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Yamareco

記録ID: 3348720
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

裏銀座縦走 水晶岳・鷲羽岳・黒部五郎岳 その1

2021年07月13日(火) 〜 2021年07月17日(土)
 - 拍手
GPS
52:48
距離
34.6km
登り
3,891m
下り
2,703m

コースタイム

1日目
山行
10:45
休憩
0:56
合計
11:41
7:15
7:15
55
8:10
8:44
100
10:24
10:28
360
16:28
16:46
113
18:39
宿泊地
2日目
山行
4:39
休憩
0:46
合計
5:25
5:45
185
宿泊地
8:50
9:30
18
9:48
9:49
31
10:20
10:25
45
烏帽子岳
3日目
山行
11:37
休憩
0:26
合計
12:03
6:15
275
10:50
11:00
20
11:20
11:30
118
13:28
13:30
174
16:24
16:28
110
18:18
4日目
山行
7:19
休憩
2:53
合計
10:12
4:30
54
5:24
5:33
41
6:14
7:15
70
8:25
8:25
51
9:16
9:19
91
10:50
12:05
130
14:15
14:40
2
14:42
三俣キャンプ場
5日目
山行
11:08
休憩
0:54
合計
12:02
5:20
84
宿泊地
6:44
6:44
65
7:49
7:50
109
11:09
11:30
58
13:48
14:20
100
16:00
16:00
82
17:22
三俣キャンプ場
どの山小屋も開業間もないため、毎日の天候が悪くヘリが飛ばないことも重なって、物資不足の状態。食糧持参の素泊りで問題はなかったが、飲料水が制限されて不安な部分もあった。
天候 3日目午後雨の中縦走。あとはほぼ快晴。
過去天気図(気象庁) 2021年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大町温泉郷に前泊。高瀬ダムから入山。新穂高温泉に下山。
コース状況/
危険箇所等
黒部五郎岳・三俣蓮華の巻道で一部雪渓あり。
大町温泉郷から車で約30分。途中大町ダムの龍神湖を見学した後、七倉の登山口ゲートに到着。タクシーで高瀬ダムまで移動します。他の登山客は誰もいません。
大町温泉郷から車で約30分。途中大町ダムの龍神湖を見学した後、七倉の登山口ゲートに到着。タクシーで高瀬ダムまで移動します。他の登山客は誰もいません。
登山1日目。高瀬ダムから登山開始。トンネルを抜けると、吊り橋を渡ります。
登山1日目。高瀬ダムから登山開始。トンネルを抜けると、吊り橋を渡ります。
ブナ立尾根登山口。いよいよここから急登が始まります。標高差約1250m、烏帽子小屋まで12の番号を減らしていかねばなりません。
ブナ立尾根登山口。いよいよここから急登が始まります。標高差約1250m、烏帽子小屋まで12の番号を減らしていかねばなりません。
ザックの重さで足が動きません。鉄製の階段を登りひと休み、木の根や岩の段差を越えると息が切れてひと休み。番号を1つ(標高差100m)減らすのに、1時間もかかりました。
ザックの重さで足が動きません。鉄製の階段を登りひと休み、木の根や岩の段差を越えると息が切れてひと休み。番号を1つ(標高差100m)減らすのに、1時間もかかりました。
途中、昼食で1時間も休み、歩く時間より休む時間が倍にもなって、三角点に着いたのは8時間後。全く自分がなさけなくなりました。(標準は4時間弱)
途中、昼食で1時間も休み、歩く時間より休む時間が倍にもなって、三角点に着いたのは8時間後。全く自分がなさけなくなりました。(標準は4時間弱)
夕方5時前には、雲が一面、小雨も降り出し、雷鳴も頻繁となり、またまた移動せず様子を見ているうちに6時半。標高の番号は3、残り2時間かかるのでは先に進めません。テントの張れるようなスペースを見つけ、野営(ビバーク)を決意する。
夕方5時前には、雲が一面、小雨も降り出し、雷鳴も頻繁となり、またまた移動せず様子を見ているうちに6時半。標高の番号は3、残り2時間かかるのでは先に進めません。テントの張れるようなスペースを見つけ、野営(ビバーク)を決意する。
登山2日目の朝は快晴。昨夜テントは張れましたが、水が少なく火も使えず、パンと非常食でしのぎました。穏やかな夜だったのが幸いです。
登山2日目の朝は快晴。昨夜テントは張れましたが、水が少なく火も使えず、パンと非常食でしのぎました。穏やかな夜だったのが幸いです。
今日は烏帽子小屋までと諦め、ゆっくり景色を眺め、花を眺めながら登ることにする。
今日は烏帽子小屋までと諦め、ゆっくり景色を眺め、花を眺めながら登ることにする。
番号1の広場に到着。見晴らしがよく、こんなところで露営したら気持ちよさそうなどと馬鹿なことを考えながら休憩をとる。
番号1の広場に到着。見晴らしがよく、こんなところで露営したら気持ちよさそうなどと馬鹿なことを考えながら休憩をとる。
烏帽子小屋に到着。
烏帽子小屋に到着。
小屋の前のイワギキョウが素晴らしい。30分ほど休み、今夜の宿泊をお願いした後、ザックを置き、烏帽子岳を往復する。あいにくガスが出て周りは何も見えない。
小屋の前のイワギキョウが素晴らしい。30分ほど休み、今夜の宿泊をお願いした後、ザックを置き、烏帽子岳を往復する。あいにくガスが出て周りは何も見えない。
小屋から赤牛岳がきれいに見える。
小屋から赤牛岳がきれいに見える。
急にヘリ輸送をすると連絡があり、小屋の方々は大慌て。昨日までずっと天気が悪かったそうで、今年最初の荷揚げに立ち会うことになった。1日滞在で幸運なこともあると思い直す。
急にヘリ輸送をすると連絡があり、小屋の方々は大慌て。昨日までずっと天気が悪かったそうで、今年最初の荷揚げに立ち会うことになった。1日滞在で幸運なこともあると思い直す。
夜早めに寝ていると、小屋の方に「夕日がきれいだよ」と声をかけられ、外に出て眺める。夕日もしばらくぶりとのこと。いい日に泊まることができた。
夜早めに寝ていると、小屋の方に「夕日がきれいだよ」と声をかけられ、外に出て眺める。夕日もしばらくぶりとのこと。いい日に泊まることができた。
登山3日目。朝から雲がかかり天気はよくない。三ッ岳を越えたところで雷鳥の親子を見つける。鹿島槍以来、20年ぶりの出会いでした。
登山3日目。朝から雲がかかり天気はよくない。三ッ岳を越えたところで雷鳥の親子を見つける。鹿島槍以来、20年ぶりの出会いでした。
野口五郎岳到着。周りは雲で何も見えない。午後になると雨が降り出す。雨の中で足取りは重く、今日もビバークかと不安になりましたが、水晶小屋に着くまで、ひたすら歩きました。
野口五郎岳到着。周りは雲で何も見えない。午後になると雨が降り出す。雨の中で足取りは重く、今日もビバークかと不安になりましたが、水晶小屋に着くまで、ひたすら歩きました。
登山4日目朝。雲はかかっていますが、まずまずの天気。
登山4日目朝。雲はかかっていますが、まずまずの天気。
身支度を整え、水晶岳を往復します。
身支度を整え、水晶岳を往復します。
水晶岳山頂。周りの山々がよく見えました。北アルプスの最深部を実感できます。
水晶岳山頂。周りの山々がよく見えました。北アルプスの最深部を実感できます。
小屋に戻り、朝食を食べていると、ヘリ輸送の準備で大忙し。物資がなくなる寸前でほっとした様子でした。7時過ぎ、水晶小屋を出発。
小屋に戻り、朝食を食べていると、ヘリ輸送の準備で大忙し。物資がなくなる寸前でほっとした様子でした。7時過ぎ、水晶小屋を出発。
次第に雲がなくなり、気持ちよく歩き出しました。ワリモ岳付近から、鷲羽岳を望みます。
次第に雲がなくなり、気持ちよく歩き出しました。ワリモ岳付近から、鷲羽岳を望みます。
鷲羽岳山頂に到着。こんないい天気なのに誰もいません。行動食を食べながら、約1時間滞在しました。
鷲羽岳山頂に到着。こんないい天気なのに誰もいません。行動食を食べながら、約1時間滞在しました。
明日行く予定の黒部五郎岳がよく見えます。
明日行く予定の黒部五郎岳がよく見えます。
下山途中に見える槍ヶ岳をバックにした鷲羽池。
下山途中に見える槍ヶ岳をバックにした鷲羽池。
三俣山荘に到着。ここでもちょうどヘリ荷揚げの真っ最中で忙しそうでした。その合間でキャンプ場の申し込みをし、14時には設営終了。16時に夕食終了。
三俣山荘に到着。ここでもちょうどヘリ荷揚げの真っ最中で忙しそうでした。その合間でキャンプ場の申し込みをし、14時には設営終了。16時に夕食終了。
登山5日目朝5時半。黒部五郎岳に向けて出発。
登山5日目朝5時半。黒部五郎岳に向けて出発。
カールの中を通って山頂を目指します。
カールの中を通って山頂を目指します。
黒部五郎岳山頂に到着。
黒部五郎岳山頂に到着。
今日も快晴。槍・穂高がよく見えました。
今日も快晴。槍・穂高がよく見えました。
黒部五郎小舎で休憩。何とか北アルプス最奥の山を登り終えて、一安心。長い休憩をとってしまいました。
黒部五郎小舎で休憩。何とか北アルプス最奥の山を登り終えて、一安心。長い休憩をとってしまいました。
雪渓を渡ると、三俣キャンプ場です。夕方5時過ぎ、テントに到着。
雪渓を渡ると、三俣キャンプ場です。夕方5時過ぎ、テントに到着。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ 携帯トイレ

感想

 1日目晴れ。1週間テント泊のためのザック重量が体に堪え、ブナ立て尾根の急登にペースが上がらない。
 夕方雷雨となり、しばらく休んでいるうち暗くなり、烏帽子小屋に到着するのを諦め、登山道わきの空き地に野営する。
 2日目晴れ。朝烏帽子小屋に到着するも、自分のペースでは先に進むのは難しく、空身で烏帽子岳往復することにし午後は小屋で休養する。
 3日目晴れ。午後からの雨でまたまたペースダウン。やっとの思いで夕方遅く水晶小屋に到着する。追い越していった登山者に心配される。
 4日目快晴。朝のうち水晶岳を往復し、その後ゆっくりと小屋を出発。鷲羽岳の山頂で長い休憩をとってのんびりし、三俣山荘(キャンプ場)まで下山する。早目の夕食をとって明日に備え休養する。
 5日目、水と行動食だけをもって黒部五郎岳まで往復する。山頂は遠い道のりだった。身軽だと本当に歩きやすいことを実感する。

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