北穂高岳 東稜。涸沢テン泊


- GPS
- 19:43
- 距離
- 39.5km
- 登り
- 1,950m
- 下り
- 1,943m
コースタイム
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 6:43
- 山行
- 9:40
- 休憩
- 2:34
- 合計
- 12:14
天候 | 晴れ。とにかく暑い! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
アカンダナから上高地のバス時刻表 http://www.kamikochi.or.jp/access/bus-timetable_5/ アカンダナ駐車場:600円/日 涸沢テン場:1000円/人・泊、コンパネ:500円/枚 |
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地から涸沢: メジャーなので割愛 涸沢から東稜取り付き: 北穂の南稜へ向かうのと同じルートをたどる。岩ゴロの急登の終盤で右にルート取り。岩ゴロ帯を登り切ってしまうと行き過ぎ。私は東稜への岩のペンキを見落とし、岩ゴロ帯を登り切ってしまった。そこから右手に浮石だらけの岩場をトラバースした。落石を起こすと、岩ゴロ帯を登ってくる北穂に向かう登山者を直撃するので、神経を使った。このため、本来は小さくなった雪渓を横切るところを、雪渓のかなり上の岩場を通過 東稜取り付きからゴジラの背: 雪渓からガレ場を上がる。ここも落石注意。ガレ場を進み最後は右側に進んで岩場を登って尾根に上がる。稜線に出たら、最初は涸沢と反対側を巻くように進み、すぐに尾根伝いに岩を登る。以降、稜線伝いにゴジラの背まで進む。ゴジラの背は短いが、ピリッと利いた岩場でスリリングな登攀を楽しめる ゴジラの背から北穂高小屋: ゴジラの背の最後は懸垂下降する人が多いが、懸垂下降ポイントの最後のピーク手前から進行方向に向かって右側を巻いて下りられる。ここから先はゴジラの背のようなスリリングな岩場はないが、それなりの岩場の急登。トレースは見て取れる。途中でキレット側に巻くと、左右にトレースが分かれる。多分右へ進むと槍からのキレットの縦走路に合流すると思われる(自信ない)。左が正解で、小屋の売店側(トイレ側)の木の階段に出る。東稜のゴールはやはりこちらから小屋に出たい 北穂高小屋から涸沢: 南稜を下る。メジャーなので割愛 |
その他周辺情報 | コンビニ: 高山方面から158号線の場合、丹生川のコンビニが最後 松本ICから158号線の場合、新島々のコンビニが最後 日帰り温泉: ひらゆの森を利用した。500円。10−21時(受付20:30) 0578−89−3338 http://www.hirayunomori.co.jp/ 平湯バスターミナルの3Fにも日帰り温泉有り(こちらも源泉掛け流し) 600円。8:30−17:30(受付17時) |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
先週の御嶽山が思いのほか涼しく快適だったので、色気を出して北アに出かけた。高山のアパートから45分でアカンダナに到着。本当に地の利だ
できれば4:50の始発バスに乗り、少しでも涼しいうちに登りたかったが、この日は10時に外せない電話会議があり、電波の届く横尾山荘に10時に着くよう出発した。ペースを抑えて歩いたが、横尾に9時半に到着
電話会議を終え、10時半から登山再開。延々と続くように感じる涸沢までの道のりの長いこと。暑くてたまらない。久しぶりのテン泊装備がずっしりと重い。青息吐息で涸沢に着く。幕営を終えると、ヒュッテのテラスに直行。生ビールにおでん
東稜の取り付きを確認しておこうと思っていたが、すっかりくつろぎモードに入ってしまった。ご年配のベテランの方としばし山談義。テントに戻って早めの夕食を済ませると疲れが一気に出て爆睡
翌朝、4時の出発予定が15分遅れでスタート。朝は気温もまだ低く、南稜取り付きポイント付近まで一般登山道を気持ちよく進んだ。ふと横の方を見ると少し下の岩場で3人組が休憩しがてら準備をしている。東稜へ向かうパーティーと見てとれる
ちょっと登りすぎてしまった。そのまま横に岩場をトラバースしたが、ココが浮石地獄で落石させないよう緊張を強いられた。以降は、3人組のルート取りを見ながら尾根へと向かう。その後、ゴジラの背が終わったところでその先のピークを登る姿が一瞬見えたが、それ以外は見かけることはなかった
稜線からは基本尾根通しで岩稜を進んだ。岩は安定しておりホールドもスタンスもしっかりしている。ところどころ涸沢側にキレ落ちている岩を通過しながら、短いながらもスリリングな岩稜歩きを楽しんだ
定番の木の板の梯子を登って北穂高小屋のテラスにでた。8時少し前。最高の眺めを見ながらビールで喉を潤す。帰りは南稜を下り10時頃にテン場にもどった。ろくな朝ごはんを食べていなかったので、早速ヒュッテのテラスでカレーと生ビール
テントの撤収は相変わらずへたくそで初心者だ。この日も50分くらいかけて片付けた。晴れだから良いものの、雨だったらお手上げだな。ヒュッテで冷たい水を1.5Lつめて下山。金曜日はかなりの登山者が登ってきた。土曜はもっとすごいんだろうな
2日目は下りが大半とはいえ、北穂の往復含め久々の20キロ越えのロング歩行。横尾からのダメ押しにヘトヘトになる。やっぱり夏はダメだ
BTには4時半のバスの出発ギリギリに滑り込んだ。補助席に座ったが、路線バス仕様のバスだったので、大きなザックを通路両側の人にこすりながら車中を進み迷惑をおかけした。さらに両側の座席の人には体から臭い湯気が出るような状態だったので不快な思いをさせてしまった。一本遅らせて汗がひいた後に乗るべきだったと反省
暑さにやられた今回の山行だったが、久しぶりに岩稜歩きを楽しむことができ、無事に帰ってこられたことに感謝感謝!
Pinballさん
夏の涸沢までの道、遠く長く、暑そうです(笑)
涸沢でのんびりとテント泊、翌日急峻な岩峰、遠くても行きたくなります。私は山が真っ赤に燃える平日の秋に行こうかな
明日、北アの活火山へ訪問予定です。
Jimnyさん、早速のコメントありがとうございました。
本当に遠く長く暑かったです。数年前の同時期に鳳凰三山を日帰り周回した時と同じ感じでしたが、今回はテン泊装備だったので本当に暑さにやられました。
平日の秋に限りますよね、テン泊装備であのアプローチは・・
明日は焼岳ですか?吹き出す噴煙が暑さを倍増させそうです。
中の湯の駐車場は予約取れましたか?勝手に焼岳と想像していますが、もしそうで駐車場がない場合は、アカンダナにとめて上高地へ向かうバスで中の湯で途中下車する手もありますよ。
帰りは満席で乗りそびれるかもしれませんが・・・
レコを楽しみにしています。お気をつけて!
岩稜の登り4h、写真拝見すると迫力あります。
私は先日の八峰キレット、五竜のG5でお腹いっぱいでした。
次に険しい岩場やるのは白馬から唐松の縦走、来年になりそうです。
上高地、さすがに洗練されてますね。
そろそろこういうのは止めにした方がいいんですが・・
スーダラ節の「分かっちゃいるけどやめられない」という感じです(笑)
懸垂下降の練習まで始めちゃいました
でも、そのうち落っこちるんでしょうね
救助のレスキュー隊にも危険な目に合わせてしまうし、家族にも迷惑かけるし・・
やっぱり止めるべきですね
ピンさんこんにちは!
あかんだな45分はもはや不平等ですね。近すぎます。
早速の地の利、存分に生かされてますね。平日休暇もいいなぁ。稜線で会議入るとテキトーな相槌打ってしまって怒られそうなので横尾で良かったですね。
以前からお話されている目標に向けてステップアップ、でしょうか。推測なのでまったくの無責任、ですが。正解発表はレコにて楽しみにお待ちしております。
色々調べてみたのですが、花は両方ともミヤマアキノキリンソウの蕾、なんじゃないかなぁ・・・と。調べても見つからないときは蕾、というショボーい経験則に従っているだけで、これも無責任にていつもすみませんです!
カッパさん、ありがとうございます!
ミヤマアキノキリンソウでしたか。なるほど、言われてみればそんな気もします
アカンダナへのアクセス、45分じゃ首都圏の通勤時間より短いですね
実際、私が浦安から前の会社の本社に通うのに1時間でした
毎日通えちゃいます(笑)。申し訳ありませんです
まぁ、これを求めて高山に来たようなものですから・・
ご察しの通り、あるルートの前哨戦です
本当は今回のテン泊装備にロープやハーネスやジャラジャラが加わります
ザックに入らないのでどうしようかと思案中です
本当にやるかどうかも含めて揺れ動いています
私も同じ8/2(木)に上高地に入り、8/5(日)まで槍・大キレット・北穂と周回していました。
釜トンネルの閉鎖解除直後に入り時間帯がずれていたので、出会えず残念でした。
それにしても、前穂北尾根や北鎌尾根など、最近は岩場が増えていますね。
岩場のスリルは、確かにやみつきになってしまいますよね。
ところで、懸垂下降などは、どこで練習するものなんでしょうか。
山岳会やボルダリングジムくらいしか思いつかないのですが。
私は当分はロープを使うような登山をするつもりはないですが、私もそのうち入り込んでしまうのかもしれません。
eurekapapaさん、今回も娘さんと一緒だったでしょうか?
レコ楽しみにしています
懸垂下降は今年の4月にkuri adventuresの講習会に参加しました
https://www.kuri-adventures.com/%E7%99%BB%E5%B1%B1/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF/%E6%95%99%E5%AE%A4/%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E6%95%99%E5%AE%A4/%E6%87%B8%E5%9E%82%E4%B8%8B%E9%99%8D%E6%8A%80%E8%A1%93%E8%AC%9B%E7%BF%92/
「懸垂下降」で検索すれば、YouTubeの動画にもアクセスできます
秩父の「阿寺の岩場」で定期的に行われています
遠くは名古屋から受講に来ていた方がいてびっくりしました
どこで練習するかって?
別途メール送ります
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