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Yamareco

記録ID: 2562171
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

雲ノ平の旅(薬師岳、水晶岳、鷲羽岳、黒部五郎岳)

2020年09月06日(日) 〜 2020年09月12日(土)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
43:19
距離
75.9km
登り
5,465m
下り
5,400m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:45
休憩
2:03
合計
8:48
8:10
4
8:15
8:15
46
9:01
9:03
38
9:40
9:52
13
10:05
10:05
67
11:12
11:21
22
11:43
11:43
27
12:10
12:51
20
13:10
13:16
41
13:57
14:00
52
14:52
15:12
30
15:42
15:42
14
15:56
16:14
11
16:25
16:41
20
2日目
山行
5:41
休憩
1:58
合計
7:39
17:01
29
7:00
7:04
23
7:27
7:38
16
7:54
8:27
48
9:15
9:17
2
9:20
9:22
22
9:43
9:44
33
10:17
10:17
9
10:26
10:55
106
12:40
13:16
37
13:53
13:54
16
3日目
山行
7:23
休憩
2:37
合計
10:00
14:10
22
4:29
4:52
42
5:34
5:41
17
5:58
6:08
31
6:40
6:42
8
6:50
6:50
28
7:19
7:27
31
7:58
8:18
30
8:48
8:49
33
9:22
9:22
18
9:40
9:44
39
10:23
10:46
31
11:16
12:01
12
12:13
12:15
8
12:23
12:24
32
12:56
13:00
20
13:20
13:26
41
4日目
山行
5:14
休憩
0:43
合計
5:57
14:08
30
7:55
7:55
33
8:27
8:34
63
9:37
9:43
53
10:36
11:01
43
11:44
11:45
13
11:58
12:03
24
12:27
12:27
55
5日目
山行
6:38
休憩
1:32
合計
8:10
13:22
124
8:34
8:37
11
8:48
9:33
10
9:43
9:43
82
11:05
11:11
52
12:03
12:04
34
12:38
13:17
9
13:26
13:26
71
14:37
14:37
5
6日目
山行
2:44
休憩
0:10
合計
2:54
14:43
24
7:27
7:27
15
7:42
7:51
45
8:37
8:37
14
8:51
8:52
25
9:16
9:17
37
9:56
9:57
1
9:58
ゴール地点
天候 9/6晴れ一時雨、9/7暴風、9/8晴れのち曇り雨、9/9晴れのち曇り大雨、9/10雨一時曇り、9/11晴れのち曇り一時雨、9/12晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
折立登山口。駐車場、トイレ、水道(沢水)、自販機有り。熊出没に注意。
コース状況/
危険箇所等
登山届は太郎平小屋に提出
その他周辺情報 飛騨市神岡町の割石温泉(410円)
折立の登山口
2020年09月06日 08:10撮影 by  SH-02M, SHARP
9/6 8:10
折立の登山口
有峰湖を背に登ります。
2020年09月06日 10:53撮影 by  SH-02M, SHARP
9/6 10:53
有峰湖を背に登ります。
太郎平小屋に、登山届を提出します。
2020年09月06日 12:27撮影 by  SH-02M, SHARP
9/6 12:27
太郎平小屋に、登山届を提出します。
薬師岳へ進みます。
2020年09月06日 12:54撮影 by  SH-02M, SHARP
9/6 12:54
薬師岳へ進みます。
2020年09月06日 12:58撮影 by  SH-02M, SHARP
9/6 12:58
薬師峠のテント場
2020年09月06日 13:09撮影 by  SH-02M, SHARP
9/6 13:09
薬師峠のテント場
薬師平
2020年09月06日 14:00撮影 by  SH-02M, SHARP
9/6 14:00
薬師平
ケルンと避難小屋
2020年09月06日 15:43撮影 by  SH-02M, SHARP
9/6 15:43
ケルンと避難小屋
薬師岳山頂
2020年09月06日 16:12撮影 by  SH-02M, SHARP
9/6 16:12
薬師岳山頂
薬師岳山荘と太郎平小屋
(EOS80D 2020.9.6)
2020年09月16日 15:35撮影
9/16 15:35
薬師岳山荘と太郎平小屋
(EOS80D 2020.9.6)
富山平野の夜景。
(EOS80D 2020.9.6)
2020年09月16日 15:01撮影
9/16 15:01
富山平野の夜景。
(EOS80D 2020.9.6)
ものすごい強風です、暴風です。
先行して下山した2組4人、小屋に戻ってきました。結局私を含めて5人、薬師岳山荘にもう一泊することに。
2020年09月07日 12:43撮影 by  SH-02M, SHARP
9/7 12:43
ものすごい強風です、暴風です。
先行して下山した2組4人、小屋に戻ってきました。結局私を含めて5人、薬師岳山荘にもう一泊することに。
2日目の夕方を迎えました。
(EOS80D 2020.9.7)
2020年09月16日 14:55撮影
9/16 14:55
2日目の夕方を迎えました。
(EOS80D 2020.9.7)
(EOS80D 2020.9.7)
2020年09月16日 14:53撮影
9/16 14:53
(EOS80D 2020.9.7)
2日目の夕方は、空も夕日に染まりました。
(EOS80D 2020.9.7)
2020年09月16日 15:41撮影
9/16 15:41
2日目の夕方は、空も夕日に染まりました。
(EOS80D 2020.9.7)
富山平野も夕日いろ。
(EOS80D 2020.9.7)
2020年09月16日 14:58撮影
9/16 14:58
富山平野も夕日いろ。
(EOS80D 2020.9.7)
富山平野まで望めました。昨日ほどではないですが、まだ強風が吹き荒れてます。
2020年09月08日 06:32撮影 by  SH-02M, SHARP
9/8 6:32
富山平野まで望めました。昨日ほどではないですが、まだ強風が吹き荒れてます。
山荘から薬師平までの稜線では、風の強さに恐怖を感じました。
2020年09月08日 06:48撮影 by  SH-02M, SHARP
9/8 6:48
山荘から薬師平までの稜線では、風の強さに恐怖を感じました。
無事に太郎平まで戻ってきました。ここで再度登山届書きました。
2020年09月08日 07:57撮影 by  SH-02M, SHARP
9/8 7:57
無事に太郎平まで戻ってきました。ここで再度登山届書きました。
2020年09月08日 09:55撮影 by  SH-02M, SHARP
9/8 9:55
薬師沢の吊り橋
2020年09月08日 10:37撮影 by  SH-02M, SHARP
9/8 10:37
薬師沢の吊り橋
ここから直登の始まりです。
2020年09月08日 10:53撮影 by  SH-02M, SHARP
9/8 10:53
ここから直登の始まりです。
こんな感じが長く続きます。
2020年09月08日 11:20撮影 by  SH-02M, SHARP
9/8 11:20
こんな感じが長く続きます。
雲ノ平に入りました。
2020年09月08日 12:41撮影 by  SH-02M, SHARP
9/8 12:41
雲ノ平に入りました。
雲ノ平 奥日本庭園 背後は薬師岳
(EOS80D 2020.9.8)
2020年09月16日 15:42撮影
9/16 15:42
雲ノ平 奥日本庭園 背後は薬師岳
(EOS80D 2020.9.8)
2020年09月08日 14:01撮影 by  SH-02M, SHARP
9/8 14:01
(EOS80D 2020.9.8)
2020年09月16日 15:35撮影
9/16 15:35
(EOS80D 2020.9.8)
祖母岳より、雲ノ平山荘を望む。
(EOS80D 2020.9.8)
2020年09月16日 15:34撮影
9/16 15:34
祖母岳より、雲ノ平山荘を望む。
(EOS80D 2020.9.8)
暗い中登山開始
2020年09月09日 04:57撮影 by  SH-02M, SHARP
9/9 4:57
暗い中登山開始
水晶岳
2020年09月09日 05:08撮影 by  SH-02M, SHARP
9/9 5:08
水晶岳
薬師岳
2020年09月09日 05:30撮影 by  SH-02M, SHARP
9/9 5:30
薬師岳
朝日の恵みを感じる。
2020年09月09日 05:47撮影 by  SH-02M, SHARP
9/9 5:47
朝日の恵みを感じる。
祖父岳山頂より鷲羽岳、遠くに槍ヶ岳、穂高連峰。
2020年09月09日 06:13撮影 by  SH-02M, SHARP
1
9/9 6:13
祖父岳山頂より鷲羽岳、遠くに槍ヶ岳、穂高連峰。
2020年09月09日 06:22撮影 by  SH-02M, SHARP
9/9 6:22
水晶小屋、間近に水晶岳。
2020年09月09日 07:21撮影 by  SH-02M, SHARP
9/9 7:21
水晶小屋、間近に水晶岳。
2020年09月09日 07:21撮影 by  SH-02M, SHARP
9/9 7:21
水晶岳に向かいます。
2020年09月09日 07:26撮影 by  SH-02M, SHARP
9/9 7:26
水晶岳に向かいます。
水晶岳山頂
2020年09月09日 08:14撮影 by  SH-02M, SHARP
9/9 8:14
水晶岳山頂
水晶岳より雲ノ平を見下ろす。
(EOS80D 2020.9.9)
2020年09月16日 15:36撮影
1
9/16 15:36
水晶岳より雲ノ平を見下ろす。
(EOS80D 2020.9.9)
鷲羽岳山頂
2020年09月09日 10:14撮影 by  SH-02M, SHARP
9/9 10:14
鷲羽岳山頂
鷲羽岳山頂より、三俣山荘を望む。
(EOS80D 2020.9.9)
2020年09月16日 15:37撮影
9/16 15:37
鷲羽岳山頂より、三俣山荘を望む。
(EOS80D 2020.9.9)
鷲羽岳からワリモ岳を望む。
2020年09月09日 10:53撮影 by  SH-02M, SHARP
2
9/9 10:53
鷲羽岳からワリモ岳を望む。
2020年09月09日 11:15撮影 by  SH-02M, SHARP
9/9 11:15
ワリモ岳で食べるお弁当、最高に美味しい。
2020年09月09日 11:27撮影 by  SH-02M, SHARP
1
9/9 11:27
ワリモ岳で食べるお弁当、最高に美味しい。
ワリモ岳と鷲羽岳
2020年09月09日 12:59撮影 by  SH-02M, SHARP
9/9 12:59
ワリモ岳と鷲羽岳
雲ノ平を見下ろす。
2020年09月09日 13:08撮影 by  SH-02M, SHARP
9/9 13:08
雲ノ平を見下ろす。
2020年09月09日 13:25撮影 by  SH-02M, SHARP
9/9 13:25
2020年09月09日 13:48撮影 by  SH-02M, SHARP
9/9 13:48
祖父岳
2020年09月09日 13:55撮影 by  SH-02M, SHARP
9/9 13:55
祖父岳
しとしと雨の中、雲ノ平山荘を出発。
2020年09月10日 07:28撮影 by  SH-02M, SHARP
9/10 7:28
しとしと雨の中、雲ノ平山荘を出発。
水を得た湿原。
2020年09月10日 07:39撮影 by  SH-02M, SHARP
1
9/10 7:39
水を得た湿原。
潤いを感じます。
2020年09月10日 07:46撮影 by  SH-02M, SHARP
9/10 7:46
潤いを感じます。
2020年09月10日 07:48撮影 by  SH-02M, SHARP
9/10 7:48
雨の湿原歩きも良いものです。
2020年09月10日 07:50撮影 by  SH-02M, SHARP
9/10 7:50
雨の湿原歩きも良いものです。
2020年09月10日 08:03撮影 by  SH-02M, SHARP
9/10 8:03
2020年09月10日 08:48撮影 by  SH-02M, SHARP
9/10 8:48
雪田
2020年09月10日 09:02撮影 by  SH-02M, SHARP
9/10 9:02
雪田
黒部源流へと下りていきます。
2020年09月10日 09:14撮影 by  SH-02M, SHARP
9/10 9:14
黒部源流へと下りていきます。
2020年09月10日 09:40撮影 by  SH-02M, SHARP
9/10 9:40
渡渉します。
2020年09月10日 09:46撮影 by  SH-02M, SHARP
9/10 9:46
渡渉します。
黒部川源流碑
2020年09月10日 09:52撮影 by  SH-02M, SHARP
1
9/10 9:52
黒部川源流碑
清らかな水流
2020年09月10日 10:11撮影 by  SH-02M, SHARP
9/10 10:11
清らかな水流
三俣山荘、売店とテント場のみの営業。12日より宿泊営業再開するようです。
2020年09月10日 10:52撮影 by  SH-02M, SHARP
9/10 10:52
三俣山荘、売店とテント場のみの営業。12日より宿泊営業再開するようです。
三俣蓮華岳中腹より
2020年09月10日 11:13撮影 by  SH-02M, SHARP
9/10 11:13
三俣蓮華岳中腹より
三俣蓮華岳山頂
2020年09月10日 12:05撮影 by  SH-02M, SHARP
9/10 12:05
三俣蓮華岳山頂
黒部五郎小舎が見えてきました。
2020年09月10日 13:00撮影 by  SH-02M, SHARP
9/10 13:00
黒部五郎小舎が見えてきました。
2020年09月10日 17:37撮影 by  SH-02M, SHARP
9/10 17:37
昨日の雨は止み、好天の予感。
2020年09月11日 06:31撮影 by  SH-02M, SHARP
9/11 6:31
昨日の雨は止み、好天の予感。
黒部五郎カール
2020年09月11日 07:00撮影 by  SH-02M, SHARP
9/11 7:00
黒部五郎カール
朝日に輝く
2020年09月11日 07:06撮影 by  SH-02M, SHARP
1
9/11 7:06
朝日に輝く
晴天
2020年09月11日 07:22撮影 by  SH-02M, SHARP
9/11 7:22
晴天
2020年09月11日 07:29撮影 by  SH-02M, SHARP
9/11 7:29
肩へ向かっての急登
2020年09月11日 08:11撮影 by  SH-02M, SHARP
9/11 8:11
肩へ向かっての急登
山頂のガスが薄くなってきました。
2020年09月11日 08:19撮影 by  SH-02M, SHARP
9/11 8:19
山頂のガスが薄くなってきました。
山頂もスッキリ晴れてきました。
2020年09月11日 08:35撮影 by  SH-02M, SHARP
9/11 8:35
山頂もスッキリ晴れてきました。
黒部五郎岳山頂
2020年09月11日 09:06撮影 by  SH-02M, SHARP
9/11 9:06
黒部五郎岳山頂
薬師岳の先に立山。
2020年09月11日 09:06撮影 by  SH-02M, SHARP
9/11 9:06
薬師岳の先に立山。
(EOS80D 2020.9.11)
2020年09月16日 15:38撮影
9/16 15:38
(EOS80D 2020.9.11)
槍ヶ岳方面は雲が多い。
2020年09月11日 09:07撮影 by  SH-02M, SHARP
9/11 9:07
槍ヶ岳方面は雲が多い。
黒部五郎カールを見下ろす。
2020年09月11日 09:07撮影 by  SH-02M, SHARP
9/11 9:07
黒部五郎カールを見下ろす。
最高に良い天気
2020年09月11日 09:09撮影 by  SH-02M, SHARP
1
9/11 9:09
最高に良い天気
太郎平へ向かいます。
2020年09月11日 09:44撮影 by  SH-02M, SHARP
9/11 9:44
太郎平へ向かいます。
小さな秋
2020年09月11日 11:07撮影 by  SH-02M, SHARP
9/11 11:07
小さな秋
北ノ俣岳山頂
2020年09月11日 12:40撮影 by  SH-02M, SHARP
9/11 12:40
北ノ俣岳山頂
雨が降ってきた中、時々日が差す。
2020年09月11日 13:38撮影 by  SH-02M, SHARP
9/11 13:38
雨が降ってきた中、時々日が差す。
美しい高原
2020年09月11日 13:48撮影 by  SH-02M, SHARP
9/11 13:48
美しい高原
池塘
2020年09月11日 14:20撮影 by  SH-02M, SHARP
1
9/11 14:20
池塘
途中どしゃ降りに合いましたが、無事に太郎平小屋に到着。
2020年09月11日 15:41撮影 by  SH-02M, SHARP
9/11 15:41
途中どしゃ降りに合いましたが、無事に太郎平小屋に到着。
水晶岳、ワリモ岳、鷲羽岳、祖父岳、三俣蓮華岳、黒部五郎岳、そして雲ノ平。美しい朝、下界に下りるのが名残惜しい。
2020年09月12日 07:02撮影 by  SH-02M, SHARP
1
9/12 7:02
水晶岳、ワリモ岳、鷲羽岳、祖父岳、三俣蓮華岳、黒部五郎岳、そして雲ノ平。美しい朝、下界に下りるのが名残惜しい。
(EOS80D 2020.9.12)
2020年09月16日 15:01撮影
9/16 15:01
(EOS80D 2020.9.12)
いろいろあった薬師岳、再訪を祈り帰途に就く。
2020年09月12日 07:02撮影 by  SH-02M, SHARP
9/12 7:02
いろいろあった薬師岳、再訪を祈り帰途に就く。
(EOS80D 2020.9.12)
2020年09月16日 15:36撮影
9/16 15:36
(EOS80D 2020.9.12)
下界へと下りていきます。
(EOS80D 2020.9.12)
2020年09月16日 15:37撮影
9/16 15:37
下界へと下りていきます。
(EOS80D 2020.9.12)
折立に無事に下山。
2020年09月12日 09:56撮影 by  SH-02M, SHARP
9/12 9:56
折立に無事に下山。
6泊7日の山旅
2020年09月14日 22:04撮影 by  SH-02M, SHARP
9/14 22:04
6泊7日の山旅

感想

10連休をいただきましたので、この機会に憧れの雲ノ平に行くことにしました。行くと決めてから改めて地図を見るのは何とも楽しいもので、また百名山4つ登れるということにも気が付きまして、5泊6日の計画をたてることにしました。
折立からの登山となりますが、埼玉県人の私にとってはとても遠いのです。ただ10連休ありますので、ここはのんびりと下道を上高地へ向かう感じで走りました。平湯からおよそ3時間で折立の駐車場、やっぱり遠いですね。
折立を出発して標高差約1,000m、太郎平に到着して、ここで登山届を提出してから薬師岳へ向けて出発です。薬師峠のテント場まで下がってから今度は登りです。薬師岳日帰りのトレランさんたちが次々と降りてくるなか、へろへろになって登っていきます。当初の計画では、薬師岳山荘に到着したらすぐに準備して薬師岳に登ろうと考えていましたが、疲れてきたし登るのは明日の朝にしようかな〜、なんて甘い言葉が頭をよぎりましたが、何とか15時前に山荘に到着して、視界も良好、疲れも大したことなく “行ける” と判断して、薬師岳に登頂しました。
2日目は未明から外が騒々しい、小屋も揺れている、ものすごい強風が吹き荒れているようです。まぁ雨さえ降らなきゃいいか、そんな感じで特に気にも留めていなかったのですが....。先行して2組4人下山していきました。私も準備を整えて出発しようと玄関に立つと、先ほど出発した方々が戻ってきました。すぐ下の稜線があまりにも風が強くて進めないとのこと。どう見ても私より体力有りそうな方々の話。私自身外に出てみて、これは尋常ではない暴風であることを実感しました。結局この一日暴風が弱くなることなく、私含めて5人はもう一泊することに....。山荘-薬師岳を1時間弱で往復した青年と他の2人組計3人は下山していきましたが、自分自身の技量を考えると薬師岳山荘2泊して正解だったと思っています。
3日目になりました。風は相変わらず強いですが、昨日と比べればだいぶまし。稜線の所はさすがに殺気を感じる風でしたが、そこを過ぎれば穏やかになり、無事に太郎平まで戻ってきました。当初5泊6日という予定でしたので、雲ノ平山荘を2泊して水晶岳、鷲羽岳を巡って下山しようと考えましたが、まだ休みがある贅沢な身。もう1泊加えて黒部五郎岳も登ることにしました。太郎平小屋に登山届提出し直して、山小屋も予約してから雲ノ平へ向けて出発しました。
薬師沢へだいぶ下がったら、今度は雲ノ平へ直登が始まります。苔むした岩を登っていきます。一時ぱらぱらと雨が降ってきましたがすぐに止み、ひたすら登っていくとやがて木道が現れました。登山ガイドブックでしか見たことのない景色がそこにありました。天空の楽園、そんな情景を通って雲ノ平山荘に到着しました。
4日目はまだ暗い4時過ぎに出発、昨晩から降っていた雨は止み、満点の星空の下歩き始めました。祖父岳に登り始める頃には空も明るくなり、水晶岳の巨大な山容がひときわ目につきます。祖父岳山頂に到着する頃には太陽も顔を出し、薬師岳と黒部五郎岳にはモルゲンロート、間近の水晶岳、鷲羽岳、さらには槍ヶ岳、穂高連峰まで見渡せる大パノラマに感動しました。
ワリモ北分岐を左へ進みます。水晶小屋を過ぎて右に野口五郎岳を望みながら進むと、やがて岩稜帯に入りひと踏ん張り、水晶岳に到着です。山頂は風が強く時々ガスってましたが、雲ノ平が箱庭のように美しく眺められました。
今度はワリモ北分岐を右に進みます。ワリモ岳を登って降りて再び登ると、鷲羽岳に到着です。強風は収まり上空には青空が広がります。黒部五郎岳、さらに遠くの薬師岳もくっきり見えました。本当に来て良かった。
雲ノ平山荘2日目の夕食、連泊ということで今日はアジフライのオマケ付。昨晩と同様、名物の石狩汁を堪能しました。食事の後は小屋主の講演 “黒部の山賊” の話や、山の自然環境、山小屋のおかれている現状など、いろいろと考えてさせられる内容。講演の間中外では雷雨でしたが、まとまった大雨は久し振りだそうで、とても大切な恵みの雨なのだとか。確かに雲ノ平の湿原、所々干上がってたなぁ。
5日目はシトシト雨の中出発、天気悪いので何となく憂鬱でしたが、足下を見ると所々で水の流れ、干上がっていた池塘も潤されて植物もいきいきしてるように感じます。何かこちらも気持ちが明るくなってきて、憂鬱な気持ちが吹き飛んでしまいました。本当に恵みの雨ですね。
黒部川源流へ降りていきます。川を渡渉した少し先に 石碑 “黒部川水源地標” があります。すぐ近くの小さな沢で顔を洗ってさっぱりしたら、三俣山荘への登りです。山荘に到着する頃には雨も止みうっすら日も出てきて、天気の回復を期待させられます。三俣山荘は “黒部の山賊” の舞台となった所、今日はあいにく宿泊営業はしてませんでしたが、いつか泊まってみたいなぁ。三俣蓮華岳の山頂では再び雨が降ってきました。ガスっていて視界はありませんでしたが、ここも天気のいい時に再訪してみたいと思いました。
三俣蓮華岳を過ぎて巻き道と合流、しばらく進むと今度は急降下が始まります。どんどん下がります。標高をさらに落として樹林帯に入り下がり続けると、やがて黒部五郎小舎が見えてきました。
6日目の朝を迎えました。外へ出ると空が青い、好天が期待できます。あいにく黒部五郎岳の山頂は分厚い雲に覆われてましたが、時間の経過と共に晴れればいいなぁ、なんて思いながらの出発です。黒部五郎カールを行きます。そこにはいく筋もの流れがあり、振り向くと目映い太陽に照らされて輝いている、心も暖かくなる感じです。標高を上げるにしたがってだんだんと傾斜もきつくなり、そして肩へ向かっての急登になります。石がゴロゴロしているところを息を切らしながら登っていくとやがて黒部五郎の肩です。そこから先の山頂を見上げると、ガスが薄くなってきました。
黒部五郎岳の山頂に到着、360度の大展望が広がっていました。薬師岳、水晶岳、鷲羽岳、そして雲ノ平。素晴らしい情景を目の当たりにして、諦めないで来て良かった、本当に良かったと思いました。結局45分も山頂でのんびりしました。
太郎平へ向けて出発です。肩を過ぎてさらに標高を下げるにしたがって、だんだんとガスってきました。中俣乗越、赤木岳、北ノ俣岳と進みますが、これが結構長く感じました。太郎山へ進みます。曇ってはいますが意外と視界は良好、遠くの湿原に点在する池塘がとても美しい。所々木道を写真撮りながらのんびり歩いているとポツポツと雨、やがてどしゃ降りの雨になりました。遠くからゴロゴロと雷鳴も聞こえてきて、急いで太郎平小屋へ向かいました。小屋に到着して宿泊手続きをしている間に雨は止み、雲の間から青空が覗いてました。
7日目の朝を迎えました。今までにないくらいの青空の下、水晶岳、鷲羽岳、黒部五郎岳、薬師岳がくっきりと映えてます。一週間、長かったのか短かったのか....、とても濃い時間を過ごした雲ノ平ともお別れです。それにしても一週間もうろうろしていると、同じ人々と何度もお会いしたりします。薬師岳山荘にいた方が雲ノ平山荘にいたり、雲ノ平山荘にいた方が私とは逆回りして黒部五郎小舎にいたり、同じく雲ノ平山荘から高天原回って太郎平小屋にいたり、名前も素性も分かりませんが、何か不思議な親近感が湧きますね。
名残惜しいですが下界へ戻るとしましょう。目の前には富山平野が広がります。時々後ろを振り返りながら余韻にひたります。いい歳して目が熱くなったり、何やってんだって感じですね。青淵三角点を過ぎるとやがて樹林帯も深くなり急下降していきます。下の方から工事車両の騒音が聞こえてきたらもうすぐゴール。その頃には先ほどの感傷はなくなり、早く温泉入りたいなぁ〜、ビールがオレを待っている、なんて欲まみれなのでしょう??

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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
高天原と雲ノ平
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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