新穂高から槍ヶ岳、北穂高岳、白出沢を周回
- GPS
- 17:55
- 距離
- 27.5km
- 登り
- 3,077m
- 下り
- 3,064m
コースタイム
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 7:29
- 山行
- 9:11
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 10:27
天候 | 初日 曇りだが晴れ間も少し 2日目 曇り時折小雨で強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス | |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
2日休みが取れた。天気はイマイチ良くない。初日は雲りで、上手く行けば晴れ間が少しあるか?2日目は夕方から雨で崩れる前なので、高曇りではないかと予想した。
槍ヶ岳、北穂高岳はどちらも行った事はあるが、その間の大キレットはまだ行ってない。いつか行こうと思いながら、なかなか行けなかった。今回は天気が悪くても大キレットがどんな所か分かるだけでもいいと思い、行く事にした。
初日は曇りでスタートしたが、飛騨沢の森林限界を超えると雲が少なくなり、時折晴れ間も出てきた。槍ヶ岳山荘に着くと、槍の穂先も雲がかかったり取れたり。しかし、テントを先に張らないと、いっぱいで場所が無くなるかもしれないというので、仕方なくまずテントを張った。それから穂先へ登ると、雲がいっぱいで笠ヶ岳がわずかに見えただけ。暫くねばったが同じだったので諦めテント場へ。
約1時間後、急に雲が少なくなり、周りの高い山々が見え出した。諦めていただけに感激の瞬間だった。雲は多いが上のほうの雲が取れ、立山、白馬、白山、その他大勢、総出演。いやー、素晴らしい。普段見れない光景だったがまもなく日没。
その後、風が強くなり、寝てる間、テントが大きく揺れて不安な夜だったが、何とか飛ばされずに済んだ。冷え性で心配した寒さも大丈夫で足元の冷えも心配だったが大丈夫だった。
朝、起きると天気予報とは違い、雲で視界は5mくらいで、相変わらす強風で時折小雨も。スマホが繋がったので天気予報を見ると高山、松本共、風は2,3mで曇りの予報。テント場は飛騨沢からの風の通り道なので他はもっとましかと思い、とりあえず南岳まで行きダメならエスケープルートで下山のつもりで出発。殆どの人は下山したみたいだった。
南岳まで行ったが風は風速10m弱くらいで、なんとか行ける程度で寒さもましだった。ただ、風の通り道は突風も吹くので覚悟して行った。長谷川ピークあたりまでは、よくあるような岩場でどっちゅうことなかったが、長谷川ピークの手前あたりから険しくなり、なめてたらえらい目に合うと思い、トレッキングポールを収納。いつもは岩場でも邪魔くさいので片手で持ったまま行くが、今回はさすがに収納した。そこからは緊張の連続で、あいにく強風があり、岩も濡れていて滑るのでヒヤヒヤし通しだった。長谷川ピークは、飛騨側は落ちたらアウトだが長野側は木があったので落ちても何とか止まりそう。落ちるんだったら長野側と思いながら進んだ。なんとかA沢のコルまで行き、後は北穂までの急登。これがきつかった。殆ど垂直のような所がいっぱいあり、雨で濡れたテントを担いではとてもこたえた。北穂につくとほっとした。北穂と南岳の間は人気スポットにもかかわらず、一組に会っただけだった
昼食後、出発してすぐに間違ってテン場の方へ降りてしまった。7年前、初めてソロテント泊をした思い出のテント場だった。そこでライチョウを始めてみて感動したことや、寒さでよく寝れなかった思い出が出て来た。
大キレットのダメージは大きく、涸沢岳への登りも急で体が重く、とても疲れた。
穂高岳山荘からは、白出沢を一気に下り、後は長い林道歩き。
初日の夕方の絶景の素晴らしさと、2日目の天気は残念だったが大キレットがどんな所かと言う事がわかっただけでも大満足だった。間違いなく忘れられぬ思い出になった山行だった。
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