かぞくde八ヶ岳縦走♪(美濃戸口〜硫黄岳・横岳・赤岳を周回)


- GPS
- 56:00
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 1,723m
- 下り
- 1,745m
コースタイム
12:20 茅野駅(西口4番乗場より)
12:57 美濃戸口(八ヶ岳山荘) 13:16
↓(65/60)
14:20 美濃戸山荘(宿泊)
【8/12】
7:00 美濃戸山荘
↓(60/50)
8:00 堰堤(えんてい)広場
↓(85/70)
9:25 赤岳鉱泉 10:00
↓(120/110)
12:00 赤岩の頭 12:20
↓(35/20)
12:55 硫黄岳 13:15
↓(105/70)
15:00 横岳
↓(35/10)
15:35 三叉峰
↓(65/35)
16:40 地蔵の頭
↓(20/5)
17:00 赤岳天望荘(宿泊)
【8/13】
6:55 赤岳天望荘
↓(55/40)
7:50 赤岳山頂 8:30
↓(25/10)
8:55 竜頭峰分岐
↓(20/5)
9:15 キレット分岐
↓(25/15)
9:40 阿弥陀岳分岐
↓(60/50)
10:45 行者小屋 11:25
↓(160/100)
14:05 美濃戸山荘 14:30
↓(60/50)
15:30 美濃戸口(八ヶ岳山荘)
Total time (実走995/標準700)
天候 | 8/11(日)晴れ☀ 8/12(月)晴れ☀ 8/13(火)晴れ☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
※季節により運行状況が異なります。 参考URL http://www.alpico.co.jp/access/suwa/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆水場 ・美濃戸山荘、赤岳鉱泉、行者小屋は無料で汲めます ・赤岳天望荘では500mlペット¥500で購入可 ☆温泉 ・バス終着点美濃戸口(八ヶ岳山荘) ・赤岳鉱泉 ☆登山ポスト ・バス終着点美濃戸口(八ヶ岳山荘) ・行者小屋など ☆1日目宿泊;美濃戸山荘(当日の大部屋予約もあるらしい) ☆2日目宿泊;赤岳天望荘(当日の大部屋予約もあるらしい) 八ヶ岳赤岳天望荘URL↓↓↓ http://www.yatsugatake.gr.jp/index.html |
写真
感想
夏の休暇を利用して、家族3人で初の小屋泊を計画しました。
今回は普段あまり歩かない妻も同行してくれるので、比較的ライトなコースがよいかなとも思いましたが、せっかくなので3日間利用して山上に泊まってしまおう!
ということで南八ヶ岳の縦走で決定しました。
【1日目】
この日は前日まで仕事で疲れているかな〜と思い、自宅からベースの美濃戸までの移動のみとしました。
バス起点のJR茅野駅では商店も多数あるため、昼間でしたら大抵のアイテムは購入できます。
バス運賃は後払いですが、事前にセンターでチケットを購入されることをおススメします。
バス終点の美濃戸口(八ヶ岳山荘)では登山情報や登山計画書の提出が出来ます。
途中は林道ですが、マイカーで入られる方も多数いるため、歩行時には車両に注意が必要です。
地元ナンバーの車両はけっこう飛ばしてます(笑)
この日は美濃戸山荘に宿泊しました。
夕食は18:00から、朝食は6:00から、入浴は到着順に随時でした。
トイレはウォシュレットで、山中とは思えない快適さでした♪
ケータイの充電もさせて頂きました。
山荘の方々には、とても温かいもてなしをしていただきました、ありがとうございました。
寝相の悪い小さな子供がいるため、個室を確保しておいて正解でした(笑)
※縦走をする際はここから先の赤岳鉱泉に宿泊するのも良いと思います。
【2日目】
この日は赤岳鉱泉を経て、硫黄岳〜横岳〜赤岳下までの縦走路です。
標高は2000m近いですが、やはり日差しに当たると体が熱く感じました。
ウェアは速乾性のアンダー(長袖&タイツ)で十分でした。
※硫黄岳付近で風にあおられましたがアウターは一度も着用しませんでした。
赤岳鉱泉から先では水場が確保できないため、水筒に十分補給していきます。
※カミさんは途中で帽子をロストしてしまったので、ここで購入できました!
赤岩の頭付近からはいっきに視界が広がりました。
森林限界に達するため、紫外線対策が必須です。サングラスがあった方がよいでしょう。
硫黄岳山頂では昼食をとるハイカーが多く、赤岳を眺めるには最高のポイントです。
爆裂火口に近づきさえしなければ子供が歩いても安全です。
硫黄岳山荘から横岳へ至るルートはクサリ場が断続的に続きます。
ハッキリ言って高所恐怖症の方には厳しいルートかも知れません。
グローブを用いて、3点確保さえしっかりできる方であれば大丈夫でしょう。
※うちのカミさんでさえ、ブーブー言いながらも大丈夫でしたから(笑)
横岳を越えてしまえば、もう赤岳天望荘が目と鼻の先です。
途中でお話ししたハイカーの多くが頂上の『赤岳頂上山荘』まで行くと言っていましたが、予定を変更して手前の天望荘に宿泊変更した方もいたようです。
天望荘の夕食は17:45から、朝食は5:45から、入浴は男女時間別でした。
ここでもケータイの充電が可能です(談話室)、便利すぎるね〜。
乾燥室も設置されています。
飲料水は500mlペットを¥500で購入可、缶ビールと同じ値段です(笑)
ここで頂いた豚汁は旨かった〜♪
ちなみにこの日は深夜にペルセウス流星群が上空で見られるということで明け方3:00くらいに外でバタバタと人が出ていく音がしていましたが、自分はビールでいい気持ちになってしまい睡眠優先♪
もしかして軽い高山病だったのかも(笑)
【3日目】
多少のガスはありますが、朝から快晴☀
天望荘から赤岳山頂までは標準40分の道のり、ジグザグの急登をゆっくりじっくり景色を楽しみながら登ります。
小一時間ほどで赤岳山頂に到着!
まさに日本の中心からの大展望に、ただただ息を飲むばかり。
ここまでついてきてくれた妻と息子にも、ただただ感謝です…
山頂には、お母さんとロープで体を繋がれた8歳くらいの女の子もいました、すごいね!
夏休みということもあり、小学生が結構登っていましたね。
当初山頂から真教寺尾根をつたって山梨県側の清里に下山する予定でしたが、
どうやら山頂付近で分岐を間違えてしまったらしく(反省)、地図を確認するもよく分からなくなってしましました。
妻と話し合った結果、帰りの列車の切符は茅野からでも変更する必要がなかったため、潔く美濃戸口に下山することに決めました。
※山梨県側の真教寺尾根と県界尾根はどちらも滑落の危険が高いルートなので注意が必要なようです…
ルートを変更したことで主峰赤岳に並ぶ阿弥陀岳の景観や横岳の岩壁を十分に堪能することが出来ました♪
下り立った行者小屋ではテント幕営のハイカーや、下山してきたハイカーで賑わっています。
ここの食堂ではおでんやラーメン、カレーなどが注文できます、いいね〜。
行者小屋から美濃戸山荘へは南沢を下ります。
普段は水が走っていませんが、雨天時はかなり増水するそうです。
美濃戸山荘に帰還!お世話になった山荘の方々に別れを告げてバスが待つ美濃戸口へ歩きます。
八ヶ岳山荘でお風呂借りてリフレッシュ♪♪♪
初めての八ヶ岳山行は天気に恵まれ大成功!
ともに同行してくれた妻と息子にもありがとうと言いたいです。
おしまい☆
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※8/15追記
今回、2歳の息子を同行しての2泊3日山小屋泊縦走ということで、幼児にとっては少なからず身体的リスクを伴うことも想定されました。
2500m以上の準高山に幼児を伴うことで、高山病、低体温症、外傷などの危険にさらされることも少なくありません。
しかしながら実際に装備や登山計画書提出など事前準備の徹底、緊急時のエスケープルートの調査、万一の際に備えての登山保険加入、そしてもちろん日頃からのトレーニングを怠らなければ、親子での登山はとても楽しい思い出になります!
☆これから小さなお子さんを伴って山行を計画されている方へ
ご存じのとおり、登山は原則すべてが『自己責任』です。
自分自身のみならず、大切な家族を危険にさらすことが無いように、十分な計画を立ててください。
皆様の楽しい山歩きのために、私の山行記録が少しでもお役に立てればと思います。
参考;日本山岳遺産基金『親子登山のススメ』URL
http://sangakuisan.yamakei.co.jp/oyako/
国際山岳連合医療部会『高所における子供達』URL
http://www.jsmmed.org/_userdata/no9.pdf
コメント
この記録に関連する登山ルート

子連れ登山お疲れ様でした。
記録楽しく拝見させて頂きました。
奥さんが一緒に登って下さるなんて、羨ましい限りです
それにしても硫黄岳から赤岳の稜線をベビーキャリアとは凄いですね
感動しました!!
bamuseさんこんにちは。
コメント
bamuseさんもお子さんを抱っこで北アルプス、すごいじゃあないですか!
一度でも歩いたコースだったら、子連れでは行かなかったかもしれません。逆にクサリ場の緊張感が僕を奮い立たせてくれました!
ゆっくり行けば大丈夫ですよ、きっと
ちなみに全身筋肉痛のカミさんは『もう二度と行きたくないわ
sekihiroさん、こんにちは〜!
景信山からお子さんを背負って下山なさったのを見たとき
「なんてすごいお父さんなんだ@@」
と思ったのですが、なんと、八ヶ岳縦走もご家族でとは!
真っ青な空と、広大な山々の風景の中で、いい思い出が
できましたね〜^^w
鎖場を乗り越えた奥様、ぐっじょぶです!
素敵なご家族ですね〜^^w
お天気にも恵まれて、本当によかったです。
おつかれさまでした^^w
2歳といったら、地上の旅行でも紙パンツとか荷物がかさばるお年頃・・・
3日間分の荷物とボクちゃん背負って、すごいパワーです
今年の1月に赤岳鉱泉に行きました。
・・・といっても、ゆるゆる雪山ハイクだったので、そこがゴール
雪の赤岳や硫黄岳を「すごいなぁ〜」と見て来ただけですが、夏の八ヶ岳もいいですねぇ
いつの日かアルプスデビューしたいと思います
お疲れ様でした!
写真みながらウルっとしてしまいました。
奥様とお子さんと素晴らしい山を満喫でしたね!
sekihiroさんも重くなったお子さんを背負いつつでも流石です♪( ´θ`)ノ
次はどこか楽しみにしてます。
山小屋の様子、大変参考になりました〜!
お疲れさまでした。
お子さんの体調はいかがだったのでしょうか?
皆さん、お褒めのコメントを差し上げていますが、
客観的に拝読すれば、
2歳児が3,000m近いところまで、
短時間で行かれたことに危惧を覚えます。
結果的には成功した山行ですが、
2歳児の常温では、
私たち大人が5,000m級の山に行くことと同じです。
大人の欲望を優先させて、
事故が起こっては山を愛する人々に
辛い想いをさせることになります。
高度順応トレーニングされてからでも
遅くはありません。
宜しくお願いします。
maatakoutaさん、コメントありがとうございました。
色々とご指摘いただき、私自身の行動を今一度振り返りました。
おっしゃる通り、幼児にとって標高2500m以上の高地を短時間で進むという事は、体温維持、水分補給、高山病などの点でリスクが高かったことは否めません。
どんなに周到に計画していても、大人と子供では体の順応性が全く違うということをもっと認識しておくべきでした。
山行中は、妻子ともに常時コンディションの確認をとり、1時間ごとの休憩、給水、栄養補給などを行いました。
天候が安定していたこともあり、幸いにも高山病や低体温症などの大事には至りませんでした。
結果的に妻、息子ともに下山後も元気に過ごしておりますが、今後は今以上に事前準備や情報収集、トレーニングを徹底して、楽しい登山をしていきたいと思います。
また、この事に関して、このレコをご覧になる方に、安易な子連れ登山をしていただかないように配慮して、コメントを追加することにいたしました。
まだまだ未熟な身ではありますが、今後もご指導・ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。
kisaragiさんこんにちは。
横岳付近の鎖場は高所恐怖症の妻にとっては、かなり足のすくむ思いだったようですが、それを何とか乗り越えていく姿を見て、尊敬しました。
彼女も普段見ることのできない景色
Liccaさんこんにちは。
子どもの荷物に関しては、日頃からかなり試行錯誤してコンパクト化を量っています!
携帯トイレや外付けのガベッジバッグ(防水ゴミ袋)があると便利ですね。
1月の赤岳鉱泉も大変そうですけど(笑)
実際に赤岳鉱泉や行者小屋にテント幕営して、山頂アタック
ぜひ夏の八ヶ岳
conroyさんこんにちは。
いつもレコを楽しく拝見しております。
子連れでも、個室がある山小屋であれば、親としても安心ですよね
山小屋の環境も様々ですので、実際は子供さんの体力や経験値に応じて選ばれることをおススメします。
ベビーキャリアでの山行もおそらく今年でおしまいですね
来年からは子供が歩いて行ける山を中心に山行したいと思います!
いつかご一緒できると良いですね
こんにちは!
家族三人で過ごした山での三日間、とても良い時間だったようですね
レコ拝見していてこちらもなんだかアツい気持ちになれました。
僕もこれからも子供と家族と無理しない範囲で山を楽しんでいきます
これからも子連れレコ楽しみにしてるので宜しくお願いします。笑
あ、余談ですが…
僕は12日の昼過ぎ鹿島槍からの帰りで中央道から「いいな〜あそこも行きたいな〜」なんて思いながら八ヶ岳を眺めてました。
ちょうどその時sekihiroさんファミリーがあそこアタックしてたんですね!
いつかどこかの山でお会いできたら嬉しいですね
sunnybluesさんこんにちは。
今回の山行は結果的に良いものとなりましたが、同時に反省点の多い山旅でもありました。
sunnyさんのレココメントにもありましたが、常にリスクを考えることで人は成長するということも、僕自身が今回感じたことでもありました
ただ、間違いないことは『僕は家族にたくさんのパワーをもらっている』ということ!
今回の山行ではすれ違うたくさんの人々にも温かい声をかけて頂き、さらにパワーを貰いました。
自分自身がパワースポット
sekihiroさん、こんにちは!
お子さんを背負っての山登り、お疲れ様でした。
ご家族で八ヶ岳なんてうらやましいです
息子さんが自分で頑張って歩くのも、sekihiroさんが背負っているのもどちらもすごいなーと思いました。
あと、奥様が岩女になっちゃうところも
私はこの夏、初めて3000メートル峰に挑戦しました。
景色が全く違う別世界で、自分で歩かないと見れない風景に感動しました。
いつもの近所の山ものんびりしていいけど、夏の遠征はまた格別ですね〜〜
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