南アルプス縦走、初心者向きコース、北岳・間ノ岳・農鳥岳


- GPS
- 22:21
- 距離
- 26.9km
- 登り
- 2,851m
- 下り
- 3,477m
コースタイム
- 山行
- 4:48
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 5:34
- 山行
- 5:07
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 5:47
- 山行
- 6:09
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 6:42
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
日本百名山の北岳と間ノ岳、二百名山の農鳥岳を、山小屋に3泊する余裕のあるコース設定で、登ってきました。
初心者向きというのは、危険箇所が殆どなく、1日のコースタイムが6時間以内と余裕があるためです。山小屋があると食料と水を用意しなくて済むので荷物が軽くなります。朝夕の食事だけでなく、翌日の昼食用のお弁当を頼むこともできます。
もっとも初日に1500m登るのでそれだけの体力は必要です。また宿泊費(2食付)が3泊で2万8千円と費用はかかりました。
コースは次の通りです。
広河原-北岳肩の小屋(泊)-北岳-間ノ岳-農鳥小屋(泊)-農鳥岳-大門沢小屋(泊)-奈良田
登山口へは公共交通でアクセスできます。私は出発日が7月13日のため甲府駅を早朝に出るバスがなく、芦安まで車で行きましたが、7月16日から8月21日の期間であれば、甲府駅を4:35発の山梨交通バスに乗り広河原に6:28に到着します。
山梨交通・広河原 http://yamanashikotsu.co.jp/route_bus/route_sp_info/hirogawara/
帰りは奈良田から身延駅へ行くバスが出ています。
奈良田温泉にアクセスする方法 https://tozanguchi.net/shiranesanzan-naradaonsen-kofu/
山小屋は電話予約が必要です。サイトは下記の通り。
北岳肩の小屋 https://katanokoya.com/
農鳥小屋 https://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/tour/spot/staying/noutori.html
大門沢小屋 https://www.daimonzawa.com/
農鳥小屋は親父さんの耳が少し遠いので、ゆっくり明解に話す必要があります。
山小屋初心者へのアドバイス
・山小屋に泊まる装備として、インナーシーツが必要です。シュラフは不要です。
・ヘッドライトは必須です。これがないと夜にトイレに行けません。
・水はほとんど使えません。水1Lが100円とかします。私は洗面/歯磨きをパスしました。
・マグカップとAMラジオは持参しましょう。農鳥小屋の親父さんに怒られたのですが、農鳥小屋ではセルフでコーヒーが飲めます。その時にマグカップが必要です。私はなかったので紙コップをくれました。何度も使い持ち帰りました。AMラジオは、山では携帯の電波が入らないのでスマホが使えません。日帰り登山なら天気予報を調べてから出発できますが、泊りの登山は山で天気予報を聞く必要があります。FMラジオはだめ。天気予報をほとんどやってません。泊まり登山ではAMラジオが必須です。
・バッテリーマネジメント。スマホがないと、この歩行ルートも記録もできません。モバイルバッテリーは持っていくのですが、山小屋でも充電できます。上手に活用しましょう。
肩の小屋、1回100円
農鳥小屋、30分500円(高いので使いませんでした)
大門沢小屋、準備がないと言われましたが無償でやってくれました。
・空き時間対策。山小屋では時間を持て余します。私はスマホのKindleにコンテンツをダウンロードして読んでいました。
・防寒衣類。肩の小屋や農鳥小屋は標高が高いので気温が下がります。フリースや軽量ダウンがあったほうがいいでょう。私は持っておらず、少し寒い思いをしました。
・山小屋用衣類。登山中の服は濡れたり泥だらけになるので、山小屋用の服は必要です。私はショートパンツとTシャツを持って行きました。上に登山用の長袖のシャツを着ていました。登山後、奈良田での観光もショートパンツとTシャツでした。
・服は干しても乾きません。木綿は乾燥しないので登山には使いませんが、ポリエステルでも全く乾きません。私は濡れた服と乾いた服を別々の大きなビニール袋に入れて管理しました。ソックスは毎日取り替えました。
登山のおすすめ装備
・骨伝導イヤホン。登山中ずっと付けています。耳穴を塞ぎません。ヤマレコに時刻と標高を読み上げる機能があり地図を見る必要がありません。私は10分間隔で聞くように設定しています。
・ココヘリ。電波発信機。一人登山が多いので入会しました。https://www.cocoheli.com/
・シューズ。トレランシューズを履きましょう。私はアルトラのモンブランを履いています。片足280g。多くの登山者がハイカットやミッドカットの重そうな靴を履いているのが不思議です。アッパー部分はペラペラで石や木の根が当たることもありますが、少し痛い程度で問題ありません。https://altrafootwear.jp/products/mont-blanc-m
・防水デジカメ。私はFUJIのXP80を使っています。晴れの時はPanasonicのDC-TX2を使っています。片手でポーチから取り出してシャッターを切れます。スマホは片手での操作が難しくシャッターチャンスを逃します。
・ウォーターバック。エバニュー2Lにホースを付け、先をショルダーに留めています。リュックを下ろさずに水が飲めます。https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%83%90%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC-EVERNEW-%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%96-EBY271/dp/B000AQYY2Y?th=1
・塩飴。水を飲むので塩分補給用です。
・ショルダーバッグ。スマホとデジカメと貴重品と補給食を入れています。スマホとデジカメを落とさないようカールコードで繋いでいます。
・雨具。性能の良いレインコートが必要です。水を弾き、湿気を外に逃がす素材か、チェックしましょう。耐水圧と透湿性で数値化されています。私は上はワークマンのイナレムAIRレインジャケットを購入しました。軽量でGoogです。下は歩きにくくなるのがいやでレインウエアを用意しませんでした。今回は大雨だったので下のレインウエアも用意した方が良かったかもしれません。https://workman.jp/shop/g/g2300068525025/
・ストック。私は持つ派です。上りでは脚力の補助に、下りではバランスを取るのに使います。
・グローブ。必須です。岩や樹木をつかむことがあります。
以上
小屋での生活を楽しみ、また無事下山されたようでうれしく思います。
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