そうだ北岳・間ノ岳に行こう!…新雪に難儀しながら^^;
- GPS
- 29:10
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 2,119m
- 下り
- 2,120m
コースタイム
7:50 白根御池分岐(左に行きます)
9:20 二股分岐(10分休憩・右又コースへ・中間点で10分撮影会)
11:00 小太郎分岐(5分休憩)
11:50 肩の小屋(15分休憩・昼食・稜線風強くウエアリングに時間を使う)
12:40 北岳山頂(10分休憩・撮影会)
13:05 吊尾根分岐
13:45 北岳山荘着(15分休憩・宿泊手続き荷卸し)
14:00 北岳山荘発
14:30 中白根山
15:20 間ノ岳山頂(10分撮影会)
16:10 中白根山
16:40 北岳山荘着
7:25 北岳山荘発
8:45 八本歯ノコル(5分休憩)
10:50 二股分岐(途中40分早めの昼食休憩)
12:20 白根御池分岐(途中10分休憩…紅葉撮影…タクシーの時間が…^^;)
12:35 広河原ゲート着
12:40 …乗合タクシーの出発の時間に間に合いました\(~o~)/
天候 | 初日:快晴(^^ゞ 二日目:快晴…下山後山頂ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
・時刻表は季節に曜日によって変わりますから要事前チェックです。(下記リンクを参考までに) http://www.minamialps-net.jp/ACCESS/bustime_3.htm http://kaijikotsu.net/time_table/h23_time_table.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
・雪が無ければ危険な個所は無いと思います。よく整備されています。 ・八本歯ノコル、大樺沢は凍結ヶ所があり、下山に不向きかもです。 ・今回の温泉は「今なら貸切だよ…」との声に促され第二駐車場前の施設へ550円 |
写真
感想
紅葉のピークに仕事漬けの日々を過ごし、フラストレーションがMaxに溜まった鬱憤を晴らすべく
振休を取って山に泊まって、ゆっくり過ごし、遅ればせながら紅葉も楽しめる処…
候補は3つ。常念/蝶ヶ岳、穂高、北岳/間ノ岳
問題は台風の影響で里では雨が降って、山では…この季節だから…雪だろうな?
北に行けば行くほど台風の影響は少ないものの、紅葉は終わっているだろうし…
悩みに悩んで、マイカー規制が始まって以来、行っていない山域に思いが募ります。
私なりの冬用の装備を詰め込み、(アイゼンも忍ばせ)3度目の正直を企てます。
間ノ岳は未踏の地。北岳とセットで登ろうと過去2度ほどチャレンジするも一度は雷に襲われ、八本歯ノコル手前で
逃げるように下山し、一度はガスガス少雨・小雪の舞う中、何も見えない北岳山頂どまり。
3度目の正直の今回は、台風一過を狙い快晴を期待して出発しました。
自宅を出るころは、雨がザーザーと降っていましたが、中央道で八王子を過ぎるころには雨もやみ
笹子トンネルを抜けひた走ると、南アルプスのスターの皆さんのシルエットが浮かび上がるように見えます。
少し出遅れて、芦安の駐車場に着いたのは6時過ぎ、停まっていたのは5台程度と流石平日です。
すると乗合タクシー運転手さんが、「乗りませんか?」と運よく待たずに乗車でき
広河原には7時ごろに到着できました。
南アルプス林道を通過中に、山頂付近が白くなっていたのが少し気になります。
お守りにアイゼンを詰めたザックは今シーズン最も重くパンパンですが、やる気は満々!
昔の記憶を頼りに登山口にたちます。
大樺沢沿いの道は、以前と同様に川のように水が流れ「そうそう、こんな感じ」と懐かしさに浸りながら
次々と沢を渡り、紅葉を楽しみながら比較的ゆっくりと二股に着きました。
来た道を振り返ると、鳳凰三山に最上部も白く雪化粧しているようです。
以前2回は左又コースを八本歯ノコル経由でトライしましたから、今回は右又に進みます
すると、30分くらい進むと開けた処にでます。ここがホントに素晴らしい!
ナナカマドの葉が真っ赤に染まって「来て良かった〜 」とつぶやいてファインダーに沢山納めていました。
小太郎尾根の分岐手前で、下山してくる方に情報をいただくと、深いところで膝くらいまでの積雪だとか
昨夜から積もった新雪なので凍結している個所はない模様。
あまり好きではありませんが、スパッツは着けた方が良さそうです。
小太郎尾根分岐から先は、風が急に強くなり体温を持って行かれます。
頭の先から指の先まで、防寒着を身にまとい対応します(アイゼンは未装着)
気がつくと、甲斐駒、仙丈ヶ岳、中央アルプス、遠くに北アルプスも見て取れる展望が素晴しかったな〜
足元にも注意しながら、コースタイムの倍近い時間を掛けて、肩の小屋に着きました。
ここで、簡単に昼食を済ませて、北岳を目指します。
この時点で、間ノ岳は半分あきらめていました。コンディションしだいでは今日中に間ノ岳を採ってと
思っていましたがこの雪では…北岳山荘泊まりで、明日の早朝出発し間ノ岳をピストンしてとも考えたり…
きっと凍結して一寸リスクが増え、行けなくは無いでしょうが、時間もかかるでしょうし
帰りのバス・タクシーの時間がギリギリになる可能性も出てきます。
こんな時に、マイカー規制の御山は辛いところです。ですから事故にならない無理な山行も少なくなるのでしょうけど。
そんなテンションでしたが、先客の3人とパーティの方が、写真をと早々声を掛けて戴き
お言葉に甘えて撮っていただきました。少しお話をさせて戴きチョットやる気を回復。
北岳山頂に立つと絶景・絶景^^ここからの景色も今回の山行の目的の一つでしたから…
でも、間ノ岳綺麗だな〜。あそこに行けば南アの南の皆さんにも会えるのかな〜?
もう少し長く居たい気持ちを抑えて、北岳山荘にとりあえず向かいます。
足元に細心の注意を払い、重いザックを担ぎつつ気持ちは急いでいますが、タイムが上がりません。
今回は、ゆっくり行くと決めていたのであまりタイムを気にして居なかったのもここにきて堪えています。
どうにか山荘まで到着し受付を済ませながら、小屋番の女の子に3度目のチャレンジだけど
今回も間ノ岳は無理かな…とつぶやいてしまいました。「そうですね明日の朝は今日よりコンディションが悪いでしょから…」
(やっぱりそうだよね)「これから行かれたらどうです?」「えっ??? 」これから…
予想もしていなかった一言が返ってきてビックリ! 普通こういうケースは無理せず「山は逃げないから…」って
言うのが定番で、小屋の方がリスクをヘッジするトークをするものばかりと思っていたので少々戸惑っていると
「夕食の時間今日は18:00からですから…行ける処まで行って、無理だと思ったら引き返してこられたら」
18:00からなら、まだ4時間あるしコースタイムは往復3時間。足元は悪いけど、明日行くよりは確かに…
行こうかな? 行く?…行くぞ〜<(`^´)>
テンションMaxです。すると「荷物軽くされて、その辺にまとめておいてもらったらいいですから」と。
女神様か…悪魔のささやきか…そう。それもこれも自分次第じゃないか、やっぱり山は自己責任だ〜
支度に少し時間がかかりましたが、アドレナリン全開でここからは私なりに飛ばします。
ザックも軽くなり
雪が出てきた途端に、コースタイムもおぼつか無い状況だったのが嘘のように、歩が進みます。
中白根山までで10分の貯金!シャリバテしないように、まさに行動食を摂りながら!前へ
前へ
何回か「山頂?」と間違えるケルンや道標で、「ガクッ」とするも。その度にアドレナリンが更に分泌するのが解ります。
そんなことを数回繰り返すと、正真正銘の目的の頂に…
「ヤッタゾ〜」大きな声を上げてしまいました。もちろん頂上は独り占めです。
3度目の正直は最高景観をもたらしてくれました。
左に農鳥岳、右に塩見岳、真ん中に荒川岳…雲海の中、顔をのぞかしてくれています。
振り返ると、超えてきた峰々と南ア北部の百名山が微笑んでくれています。
時間は…余裕ができていました。しばし撮影会を楽しみ一人で万歳してました(^^ゞ
長居はできないのは致し方ありません。でも楽しい!最高!万歳!
小屋までの道のりは、日本でも一位、二位の稜線歩きを楽しみます。
新雪をザクザク踏み降りるのも楽しい!
雲海にブロッケン現象も見ることができました。私のカメラでは上手く写りませんでしたが^^;
小屋に無事に帰還し、女神様にお礼を申し上げ(心から)小屋ライフを楽しむことに!
今夜の宿泊者は7名!極楽極楽。
半数の方と会話を交わさせていただいて、山談義に花を咲かせて更に楽しい時間を過ごすことができました。
満天の星空と(流れ星一つ)、翌朝の日の出、朝食もいただき、小屋は最終出発(雪が解けますように)
昨日とは打って変わってスローライフもどきを満喫!
今日は、北岳山頂をめざさず右に巻いて、八本歯ノコルを行きます。
小屋からアイゼンを装着して下山します。
所々凍結していましたので、この季節お守りは大切なようです。特に大樺沢の上部はツルツルでした。
後は紅葉を楽しんでゆっくり下山…していましたら…
ゆっくりし過ぎて、帰りの乗合タクシーの時間が…御池分岐からはダッシュです^^;
最後でなんでこうなるんだろう?時間を気にしないのも程があるようです。
何とか間に合いほぼ予定通りの山行が完結できました。
温泉にもつかり、帰りの中央道も渋滞なくスーッと。
今回は、仕事で10年に一度と言われる最高のシーズンを指を咥えて視ていたのを、山の神様が
まとめてご褒美をくれたような山行でした。雪景色に紅葉と台風一過の晴天!
小屋では女神様の助言にも勇気をもらい、お客様にも親切にしてもらい、色んなものを戴いた(頂いた)
忘れられない山行となりました。
お後がよろしいようで…最後までお付き合いいただきありがとうございました。
naotosasさん こんにちは
北岳山荘でお話させて頂いたpboです
まさかヤマレコユーザーとは (お互い様ですね)
楽しい会話有難うございました
今回は素晴らしい時間を過ごすことが出来ましたね
pboさん こんばんは(^^ゞ
山荘では楽しく会話をさせて戴いて
本当にありがとうございました。
こうして改めてユーザー様と解かって
コメントを戴き、返したりしていると
何だか恥ずかしいものですね
早朝の間ノ岳登頂、滑りませんでしたか?
お守り(アイゼン)が役に立ったのでしょうか
何より御無事で
pboさんのレコにも後程お邪魔させて戴きますね。
naotosasさんこんにちは。
レコにありがとうございました。
八本歯から下は日が当らない箇所が多く凍結しているのではと思っていました。あるいみ稜線より危険だったですね。
無事に下山されて良かったですね。
私はレコのように、なんとか奈良田に帰れました。
naotosasさんと踏んでいる山が半分くらいは同じですね。剣でクイーン曲がでるも似ています。
私も単独でキツイ尾根を登るとビリーかクィーン、サザンや矢沢も・・・
また何処かでお会いするかも知れませんね。
楽しい山旅を続けてください。
carolさん こんばんは
北岳を再度登り返してもと途中まで思ってたりしたんですが
同じ道を行くより、デンジャラスで、ワイルドで?
なんて思ったりしてコルに導かれたりしていました。
QUEENは青春のレクイエムで…同じ世代(お互い少し年取りましたね)でも、若い人に負けないようにとも。
下山時にtomo1839さんと(九分九厘間違いないです)思われるヤマレコのスターの方とすれ違い情報交換したりと、楽しい時間を過ごすことが出来ました(彼もレコのようにもの凄い勢いで立ち去って行きましたが)
carolさんの楽しくて、果敢なチャレンジに満ちたレコ
これからも楽しみにしております。
お忙しかったnaotosasさんにすばらしいご褒美がありましたね〜
今月の週末は天気が安定している日が多かったように思いますが、有休取得できず残念
金曜日に出かけられたnaotosasさんが羨ましいです!
この時期の北岳・間ノ岳は夏山のような混雑もなく、静かでいいですよね。
お写真、皆々すばらしいです
pengin22さん こんばんは。
新雪に難儀しましたが
天候に恵まれてホントラッキーでした。
皆さんが3連休で紅葉を楽しんでいるころ
仕事漬けで振休がまだ残っています。
天候の良い平日を狙って、もう一回楽しめそうです
…高山はもう無理かもですが
コメありがとうございます
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