紅葉最盛 ☆七倉〜雲ノ平〜折立
- GPS
- 27:56
- 距離
- 45.6km
- 登り
- 3,474m
- 下り
- 3,171m
コースタイム
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 4:18
- 合計
- 11:48
- 山行
- 8:43
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 10:47
- 山行
- 7:11
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 8:37
天候 | 9/22 午前中 雨 午後から晴れ 9/23 晴れ 稜線は強風 9/24 晴れ 午後から曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
その他周辺情報 | 折立から富山までの直通バスは良いが、風呂に立ち寄ってくれればなお更いいのだが。 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
|
---|
感想
新宿都庁前の夜行バス乗り場へ到着すると、偶然にも会社の方に会った。しかも同じバスとの事であったが行き先は異なり、私は最初の折場七倉、先方はその先の扇沢(柏原新道)との事。そして、私はテント泊のため50lザックであったが、先方は今回は小屋泊まりで小型ザック。夜行バスの疲れを考えると軽量なのは羨ましいが、連休の小屋の喧騒を考えると、とてもあの状況で安眠は耐えられない。23:00新宿発、七倉3:45着なので、いくら3列シートと言えども、時間も短くこの日は眠りも浅く睡眠不足は否めない。
9/22
まだ夜が明けぬ七倉での降車客は私を含めて2名。そのほか後続のバスからも数名の方が降りていた。
案の定雨の中、ヘッドラップを灯しての出発となった。但し、高瀬ダムの先不動沢までの林道(正確には東電のダム管理道路)はトンネルとスノーシェッドが半分あり、これで雨がしのげるので有りがたい。
高瀬ダムのロックフィルダムの九十九折れの堤体を越えるあたりであたりはだんだんと白やんできたが、ダム湖面には霧雲がどんよりと覆っている。堤体手前で後続のトレッカーに抜かれ際に行き先を尋ねると、三俣山荘をを目指すとの事、軽装とは言えいやはや私の2日分を距離を踏破するのだから若者は大したものだ。
さて、最後のトンネルを抜けると沢沿いの登山道となるが、やがて北アルプス3大急登(他は??)ぶなたて尾根へと続く。寝不足が影響して、足元が心もとない。何回か一歩を踏み出した後に後ずさりする。特段切り立った尾根ではないのでリスクはさほどないが、腹に力をいれて体幹バランスをとるようにする。こういう状態になると腹筋を鍛えねばとつくづく感じる。後続者につぎつぎに抜かれるが、たぶん野口五郎小屋を目指して急いでいるのであろう。こちらはテント泊なので烏帽子泊まりとなるが、時間的には丁度いい。お昼前に烏帽子小屋に到着した時点ではまだ雨が降っていたが、テントを張る時には雨は上がりやがて日が差出し青空が広がり出し稜線が見渡せるまでに天候は回復した。
テント張を完了し、晴れ渡った秋空の中、烏帽子岳ピークまで午後のトレックに出かけた。スマホ圏内にて明日以降の天気を見ると、どうやら明日は稜線強風も快晴、翌日も高曇り午前中は天候が持ちそうであり、秋空の中快適な山旅となりそうだ。
それにしてもここのテント場は快適だ。テントの入り口から三ツ岳が正面に見渡せ、整地もバッチリ、おまけに予想に反してガラガラであった。
9/23
昨夜は満月、満天の星空、昨日の寝不足を回復すべくぐっすりと眠れた。朝起きると時々テントが風に揺れるが、どうやら予報どおり快晴のようだ。テント場は殆んど風を感じる事はなかったが、出発して直ぐに森林限界を超えるとかなりの風が吹き荒れていた。多分に風速20m弱と言ったところだ。防風・防寒のためこの先水晶小屋まで雨具を着用。
5:30過ぎ野口五郎岳手前で日の出を迎える。このコースは通称裏銀座縦走コースといわれるが、北アルプスの他の山域に比べすれ違う登山者は少ない。秋の連休登山シーズンと言え、初日の雨天の影響もあるだろうが、夏場に比べれば人出は少ない。
水晶岳へは空身で往復。頂上にて写真撮影を頼まれた方に出発地点を聞くと、夜中の0:00に新穂高を出発し、これからまた戻るとの事。日帰り水晶岳往復とは、若いとは言え大したものだ。そんな事を聞くと、のんびりと時間をかけて縦走を楽しめるわが身を思うと有りがたい。
水晶岳はほぼ北アルプスの中央に聳える100名山。さすがに、360度北アルプスが全貌できる。そして眼下には秘境と言われる雲ノ平の庭園が広がり、雲ノ平山荘の煙突からは煙がもくもくと秋空にたなびいている。こんな風景の中に位置する雲ノ平テント場。夏場は大変な人気サイトとの事であったため、混雑度が気になるところであった。
祖父岳を過ぎやがて眼前に雲ノ平が見渡せると所まで下ったところでテント場が見えたが、わずか3張。連休とは言えこの2連休最後、おまけに初日雨の条件だとこの程度かと、少々驚きでした。但し、夕方には10張弱程度となっていました。
夕食までのひと時、雲ノ平山荘へのテント泊手続ついでに、雲ノ平を散策。最後の秘境と言われ多くの方がその魅力に取り付かれるだけあり、庭園のような岩、湿原、そして小川が至る所に散在し、心和む雰囲気満載の丘が広大に広がり、多くの人に愛されるのだろう。この時期秋の紅葉も良いが、やはり高山植物が彩る7月、そして雪解けが始まる6月も素晴らしいだろう。是非その時期、土日を避けて来たいものだ。
9/24
この日は折立発のバス時刻が13:00、歩行時間は昭文社登山地図によると9時間。私の場合休憩を含めて大体はコースタイムはクリアするので、逆算すると4:00が出発時間となる。ほとんど普段の寝る時間に近い朝2:00起床。こんな早起きは何年ぶりだろうか?(多分大学時代にもない)
予定より早く、暗闇の中3:50にテント場を出発。残念ながら朝焼けに輝く草紅葉に彩られた雲ノ平を眺めることはできず、ただ黙々とヘッドライトを灯しながら雲ノ平の木道を黙々と歩む。やがて夜が白み出すころに木道が終わり雲ノ平に別れを告げる急降下の尾根道となり薬師沢出会いに到着。朝の日差しの元エメラルドグリーンに輝く黒部源流の川原にて一休み。その水で顔を洗いさっぱりとする。予定より30分程早く到着したので、ここでゆっくりと休憩。
ここから再び太郎平までの登り返しが待っている。しかし、朝日を浴びての薬師沢沿いに続くなだらかな登りは心地良い。薬師沢を離れやがて太郎平への登りはややきつくなるが、薬師岳が眼前に聳えそして目指す太郎平も目え出すので気持ちは良い。
太郎平まで来れば、後は下りだけ。ほぼ到着時間にも目処が立ったので太郎小屋にてビールを飲み小休止。ここよりほろ酔い気分ながらも、足元よしと心に号令をかけ、無事折立に到着。
ganbarukenさん、はじめまして。
水晶山頂と水晶小屋にてお会いしたかと思います。レコ拝見遅くなりまして今頃失礼いたします。雲の平に向かわれるとのことでしたが高瀬から入られておられたのですね。初日は雨でしたが2日目は文句ナシの快晴。3日目も降られることなく折立まで。毎日10時間行動されたとは、なかなかタフな旅になられたようですが裏銀座東西大縦走。よい連休になりましたね!
私はといえばこの三連休も含め、2日と晴れないことに業を煮やして2日目の快晴で日帰りしてしまいましたがベロベロになりました。結局家に帰っても翌日は使い物にならず怒られます。
やはり水晶は遠かったです。なかなか行かれるところではないので快晴日当たってラッキーでしたね。おつかれさまでした!
職場の山仲間に、水晶で新穂高からロングランの方に会ったと報告したら、皆さん言ってました。おやじにはその行程は絶対ありえないと。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する