快晴の小太郎山〜白根三山〜白根南嶺縦走！

2021年08月28日(土) 〜 2021年08月30日(月)

• GPS: 24:41
• 距離: 34.4km
• 登り: 3,432m
• 下り: 4,128m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:36
• 休憩: 2:31
• 合計: 10:07

6:38 広河原インフォメーションセンター
6:43 6:43 広河原山荘
6:59 6:59 白根御池分岐
8:35 8:49 白根御池小屋
10:21 10:41 草すべり分岐
10:46 10:58 小太郎尾根分岐
11:31 12:42 北岳肩ノ小屋
12:57 12:58 小太郎尾根分岐
14:20 14:52 小太郎山
16:20 16:21 小太郎尾根分岐
16:45 北岳肩ノ小屋

2日目

• 山行: 7:21
• 休憩: 2:52
• 合計: 10:13

4:29 北岳肩ノ小屋
5:00 5:29 北岳
5:41 5:41 吊尾根分岐
5:55 5:56 トラバースルート分岐
6:10 6:12 北岳山荘
6:41 6:43 中白根山
7:48 8:20 間ノ岳
9:18 10:03 農鳥小屋
10:59 11:00 西農鳥岳
11:32 12:14 農鳥岳
12:42 12:43 大門沢下降点
13:11 13:22 広河内岳
14:33 14:39 大籠岳
14:42 宿泊地

3日目

• 山行: 4:40
• 休憩: 0:39
• 合計: 5:19

5:00 宿泊地
5:36 5:42 白河内岳
6:56 7:12 笹山北峰
7:18 7:35 笹山 南峰
9:12 9:12 水場入口
10:17 10:17 奈良田湖バス停
10:19 ゴール地点

天候

3日とも晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

奈良田〜広河原　山梨交通バス　始発5時半発　5時にバスが来て乗車して5時半まで待って出発しました。

コース状況／危険箇所等

　小太郎山は肩の小屋から鞍部まで350m下って50m登ります（→当たり前ですが戻りは350mの登り返しになるので体力を残しておきましょう）。鞍部付近の登山道が不明瞭なのでピンテを見落とさないように。
　北岳肩の小屋の水は天水で消毒液の独特の匂いがしますが、ハイドレーションで飲めば匂いは気になりません。水場は遠くて水量が乏しいのでお勧めしないといわれました。白根御池小屋で水を調達していくのがお勧めです。
　農鳥小屋では水はできれば水場で汲んでくるように言われます（どうしても行きたくない場合は1ℓ100円）。水場まで100mの下りですが九十九折に道が整備されていて歩きやすく、沢から豊富な冷たい水が汲み上げられているのでちょっと頑張って汲みに行く価値はあります。
　白根南嶺はなだらかな天空の稜線歩きですが、白河内岳は円錐状のだだっ広い尾根なのでペンキマークを辿って歩く必要があります。大きなゴーロ帯ではミニケルン（石積み）が目印になってます。少し進めば必ずペンキマークかケルンがあるので、見当たらなければ戻りましょう。風も遮れるテン場適地は笹山頂上のほか、白河内岳の南北両取り付き付近にあります。
　笹山ダイレクト尾根は破線ルートですが、登山道明瞭ピンテ豊富で鎖場や荒れてるなど難所もなく歩きやすい普通の樹林帯の登山道です。一般登山道と同等と考えて差し支えありません。水場は水量豊富らしいですが分岐を見逃してしまいました。

その他周辺情報

奈良田〜南アルプス街道沿道には温泉が何軒がありますが、暑くて入る気になれませんでした。河原で水浴びしたかったです。

写真

8/28 5:03

5時にバスが来て順次乗っていきます。この時点で並んでる人は20人ぐらいです。

8/28 6:22

広河原に着きました。芦安からのバスの人も合流して人一杯です。

8/28 6:46

正面にそびえる北岳目指して出発です。

8/28 7:47

ずっと前後に誰か人がいて数珠繋ぎ状態です。テン場確保できるか心配になってきました。

8/28 8:29

緑がきれい

8/28 8:34

白根御池小屋に着きました。

8/28 8:50

小屋は閉まってますが皆ここで休憩していきます。

8/28 8:52

朝食食べて出発です。

8/28 8:58

黄色い花が一杯

8/28 8:56

振り返ると鳳凰山が見えました！

8/28 9:05

鳳凰山アップ！

8/28 9:13

絶景ですね。まだオベリスクが見えません。

8/28 10:37

ちょっとバテてきて休み休み登ってます。

8/28 10:22

北岳アップ！

8/28 10:39

草すべり分岐。休憩ポイントです。オベリスクも見えてきました。

8/28 10:41

花

8/28 10:55

小太郎尾根分岐。ここは展望ポイントになってます。

8/28 10:57

富士山も見えてきました！

8/28 10:57

甲斐駒も！　手前に小太郎山

8/28 10:58

ひとまずテン場確保のために肩の小屋へ向かいます。

8/28 11:00

仙丈ヶ岳！

8/28 11:02

山頂が見えてきました。

8/28 11:07

ちょっとした岩場を超えると

8/28 11:20

まだもう少しありますw

8/28 11:25

テン場に着きました！まだまだ空いてますね。

8/28 11:30

まずは受付。とりあえずビールもw

8/28 16:57

風が凌げるいい場所にテントを張れました。

8/28 11:54

テントからは鳳凰山が一望です。

8/28 12:47

テン場で昼食食べて休憩して小太郎山へ向かいます。

8/28 13:05

小太郎山への稜線です。

8/28 13:23

アップダウンを繰り返しながら下っていきます。

8/28 13:45

見えてるのは前小太郎山。このあたりから登山道が不明瞭になります。

8/28 14:05

前小太郎山に着きました。随分下ってきましたねw

8/28 14:08

あちらが小太郎山です。

8/28 14:26

小太郎山に着きました〜！　肩の小屋から1時間40分。思ったより時間かかりました。

8/28 14:24

山頂横にテン場適地があります。

8/28 14:28

小太郎山からの甲斐駒ヶ岳。ちょうど栗沢山とアサヨ峰が被さって今一つな感じですね。

8/28 14:55

でもここから見る北岳は最高にかっこいいです！　小太郎山は北岳を眺めるための山ですね。

8/28 15:15

戻ってます。鞍部から肩の小屋まで350m登り返しです。

8/28 15:15

やっと富士山が見えました。

8/28 13:10

ザックは軽くなってますが、一度肩の小屋まで登ってからのこの登りは結構堪えます。

8/28 16:04

ホシガラス。稜線でやたら見かけました。

8/28 16:16

雷鳥のように近づいても歩き回って飛んで逃げない鳥がいました。後で調べたらイワヒバリでした。

8/28 16:54

肩の小屋に戻ってきました。テン場はまだ張る場所が残ってました。

8/28 18:18

夕焼けタイムです。

8/28 18:14

鳳凰山

8/28 18:14

富士山

8/28 18:17

甲斐駒ヶ岳

8/28 18:23

よい一日でした。

8/29 4:59

2日目朝。北岳山頂で日の出を待つ人たち

8/29 5:15

混む前に記念撮影w

8/29 5:19

日の出です

8/29 5:19

陽光を浴びる富士

8/29 5:21

間ノ岳が赤く染まります

8/29 5:22

仙丈ヶ岳

8/29 5:22

甲斐駒ヶ岳

8/29 5:24

8/29 5:26

あの影は？？？北岳？？

8/29 5:31

素晴らしい日の出でした。

8/29 5:37

8/29 5:54

トウヤクリンドウ　稜線に沢山咲いてました。もう秋ですね。

8/29 5:59

すごい迫力の間ノ岳

8/29 6:02

ミネウスユキソウ

8/29 6:05

ずっと富士山眺めながらの稜線歩きです。

8/29 6:06

富士山アップ！

8/29 6:16

北岳山荘は閉まってるのでスルーしました。

8/29 6:31

間ノ岳に取り付きました。

8/29 6:41

あそこのピークは

8/29 6:45

中白根山でした。

8/29 6:48

中白根山からの北岳

8/29 6:46

先に進みます。

8/29 6:50

8/29 7:08

岩々ゾーン

8/29 7:28

稜線東側にガスが出てきました

8/29 7:37

あそこが山頂です。

8/29 7:43

間ノ岳に着きました〜

8/29 7:41

間ノ岳の定番写真ですね。

8/29 7:47

もう一つの山頂標の向こうには南アルプス南部の3000m峰が一望できました！

8/29 7:48

広々とした山頂です

8/29 7:48

8/29 7:55

荒川岳と塩見岳アップ！

8/29 7:55

農鳥岳の奥には笊ヶ岳

8/29 7:57

仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳・北岳

8/29 7:58

鋸岳と甲斐駒アップ！

8/29 8:41

ヤマハハコ

8/29 8:45

看板が激しく主張してます

8/29 8:47

立派な山容の農鳥岳

8/29 8:51

これでもかと主張してきます

8/29 8:52

8/29 9:21

農取小屋に着きました〜。

8/29 9:29

噂の天空のトイレ

8/29 9:36

農取親父に水は水場で汲んで来い往復20分not so farと言われて汲みに行きました。100m下る必要がありますが道は九十九折によく整備されていて、天水よりこっちの水は汲みに下る価値ありでした！　もう一泊分3ℓ汲んで上がりました。

8/29 10:18

農鳥岳に取り付きました。

8/29 10:25

振り返って間ノ岳

8/29 10:39

8/29 10:45

あそこが山頂です

8/29 10:48

西農鳥岳に着きました〜。

8/29 10:58

荒川岳と塩見岳

8/29 10:59

農鳥岳から白根南嶺がずっと続いてるように見えます。

8/29 11:03

平らな頂上の農鳥岳の上に富士山

8/29 11:22

8/29 11:34

あそこが頂上です。

8/29 11:36

農鳥岳頂上に着きました〜。

8/29 11:41

振り返って西農鳥岳

8/29 11:46

ここで昼食にしました。

8/29 12:24

下降点へ向かいます。ここから見ると南嶺には目立ったピークは見えません。

8/29 12:42

塩見岳が一番大きく見えました。

8/29 12:53

振り返って農鳥岳

8/29 12:45

大門沢下降点に着きました〜。大門沢へは雲の中に入って行く感じです。

8/29 12:46

富士山チラリ。鐘を鳴らしていきました。

8/29 12:59

広河内岳です

8/29 13:05

すぐに頂上です。

8/29 13:16

広河内岳に着きました。

8/29 13:28

先へ進みます。やはりこうしてみると目立ったピークは見えません。

8/29 13:51

このあたり登山道が不明瞭です。間違って南西側の尾根に行かないように。

8/29 13:57

振り返って広河内岳。結構下ってきました。

8/29 14:11

大籠岳へ緩やかに登っていきます。天空の稜線という言葉がぴったりです。

8/29 14:29

ここにテン場適地。このあたりで結構疲れてきてテン場適地を探しながら歩いてましたw　吹きっさらしなので先へ進みます。

8/29 14:32

大籠岳に着きました〜。

8/29 14:46

大籠岳を過ぎたところで風を凌げるテン場適地を発見。

8/29 15:50

肩に食い込むザックが痛くて翌日の時間も余裕があるのでここで早々にテント張りました。ビール🍺が飲めなくて時間を持て余すのが辛いところでした。

8/29 15:48

右手に見えるのが大籠岳。頂上付近はドコモ電波入りました。

8/29 16:04

テン場から見上げる白河内岳。どこを歩くのか見当がつきませんw

8/30 5:07

夜中は星も見えてましたが、朝起きてみるとガスガスで日の出も見れませんでした。

8/30 5:13

白河内岳に取り付いてます。ゴーロ帯をペンキマークを頼りに進みます。

8/30 5:17

ペンキマークが見当たらないところはとりあえず上に進みます。

8/30 5:33

だだっ広い稜線でガスに包まれペンキマークだけが頼りです。

8/30 5:37

ぽつんと山頂標が見えました。

8/30 5:38

白河内岳山頂に着きました〜。

8/30 5:42

一瞬ガスが晴れました。

8/30 5:51

またガスが晴れて笹山が見えました！

8/30 5:53

このあたりもペンキマークが無いとどこを歩いたらいいのか見当がつきません。

8/30 5:57

大きなゴーロ帯ではミニケルンが頼りです。

8/30 5:59

富士山も見えてきました！

8/30 6:01

白河内岳のゴーロ帯が終わったところにテン場適地

8/30 6:04

テン場適地を過ぎると一旦樹林帯に入ります。

8/30 6:11

樹林帯を抜けると晴れました！　こちらは蝙蝠岳〜塩見岳の稜線ですね。

8/30 6:15

笹山と富士山も奇麗に見えました！

8/30 6:14

富士山アップ！

8/30 6:17

大きな岩を渡っていきます。ここもミニケルンが頼りです。

8/30 6:52

笹山の急登を登って樹林帯を抜けると頂上が見えました。

8/30 6:53

山頂直下にテン場適地。ここは吹きっさらしですね。

8/30 6:56

笹山北峰に着きました〜！

8/30 6:55

向かいには笹山と富士山

8/30 6:57

富士山左手には大雲海。下界は曇ってるんでしょうか。

8/30 6:55

笊ヶ岳

8/30 7:18

笹山への樹林帯

8/30 7:27

笹山頂上に着きました〜！

8/30 7:39

山頂がテン場になってますね。

8/30 8:10

ダイレクト尾根を下ります。

8/30 8:21

苔が奇麗な林です。

8/30 8:24

途中一か所だけ遠望できる箇所がありました。

8/30 8:53

基本的にずっと歩きやすいです。

8/30 10:10

下山しました。2時間半ぐらいで降りられました。

8/30 10:13

ダム湖の向こうに駐車場が見えます。

8/30 10:15

ヤマカガシの幼蛇です。ミサンガぐらいの小ささです。生まれたばかりでしょうか。

8/30 10:18

橋を渡って

8/30 10:22

お疲れさまでした〜！

撮影機器：

iPhone 7 Plus Apple

EOS 6D Mark II ボディ CANON

感想

take1104

久しぶりの晴れ予報の土日＋月曜日に満を持して未踏の山梨百名山を3つ（小太郎山・農鳥岳・笹山）も踏める白根三山〜白根南嶺の縦走に行ってきました！
計画では一泊二日を予定していて、2日目笹山頂上に14時までに到着できなかったらもう一泊するということで歩きましたが、農取小屋についた時点でもう笹山14時は無理だということで諦めて2泊目の水を補給しました。
それでも笹山までは歩くつもりでしたが久しぶりのテン泊装備に肩が悲鳴をあげ、せっかくの稜線をこのまま無理して歩いても楽しくない、明日も時間は余裕あるということで大籠岳を過ぎたところで早めに2泊目のテン泊しました。

結果としてずっと天気が良くて風が涼しくて最高の三日間になりました！

コメント

0ta-m0untain

take1104さん、こんばんは。
先週、大山ではお声がけいただきありがとうございました。
白根南嶺縦走されてたんですね！絶景＆タフなコースお疲れさまでした。

小太郎山は四方を有名な山に囲まれていてどんな景色が見えるのか興味あったんですが、甲斐駒ヶ岳は手前の山にけっこう遮られてしまうんですね

自分は同じ土曜に鳳凰三山を周回していたので、この日の北岳からどう見えていたかが分かって山にいた時の気分をまた思い出しました

take1104

otaさん、コメントありがとうございます。
otaさんは日帰りで鳳凰三山を周回してたんですね。凄い健脚ですね！

あのあたりだと小太郎山の向かいのアサヨ峰がまさに南アルプス北部の大展望台になっていて、
特に甲斐駒ヶ岳の眺めは秀逸です。アサヨ峰はお隣の西沢山が南アルプス天然水のCMロケ地に
なったことがあり一時期人気がありました。北沢峠からすぐに登れるのでお勧めです