言うので談話室で自炊し、5:13に本沢温泉を出発。前回よりもスムーズに出発出来たので上々。夏沢峠に向かう登山道からは実はちょっと雲上の湯が見下ろせるポイントがあった。そこから登山道は沢を離れ、濃い針葉樹の森の中を行く。やっぱり頭が重いなぁ。皆んなそうなんだろう、昨日はコースタイムよりも早かったけど今日はオンタイムと言う所だ。夏沢峠はそれ程展望には優れていないがそこから登りに掛かるとどんどんと展望が広がって行き、気分も爽快だ。森林限界を越えると北アルプスがどんと現れ歓声も上がる。北八の山々もどんどん我々よりも低くなる。けれど硫黄岳はケルンが見えてからが遠い。硫黄岳に立つと南側にも視界が開けてこれから進む横岳と赤岳、更には阿弥陀、権現、南アルプスも望める。山頂でのんびりと休憩して横岳に向かって出発。山頂からすぐそこに見えた硫黄岳山荘までもきちんとコースタイム通りの時間が掛かる。台座ノ頭まで休まずに歩きここでヘルメットを被り岩稜帯に備える。下ノ廊下でも使う予定だし、IさんもOさんも新規購入した。僕のCAMPは表面がベトベトして来ているので新品のヘルメットはちょっと羨ましい。

正面に奥ノ院のピークが見える。ここまではIさんに引っ張って来てもらったがここからは僕が先頭を行く。大同心を右下に見ながら奥ノ院に取り付くが最初の鎖場で東側から西側に抜ける所は露出度、高度感がもの凄くて、後続の2人はどうかと少し危ぶんだ。「間違っても落ちるなよ」と笑いながら声を掛けたがきっと笑えない状況だったろう。横岳山頂標識まで来ると緊張が解けて座り込むIさん。Oさんは360°の絶景を楽しみながら写真を撮っているから大丈夫だね。ここで杣添尾根から登って来たと言うお二人に出逢ったが、杣添尾根は残雪が結構あり苦労したそうだ。またツクモグサが咲いていると聞いたけど三叉峰からこちらには無かったので地蔵の頭まで戻って杣添を降るとか。ツクモグサは絶滅危惧種だそうで、これに出逢えるのは非常に貴重な体験と教えて頂いた。ではそのツクモグサに会いに出発しましょう。と思ったら杣添尾根分岐を過ぎて数分でツクモグサが咲いているのに出逢ったし、ここから日ノ岳の間で群咲いていた。石尊峰、鉾岳、日ノ岳、二十三夜峰と地図にはあるけどどこがどのピークか正直よく解らないが、だんだんとIさんもリラックスしてきて笑顔が溢れるようになって来た。地蔵の頭まで来て計画よりも遅れているから赤岳をスキップしてエスケープするか?と聞いたらここまで来て主峰に登らないなんて、と強い意欲を見せてくれたので計画通り赤岳を目指すことにした。

地蔵の頭から見る赤岳はかなり手強く感じるけどだんだんと近づいて来るんで安心するでしょう、と宥めながら登って行く。そして頂上小屋のある北峰に出て更に南峰に立った。これまでも良い展望だったけど八ヶ岳の最高峰に立てば気分も高揚して更に絶景でしょう。一通り景色を楽しみ小休止してから行者小屋を目指して下山。20分程は鎖が続くがそれ以降は滑りやすい斜面が続きこれも嫌らしい。これで今回のメインディッシュは終了だ。樹林に入ってヘルメットを脱ぎ、しばらく歩くと行者小屋だ。行者小屋は小屋開けの準備に忙しそうだ。もう14:45のバスには間に合わないから16:20に間に合うように美濃戸口に着けば良い、と言いながらも16:20に遅れるのはまずいから30分の休憩で切り上げて美濃戸を目指す。コースタイムが1:40とあったが2時間掛かったのでこの判断は良かっただろう。美濃戸も近くなった辺りでホテイランの開花にも出逢えたのはラッキーだった。美濃戸から更に美濃戸口まで45分。ここを歩くのは随分久し振りだが、最後だけに長く感じた。美濃戸口には16:00に着いたがやっぱり汗を流したいねと言うことになりタクシーを呼んでおいて八ヶ岳山荘でお風呂に浸かった。予約時間よりも早く16:30にタクシーが来て茅野駅まで。バスにタッチの差で乗り遅れた青年も同乗して、気さくな運転手さんの話で盛り上がった。茅野と言えば小平さんですよね。

駅では余り時間も無いので駅に隣接するデパートのレストランでそばを食べビールを飲み、駅の土産物屋で真澄の四合瓶と鹿肉のサラミやら馬肉の燻製やらを仕入れてあずさの中でも呑みが続く。やっぱり止まらないんだなぁ。取り敢えず次回の日程は決めた。

ともあれ無事に岩稜帯の縦走を経験出来たので下ノ廊下も一歩近づいたのでは。

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