雲ノ平、鷲羽岳、野口五郎岳

2020年09月03日(木) 〜 2020年09月05日(土)

• GPS: 22:13
• 距離: 36.3km
• 登り: 2,916m
• 下り: 3,189m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:21
• 休憩: 1:11
• 合計: 8:32

6:39 十三重之塔 慰霊碑
7:24 7:24 太郎坂
7:53 8:01 青淵三角点
8:10 8:10 積雪深計測ポール
9:00 9:00 五光岩ベンチ
9:17 9:17 太郎兵衛平
9:48 9:52 太郎平小屋
10:32 10:34 第一徒渉点
10:39 10:39 第二徒渉点
10:57 10:57 第三徒渉点
11:32 11:32 カベッケが原
11:44 11:57 薬師沢小屋
13:41 13:42 アラスカ庭園
14:11 14:12 奥日本庭園
14:26 15:10 雲ノ平山荘
15:11 宿泊地

2日目

• 山行: 7:11
• 休憩: 0:50
• 合計: 8:01

7:23 祖父岳分岐
8:07 8:22 黒部川水源地標
8:55 9:00 三俣山荘
10:30 10:30 鷲羽岳
11:00 11:01 ワリモ岳
11:14 11:14 ワリモ北分岐
11:45 12:15 水晶小屋
12:43 12:44 東沢乗越
14:00 14:01 真砂岳分岐
14:31 14:31 野口五郎岳
14:44 14:44 野口五郎小屋
15:27 宿泊地

3日目

• 山行: 4:57
• 休憩: 0:14
• 合計: 5:11

5:36 野口五郎岳
6:21 6:21 野口五郎小屋
8:12 8:13 烏帽子ひょうたん池
8:19 8:26 烏帽子小屋
9:04 9:04 三角点
9:59 9:59 権太落し
10:21 10:24 ブナ立尾根取付
10:36 10:40 高瀬ダム 天場
10:50 10:50 高瀬ダム濁沢登山口
10:54 ゴール地点

天候

１日目　晴れのちくもり
２日目　晴れのち雨
３日目　腫れ

アクセス

利用交通機関：

電車

折立までは、富山からタクシー。有峰口からのバスは、9月以降は土日祝日のみ。有峰口からのタクシーは、正味40分なのに90分貸切運賃を取るので、富山からのタクシーとそれほど変わらなくなる。

コース状況／危険箇所等

富山県側からのアプローチは初めてでしたが、すごく整備されてますね。折立から薬師沢まで、半分弱は木道でしょうか。雲の平も木道中心で歩きやすく、裏銀座は稜線歩きの醍醐味を味わえます。

写真

9/3 5:51

朝一で折立から入ります。降りた時点では1人。その後、5人くらいに抜かれました。平日とはいえ少ないなあ

9/3 6:02

クマがよく出るみたいで、キャンプ場は閉鎖。クマに車内を荒らされた哀れなキャンパーの写真付きパンフレットを配ってました。

9/3 7:54

太郎平までしばらくは森林歩きですが、ところどころ景色が開けます。

9/3 7:56

比較的森林限界が早く出てきて、立山、剣が見えてくるので、テンション上がります。

9/3 8:04

森林限界を超えるとこんな感じで、道はかなり整備が行き届いてます。これまでのアプローチ登山道では一番かなあ。

9/3 8:05

木道が増えてきます。

9/3 8:43

こんな道も。ちょうど整備してるところでした。

9/3 9:46

日本海が見えてきます。海から3000メートルの山まで、ここまで近いのは世界でも珍しいとか。海から立山までのなんとか言うマラソンみたいなのもやってるみたいです。制限時間11時間、65キロ

9/3 9:53

雲ノ平最短ルートの薬師沢を目指します。

9/3 9:57

太郎平からの薬師岳かな。この山行中、薬師岳はずっと見えてました。立派な山ですね。

9/3 10:04

せっかく上がったのに、薬師沢に向けて300メートルくらい降りていきます。残念！

9/3 10:05

薬師かな？

9/3 10:39

薬師沢までは湿原的なルートで、何回か川を渡ります。

9/3 10:42

こんな感じの湿原。

9/3 11:41

抜けると薬師沢小屋。コロナで中に入るな、ということでしたが、ビールや飲み物が冷えてます。

9/3 11:47

吊り橋を渡るんですが、これが

9/3 11:48

結構アグレッシブ。短いですけど

9/3 11:57

ここから400メートルくらい、本当に直登。距離は短いものの、平均斜度で言えば人生最高（最悪）でした

9/3 11:58

こんな梯子も出てきます

9/3 13:20

登り終えると平な木道に変わりますが、しばらくは林の中

9/3 13:25

林を抜けて

9/3 13:27

しばらくすると

9/3 13:42

開けてきて、名前付き庭園が出てきます

9/3 13:42

こちらはアルプス庭園

9/3 13:43

これは薬師かな？

9/3 14:11

次は奥日本庭園

9/3 14:11

こんなんです。

9/3 14:26

奥日本庭園から。奥は笠ヶ岳かなあ。

9/3 14:26

少し青空も。

9/3 15:28

これは黒部五郎ですね。

9/3 15:29

また薬師岳。このルート、いつも見えるんです。

9/3 15:29

水晶？このあたり、適当です。

9/3 16:58

雲ノ平山荘は、外から見ると木造のかわいい山小屋なのですが、収容人数はかなり多いです。例年だととにかく混んでて、布団一枚で2人とかなのが、今年はコロナで完全予約制で、布団一枚は確実。この日は台風の影響で超強風の予報でさらにキャンセルが相次ぎ、お客5人、スタッフとレジデンスアーティスト入れて12名！体制でした。

9/3 17:03

ご飯は名物の石狩鍋。いつもは土鍋で提供されるところ、コロナの影響でお椀によそっての提供です。

9/3 17:15

悪天候の予報の中来てくれた奇特なお客さんに、サービスでお酒を振る舞ってくれました。

9/3 17:21

石狩鍋近景。寒い時にはいいですね。

9/3 18:48

ということで、今回は一部屋1人体制。私は3階を一人占め。

9/4 5:32

朝ご飯です。

9/4 5:32

全般的に、お洒落な山小屋です。レジデンスアーティストということで、漫画家や彫刻家、画家を招待し、作品を作ってもらう、という取り組みを今年から始めたみたいです。

9/4 6:42

夜中は大雨でうるさくてなかなか寝付けず。朝も雨が続いていたら降りようと思っていたのですが、２日目は晴れそうな天気。とりあえずルート上の庭園をちらほら

9/4 6:46

イタリア庭園は前が切れてて、そこから裏銀座の絶景をそのまた裏から見られます。これは水晶？赤牛？

9/4 7:20

ここから黒部源流へ。もう一つ、祖父庭園かなんかあったはずなんですか、看板も出てこなかったしスルー

9/4 7:31

富山側の絶景です。というか、何山かよくわからず

9/4 7:45

剣？

9/4 8:10

これが源流近くの川です。ここから三俣の小屋にかけてはずっと川

9/4 8:22

これが岩なんとか。三俣に向かうか、水晶方面に直さの分かれ目

9/4 8:23

今回の目的地の一つ、黒部源流の碑なのですが、ここには水はなく。ちょっと下かちょっと上かにあります。平になってて起きやすいからここにしたのかな。

9/4 8:28

三俣に向けて上がって行きます。このルートは川沿いで快適。涼しいです。

9/4 8:50

分岐

9/4 8:58

三俣小屋。残念ながらお昼営業は中止中

9/4 9:03

三俣小屋から見た鷲羽岳。今回、写真としては1番かな。後でお会いした方曰く、鷲羽岳は下から見る山で、登る山ではない

9/4 10:22

で、山頂でおにぎりを食べていたら突然の雨

9/4 12:21

楽しみにしていた水晶ですが、このざま

9/4 13:32

雨の中、槍が少し

9/4 13:41

どこだろう

9/4 13:57

湯股分岐。このルート、ここからが長い

9/4 13:57

こっちも一度は行ってみたいですが

9/4 14:21

やっと野口五郎小屋が近づいてきました。今日は山頂はスキップ。

9/4 14:41

ここまで来ると雨は小降り。こっちはあまり降ってなかったみたいです。

9/4 17:29

夕食はカレー。山小屋といえばカレーですね！
野口五郎小屋では、いつもは夕食に天ぷらを出してるのですが、今年はコロナであまり手がかけられず、カレーにしたそうです。

9/4 18:05

雨が止んで虹が！この辺はそんなに降ってなかったみたいですが。

9/4 18:29

夕焼け

9/4 18:50

朝ご飯は今年はおにぎりに。翌朝、ご来光を眺めながら頂きました。

9/5 5:12

朝焼けの槍

9/5 5:20

朝焼けのそのあたり

9/5 5:24

朝日が出てきました。表銀座端、餓鬼岳とかそっちの方かな

9/5 5:32

その辺

9/5 5:54

小屋は大町市高瀬

9/5 6:27

高瀬ダムに向けて出発します。水晶方面

9/5 6:28

これから、三ガ岳を越えて烏帽子小屋まで

9/5 6:54

３つあるから三ガ岳なんでしょうね

9/5 7:22

振り返ると槍

9/5 7:53

三ガ岳を烏帽子側から

9/5 8:24

烏帽子小屋。きれいに整備されています。

9/5 8:51

立山の方が見えます

9/5 9:04

ここからは北アルプス三大急登の筆頭。整備されててそれほどでもない、と山小屋で聞きましたが

9/5 9:58

権太なんとか。岩がせりだしています

9/5 10:27

登山口。ここまで2時間半くらい。たしかにそれなりに整備された道なので、特に下りは飛ばせるかも。

9/5 10:27

ここから、工事中を突っ切ってダムへ向かいます。マーカーをよく見ないと迷います。湖の方へは行かないで、まっすぐ山に入ります

9/5 10:28

この橋を渡って、まっすぐ森の中へ

閉鎖中の水晶小屋。せめて冬季小屋とか雨風しのげればよかったのですが

今回唯一の百名山

撮影機器：

LUMIX DC-GF9W ダブルレンズキット パナソニック

iPhone 8 64GB SIMフリー Apple

感想

omitkh

初の裏銀座。高天原か雲ノ平か迷ったのですが、まずは基本の雲ノ平へ。すれ違ったご婦人たちが「天気が崩れるから、高天原キャンセルして薬師沢に泊まる」とのことで、あまりに暑かったので高天原温泉への誘惑断ち切り難いところでしたがなんとか初志貫徹。
雲ノ平は携帯も圏外、夜中は大雨で、翌朝も雨だったら折立に戻ろうと思ったのですが、回復して当初予定通り黒部源流からの鷲羽岳。お昼を食べていると突然雨が降り出しびしょびしょに。水晶小屋は秋休みで入れず、水晶岳ピストンはあきらめ、ずぶ濡れのまま野口五郎小屋に。
翌日は快晴。富士山からの北岳、槍、立山、剣か一望。すばらしいルートでした。