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Yamareco

記録ID: 370723
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無雪期ピークハント/縦走
甲信越

針ノ木雪渓〜船窪〜水晶〜読売新道 周回縦走

2013年09月19日(木) 〜 2013年09月23日(月)
 - 拍手
GPS
43:02
距離
56.9km
登り
5,307m
下り
5,227m

コースタイム

【9/19】扇沢登山口06:20 - 07:30大沢小屋07:35 - 09:00雪渓のど上09:10 - 10:40針ノ木小屋11:00 - 12:10蓮華岳(2798.6m)12:35 - 13:30最低コル(2275m)13:40 - 14:55北葛岳(2551m)15:00 - 15:40七倉乗越(2317m)15:50 - 16:55七倉岳(2509m)17:05 - 17:30船窪小屋 泊

【9/20】船窪小屋05:50 - 06:35船窪乗越 - 07:00船窪岳(GPS 2297m)07:05 - 08:10船窪第二ピーク(2459m)08:20 - 09:40「2341」ピーク09:50 - 10:55不動岳(2595m)11:25 - 13:10南沢岳(2625.3m)13:20 - 14:15烏帽子岳分岐 - 烏帽子岳ピストン(2628m)15:00 - 15:30烏帽子小屋 幕営

【9/21】烏帽子小屋天場04:30 -(途中で夜明けの写真撮影立ち止り度々)- 07:15野口五郎小屋07:25 - 07:40野口五郎岳08:00 - 09:55東沢乗越 - 11:00水晶小屋 泊

【9/22】水晶小屋04:15 - 05:00水晶岳(2986m) - 05:15少し先のコルで夜明の写真タイム05:35 - 06:15温泉沢ノ頭 - 06:50コル07:00 - 08:10赤牛岳(2864.2m)08:20 - 09:45「4/8標識」09:50 - 11:35休11:45 - 12:15奥黒部ヒュッテ幕営

【9/23】奥黒部ヒュッテ天場07:25 - 09:45平の渡し10:20 - 10:30渡し場 - 11:50休11:55 - 13:00ロッジ黒四13:20 - ブラブラとダム経由で駐車場まで散歩ペース
天候 9/19 晴れ
9/20 晴れ
9/21 晴れ
9/22 晴れ
9/23 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
扇沢を起点に周回ルート
コース状況/
危険箇所等
【9/19】針ノ木雪渓は非常に小さくなっておりアイゼン不要。雪上歩行はごく一部のみ。蓮華の大下りは500mほどあり、かつ後半は岩稜で傾斜もきつい。北葛〜七倉も200m〜300mの登り下りがあり、この初日が一番きつかった。船窪の天場は小屋から20分弱離れており、また数張りできる広場が数か所点在、水場は固定ザイルで急なガレ場を下る状況。

【9/20】二日目の船窪〜烏帽子は初日と較べると体力的に随分楽に感じられた。船窪岳(第一ピーク)先で両側が崩壊した靴幅リッジ状の部分が10m弱あるが(写真添付)10年先にも今のように通れるのか心配。船窪〜南沢岳間は斜面の崩壊が進み部分的に足元注意の場所が何か所かあり。烏帽子の天場には蚊がいた。

【9/21】烏帽子から東沢乗越までの間は、北アルプス的な快適な稜線漫歩という雰囲気で大変歩きやすく気持ちのよい部分。途中で何度もカメラタイムで立止まり。最後の水晶小屋への登りはガレた急登。

【9/22】水晶岳の上り下りは岩稜。以後、稜線伝いに小さなアップダウンの繰り返しで赤牛岳(一部分かり難い箇所があるが基本は稜線沿いに歩けばよい)。やがて樹林に入り岩や木の根を超えながらの下りでヒュッテまで。奥黒部ヒュッテの天場にも蚊がいた。赤牛からの下りにはヒュッテまで8/8〜1/8の道程表示あり。

【9/23】渡しまでの前半は丸太の桟橋、梯子などが多く薄暗い早朝、雨天は足元注意である。渡船場が昔のコンクリートの渡し場から少し手前に移動しており、また表示のプラ板が破損していたため分かりにくく少し行き過ぎてしまった。ついでに避難小屋まで行ってきた。

* 扇沢の駐車場は最後のトンネル脇に無料の市営駐車場があるので、数日留置きする場合空いていればこちらが経済的。
* 下山後の立ち寄り湯は大町の薬師の湯(皆さんよくご存じの温泉)
扇沢市営駐車場(無料)
扇沢市営駐車場(無料)
針ノ木雪渓登山口(扇沢)
針ノ木雪渓登山口(扇沢)
針ノ木雪渓を遠望
針ノ木雪渓を遠望
渡渉点の橋
大沢小屋
雪渓下部の渡渉点
雪渓下部の渡渉点
針ノ木雪渓「のど」部から振り返る
針ノ木雪渓「のど」部から振り返る
針ノ木峠に到着
蓮華側から針ノ木小屋を俯瞰
蓮華側から針ノ木小屋を俯瞰
針ノ木岳
蓮華岳頂上
蓮華大下りの下部岩稜
蓮華大下りの下部岩稜
七倉岳から蓮華岳遠望
七倉岳から蓮華岳遠望
やっと今日の目的地船窪小屋が・・・
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やっと今日の目的地船窪小屋が・・・
船窪小屋から富士山が見えました
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船窪小屋から富士山が見えました
船窪天場の注意書き
船窪天場の注意書き
船窪乗越手前の崩壊地状況
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船窪乗越手前の崩壊地状況
船窪岳頂上(第一ピーク)
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船窪岳頂上(第一ピーク)
船窪第一ピーク先の両側が崩壊している靴幅リッジ
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船窪第一ピーク先の両側が崩壊している靴幅リッジ
不動岳がもうすぐそこ
不動岳がもうすぐそこ
烏帽子岳と四十八池。
きれいですね。
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烏帽子岳と四十八池。
きれいですね。
烏帽子岳頂上
見事な形の烏帽子岳
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見事な形の烏帽子岳
烏帽子小屋
烏帽子小屋の天場
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烏帽子小屋の天場
暗いうちから野口五郎を目指して出発
暗いうちから野口五郎を目指して出発
途中で夜明けになりました。
山の夜明はどこで見てもきれいです。
途中で夜明けになりました。
山の夜明はどこで見てもきれいです。
本日同道したお姉さんの後ろ姿・・・
本日同道したお姉さんの後ろ姿・・・
野口五郎岳
野口五郎から水晶への稜線。
北アルプスらしいきれいな稜線です。
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野口五郎から水晶への稜線。
北アルプスらしいきれいな稜線です。
槍ヶ岳辺りがよく見えました
槍ヶ岳辺りがよく見えました
野口五郎からのルートを振り返ると左下に五郎池が見えました
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野口五郎からのルートを振り返ると左下に五郎池が見えました
水晶小屋遠望。
最後の登りがきつそう。
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水晶小屋遠望。
最後の登りがきつそう。
水晶小屋
夕方のワリモ〜鷲羽への稜線
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夕方のワリモ〜鷲羽への稜線
槍方面が夕方の薄明にきれいです
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槍方面が夕方の薄明にきれいです
カメラマンのシルエット。
何か素敵ですね。
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カメラマンのシルエット。
何か素敵ですね。
水晶小屋からの日没。
上端が僅かにグリーンフラッシュみたいな・・・。
原画を拡大すると見えるのですが...
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水晶小屋からの日没。
上端が僅かにグリーンフラッシュみたいな・・・。
原画を拡大すると見えるのですが...
まだ暗いうちに水晶岳を通過
まだ暗いうちに水晶岳を通過
やがて夜が明けてきました
やがて夜が明けてきました
遠くに、富士山が
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遠くに、富士山が
赤牛から歩いてきた水晶方面の稜線を振り返る
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赤牛から歩いてきた水晶方面の稜線を振り返る
読売新道には「1/8〜8/8」の道程表示がありました
読売新道には「1/8〜8/8」の道程表示がありました
今下りてきた赤牛岳を振り返ります
今下りてきた赤牛岳を振り返ります
奥黒部ヒュッテ
奥黒部ヒュッテの天場。
山屋のテントは自分だけ。
蚊がいました。
奥黒部ヒュッテの天場。
山屋のテントは自分だけ。
蚊がいました。
東沢を渡渉する木造のブリッジ
東沢を渡渉する木造のブリッジ
このような桟橋、木道、梯子が結構ありました。
急がずに気をつけて歩きましょう。
このような桟橋、木道、梯子が結構ありました。
急がずに気をつけて歩きましょう。
渡船場の下り口
昔のコンクリートの渡船場から少し手前にありました
昔のコンクリートの渡船場から少し手前にありました
ロッジ黒四。
ここでスイッチが切れました。
後はダラダラと散歩歩きです。
ロッジ黒四。
ここでスイッチが切れました。
後はダラダラと散歩歩きです。
ようやく黒四ダムです
ようやく黒四ダムです

感想

先月、柏原新道から入り爺〜蓮華岳を縦走し針ノ木雪渓から下りました(2泊3日)。
今回はその続きで針ノ木雪渓から入り裏銀座を水晶岳まで縦走し、読売新道を下り黒部ダムへ抜ける縦走です(扇沢起点の周回ルート)。
種池からのこの区間は昔から自分の歩いた山域で抜け落ちていた部分で、足腰の元気なうちに(苦笑)是非とも歩きたかったルート。

山中4泊5日、そのうち船窪と水晶で小屋を使用しまた(残りはテン泊)。
船窪は色々な評判を聞いており一度小屋泊をしてみたかったところです(期待どおりの素晴らしいおもてなしでした)。
水晶は幕営不可のため小屋泊としましたが、素泊まりも面倒なので食事付きで手抜き。
実は一泊二食で小屋泊をしたのは今回の船窪が初めての経験です。
これまでは原則テン泊で、気象条件などで数回の素泊まり、また避難小屋を利用した程度(貧乏性!)。

先月の山行は加齢で年々落ちてゆく体力の確認と、もう一度自分の目で今回のルートを見ておきたかった偵察山行みたいなものでした。
おかげで自分が担げる荷物の重さもわかり、また針ノ木雪渓を含む(一番きつい)初日の感触もつかめました。

5日の行程を天候(and 体力)による予備日なども考慮し実質6泊7日の装備としましたが、無理せず予備日は小屋任せにしても良かったのではと反省!
学生の合宿でもないので、年寄りはその分荷物を軽くして山を楽しむ方が絶対正解と後で認識した次第です。
いつまでも若いつもりで歩かず、これからは小屋を上手に使うことも考えるべきですね。
終わってみると、好天が連続しまた体力的にも何とかこなせて、当初考えていたよりも快適な縦走を楽しむことができ、正直 ホッ〜。
まだ数年はテン泊の連泊単独縦走ができそう・・・

初日以外は早めに目的地に着くゆとり計画でしたので、好天も重なり日々余裕で過ごせました。

三日目の水晶小屋は11時に着いたので(水晶岳は翌日の通り道のため)鷲羽ピストンでもと思いましたが、泊地に到着しザックを下ろした途端気力もスト~ン、午後は小屋で数時間の読書と昼寝です。
この日は三ッ岳付近で出合った若い単女性と水晶小屋まで同道することになり、天気もよく、道も歩きやすく、気分もよく久しぶりに楽しい山日となりました。
女性ながら、遠見尾根から入り後立〜裏銀座〜槍〜上高地へ抜ける頑張りコースで、この日は水晶岳ピストン後、鷲羽を抜け三俣で幕営予定と聞きましたが、お元気ですね。

四日目は途中もう少し頑張れば14時の渡しに乗れないこともなかったのですが、急ぐ理由もないので当初の予定通り奥黒部ヒュッテまで。

五日目は渡しの時間に合わせて朝ゆっくりと出発。
自分より年配のご夫婦と前後しながら渡船場まで歩き、ロッジ黒四から先は一般の観光客もおられスイッチオフ、ダム見物しながらブラブラ歩き。

久し振りに、ガッツリコースを歩かせていただきました。

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ブナ立尾根〜烏帽子岳〜裏銀座〜水晶岳〜読売新道〜黒部ダム
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
5/5

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