白馬岳から栂海新道で日本海・親不知へ


- GPS
- 95:45
- 距離
- 53.5km
- 登り
- 4,492m
- 下り
- 5,081m
コースタイム
- 山行
- 3:16
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 3:45
- 山行
- 4:39
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 5:00
- 山行
- 10:57
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 12:17
天候 | 23日:晴れ のち 曇り 夕方から暴風雨 24日:明け方まで暴風雨 のち曇り 終日強風 25日:午前中雨 昼頃から曇り時々晴れ 夕方雨 26日:曇り のち 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
親不知駅から糸魚川駅(えちごトキめき鉄道) 糸魚川〜南小谷(乗り換え)〜白馬大池駅(JR大糸線) 白馬大池駅から栂池高原駅まで徒歩で移動。 栂池高原駅〜栂の森(ゴンドラ)〜栂池平(ロープウェイ) 名古屋ICから親不知ICまで約330Kmあり約4時間30分かかりました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト:栂池の登山口、栂海新道登山口にあり。 長いルートです。難しく感じたり危険を感じることのない登山道で整備が行き届いてます。分岐などには道標があり迷いませんでしたが、広い尾根などで視界が悪くやや注意しました。 ルート上に宿泊施設が少ないので計画する際注意しました。 基本下りが多いのですが、結構アップダウンが連続します。また、逆コースの場合はジワジワと長い上りになるので装備の軽量化もしくは体力が必要と思いました。 栂海新道登山口から国道8号を親不知駅まで約4.5Kmを歩きました。特に北陸道・親不知ICまでは路肩が狭く歩道がありません。大型車両が多く行き交います。 |
その他周辺情報 | 親不知駅から白馬駅1080円(IC乗車券使用不可、現金のみ) 栂池高原のゴンドラ&ロープウェイ1920円(片道はjRO割引、往復はモンベル&JAF割引あり) 親不知観光ホテルの展望風呂を利用しました。(750円) |
写真
国道8号を歩きます。途中の親不知ICまでは歩道がありません。交通量は多いので歩くのに緊張しました。親不知ICから道の駅間は歩道があります。道の駅から駅まで旧国道を歩きます。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
シェラフ
携帯トイレ
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感想
8月23日
夜明け前、2時過ぎに名古屋を出発。親不知ICまで約330Kmを4時間30分のドライブ。
天険の栂海新道登山口に車を停めて国道8号を親不知駅まで約4.5Kmを歩きます。
北陸道・親不知ICまでは路肩が狭く歩道もないのに大型車両が多く行き交います。
ここを歩くのはちょっと危険かも。親不知駅は無人駅。でもホームが長くてワンマンの一両の車両に不釣り合い。糸魚川駅でJR・大糸線に乗り換え、南小谷駅で再度乗り換えて白馬大池駅で降車。白馬大池駅から栂池高原まで約2.5Kmを歩きました。夏空、日照りの上り坂は暑かった〜(汗)
栂池高原からゴンドラ・ロープウェイを乗り継いで栂池自然園に着く頃は雲が広がってきました。栂池山荘で身支度して歩きだします。樹林帯の中をジグザグに上ると天狗原。天狗原の木道の端から乗鞍岳への登りは岩がゴロゴロ。雪田を横断するころには、すっかりガスに覆われてました。コースは西へ。そのまま進むとボヤっと影。大きなケルンが現れ、ここが乗鞍岳です。ガスで視界が悪くて踏み跡と赤マークを頼りにしました。ケルンからコースは北へ。緩やかに下ると、風に浪の音が伝わってきました。近づくまで分からなかったのですが、岩の道の端は白馬大池でした。
池の北側に回り込むと白馬大池山荘の正面玄関です。山荘に到着のタイミングで雨が降り出しました。
夕飯は午後5時30分、カツカレー。食後に小屋の外に出ると風雨が強くなり、そのまま一晩中暴風でした。
8月24日
午前4時30分起床、相変わらず強風&豪雨。出発予定の5時になっても変化なし。
午前6時の気象情報で2時間後に雨雲は通り過ぎ回復するらしい。下山する人もいましたが、そのまま待機しました。
9時ごろ、風が弱くなりガスも切れてきたので9時20分、山荘を出発。
ハイマツを抜けて一段上ると目の前に雪倉岳から朝日岳の展望が広がります。広くて緩やかな尾根道、、雷鳥坂を登りきると眼下に白馬大池、乗鞍岳は雲の中。緩やかな上りの稜線歩きを楽しんで小蓮華山。ここからは白馬岳はじめ後立山連峰、遠くに槍の穂先も見えました。ほぼ水平の道、小さなピークを巻くと三国境の分岐です。
ここにザックをデポ。空荷で白馬岳を往復。白馬岳の頂は強風でした。
三国境にもどり、朝日小屋へ。小石を敷き詰めたような道は、やがて広い尾根にでます。鞍部に着くとさらに風が強くて体を持っていかれそう。鉢ヶ岳の巻道に入ると風は遮られてひと息。途中の残雪の沢でのどを潤して、鉢ヶ岳の斜面は黄色や白の絨毯でした。巻道を左に軽く上り、赤ザレた斜面を下った雪倉岳の鞍部に避難小屋があります。
ここで小休止。さて、戸外に出ると突風でよろめいてしまった(-_-;)
このまま進むのは危険と判断。予約していた朝日小屋にキャンセルの電話をいれました。ただ、小屋付近は圏外。南側の丘からです。
8月25日
午前3時、小屋の外に出ると風はやや強いものの雲間にお月さま。今日は長い縦走路なので日の出前に出発しようと準備。午前4時、風が再び強くなってきた様子。戸がバタバタ。雨が吹き付けてました。
少し様子を見る?迷いましたが、4時30分頃、雨対策とヘッドライトを付けて小屋をでました。雨とガスで視界が悪いから慎重に。まわりが明るくなるころに雪倉岳。
山頂を後にして北側のザレた斜面を下りきるころには小雨にかわりました。稜線を離れてガレ場のツバメ岩付近まで下ると風を感じなくなるくらい。ガスは取れませんが、そのまま軽快に歩き、赤男山の西側を巻き、木道のツバメ平。樹林帯、草原のような小桜ヶ原、小さな沢を渡り、少しで朝日小屋へ向かう水平動と縦走路の分岐です。分岐を右へ。樹林帯の急登。山頂直下は草原帯で上部を廻りこむと栂海新道と朝日岳の分岐。分岐を直進して間もなく朝日岳の頂です。展望標識の備わった広い頂でもガスで展望なし。
強風と激しい雨なので朝日岳を早々に立ち去りました。ここから先は栂海新道です。ロングトレイル、本格的な縦走路です。道沿いの随所にお花畑や池塘が点在していて木道も整備されてました。黒岩山からサワガニ山を経て犬ヶ岳までアップダウンが連続する見晴らしの良い灌木の尾根道です。途中の文子ノ池で先行の5人パーティーに追いつきました。犬ヶ岳直下は急登、ガレとヤセ尾根の先が犬ヶ岳(1592m)。頂の手前でにわか雨が降り出しました。
犬ヶ岳の麓の栂海山荘で小休止。日没まで十分に時間があり、もう一つ先の小屋を目指しました。山荘からすぐに樹林帯の急坂。黄連山(1348m)、菊石山(1209m)と標高も低くなりますが起伏が多い道です。下駒山(1241m)直下は木の根っこと岩の長い急登です。早朝から歩き続けで疲労がたまったのか?きつく感じました。
この急登を超えると道は樹林の中、緩やかなアップダウンを繰り返し。前方の視界が開けると、ようやく白鳥山(1287m)でココの避難小屋に宿泊しました。
8月26日
親不知までもう少し。
午前5時に起床して。雲は多いけど、青空も見える朝をむかえました。日の出後、午前5時40分に小屋をでました。
雨上がりでぬかるんだ泥道や沢状に抉られた道続きます。慎重に。坂田峠手前は急な下り坂。ロープに梯子は設置されてました。坂田峠から上り返し尻高山(677m)、二本松峠に下り、入道山。標高も低くなり、日差しも厳しい。疲れた身体に暑さが堪えます。植林帯、雑木林を抜けると国道8号沿いの栂海新道登山口!
最後に濡れた鉄板で足を滑れせて尻もち(;^_^A気が緩んでしまった(反省)
登山口に停めた車にザックを置いて空荷で海岸へ。
浪は高いけど青空と青い海が迎えてくれました。
天気はギリギリでも充実した山行(人''▽`)ありがとう☆
2018年8月 栂池〜白馬大池〜白馬〜雪倉〜朝日〜犬ヶ岳〜白鳥〜親不知
2018年7月 扇沢〜種池〜針ノ木〜蓮華〜船窪〜七倉
2017年8月 七倉〜船窪〜烏帽子〜野口五郎〜水晶〜湯俣〜高瀬
2016年8月 室堂〜薬師〜黒部五郎〜双六〜新穂高
2015年7月 中房〜燕〜大天井〜常念〜蝶〜徳本〜島々宿
2013年9月 焼〜西穂〜奥穂〜北穂〜南〜槍〜丸山〜新穂高
2010年8月 上高地〜蝶〜常念〜大天井〜槍〜新穂高
2007年7月 中尾〜笠〜双六〜槍〜南〜北穂〜奥穂〜西穂〜新穂高
2006年8月 猿倉〜白馬〜唐松〜五竜〜鹿島槍〜爺〜種池〜扇沢
と12年かけて北アルプスの縦走路がつながりました。
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