塩見岳・間ノ岳トレッキング(鳥倉ゲートin/広河原out)

2018年09月01日(土) 〜 2018年09月02日(日)

• GPS: 19:13
• 距離: 33.0km
• 登り: 3,213m
• 下り: 3,324m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:32
• 休憩: 0:53
• 合計: 11:25

5:10 鳥倉林道ゲート（駐車場）
5:41 5:43 鳥倉林道登山口
6:33 6:33 豊口山のコル
7:02 7:03 ほとけの清水
7:23 7:28 塩川・鳥倉ルート合流点
7:48 7:53 三伏峠小屋
8:05 8:05 三伏山
9:02 9:02 本谷山
10:32 10:43 塩見小屋
11:38 12:01 塩見岳
12:03 12:03 塩見岳東峰
12:38 12:38 北俣岳分岐
13:39 13:42 北荒川岳キャンプ場跡地
13:50 13:51 北荒川岳
14:55 14:57 新蛇抜山
15:22 15:22 竜尾見晴
16:04 16:04 安倍荒倉岳
16:35 熊の平小屋

2日目

• 山行: 5:55
• 休憩: 1:54
• 合計: 7:49

5:44 熊の平小屋
6:09 6:12 三国平
6:46 6:46 三峰岳
7:22 7:30 間ノ岳
8:14 8:14 中白根山
8:40 10:04 北岳山荘
10:22 10:24 トラバースルート分岐
10:40 10:45 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
10:55 10:56 八本歯のコル
12:06 12:17 大樺沢二俣
13:20 13:20 白根御池分岐
13:33 広河原山荘

天候

9/1：雨のち曇り、9/2：雨のち曇り

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー

コース状況／危険箇所等

日の出後も小雨で薄暗い影響もあり、鳥倉登山口から入り、標識2/10辺りで道迷い。
塩見岳直下、三峰岳直下、間ノ岳直下、八本歯のコル手前は岩だらけのガレ場。今回は雨天での通過となったため、三点支持・二点支持により、細心の注意を払いました。

写真

9/1 5:09

毎日あるぺん号(バス)で東京(竹橋)→伊那大島駅へ、そこで提携タクシーに乗り換えて鳥倉ゲートへ！タクシー乗車のハイカーは6名！

9/1 5:09

あいにくの雨の中、登山開始・・・

9/1 6:57

このルートを登る方へ！
6/10標識を越えてしばらくの所に水場あり、と覚えておいてください！

9/1 7:04

南アルプスの天然水「ほとけの清水」！

9/1 7:08

登山道を猛烈な勢いの雨水が流れ落ちる・・・

9/1 9:01

登山開始から4時間(朝9時)、本谷山を過ぎた頃、やっと雨が止み、雲がはけ、塩見岳が初めて見え始める！

9/1 10:27

塩見岳小屋！

9/1 11:03

山頂に近づくと、赤石山脈(南アルプス)らしく、赤い石(チャート？)が！

9/1 11:13

天狗岩を越え、塩見岳までのビクトリーロード(岩場の急登)！

9/1 11:28

過ぎてきた天狗岩を振り返る！その右下には塩見岳小屋が！

9/1 11:40

山頂・塩見岳西峰(3,047m)では雨が止み、左後方には富士山も！ちなみに、右奥がより高い塩見岳東峰(3,052m)！

9/1 11:36

塩見岳山頂より、南ア南部の盟主・赤石岳(右)と悪沢岳(左)

9/1 11:41

塩見岳山頂からの富士山！

9/1 12:03

塩見岳東峰より、塩見岳西峰を見返す！

9/1 12:19

塩見岳から少し下ると、南ア北部All Starsも姿を現す！

9/1 12:19

左より、まずは仙丈ヶ岳！

9/1 12:20

甲斐駒ヶ岳！白いのは雪でなく、石灰石！

9/1 12:13

左奥が北岳、右が間ノ岳！

9/1 12:19

北岳＆間ノ岳へ更にズーム！

9/1 12:20

左が西農鳥岳、右が農鳥岳！

9/1 12:27

富士山から右に天城山含む伊豆半島！

9/1 12:27

伊豆半島最南端・石廊崎が見えた！

9/1 12:27

手前は蝙蝠岳、奥は天城山(万二郎岳、万三郎岳)！

9/1 12:56

塩見岳(中央)を振り返る！

9/1 13:18

ホシガラスが食い尽くしたマツボックリの実。このように集積された場所が多数ありました。

9/1 15:18

更に進み、右が農鳥岳、左が西農鳥岳！

9/1 17:08

登山開始(朝5時)から11時間半(16時半)、やっと熊ノ平小屋に到着！疲れた！

9/1 17:07

熊ノ平小屋前には西農鳥岳(3,051m)がドーン！

9/1 17:11

熊ノ平小屋でのdinner♪。疲れた身体に染み渡るうまさ！

9/2 5:43

2日目朝、日の出時刻を過ぎても、西農鳥岳はドンヨリ・・・

9/2 6:05

まずは間ノ岳の前衛・三峰岳を目指す！

9/2 6:17

小雨だからか、三峰岳手前でライチョウが！

9/2 6:45

三峰岳(2,999m)は眺望なし・・・

9/2 7:22

間ノ岳(国内第3位、3,190m)も眺望なし・・・

9/2 8:14

中白根山(3,055m)も眺望なし・・・

9/2 10:02

何も見えない北岳山荘。ここで1時間待機し、雨がやむのを待ちました。

9/2 10:11

北岳山荘を越えると、ほどなくライチョウが！

9/2 10:11

2羽いました！

9/2 10:42

八本歯のコル手前で、また小雨が。雨天下のガレガレ、怖い・・・

9/2 11:04

八本歯のコルを越えると、木階段が10弱出現。雨で濡れた木階段の怖いこと怖いこと・・・

9/2 11:46

大樺沢にはまだ雪渓が残っていました

9/2 13:11

広河原目前の癒しの後継！

9/2 13:43

この橋を渡ると、登山終了！

9/2 13:58

広河原バスセンターへ到着！32km歩きとおして、やっとビールにありつけた！

9/2 18:15

甲府市街地で、鴨肉ほうとう！

撮影機器：

PowerShot SX720 HS CANON

PowerShot G7 X Mark II CANON

感想

happygo

毎日あるぺん号＆提携タクシーにより、東京から一路、塩見岳の登山口・鳥倉ゲートまで効果的に移動(タクシー代込で12,000円位)。
※ただし、バス乗車は4時間程度、タクシーは1時間程度で、睡眠がたいして取れず、登山史上初めて、軽い高山病の症状が出て、初日のラストはつらかったです・・・

雷が鳴り、雨が降り、モチベーション上がらない中、5時にスタート。3kmほど林道を歩き、登山道に入るも、日の出から大分時間が経つのに、林間は薄暗く、標識1/10を越えた後、道に迷ってしまいました。EPSON腕時計(MZ-500)のGPS機能を頼りに、何とか正規な登山道へ戻り、標識3/10を見つけた時は嬉しかった！

三伏峠小屋に着いても雨。小屋内でレインウェアの中にパーカーを着込み、渋々リスタート。本来は塩見岳が見えるらしい三伏山も眺望なし。黙々と進み、本谷山まで進む頃、ついに雨が止み、強風が雲を吹き飛ばしてくれたので、塩見岳が見え、モチベーションが初上昇！

その後も雨が降ったり止んだり、安定しない。塩見岳小屋でも小雨。気にせず進むと、塩見岳山頂直下で雨が止み、かつ周囲の南アAll Starsを取り巻く雲が強風で流され、山頂では富士山含め、奇跡的な絶景が見えました！

山頂から下ると、間ノ岳まで続く稜線がクッキリ見え、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳等の南ア北部All Starsがドーンと！！この2日間の山行で、最大の歓喜をあげたのは、ココでしたね♪。特に甲斐駒の白さは、印象的でしたね。

その後も、時折雨が降り、雲がかかり、眺望がなくなることもしばしば、逆に晴れ渡ることもあり、非常に目まぐるしい天候で、レインウェアを脱げない1日でしたね。初日は、北荒川岳あたりで、目元が痛み、自身の登山史上初めて、軽度の高山病の症状が出て、お腹がすいているのに食欲がない、だるい、的な状態が続き、かなりペースが落ちましたが、何とか予定(12時間)より早い11時間半で、熊ノ平小屋に到着。小屋が見えた時は、本当に嬉しかった！

小屋の女将に、「睡眠不足による高山病」と診断されました。dinnerをどうするか問われ、迷った挙句、予定通りのメニューでお願いしました。結論から言うと、おいしくて、ご飯は計2杯食べちゃいました！夜も小雨で眺望もないため、20時には早々に就寝。（1泊2日で9,000円）

2日目朝。やはり雨。止みそうにないので、覚悟を決めて6時に出発。
一路間ノ岳を目指しますが、まずは前衛・三峰岳(2,999m)へ。本当は3時に熊ノ平小屋を出て、三峰岳で間ノ岳バックのご来光を望むプランだったのですが・・・。が、雨の恵みか、三峰岳手前でライチョウが5,6羽まとまって見れました！

奥穂高岳と並び、日本第3位の間ノ岳(3,190m)へ小雨の中、到達するも、やはり何も見えず、かつ寒いので、滞在1分で出発。数分進むと「農鳥小屋」方面と書かれた標識が！？そうです、道間違い。すぐに気づいて間ノ岳山頂へ戻り、気を新たに北岳方面へ。中白根山(3,055m)も何も眺望なし。黙々と進むと北岳山荘。とりあえず、山荘に入り、暖を取り、1時間強待っていると、雨が止んだので、リスタート。

リスタート直後、ライチョウがテクテクと2羽歩いてました。wikiによると、北岳って、2007年にライチョウが絶滅したことがあるらしく、こうして再びライチョウに会えるのはステキなことですね♪

本当は北岳(昨年夏の日に登頂するも、ガスガスで眺望なし)も寄って下山予定でしたが、眺望ゼロなので、北岳は寄らず、一路八本歯のコルへ。八本歯のコル手前のガレ場で再び雨が降り出し、かなり慎重に下りました。コルを越えると、今度は木階段が多数出現。濡れているから一段一段とっても慎重に下りました。

大樺沢に下りてくると雨が止み、二股分岐のところで、この旅初めてレインウェアを脱ぎ、半袖に。でも、鳳凰三山も見えず、黙々と下るのみ。結局、2日目はどのポイントでも眺望なし。初登頂した間ノ岳が、単なるピークハントになってしまい、残念です。

北岳は去年眺望なし、間ノ岳は今年眺望なし。いずれも、いつか晴れの日を選んでリトライしてやる！と心に誓う山旅となりました。でも、初日の塩見岳界隈から見えた南ア北部・南部のAll Starsたちの光景、そしてライチョウが癒しをくれたので、楽しいこともあった山旅となりました。