新穂高から槍穂縦走〜大キレット

2018年10月05日(金) 〜 2018年10月07日(日)

• GPS: 23:17
• 距離: 30.1km
• 登り: 3,145m
• 下り: 3,117m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:05
• 休憩: 0:13
• 合計: 8:18

距離 13.4km 登り 2,061m 下り 67m

8:31 新穂高温泉バス停
8:36 新穂高温泉駅
8:50 小鍋谷ゲート
9:20 9:21 穂高平小屋
10:10 白出小屋
11:11 滝谷避難小屋
11:17 11:22 藤木レリーフ
12:32 12:33 槍平小屋
14:34 14:38 飛騨沢千丈乗越分岐
16:32 16:34 飛騨乗越
16:49 槍ヶ岳山荘

2日目

• 山行: 8:10
• 休憩: 1:44
• 合計: 9:54

距離 7.1km 登り 1,011m 下り 1,109m

4:59 槍ヶ岳山荘
5:16 5:47 槍ヶ岳
6:04 6:13 槍ヶ岳山荘
6:22 6:23 飛騨乗越
6:40 6:41 大喰岳
7:11 7:12 中岳
7:49 天狗原分岐
8:07 南岳
8:13 8:36 南岳小屋
9:53 9:55 長谷川ピーク
11:11 北穂高小屋
11:20 北穂高岳(北峰)
11:20 北穂高小屋
11:26 11:30 北穂高岳(北峰)
11:30 11:46 北穂高小屋
11:59 12:01 北穂高岳(北峰)
14:09 14:23 涸沢岳
14:53 穂高岳山荘

3日目

• 山行: 4:21
• 休憩: 0:26
• 合計: 4:47

距離 9.5km 登り 73m 下り 1,967m

7:20 穂高岳山荘
9:09 9:31 白出大滝
9:46 9:47 重太郎橋
10:44 白出小屋
11:17 11:19 穂高平小屋
11:50 11:51 小鍋谷ゲート
12:03 新穂高温泉駅
12:07 ゴール地点

天候

10/5　薄曇り〜ガス
10/6　晴れ〜ガス・風雨
10/7　ガス・強風〜薄曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新穂高温泉　市営新穂高第3駐車場(24時間無料駐車場で一番近い)
金曜日午前8時台でほぼ7~8割が埋まっていました．
https://www.okuhida.or.jp/wp-content/uploads/2013/10/bba5633d5dcd35f196abe45acdcd5feb.jpg

コース状況／危険箇所等

・新穂高温泉〜槍ヶ岳：
　最初は長閑なハイキングコース(ただし工事車両が通る区間あり)から徐々に高度・斜度を上げていきます．滝谷出合は増水時に渡渉できない場合があるそうです．

・槍ヶ岳〜南岳：
　それなりにアップダウンがありますが特に危険箇所はありません．

・南岳〜大キレット〜北穂高岳：
　長谷川ピーク(Hピーク)までは特に問題ありませんが，長谷川ピーク〜北穂は高度感がかなりあり緊張感が増します．慎重を期して三点支持を念頭に．ルートは目印矢印が明瞭で迷うことはありませんが，こっちが×でこっちが○？いやいやどっちも×でしょ？という感じです．逆方向の場合，北穂直下から激下りで足元が見え難いかもしれません．

・北穂高岳〜穂高岳山荘：
　こちらも大キレットに負けずかなりタフなルートです．今回は風雨強く，足元も滑りやすく難儀しました．かなり高度感があります．

・穂高岳山荘〜白出沢出合〜新穂高：
　1800mほどをひたすら下ります．重太郎橋は紅葉がきれいで休憩ポイントです．

写真

10/5 8:39

10/5 9:01

しばらくは工事用車両も通る林道を行きます．

10/5 9:22

穂高平小屋．別荘のよう．

10/5 9:24

穂高牧場の牛たち．

10/5 10:14

白出沢出合

10/5 10:17

白出沢出合を過ぎると登山道っぽくなってきます．

10/5 10:52

最初の渡渉．水の流れはありませんでした．

10/5 11:17

滝谷出合の渡渉ポイント．河岸に出てから少し上流に歩いたところです．

10/5 12:15

槍平小屋．このベンチで小休止．

10/5 13:09

10/5 14:12

10/5 14:35

ここから本格的な登り．勾配が上がります．

10/5 16:32

すっかりガスの中．

10/5 16:48

槍ヶ岳山荘に着いたはず，でもまだ見えない...

10/5 16:51

槍ヶ岳山荘到着．

10/6 4:23

槍ヶ岳山荘

10/6 5:18

槍ヶ岳山頂からの日の出待ち．

10/6 5:23

10/6 5:29

少し赤く染まってきた.

10/6 5:31

槍ヶ岳山頂

10/6 5:40

10/6 5:42

10/6 5:44

爆風の中，ご来光．

10/6 5:48

山頂から．陽が当たる斜面．殺生ヒュッテからのジグザグな登り．

10/6 6:02

槍ヶ岳山荘前から

10/6 6:02

朝陽が当たる槍ヶ岳山荘

10/6 6:03

涸沢方面の雲海

10/6 6:11

出た

10/6 6:11

清々しい青空のもと出発．

10/6 6:55

涸沢方面の雲海，成長中

10/6 7:07

槍が遠くなっていく...

10/6 7:10

中岳到着

10/6 7:10

どんどん槍ヶ岳が小さくなっていく．

10/6 7:59

雲海が成長中...いやな予感．

10/6 7:59

これから向かう南岳方面にガスが...

10/6 8:05

南岳到着

10/6 8:06

10/6 8:06

南岳小屋が見えた．

10/6 8:16

南岳小屋で槍ヶ岳山荘の弁当をいただく．

10/6 8:36

南岳小屋

10/6 8:39

北穂はガスの中...

10/6 8:48

いざ，大キレットにドロップイン!!

10/6 8:50

滝谷方面

10/6 9:06

10/6 9:14

10/6 9:47

Hピーク，ガスに巻かれた...

10/6 9:47

10/6 9:47

10/6 9:53

ナイフリッジ，緊張感が増していく...

10/6 9:56

クサリ場

10/6 10:07

A沢のコル

10/6 10:17

Hピークを望む．これから激登り．

10/6 10:17

細い稜線．

10/6 10:56

展望...はありません．真っ白．

10/6 11:27

北穂高小屋到着．残念ながら雨が降ってきた．

10/6 11:45

このテラスからの大展望を期待していました．心の目で涸沢の紅葉を想像...

10/6 12:01

北穂高岳登頂

10/6 12:02

10/6 13:10

最低コル

10/6 13:46

ガスと強風で高度感ある断崖で写真を撮る余裕がありません．

10/6 13:56

足元が切れ落ちている

10/6 14:29

涸沢岳．穂高岳山荘から上った時はあっさりでしたが，北穂高岳からだと遥々来た感がありました．

10/6 14:39

穂高岳山荘が見えた．

10/6 14:53

ザイテンから上がってきたところにある標識．

10/6 16:24

穂高岳山荘

10/7 5:47

翌朝早々の出発を予定して弁当をお願いしていましたが，天候不順で停滞．山荘で朝食を摂る方々の横で弁当をいただく．

10/7 6:54

10/7 8:00

あった「アビナイヨ」

10/7 8:27

ひたすら下りていく

10/7 8:38

10/7 8:47

きれいな紅葉

10/7 8:48

10/7 8:54

10/7 8:55

下りてきた白出沢を振り返る．ここから樹林帯に入ります．

10/7 9:22

紅葉と高巻道

10/7 9:29

ここまで下りてきたら日差しが...

10/7 9:35

紅葉・滝・霧

10/7 9:44

10/7 10:19

樹林帯を下りていく

10/7 10:50

林道に出てきた

10/7 12:04

無事に下山．

撮影機器：

COOLPIX S9300 NIKON

iPhone 7 Apple

感想

zeps

2泊3日の槍穂縦走を先月から計画していましたが，週末晴れ予報の知らせがないまま10月になってしまい，紅葉の季節も終わりそうなので意を決して行ってきました．ところが，仕事を終えてちょっと仮眠してから出発...と，目覚めたら登山口出発予定時刻．「今さら自宅を出て行って間に合うのか？」「せっかく休みを取ったのに行かないでどうする？」色々な声が頭の中を駆け巡るのを振り払って新穂高温泉へ向けて出発．幸い無料駐車場にすぐ停められ，速攻出発．滝谷の渡渉ポイントも難なくクリアし，穏やかな風景の槍平小屋を過ぎると千丈分岐辺りからはガスで真っ白な中，何とか暗くなる前に槍ヶ岳山荘に辿り着きました．

翌朝，槍ヶ岳からの360°のパノラマは素晴らしかった．これからいく穂高連峰，反対側に立山や後立山の峰々．今まで登った山々が一望でした．
念願の大キレットは，不帰の嶮や八峰キレットに比べてスケールが大きく，楽しい緊張感でした．長谷川ピークから先はかなりキレッキレッ．飛騨泣きも緊張ポイントです．A沢のコルを過ぎるとガスの中に見え隠れする北穂高岳への激登り．三点支持で登ります．ガスが濃くなってきて岩が濡れてきたのでより慎重に登りました．下りは怖いでしょうね．

北穂高岳からの眺望も楽しみにしていましたが，真っ白ガスの中．ここから穂高岳山荘までのルートは，皆さん仰る通り大キレットとはまた違った高度感，緊張感がありました．横殴りの風雨の中，今回は楽しめる高度感ではありませんでした(笑)．

穂高岳山荘から西穂高に抜ける計画でしたが，ガスと強風のため断念し白出沢を下りました．計画変更のおかげかで，白出沢出合のきれいな紅葉を拝むことができました．ジャンダルムはまた次回のお楽しみ．今年はもう難しいかな...