絶景の北穂高
- GPS
- 56:43
- 距離
- 37.4km
- 登り
- 1,683m
- 下り
- 1,667m
コースタイム
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 7:34
- 山行
- 3:41
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 4:43
天候 | 5/3(火)〜5/5(木)3日間とも快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰路:上高地15:40→大阪22:50 さわやか信州号(バス) なお、帰路は渋滞のため20分遅れ |
コース状況/ 危険箇所等 |
北穂高岳は雪の状況により危険状況は変わります |
その他周辺情報 | 小梨平野営場 お風呂700円、食堂あり |
写真
感想
久しぶりのGWの北アルプス。2日に積雪があったようで、素晴らしい白銀の穂高が出迎えてくれました。
<1日目(5/3)>
上高地は4年ぶり。こんな美しい自然の中を歩けるのは本当に幸せなことだと思います。
徳澤、横尾と過ぎて、いよいよ雪の世界へ。涸沢は大盛況でした。長野県警の方に北穂へのルート状況を聞いてみました。「朝は気温が低くてカチカチ。滑落のリスクが高いのでアイゼン歩行と万一の時の初動のスキルが大切。4日は昼から気温が上がるので雪崩のリスクが高くなる」とのことでした。
夜は風の音がごーごーと鳴っていました。気温は最低で△5℃くらい。テント内は△2℃くらい。夏用シュラフ、長袖シャツ3枚、ダウン2枚、カイロ一つでは寒くて1時間ごとに目が覚めました。あとフリース、もしくはカイロを3つくらいあればよいかも。
<2日目(5/4)>
ヘルメット、ピッケル、12本アイゼンなど着用し、アタックザックにダウン1枚、行動食(ナッツ、チョコ、エナジージェル)、ペットボトル、グローブ予備、モバイルバッテリーを入れて出発。(前回、GWの北穂に登った時は65Lのザックを背負ったので重かった)
最大斜度はM字インゼルの左側。下る人と登る人が詰まって渋滞していました。通過時間は8:00頃。表面は少し柔らかくなっていましたが滑ると下まで落ちそうで慎重に進みました。
M字インゼルを過ぎて斜度はいったんゆるやかになり、しばらくして最後の急斜面に。そこからは残り30分程度。
北穂山頂は絶景でした。風は強いですが素晴らしい青空。槍ヶ岳は最初、穂先が雲に隠れていましたが、下山直後にようやく顔を出してくれました。本当はコーヒーを飲みながら優雅なひと時をと思っていましたが、財布を忘れてしまい、水で我慢。
下りの時間ではさらに雪質はざくざくになっていて滑落の危険は低くなっているように感じました。その代わり、小規模の雪崩が2回、私の10〜20m横を通りすぎていきました。飲まれたとしても特に怪我はない程度でしたが、何があるか分からないのでよくよく周囲を確認しながら進む必要があります。
当初はこの日に上高地に下山予定でしたが、涸沢に戻ると疲れてきってテントを片付ける気力がなくなったのでもう一泊することに。夕食時に小屋前のテーブルでたまたま居合わせた2組のカップル(?)と大変楽しいひと時を過ごさせていただきました。ちなみに一カップルはじゃがいも、にんじん、玉ねぎを切ってカレーを作られていました。もう一カップル(カップルでも友達でもないとおっしゃっていましたが10年くらい一緒に山行されているそう)本格的なカルボナーラを。山ご飯も作れるようになったらさらに楽しみが増えそうです。
<3日目(5/5)>
最終日も素晴らしい天気。名残惜しみながらのんびり下山しました。
小梨平への到着は12:00前でしたがお風呂は開いてました。食堂でカレーとビール。そのあと少しバードウォッチングして上高地に戻りました。
なお、今回の山行ではいつものコンパクトデジカメに加えて、バードウォッチングを目的にミラーレス一眼も持参。涸沢ヒュッテ周辺ではカヤクグリのつがいが飛び回っていました。横尾から徳澤、小梨平周辺ではカケス、イソシギ、ゴジュウカラなどを撮影できました。ミラーレスは重いですが山の楽しみが一つ増えました。
3日間通して天気に恵まれたよい山行となりました。
<備忘録>
・ザック 19.6kg(出発時点)(水1l含む)
・夏用シュラフとダウン2枚では寒くて眠れず。カイロ3個またはフリースが欲しい
・今回はパットと薄い銀シート。軽量で嵩張らないのでよいかも。
・冬用ゲイターはそろそろ買い替え時
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