北アルプス縦走 雲ノ平-水晶岳-鷲羽岳-黒部五郎岳(折立より)
- GPS
- 29:46
- 距離
- 50.9km
- 登り
- 3,965m
- 下り
- 3,942m
コースタイム
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 8:55
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 3:14
- 合計
- 10:29
- 山行
- 8:51
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 10:03
天候 | 1日目 晴れ→雷雨 2日目 晴れ→曇 3日目 晴れ→雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
以前から計画していた北アルプス縦走。この日が待ち遠しくてソワソワムズムズワクワクドキドキしていたが、遂にその時が来た!土曜の仕事が延長してヒヤリとするも有峰ゲートの時間に間に合い折立到着。
1日目は昼から雨が降りそうなので、車中泊で深夜発。誰もいない折立をズンズン進んでいく。明るくなるころに太郎小屋に到着。太郎小屋宿泊の方々が外に出てきていた。ここでこれから行く山を眺める。また行くので待ってててください。
今日の宿泊地は雲ノ平山荘。ひとまず薬師沢小屋を目指しましょう。快晴の中、薬師沢まで足を進める。道中、沢やその支流が美しく、相方も感動していた。薬師沢に到着すると、黒部沢のエメラルドグリーンが相変わらず素晴らしかった。
ここからは、いい思い出のない急登。。過去に2回のぼったが、1回目は超絶疲労急登で死亡。2回目は灼熱蒸し風呂地獄で死亡。今回も死亡してしまうのかと思っていたが、朝早いこともあり涼しい!自分も相方もわりとテンポよく登ることが出来た。
急登を終えるとそこには雲ノ平という天国が待っている。雲が出てきていたが、コバイケイソウも沢山咲いていて桃源郷を味わうことができた。山荘でビールとご飯を食べたら眠くなってお昼寝。夕飯で起きて石狩鍋をたらふく食べた。夕暮れ時になると、雨が止んでいた。明日も早く出る予定なので今のうちに雲ノ平を堪能しておこうとスイス庭園まで行った。やはりスイス庭園は一番素晴らしい。雲ノ平と、夕日で赤くなった水晶岳とのコラボが圧巻だった。貸し切りのスイス庭園は人生をも動かした。帰り道には木道を歩く雷鳥にも会えて、盛りだくさんの1日目が幕を下ろした。
2日目
夜中にゴソゴソと準備をして3時に山荘を出発。思い出深い祖父岳で朝日を迎えよう。赤く燃える水晶岳を横目に祖父岳に到着。ここは360度全て山で、槍までもしっかり見える。しかし自分が寒くてブルブルふるえていたので自分たちに日が当たる前に先へ進むことにした。ワリモ北分岐へ向かう途中で太陽を浴び、素晴らしい朝を迎えた。
次は水晶岳。去年はガスガスで何も見えない中水晶岳のピークを踏んだが、今回は快晴で水晶岳や赤牛岳の稜線などを楽しめた。ピークには先行者が2名。360度の大展望が素晴らしい。。今回最初の百名山を無事ゲットし、次なる百名山鷲羽岳へと向かう。この日の朝は鷲羽岳だけガスがかかっており、山頂で展望が見えるか心配になりながら進んだ。岩々したワリモ岳を通過し、鷲羽岳山頂直下、ガスがとれた!急いで山頂に到着すると槍ヶ岳まで見渡せる展望が待っていた。素晴らしい。数時間の間に素晴らしい百名山を2座も踏むことが出来るここは非常に贅沢なところだ。
三俣山荘で一息したら三俣蓮華岳に向かう。振り返ると鷲羽岳の鷲がくっきり見えた。ここから見る鷲羽岳が一番かっこいいな。
三俣蓮華岳をファイト一発で登頂するとここでも素晴らしい景色が待っていた。もうこのエリアは良すぎる。年に1回は来たいものだ。
あとは黒部五郎山荘に向かうだけ。ガスってきたが涼しく、快適に山荘に到着。ビールとつまみで乾杯した。近くの沢で足や頭を濡らして快適に爆睡して、最終日に備えた。
3日目
4時前に目を覚ますと星空が見えていた。一眼レフで星空撮影をして尾西のごはんを食べたら、朝焼けに染まる黒部五郎岳を見に行こう。雲一つない空でカール天国堪能が確実であり興奮MAXで進んだ。カールの全貌が見えてきたあたりでカール全体に朝日が差し込む。岩と沢と草花がつくる朝焼けのカールは素晴らしすぎる朝だった。急いで歩く理由がない。ゆっくりゆっくり景色を堪能しながら歩いた。沢では生茶と羊羹を食べて一服。ラスト登り上げる斜面は大量のコバイケイソウが圧巻だった。相方曰く富山の人口よりも多いだろうと。マジかい。五郎のピークをゲットするとここでも大展望だった。気さくな方にいろんな写真を撮っていただいた。
次は今回の旅最後の山、北ノ俣岳に向かう。北ノ俣岳への雄大な景色もよかった。花も沢山咲いていた。北ノ俣岳を過ぎたあたりで雷鳥の子供を一羽発見した。シャッターを切れなかったのを残念がっていると太郎山へ向かう道中で雷鳥の親子に遭遇した。かわいーー!ありがとう!
太郎小屋でラーメンを食べたらラスト折立まで下り。若干雨に打たれながらも長い道を歩き終えた。
北アルプスを堪能した夢のような3日間だった。認知症にならない限り、死ぬまで忘れない山行になったと思う。
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