積年の夢☆剱岳立山縦走
- GPS
- 21:05
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 2,238m
- 下り
- 2,219m
コースタイム
- 山行
- 4:08
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 5:06
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 3:26
- 合計
- 11:17
天候 | 1日目 晴れ 2日目 晴れのちガス 3日目 ガスのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
その他周辺情報 | 大町温泉郷薬師の湯 立山黒部アルペンルート行ってきました割700円→500円 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
ようやく!ようやく!満を持してこの日がやってきました。
長く憧れて思い描いてはビビって諦めて、夏山シーズンが来ては予定し天気や混雑で見直し、何年が過ぎたことでしょう。。。
平日休みを取るためにパートを退職決意して(実際はしていない)、いつもはほとんど夫に運転を任せていますが、初めて自分で扇沢までの運転も買って出て、遠足前の子供同様、寝不足のまま興奮MAXで出発。
無料Pに停められて(平日バンザイ♪)始発のトロリーバスに乗り込む。
程なく黒部ダムに到着。次のケーブルカー乗り場までダム湖の上を徒歩移動。観光するのは帰りにして。次のロープウェイも展望台行きたかったけど、帰りに帰りに...
再度トロリーバスに乗ったらようやく室堂に到着。
高山病対策で湧き水コーヒーで一服。水のせいか?景色のせいか美味しいね♪
目の前の圧倒的な立ちはだかる壁にただただうっとり...
こんな天気に恵まれて、幸せ者だなぁ♡
計画通りにみくりが池経由で出発。
地獄谷、血の池を眺めて、雷鳥平に下っていく。なかなかの傾斜の階段。
キャンプ場で小休憩し、雷鳥坂へ。
キツい(大汗)、好天のおかげで暑くてたまらん!ここで音をあげるには早すぎる!
やっとこ剣御前小舎まであがると、見えました!剱岳!っていうか、剣沢ってこれまたすんごい下るね。今登ったばかりなんですけど(大汗)
お花お花に囲まれて長ーい下り。これまた登って帰るの(恐怖)
キャンプ場を過ぎて、劔澤小屋スルーして、雪渓渡って剣山荘。
つーかーれーたー
割と空いていて(平日バンザイ)、シャワーも浴びれて、快適な小屋でした。
ずっと雲の中だった後立山連峰が日が落ちていくと現れて、先月登った五竜と双耳峰の鹿島槍ヶ岳がクリアに見えてこれまた感激!
そして緊張と疲れのせいでここでも安眠できず、寝たり起きたり繰り返し星を見に外に出たり雑念を振り払うのに苦心。体だけでも休もうと横になる。
3時半すぎに夫を起こしてみるとよく眠っていたかと思いきや高山病で苦しかったらしく、一瞬剱岳登頂は無理かと諦めかけたら、お弁当を食べて少ししたらどうも大丈夫なようだと。
なんやかんや言ってもいつも私同様弱っちい。
いざ、剱岳へ
いきなりの岩場の急登。容赦なく。
すぐに鎖場も現れて、楽しいより怖々と。どんどん日が高くなり周りの景色も鮮やかに。
スラブ状の下りの鎖場はかなり怖かった。
マークが消えかかってることが多くよく間違えて進路が絶たれたり、浮石も多いので、一歩たりとも油断できない。
これまで岩場は進んで経験を積むようにしてきた。このために。
でも、スケールがデカすぎた。こんなにも長いとは。
いい加減辛いなと思っている矢先いよいよカニシリーズ。
たてばいは鎖に頼らないと登れない。長いし、スタンスを探すのも難しい。
ホントにボルダリングやっててよかった。ハイステップ、ステミング、手に足、踏みかえとか多用して登る。
ところがボルダリングと違うところ、落ちれない。
精神的な持久力も大事。
山頂を目前にして胸が込み上げる。
本当に来れたんだな、この上はもうない。素晴らしい展望。
何年も夢想していた場所に今立っているんだな。
感極まれり。山頂で泣いたの槍ヶ岳以来久々だな。
下山もヨコバイは1番緊張したにもかかわらず、難なく通過。
事故は下山に多いというのを肝に銘じながら、下りまくって下りまくって剣山荘に戻る。
ザック回収し、しっかりお昼休憩とり、この日は内蔵助山荘までの予定。行けるかしら?
別山越えるのに直登か剣御前小舎経由か迷ったけど、直登選び激しく後悔する。というかそもそも計画無理があった。
別山越えが辛すぎた。もう亀足で鈍すぎ。
やっと着いた小屋は稜線上の標高高い小屋で、前日は大丈夫だったのに、高山病発症。頭痛が激しくて参った。
スタッフに相談すると酸素吸入してくれたけど、一時のこと。疲れも半端ないのにまた眠れない夜を過ごした。
夕陽、朝日が目当てだったけど、生憎のガスガスで、結局見られないならここまで上がってきて高山病なって元も子もない。剣山荘連泊がよかったな。
朝には幾分よくなったか?
なんとか予定通り雄山までの縦走する。
だんだんとガスも晴れてきて嬉しい反面、登ってくる人の多い時間になってしまい、すれ違いに難儀する。
雄山の登山道は集団用と個人用、下山用としっかり分けて整備した方が良いと思う!
一の越からは道がしっかりしてるけど、長くて辛かった。
終わってみれば辛かったのも過ぎたこと。
室堂から帰るのも名残惜しいが早く楽になりたい。車に戻りたい。一心で観光そっちのけで乗り継ぎ帰りました。
温泉で日焼けにびっくり。下界の暑さにびっくり。
いつもなら下山しながら次の山の予定を考えたりするんだけど、まだ余韻に浸って戻れない。
そんな濃い濃い山行でした。
HEIDIさんとご主人さん、初めまして。まずは積年の夢を果たせたこと、おめでとうございます。それにしても、ボルダリングなど、今回の剣岳のために訓練されてきたんですね。そのご褒美で、剱岳からの素晴らしい大パノラマだったのでしょう。北アルプスの最北端から、富士山を拝めるなんて、本当に最高です。
そしてなにより、高頭痛を感じながらも、何事もなく無事に山行を終えられたこと、良かったですね。
山行記録から、立山の一ノ越あたりですれちがったようです。私たちも、頭痛と息苦しさを感じながらの立山山行でした。標高的には剱岳とさほどかわりませんが、地獄谷からのガスの影響なのでしょうか、立山ではかなり頭痛を感じました。
帰りは、観光そっちのけで早く車に戻りたい、濃い余韻に浸って次の山行計画にいけない、っていうの感想の部分、まるで自分のことのように共感しながら、レコを読ませてもらいました。😊
コメントありがとうございます。
雄山からの下りでは次々と登ってこられる登山者に圧倒されましたが、その中におられたのですね?自分が落石しないようにとヒヤヒヤもんでした。
それまでは混雑とは無縁でしたので、これが立山か!と恐れ入りましたね。
計画段階では同じ行程を考えたこともありましたが、全て剱岳にフォーカスするために立山縦走で力を使い果たしてしまってはと、まっしぐらに剱岳に向かいました。
harehareyamaさんはさすがですね。天気もまるまるもったようで数々の素晴らしい絶景との出会い、他の登山者とも楽しく触れ合ったとのこと。ご一緒できたらよかったですね。プロフィールや山行記録を拝見しましたが、百名山もあとわずかですね。無事に達成されますよう、ヤマレコから応援しています。
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