八ヶ岳全山縦走

2022年06月30日(木) 〜 2022年07月02日(土)

• GPS: 26:15
• 距離: 49.2km
• 登り: 5,063m
• 下り: 4,637m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:18
• 休憩: 0:21
• 合計: 6:39

距離 15.0km 登り 2,085m 下り 540m

8:59 小淵沢駅
9:48 火の見跡
9:58 観音平口ゲート
10:46 10:47 観音平
11:33 雲海
11:58 11:59 押手川
12:57 13:09 編笠山
13:26 13:27 青年小屋
13:31 13:34 乙女の水
13:38 青年小屋
14:00 のろし場
14:15 14:16 西ギボシ
14:24 14:25 東ギボシ
14:29 14:30 権現小屋
14:35 14:38 権現岳
14:40 権現小屋
15:00 15:03 旭岳
15:24 15:25 ツルネ
15:43 キレット小屋

2日目

• 山行: 8:31
• 休憩: 1:04
• 合計: 9:35

距離 14.8km 登り 1,653m 下り 1,814m

5:16 キレット小屋
6:02 6:03 天狗尾根 稜線分岐
6:16 6:17 真教寺尾根分岐
6:21 キレット分岐
6:29 6:34 文三郎尾根分岐
6:45 6:46 中岳
6:54 中岳のコル
7:14 7:17 阿弥陀岳
7:35 中岳のコル
7:44 中岳
8:02 文三郎尾根分岐
8:11 キレット分岐
8:18 8:19 竜頭峰分岐
8:22 8:23 赤岳
8:28 8:29 赤岳頂上山荘
8:54 8:55 赤岳天望荘
8:58 8:59 地蔵の頭
9:06 9:07 二十三夜峰
9:19 9:20 日ノ岳
9:23 9:27 鉾岳
9:31 石尊峰
9:39 三叉峰
9:47 9:48 横岳（無名峰）
9:52 10:13 横岳
10:25 台座ノ頭
10:38 硫黄岳山荘
10:56 11:03 硫黄岳
11:33 11:34 山びこ荘
11:58 箕冠山
12:06 12:14 根石岳山荘
12:20 根石岳
12:26 12:27 白砂新道入口
12:44 東天狗岳
12:55 12:56 天狗岳
13:06 13:11 東天狗岳
13:14 13:15 天狗の鼻
13:22 13:23 天狗岳分岐
13:48 13:49 中山峠
13:53 13:54 見晴らし台
14:00 14:01 中山分岐
14:11 14:12 中山
14:15 14:22 中山展望台
15:06 高見石小屋

3日目

• 山行: 8:43
• 休憩: 0:54
• 合計: 9:37

距離 19.4km 登り 1,342m 下り 2,315m

4:49 高見石小屋
5:05 5:06 丸山
5:31 5:32 麦草山
5:42 5:43 麦草峠
5:47 茶水の池
5:56 大石峠
6:06 中小場
6:29 6:32 茶臼山
6:43 6:44 縞枯茶臼鞍部
6:52 6:53 縞枯山 展望台
6:59 7:05 縞枯山
7:18 雨池峠
7:28 7:29 雨池山
8:13 三ツ岳
8:29 8:30 三ツ岳分岐
8:36 北横岳ヒュッテ
8:49 9:01 北横岳（南峰）
9:03 北横岳
9:46 9:47 亀甲池
10:02 10:03 天祥寺原
10:09 10:18 天祥寺原・将軍平分岐
11:11 11:17 蓼科山荘
11:34 蓼科山頂ヒュッテ
11:39 11:42 蓼科山
12:27 幸徳平
12:37 12:44 標高2110m標識
13:24 13:28 女ノ神茶屋・蓼科山登山口
14:18 14:22 親湯
14:30 親湯入口バス停
14:31 ゴール地点

天候

6/30朝から晴れ。夜から雨。夜中は土砂降り雷雨。
7/1朝から晴れ。18時ごろから雨。夜中もポツポツ。
7/2朝から昼まで晴れ。昼頃は雷雨。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

タクシー代ケチって小淵沢駅から歩きでスタート。帰りは蓼科山から親湯のバス停まで降りてバスで茅野駅へ。気合い入れれば2時間半かけて茅野駅まで歩けるだろうが、最終日になるとそんな気力もなくなってた。

コース状況／危険箇所等

完全夏道。登山道には雪なし。トレースも良好だが、網笠権現あたりはアブが大量にいて刺されまくる。半袖短パンという山舐めてる格好のせいもあるが、10箇所以上刺されて非常に不愉快だった。大人しく長袖長ズボンにするか、おにやんま君でも付けた方がいいんなろうな。
この時期、今の山小屋状況だと、水が手に入る場所が限られている。手に入るときに満タンにすることをお勧めする。網笠側から行くのであれば、青年小屋の次は赤岳展望荘まではない。青年小屋の水場で4リットルくらいは積んでおけ！北八ヶ岳は営業してる小屋も多いので心配はない。おすすめは根石岳山荘。500ml50円と、山小屋にしては破格。

その他周辺情報

親湯温泉はまさかの日帰り温泉休業中。

写真

6/30 5:42

今回は半袖短パンという完全に山舐めてる登山者っぽい格好で行く。目的は脚を焼くこと！仕事柄、手や顔はよく焼けているが、脚はなんだかんだいって白い。それが嫌だった。脚も浅黒くして浅黒イケメンへ少しでも近づこうという山行である。浅黒さがかっこいいってのは、たぶん子供の頃に見た少女革命ウテナから来てるんだと思う。

6/30 9:33

タクシー代ケチって小淵沢駅から歩く。東京よりはずいぶん涼しい。2時間も歩けば登山口だ。気分のいいスタートだ。

6/30 9:37

いい。とてもいい。

6/30 10:08

ザ・田舎の道じゃねえか！こんなところを半袖短パンで、おまけに帽子までちゃんとかぶってる。あとは虫取り網と虫かごさえあれば完璧なのに、何で俺はこんなデカいザックしょってるんだ？その上これから山に行くだって？もしかして俺は馬鹿なんじゃないか？

6/30 12:57

網笠で既に13時。やばいやばい。夏は雨が怖い。天気よもってくれ！

6/30 12:58

いい眺めだ……。この何処かにある小淵沢駅から4時間歩けば人間はここまで来られるのか。

6/30 14:36

権現。地味に網笠権現は初だったりする。ってかアブだかハエだかとにかくすごい。１０匹以上まとわりつかれて気が狂いそうになる。そんなに俺はいい匂いがするのか？もう何年も石鹸やシャンプーを使わないせいか？あれ、もしかして俺って臭いのか？

6/30 16:06

キレット小屋ってこの時期やってないんだね。知らなかったよ。ということで勝手にテント張る。この日だけで累積標高2000くらい稼いでる。テント装備でこれはまあまあきつい。夜は凄まじい雷雨。こりゃあ夏でも山で水不足はないだろうな。

6/30 15:49

一応水場は出てるものの、ちょっとここから取るのは厳しいだろうなという感じ。青年小屋で3.5リットル積んでたからいいものの、ここをあてにしてたらヤバかったろうな。なにより水場まで行く道も崩壊がすごい。

7/1 6:00

良い。

7/1 6:46

阿弥陀への道はいつ見てもかっこいい。

7/1 7:15

分岐にザック置いてピストン。こいつ抜きで全山縦走とは言わせないぜ！

7/1 8:24

赤岳と雲隠れする富士。生涯で何回赤岳に登るんだろうな。シーズン問わずお世話になる山だ。

7/1 8:28

赤岳から望む横岳硫黄岳方面。一番左奥が今回の最後の山、蓼科山か？

7/1 8:53

赤岳展望荘で1リットルだけ買う。500円。

7/1 10:08

横岳。雲が……まだ持ってくれよ！

7/1 10:52

ジョウゴ沢を俯瞰。冬は最後の大滝からトップアウトして硫黄岳こられるらしいけど、どのライン登るんだろうな。次のシーズンでフリーソロでやってみたいところだ。

7/1 10:57

硫黄岳。

7/1 12:23

猫耳感あふれる天狗岳。谷川みたいで可愛い。

7/1 12:55

ザックデポって西天狗もピストン！

7/1 13:09

緑豊かな北八ヶ岳方面。

7/1 14:14

中山展望台。無名だけどこんないいとこあったんだな。

7/1 15:55

高見石小屋でテント。俺のとこだけペンキ塗りたてだったらしく、下がべっとり……。まあ他のとこゴツゴツで安眠できなそうだからと、つい楽な方を選んでしまいがち。ごろごろしていると上の方からあのYouTuberの声がして……？

7/2 4:59

朝一で歩くオコジョの森。屋久島まで行かなくてもいい、ちょっしたもののけ姫の森だ。北八ヶ岳もたまにはいいもんだな。

7/2 5:41

麦草峠。久々に道路をみて安心する。23区生まれ23区育ち。やっぱり根はシティボーイな俺。

7/2 6:31

茶臼山。予想してたより全然いい眺めだ。今度彼女とハイキングにでも来ようかな。5分歩くと疲れたって文句言うけど、このくらいならまあ来られるよね？

7/2 7:00

縞枯山。展望なし。縞枯現象を写メり忘れる。

7/2 7:29

雨池山。展望なし。地味な登山が続く。

7/2 7:59

三ツ岳。でかい石がゴロゴロしてるアスレチック感あふれる登山道だった。なんとなく北鎌沢を思い出した。こんな面白い山あったんだな。なんで有名じゃないんだ？

7/2 8:46

北横岳。さすがに人が結構いる。

7/2 9:51

待ってろ蓼科ァ！お前がラストピークだッ！少し降ってから行動食食べて水飲んで、600mほどをフルパワーで登る。

7/2 11:36

ピークハント！一気に登るとか言っておきながら、途中の蓼科山荘で思わずポカリ1本買ってガブ飲みする。さすがに3日目になると疲れてるんだな。よく頑張った俺。

7/2 11:37

この雲の向こう、一番遠く見える山のさらに奥にある小淵沢駅からここまで歩いてきたのか……。人間やればできるもんだな。これをワンデイできるトレイルランナーがいるって？またまたご冗談を……。俺には到底無理だ。

7/2 11:46

ここから帰りのバス停まで3時間ある。道路に着いたあたりから小雨が降り始めるが、もう樹林帯だったので大して濡れることもなく、快適に親湯まで降りられた。

7/2 14:19

まさかの日帰り休業中！？しかもバス停は結構遠いらしい。どっちにしろ時間的に無理だった。

7/2 14:52

浅黒い脚ではなく、真っ赤に火傷した脚を手に入れた。ダメだな……やっぱ時間をかけてゆっくり焼かないと、かっこいい浅黒さは手に入らないのか……。ただただ痛い。
ログは親湯バス停で切ったが、あんな何もないとこで30分も待つのは苦痛だったため、隣のプール平で待った。こっちなら自販機も座るところもお洒落な喫茶店もあるので、待つならこっちがおすすめだ。共同浴場もあったが、時間的に断念。蕎麦屋とお土産屋はやっていなかった。

撮影機器：

iPhone 12 Apple

感想

オーアーン

やってみたかった八ヶ岳全山縦走テント泊を2泊3日で実施した。余裕だろ、と思っていたが、梅雨でだらけていた体にはきつく、案外カツカツの工程になった。余裕をもってやるなら3泊4日のほうがいいと思う。赤岳横岳以外は歩きがほとんどだし、トレランシューズで来たが、北八ヶ岳も足をつくところはなんだかんだいって石の上なので、走らないなら八ヶ岳全山縦走はアプローチシューズが最適解と思う。脚を残して帰りの下山で全力疾走するか、と思っていたが、疲れすぎて1秒も走れなかった。一体何のためにトレランシューズで来たのか。