ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 364894
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

白峰三山縦走

2012年01月07日(土) 〜 2012年01月09日(月)
 - 拍手
all-green その他1人
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
59:15
距離
42.7km
登り
4,836m
下り
4,830m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1/7
5:50   奈良田 開運トンネル
8:40   あるき沢橋
11:15  池山御池小屋
13:00  2440m 城峰付近 泊

1/8
6:30   泊地
8:05   ボーコンの頭
9:10   八本歯の頭
10:15  北岳
11:45  北岳山荘 泊

1/9
5:00   北岳山荘
7:40   間ノ岳
8:40   農鳥小屋
11:00  農鳥岳
12:00  大門沢下降点
14:00  大門小屋
17:00  奈良田 開運トンネル
天候 1/7:晴れ
1/8:晴れ
1/9:吹雪のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
噂の開運隧道ゲート。
乗り越すのに苦労しました。
噂の開運隧道ゲート。
乗り越すのに苦労しました。
歩き沢橋
池山吊り尾根登り口。
ここら辺にはまだ雪はない。
歩き沢橋
池山吊り尾根登り口。
ここら辺にはまだ雪はない。
池山吊り尾根への道標。
池山吊り尾根への道標。
池山御池小屋
雪は取り敢えず積もっているが、水を作るのには少々少ないか?
池山御池小屋
雪は取り敢えず積もっているが、水を作るのには少々少ないか?
池山御池小屋内
既に1張り。
我々はここには張らず、もう少し進んで幕営する。
池山御池小屋内
既に1張り。
我々はここには張らず、もう少し進んで幕営する。
今日のテントサイト。
城峰から少し登ったところで幕営。
!!テントマット忘れた。。。
今日のテントサイト。
城峰から少し登ったところで幕営。
!!テントマット忘れた。。。
2日目
雲海に浮かぶ富士と日の出。
幕営地から30分程登ったところで素晴らしい景色を見れた。
天気も最高!
2日目
雲海に浮かぶ富士と日の出。
幕営地から30分程登ったところで素晴らしい景色を見れた。
天気も最高!
ボーコン沢ノ頭からの北岳。
ボーコン沢ノ頭に出ると突然北岳が見える。
1
ボーコン沢ノ頭からの北岳。
ボーコン沢ノ頭に出ると突然北岳が見える。
バットレス全景
いつかこの時季に登りたい。
バットレス全景
いつかこの時季に登りたい。
八本歯ノ頭からコルへの下り。
新しいフィックスロープがあり助かった。
雪に埋もれた形跡がないのでここ数日中に設置されたのか?
ハシゴも出ていて問題なし。
八本歯ノ頭からコルへの下り。
新しいフィックスロープがあり助かった。
雪に埋もれた形跡がないのでここ数日中に設置されたのか?
ハシゴも出ていて問題なし。
北岳山頂!
山頂は比較的風が弱く穏やかでした。
天気も良く、360℃の大展望でした!!
北岳山頂!
山頂は比較的風が弱く穏やかでした。
天気も良く、360℃の大展望でした!!
今日の泊地 北岳山荘に到着。
安全第一で、近道ルートではなく稜線ルートから。
風が強い!
今日の泊地 北岳山荘に到着。
安全第一で、近道ルートではなく稜線ルートから。
風が強い!
冬期小屋内にテントを張る。
今夜は貸切。
夜は風の音が凄まじく明日が心配。
しかし冬期小屋を開放してくれていて凄く感謝である。
冬期小屋内にテントを張る。
今夜は貸切。
夜は風の音が凄まじく明日が心配。
しかし冬期小屋を開放してくれていて凄く感謝である。
朝5時に出発 外は吹雪。。。
吹雪+日の出前なので視界が悪い。
微かに残る踏み跡とGPSで何とか進むことに。
朝5時に出発 外は吹雪。。。
吹雪+日の出前なので視界が悪い。
微かに残る踏み跡とGPSで何とか進むことに。
吹雪+暗闇の中、中白根山に到着。
所々踏み跡も消えており、ぐるぐる探し回るともう自分の向いている方向が分からなくなる。
GPSがあって助かった。
吹雪+暗闇の中、中白根山に到着。
所々踏み跡も消えており、ぐるぐる探し回るともう自分の向いている方向が分からなくなる。
GPSがあって助かった。
間ノ岳
日の出を過ぎ明るくなった。やはり明るくなると心に余裕ができる。
雪は止んできたが風はまだ強い。
ザックや体に小さいエビの尻尾が。。。
間ノ岳
日の出を過ぎ明るくなった。やはり明るくなると心に余裕ができる。
雪は止んできたが風はまだ強い。
ザックや体に小さいエビの尻尾が。。。
間ノ岳
半分凍ってる!!
間ノ岳
半分凍ってる!!
農鳥小屋に到着。
ここには冬期小屋がないのでテントを張るなら建物と建物の間になる。
しかしブロックを作らなければ風はあまり防げないかも。
農鳥小屋に到着。
ここには冬期小屋がないのでテントを張るなら建物と建物の間になる。
しかしブロックを作らなければ風はあまり防げないかも。
西農鳥を越え農鳥岳に到着。
西農鳥岳には特に何も表示がなかった。
悪天のなか、よくここまで来たものだと少し感動!
西農鳥を越え農鳥岳に到着。
西農鳥岳には特に何も表示がなかった。
悪天のなか、よくここまで来たものだと少し感動!
少し迷ったが無事に大門沢右岸への下降点に到着。 視界が悪かったらかなり迷うかも。
取り敢えず鐘を鳴らしてみた!
ちゃんと鳴った!!
少し迷ったが無事に大門沢右岸への下降点に到着。 視界が悪かったらかなり迷うかも。
取り敢えず鐘を鳴らしてみた!
ちゃんと鳴った!!
大門沢小屋
予定ではここの冬期小屋に泊まるつもりでいたが、まだ明るいうちに下れそうなので、今日のうちに下山することにした。
冬期小屋の中を覗いてみたが、広くて綺麗だった。
大門沢小屋
予定ではここの冬期小屋に泊まるつもりでいたが、まだ明るいうちに下れそうなので、今日のうちに下山することにした。
冬期小屋の中を覗いてみたが、広くて綺麗だった。
無事明るいうちに車まで戻ってこれた。
写真は大門沢登山道側ゲートから降りてきた方向を撮影。
なんとか2泊で縦走できた。
お疲れ様でした!
無事明るいうちに車まで戻ってこれた。
写真は大門沢登山道側ゲートから降りてきた方向を撮影。
なんとか2泊で縦走できた。
お疲れ様でした!

感想

1月6日
自宅20時頃出発。
0時過ぎ奈良田に到着。大門沢登山道側のゲート前に車が駐車可能か確認。

1月7日
4時半起床。 車を大門沢登山道側のゲート前に移動。
5時45分頃出発。 開運隧道のゲート越えに15分要する。
6時、林道歩きスタート。
途中の発電所の前のトンネルで敗退してきたという登山者とすれ違う。
8時40分頃歩き沢橋に到着。
急登に喘ぎながら11時10分池山御池小屋に到着。小屋内にテント一張りあり。
ここで今日の行動終了するか相談。 結局先に進む。
小屋を出てすぐに先程のテントの主?とすれ違い、北岳に行ってきたとのこと。 これでラッセルはない?
風の影響を受けない砂払(森林限界)より下に幕営適地を探しながら歩く。
13時頃、城峰を過ぎた辺り、標高にして2440m付近にテントを張る。
テントマットを忘れた事に気付く。
仕方ないのでフライを敷くなどして工夫する。
二人ともまだモチベーションが低く、明日はここから下山しようかと真剣に考える。
北岳まではトレースがあるので行けると思うが、その先が分からない。
取り敢えずラジオの天気予報を聞くと天気は良いようなのでまた悩む。
考えても考えが纏まらないので翌朝起きてから決めることにして就寝する。

1月8日
4時起床、6時半出発。
結局取り敢えず最低でも北岳は登り、北岳山荘で泊まろうと言うことで荷物全てを持って歩き始める。
7時少し前、雲海に浮かぶ富士山の横からの日の出を拝む。
来年の年賀状に使えそう!
ボーコン沢の頭に8時頃到着。北岳がドカンと現れる。天気良く雲1つない。
9時20分頃、八本歯のコルに到着。 頭からの下降も新しいフィックスロープが張ってあり問題ない。
北岳山荘への近道だが、一応踏み跡はあるようだが積雪時のトラバースルートは危険とインターネットの記録でもあったので稜線ルートの分岐まで頑張る。
10時半頃、北岳山頂と北岳山荘の分岐に到着。ここでザックをデポし山頂に向かう。
分岐では風が強かったが山頂に近づくにつれ風が弱まってくる。
11時ちょっと前、北岳山頂に到着。 3人組みのパーティーがいて、いきなり写真を撮ってくれと頼まれる。 写真を撮ってあげ、我々の写真も撮ってもらう。
360°の大パノラマ、景色を堪能する。 
11時10分頃、分岐に戻りザックを回収し北岳山荘に向かう。
11時50分、山荘に到着。
冬期小屋には誰もいない。早速小屋内にテントを張る。
毛布があったので今日はこれをテントマットに使用する。最高に贅沢!
山荘から間ノ岳方面にもトレースがあるようなので気を取り直して明日から頑張ってみることにする。
夜中、風が強くピューピュー、ガタガタとうるさく、また寒くて熟睡できなかった。

1月9日
3時起床、5時出発。
まだ風が強い様でピューピューうるさい。
外に出ると音の割には風は強く感じられない。とは言っても雪が降っており吹雪状態である。
今考えると危険だったが、真っ暗、吹雪で視界不良、ゴーグルで更に視界不良のなか、踏み跡とGPSと相方の夏来た時のコースの記憶を頼りに進む。
踏み跡も吹雪のため消えている部分もあり、その時は迷う。
真っ暗及び視界不良のなか、ヘッドランプの明かりでなんとか尾根と空間の差は分かるので滑落することはない。
ただ、踏み跡を探して体を一回転させるともう方向が分からなくなり、自分がどっちから来たのかも分からなくなる。
そんな時はGPSで確認すると進むべき方向がわかり、進路を修正でき本当に役に立った。
明るくなってきても視界は良くなくGPSを多用する。
何回か迷いながらも7時40分、夏のコースタイムより1時間近く遅れて間ノ岳に到着。
雪は止んできて風だけ強いといった感じ。しかし体中に小さなエビの尻尾が出来ている。
ここから先にもトレースがあり、安心する。
風が強く、進むのに余計な体力を使い疲労する。
8時40分頃、農鳥小屋に到着。
ここで今日初めてザックを下ろし休憩する。
簡単に行動食、テルモスの紅茶を飲んで再出発。
10時頃西農鳥、11時少し前、農鳥岳に到着。
天候が悪い中、なんとかここまで頑張れたことに珍しく感動しウルッときそうになった。
この頃から早いスピードで流れる雲の薄い部分から、時折眩しくない太陽が見えるようになってきた。
12時少し前、大門沢への下降点にある鐘に到着。 取り敢えず鳴らしておく。
天気も晴れてきた。 今更晴れるなんて悔しい。
大門沢右岸の下降路に入り少し進むと右側の枝沢に踏み跡が付いていたのでそちらに進む。
尻セードができる傾斜だったので暫く尻セードで高度を下げる。 雪崩の危険があるかは確かめなかったので無謀であったか。。。
GPSを確認するとこのままこの枝沢を下るとルートから離れてしまうので、枝沢からルートに戻ることにする。
超薮こぎでGPSを頼りに下降気味にトラバースして行くが、もう正規ルートに合流している筈なのだがなかなか踏み跡に合流しない。
このまま破漕ぎが続くと大門沢小屋へも明るいうちに辿り着けるか心配になってきた頃、ようやく踏み跡に合流できホッとした。
しかし相方が超藪漕中にストックを1本紛失。。。藪の中を探すのは限りなく無理。諦める。
14時頃、大門沢小屋に到着。 冬期小屋を覗くと綺麗で広く、快適そうだった。
ここで泊まろうと思っていたが、何とか明るいうちに降りられそうなので、一気に下山することにする。
小屋を出て少し歩いたところに沢を渡るための丸太橋があるのだが、相方がそこで落ち膝まで浸かってしまい靴の中まで浸水。 帰りで良かった。
少々アクシデントもあったが16時50分に車まで戻ってこれた。
初日のモチベーションの無さから考えて、良く計画通り縦走できたなあと二人で感心しながら帰路についた。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:658人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [7日]
南アルプス名峰のほとんどを一筆書きで巡るルート!
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
4/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 甲信越 [日帰り]
北岳 間ノ岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら