2019 8/9〜14 裏銀座・高天原

2019年08月09日(金) 〜 2019年08月14日(水)

• GPS: 126:56
• 距離: 63.0km
• 登り: 4,643m
• 下り: 4,828m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:20
• 休憩: 2:28
• 合計: 8:48

6:01 高瀬ダム濁沢登山口
6:12 6:12 高瀬ダム 天場
6:26 6:32 ブナ立尾根取付
7:08 7:15 権太落し
8:59 9:01 三角点
10:33 11:40 烏帽子小屋
11:58 12:22 前烏帽子岳
12:32 12:32 烏帽子岳山頂分岐
12:46 13:13 烏帽子岳
13:40 13:40 烏帽子岳山頂分岐
14:00 14:15 前烏帽子岳
14:49 烏帽子小屋

2日目

• 山行: 6:54
• 休憩: 1:28
• 合計: 8:22

6:06 烏帽子ひょうたん池
8:41 9:06 野口五郎小屋
9:19 9:25 野口五郎岳
10:00 10:01 真砂岳
10:05 10:05 真砂岳分岐
11:12 11:13 東沢乗越
12:07 13:02 水晶小屋
13:37 13:37 水晶岳
14:28 水晶小屋

3日目

• 山行: 5:02
• 休憩: 1:57
• 合計: 6:59

5:45 水晶小屋
6:14 6:18 ワリモ北分岐
6:36 6:41 ワリモ岳
7:09 7:41 鷲羽岳
8:12 8:12 ワリモ岳
8:28 8:30 ワリモ北分岐
8:37 8:39 岩苔乗越
9:31 9:44 祖父岳
10:11 10:17 祖父岳分岐
10:58 10:59 スイス庭園
11:10 11:29 雲ノ平テント場
12:11 12:44 雲ノ平山荘
12:44 宿泊地

4日目

• 山行: 3:10
• 休憩: 0:08
• 合計: 3:18

6:49 祖母岳
7:04 7:04 雲ノ平山荘
7:35 7:35 コロナ観測所
7:56 7:56 奥スイス庭園
7:59 8:00 雲ノ平の森の道
8:45 8:48 高天原峠
10:01 10:05 高天原展望台
10:07 高天原山荘

5日目

• 山行: 7:39
• 休憩: 1:01
• 合計: 8:40

5:45 高天原展望台
5:49 5:49 高天原分岐
6:36 6:37 水晶池分岐
8:29 8:29 岩苔小谷水場
8:39 8:40 岩苔乗越
9:44 9:57 黒部川水源地標
10:45 11:31 三俣山荘
12:29 12:29 三俣峠
14:12 14:12 双六岳巻道分岐
14:25 双六小屋

6日目

• 山行: 4:41
• 休憩: 1:21
• 合計: 6:02

6:49 双六小屋
6:52 6:52 双六池
7:20 7:20 くろゆりベンチ
7:31 7:31 花見平
7:41 7:52 弓折乗越
8:21 8:46 鏡平山荘
8:51 8:53 鏡池
9:24 9:25 シシウドヶ原
9:49 9:49 イタドリが原
10:03 10:03 チボ岩
10:18 10:18 秩父沢出合
10:59 10:59 小池新道入口
11:14 11:52 わさび平小屋
12:03 12:03 笠新道登山口
12:12 12:12 中崎橋
12:25 12:25 お助け風穴
12:38 12:42 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
12:51 新穂高温泉バス停

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

アルピコタクシー大町支社へ駐車、タクシーで高瀬ダムへ

写真

8/9 5:12

アルピコタクシー大町支社で山行中車を預かってもらい、タクシーで高瀬ダムへ

8/9 5:37

七倉山荘からの相乗り客を乗せ、ここからは指定車両か徒歩のみ通行できる東京電力管理道路へ

8/9 5:46

ロックフィルとしては日本最大の高瀬ダムをつづらで登る

8/9 5:53

相乗り客の分どういう計算かわからないけど、アルピコ大町支社からのタクシー代は7500円だった

8/9 6:10

テンション上がります！

8/9 6:12

登山口手前にある濁沢キャンプ場。管理人なし料金500円は烏帽子小屋へ

8/9 6:25

北ア3大急登のひとつブナ立尾根。脚が鳴るぜ…

8/9 6:29

初っ端からキツい

8/9 8:44

12から始まり0の烏帽子小屋まで、およそ標高100mおきで休憩ポイントに数が振られてる。標高差1200m以上…！

8/9 10:34

よく整備されて歩きやすいけど樹林帯で滝汗をかきながらひたすら登る

8/9 10:38

烏帽子小屋到着。小屋の前は花壇になってる

8/9 10:39

ガラスに赤牛岳を映す

8/9 11:59

荷物をデポして烏帽子岳へ

8/9 12:49

鎖の登り

8/9 12:52

鎖のトラバース

8/9 12:57

さらに岩をよじ登り、二百名山 烏帽子岳山頂！

8/9 13:11

ピークはこちら

8/9 14:10

さっそくライチョウさんのお出迎え！

8/9 14:40

南には明日歩く稜線が。ここからはまだ野口五郎は見えない

8/9 15:40

9日は布団一人一枚あった。10日は予約が取れず前倒しにしたのだ

8/9 17:05

夕食は名物のボルシチ。味噌汁が付くのが謎だ…

8/9 18:27

薄明の夕時

8/10 5:31

オーソドックスな朝食

8/10 6:08

テン場。小屋からちょっと距離あるね

8/10 6:27

眼下の高瀬ダムが近い。それだけ急登だったということかな

8/10 6:43

そこかしこにコマクサの群落

8/10 6:48

三ツ岳から振り返る。砂れきで歩きやすい

8/10 6:48

独特な烏帽子岳がここからでも目を引く

8/10 7:33

野口五郎越しに槍が

8/10 8:35

今日の目的地、水晶岳。あそこまで歩くのか…

8/10 8:39

天気いいのに今日も出てきてくれた。しかし足元をちょろちょろと警戒心なさすぎじゃないですかw

8/10 9:06

山頂直下にある野口五郎小屋でコーラ補給

8/10 9:11

この辺りはトンボ優勢でもうアブは少なかった

8/10 9:23

三百名山 野口五郎岳！
野口集落から見えるゴーロの山から付いた名だそうな

8/10 9:25

北から続いた縦走路はここで西に曲がる

8/10 10:10

北から見る槍が荒々しい

8/10 10:26

富山県の防災ヘリ。何時間もかけて歩いた稜線をものの数十秒で飛び去って行った

8/10 11:13

明日向かう鷲羽岳

8/10 12:09

東沢乗越を越えて登り返しがきつい

8/10 12:09

ちょうどお昼、大賑わいの水晶小屋へ到着！

8/10 12:26

焼き餅がゴロゴロ入った味噌仕立ての力汁で腹ごしらえ
生姜が効いててこれは箸が進むー！

8/10 13:05

荷物をデポして軽装で水晶岳へ

8/10 13:23

危険個所は烏帽子よりは少ないかな？

8/10 13:40

百名山 水晶岳登頂！

8/10 13:46

北には長ーい読売新道が赤牛岳から黒部湖まで続く

8/10 13:50

西に目をやると雲ノ平の平らな台地が
なんてリッチな立地なんだ！？

8/10 13:50

こんな北アルプスの深部に台地がある不思議

8/10 14:36

小屋に戻り、歩いてきた稜線を眺めながら勝利の黒ラベル

8/10 16:54

名物ごろごろカレー。勿論おかわり自由！

8/10 18:45

野口五郎が赤く染まる

8/10 18:45

夕焼けはアーベントロートでしたっけ

8/11 4:52

小さな小屋なので混雑を予想したけど、意外にも布団5枚で6人と余裕があった

8/11 5:05

水晶と真砂岳の間から日が昇る

8/11 5:06

うおっまぶしっ！

8/11 5:40

ここまで追手は来ないとは思うけど大丈夫ですか

8/11 5:51

鷲羽岳へ向かいます

8/11 6:40

三俣蓮華方面は独特の山容。とんがりは笠ヶ岳かな？

8/11 6:40

ワリモ岳通過

8/11 7:13

百名山、鷲羽岳。人もアブも多い！

8/11 7:18

これぞカール！
黒部五郎も黒部村のゴーロからきてるのね

8/11 7:34

鷲羽池

8/11 7:53

ピストンなのでワリモ岳方面へ戻ります

8/11 8:39

岩苔乗越。このエリアの要衝、交差点だ

8/11 9:28

イワヒバリさん目線下さい！

8/11 9:55

祖父岳からは今日の目的地、雲ノ平山荘がすぐ近くに見えるけど植生回復のため道の付け替えでぐるっと大回り。結構かかる

8/11 10:49

木道が整備された雲ノ平。正直よく言われるような秘境感はないけど好きだ

8/11 10:51

どの辺りがスイスなのかよく分らんけど

8/11 10:54

スイス庭園にはベンチがあり休憩によさげ。中央の開けたところが高天原。明日はあそこまで降りるのか…

8/11 11:13

雲ノ平キャンプ場。山荘までは20分ほど離れてるけど水場もトイレもあり快適そう

8/11 11:17

冷たくて美味しい水。ビール冷やしてる人も多い
烏帽子も水晶も、雲ノ平山荘も水は有料なのでなんと贅沢な！

8/11 11:47

雲ノ平に浮かぶ船のよう

8/11 11:54

2010年に建て替えられた綺麗で快適な山荘

8/11 12:13

中も船をひっくり返したような構造。なのはいいけど梁で頭を打つ音がひっきりなしに聞こえるw

8/11 12:14

充電コーナー。100Vだけじゃなく直でUSBも差せて有り難い
ドコモはだめでしたが、小屋内はソフトバンクだけ電波が入るそうです

8/11 12:17

このメニューをみて山奥の秘境だと信じられますか？

8/11 12:28

イベリコ豚のペペロンチーノ。うまし！

8/11 12:39

水晶Tシャツが完売してたので雲ノ平で山シャツを購入

8/11 12:41

解放感しかないテラス席

8/11 15:15

バックロードホーンからはオサレな音楽が

8/11 16:33

夕食は名物の石狩鍋！

8/11 16:38

具だくさんの石狩鍋は勿論なんだけど、ここに写ってない生姜のしょうゆ漬け？がまた旨いんだ。それだけで何杯でもおかわりできる

8/11 16:55

談話室にあった本。まさにこのエリアで読みたかった本だ！

8/11 16:55

って、本人のサインが。お隣さんですもんね

8/11 18:56

黄昏時

8/11 18:57

怪しくも美しい池塘

8/12 5:21

布団1枚に2人の大盛況でした。次は空いてるときに来たい

8/12 6:54

チングルマの綿毛。海水生物飼育やってたので憎きカーリーに見えてしまってもうダメw

8/12 6:55

ギリシャ庭園から

8/12 8:24

雲ノ平から高天原峠への下り。滑りやすくハシゴが続く急な個所もあり苦手な道

8/12 9:23

岩苔小谷の沢を渡る

8/12 9:58

高天原到着

8/12 10:00

今日の宿、高天原山荘。思ったより開放的で明るい感じ
元はモリブデンの採れる大東鉱山の作業員宿場だったらしいが、2015年改築され快適に利用できる

8/12 10:05

高天原という名は鉱山に人が入ってからなので(名称はイメージです)ってことかな

8/12 10:24

一番乗りなので空いてるけど、今日も布団一枚に2人の激混みなのだ…

8/12 10:37

広いテラス。ここは沢水が引かれて汲み放題

8/12 11:48

今回の山行、目的の一つが山のパティシエ「Hisa」さんの出張料理！

8/12 11:47

水筒やクーラーボックスに入れ、時には沢水で冷やし、すべてHisaさんが担ぎ上げてきた食材で日本最奥の地のローフード！

8/12 12:27

どっしりボリューム、おかわり有り。むしろこちらがメイン！？のパフェ。なんと贅沢な…

8/12 10:39

食事の後は4日ぶりのお風呂に心が逸る！

8/12 14:13

温泉までの道は普通に登山道。慣れてなきゃサンダルは止めた方が良さそう

8/12 13:56

高天原温泉！露天と脱衣所付き男湯、女湯がある
沢でビール冷やしたり、温泉と交互に水風呂したり。みなそれぞれに日本最奥の温泉を楽しんでる

8/12 13:21

かけ流しの硫黄泉で湯温は絶妙。それほど臭くもないので湯上り爽快で手ぬぐいも沢で濯げて言うことなし！

8/13 5:47

ガスがかかって幻想的

8/13 8:16

ここから下山まではHisaさんと行動。高天原から岩苔乗越までひたすら登りだけど解放感があり歩きやすい

8/13 8:40

乗越まで戻ってきた

8/13 9:53

沢を横に見ながらの下り。これが黒部川として長い旅が始まる

8/13 10:02

黒部川の水源地標。源流の碑ではないのね

8/13 10:56

三俣山荘。夜は2畳に5人という恐ろしい状態だったらしい…

8/13 10:57

ここでお昼に。ジビエ丼は売り切れでした、残念！

8/13 11:11

下界で食べるどんなオムライスよりも美味しかったですよ

8/13 12:28

雲が湧いてきたので三俣蓮華岳も双六岳も巻くことにします

8/13 12:48

カールっぽい

8/13 13:50

こちらから見る鷲羽は百名山に相応しい風格だ(モデル:Hisaさん)

8/13 14:18

双六岳と樅沢岳の鞍部に建つ双六小屋

8/13 14:28

軽食メニュー。夕方までやってるのでテン泊でも夕食が摂れる
あんかけ皿うどんが美味しそうでした…

8/13 14:28

大きな小屋でホスピタリティも素晴らしい

8/13 14:29

双六の語源は各種あるようですね

8/13 15:13

ケーキセットは売り切れだけどコーヒータイム

8/13 15:21

夏の間は大学の診療所が開設
干した布団の取り込み中。鳥にウ〇コされたーだってw

8/13 15:34

収容人数200人。頼りになる小屋だ

8/13 15:51

もくもく雲が湧いている

8/13 15:57

この時期に布団一人一枚でゆったり泊まれる有り難さ

8/13 17:40

夕食は名物の天ぷら。さくさくです！

8/13 18:39

案の定夕立が。ぎゅうぎゅう詰めテン場がちょっと心配

8/14 5:09

朝はすっきり晴れてテントの人も続々出発していく

8/14 5:21

朝食は過不足ない感じ

8/14 6:33

無料水場あり

8/14 8:50

今日は下山日。ずんずん下るのみ
楽しみは山小屋での飲食。まずは鏡平へ

8/14 8:35

名物のかき氷。ふわっふわです

8/14 8:52

逆さ槍は見られなかったけど、雲のおかげで雪山っぽくなった

8/14 10:53

よく整備されて歩きやすい小池新道。しかし長い…

8/14 11:07

左股林道に出ると車も通行できる道に

8/14 11:15

わさび平小屋

8/14 11:17

塩かけてかぶりつきたい！

8/14 11:33

ここまで来たら勝利の美酒を頂いてもいいでしょう。名物そうめんと

8/14 12:03

笠新道登山口。まだ自分には早いかな…

8/14 12:41

ゲート到着！

8/14 13:03

ロープウェイ乗り場へ。これにて無事下山とします！
車をデポした大町へはHisaさんの車に同乗して戻ります

8/14 13:10

〆のわさびソフト。下界の物価の安さに驚くw
長々とここまでご覧くださり有難うございました

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100M6 SONY

装備

個人装備

Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ 携帯トイレ

感想

Tenere_nm7

5泊6日の日程で全くカッパを着ることも稜線で強風に吹かれることもなく、帰宅してから台風10号の影響が出るという雨男の自分には奇跡のようなタイミングでの登山でした。
高天原での出張料理と下山の同行、運転までして頂いたHisaさんにはこの場を借りてお礼申し上げます。お疲れ様でした