記録ID: 4741695
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
日程 | 2022年09月29日(木) ~ 2022年10月01日(土) |
---|---|
メンバー | |
天候 | 29日:晴れ。登山口13度。舟窪小屋午後12度。夜テン場5度、2m位の風。 30日:快晴のち晴れ。舟窪テン場朝4度、3m位の風。日中稜線10度位、日向は暑いが風が冷たく気持ちいい。 10月1日:快晴のち晴れ。烏帽子テン場朝1〜2度(テン場は無風)、霜が降りる。稜線3m位。下山時、七倉22度。 |
アクセス |
利用交通機関
七倉のゲートが開く・閉まる時間
車・バイク
7月中旬 〜 9月上旬 5:30〜19:00 9月上旬 〜 9月下旬 6:00〜18:00 10月上旬 〜 10月中旬 6:30〜17:00 長野道安曇野ICから約50劼納形卉鷦崗譴悄別50台分駐車可能、無料) マップコード:691 252 819*84 https://tozanguchi-p.com/post-505/ 高瀬ダムにタクシー呼び出し電話有り ★ブナ立て6番の中間点で携帯がつながる(1個上の5番でもつながったと記憶、楽天ですが)。烏帽子小屋は不通、テン場上の高台が圏内。 アルプス第一交通0261-22-2121、信州アルピコタクシ0261-23-2323 七倉駐車場から高瀬ダム2200円 船窪小屋 080-7893-7518 テント泊(500円)必ず事前予約 営業日 9月30日迄 https://funakubogoya.net/ ★船窪テン場下の水場は2021年7月以降使用不可になってます。 烏帽子小屋 テント場(2000円)は 先着順 090-3149-1198(AM7時〜PM7時) 2022年7月10日〜10月10日 https://kita-alps.yamagoya.gr.jp/area05/329.html
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|




地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
- 1日目
- 山行
- 6時間59分
- 休憩
- 1時間29分
- 合計
- 8時間28分
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
ログはヤマレコ。舟窪乗越手前でログが一部途切れ、最終日山の神隧道でログが跳ねていたので、guchi999さんのGPXログエディタで修正しました。
https://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=3089
https://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=3089
コース状況/ 危険箇所等 | ■コース状況 七倉登山口〜船窪小屋まで急登です。ブナ立尾根より急な箇所が多い、ただブナ立と違い緩いところもある。 船窪小屋〜舟窪岳〜不動岳〜南沢岳までアップダウンが多く崩壊地のトラバースや登り下り、そして木の梯子があって気が抜けないです。 崩壊地のザレのトラバースや登り下りにはロープがないところもある。また、路肩が貧弱で滑りやすいので要注意。南沢岳最後の崩壊地際の登りはロープがなく注意が必要。 今後さらに崩壊が進むでしょう。 特に舟窪岳付近は崩壊が進み、つい最近まで通行止めでした。 ★危険度的には大キレットより高いと感じました。理由はロープやブッシュなどのホールドがとれない崩壊地のザレは片足が30センチズルったらリカバリーできず滑落するからです。三点支持を守りホールド等が浮いてないか確認して登る穂高の岩場と違い、ザレはどこでスリップするか、経験値だけではわかりにくい。高度感については長谷川ピークほどではないが、あるところはある。 ★高齢者が船窪小屋〜烏帽小屋を通過する場合は小屋泊を推奨。荷が重いと時間がかかるだけではなく滑落リスクも高くなる。なおこの区間、皆さん疲れる、時間がかかると言ってましたが、その通りでした。 同じ烏帽子小屋を起点としてる裏銀座コースと、七倉岳方面は全く別物と考えた方がいいです。実線コースではあるが、破線の涸沢岳〜北穂(昨年歩く)より危険度は高い印象。ちなみに船窪小屋〜南沢岳では一人も会わず。船窪小屋泊りの方2名に途中で抜かれる。 |
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過去天気図(気象庁) |
2022年09月の天気図 [pdf] |
写真

スマホの方は下記グーグルに登録したオリジナルから見られます。
https://goo.gl/maps/44zJWyo541kMusBr5


https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2022/09/30/19800.html

★烏帽子小屋13時30分に通過できれば、高瀬ダム17時30分のタクシーを呼べる(七倉ゲートはこの時期18時閉鎖)。

感想/記録
by ケン
9月29,30日が晴れ予報に変わったので早速行ってきました。10月になると舟窪小屋が営業を終了し、舟窪のテン場が使えなくなり、烏帽子小屋からテン泊装備で1日で抜けるのは厳しいと思ったので、このチャンスは見逃せませんでした。
★崩壊地にある船窪の水場は2021年7月から使用不可です。
計画表で1日目舟窪テン場泊まり、2日は烏帽子テン場でブナ立尾根を下山で提出。2日目、烏帽子小屋13時30分までに通過できれば、高瀬ダム17時30分のタクシーを予約をするつもりでした。実際は南沢岳に着いた時点で高瀬ダム17時30分は無理と判断して計画通り2泊でいきました。
とにかく荷を軽くしたかったので、GREGORYアルペングロー30で行きました。テントの代わりにツエルトにしても30Lなので3日分の食料を入れたらパンパンでした。2日目の夕ご飯は尾西の乾燥米と塩昆布だけ、3日目の朝ご飯は烏帽子小屋で購入したカップ麺だけとかで過ごしました。
往路、関越を運転中にユニクロのウルトラライトダウンを入れたか不安になりPAで確認したら無かったです。シュラフはモンベルの#3で経験上5度くらいまで下がると寒いのでダウンズボンは入れました。ダウンジャケットの代わりに車の運転時に着ていたペラペラのウインドブレーカを持って行きました。すべて重ね着して寝ました。寝れないほどではなかったが、寒さで何度か目を覚ましました。
下山して、秋空の元、七倉山荘で貸し切り状態のお風呂に入りながら、生きてるって素晴らしいことだ、自分は幸せだと思いました。そして、リバーサイドテラスで風呂上がりのドリンクを飲みながら、年相応の体力に応じた山行を少しでも長く続けて行けたらと思いました。
そんな幸福感もつかの間でした。高速代をケチり大月ICまで下道を走りながら、遠いな、なげーな、と愚痴りながら運転したのであった。
★七倉岳で長野県の名峰百選がコンプリートです。しかし今回の目的はそこではなく、北アの赤線つなぎ、未踏区間の走破が目的でした。あと1箇所、蓮華岳〜七倉岳が残ってますが、3泊になるので今回はパスしました。蓮華岳〜七倉岳は針の木小屋テント1泊で抜けられるので来年の楽しみにとっておきました。ここがつながると東京から親知らずまで赤線がつながります。
★崩壊地にある船窪の水場は2021年7月から使用不可です。
計画表で1日目舟窪テン場泊まり、2日は烏帽子テン場でブナ立尾根を下山で提出。2日目、烏帽子小屋13時30分までに通過できれば、高瀬ダム17時30分のタクシーを予約をするつもりでした。実際は南沢岳に着いた時点で高瀬ダム17時30分は無理と判断して計画通り2泊でいきました。
とにかく荷を軽くしたかったので、GREGORYアルペングロー30で行きました。テントの代わりにツエルトにしても30Lなので3日分の食料を入れたらパンパンでした。2日目の夕ご飯は尾西の乾燥米と塩昆布だけ、3日目の朝ご飯は烏帽子小屋で購入したカップ麺だけとかで過ごしました。
往路、関越を運転中にユニクロのウルトラライトダウンを入れたか不安になりPAで確認したら無かったです。シュラフはモンベルの#3で経験上5度くらいまで下がると寒いのでダウンズボンは入れました。ダウンジャケットの代わりに車の運転時に着ていたペラペラのウインドブレーカを持って行きました。すべて重ね着して寝ました。寝れないほどではなかったが、寒さで何度か目を覚ましました。
下山して、秋空の元、七倉山荘で貸し切り状態のお風呂に入りながら、生きてるって素晴らしいことだ、自分は幸せだと思いました。そして、リバーサイドテラスで風呂上がりのドリンクを飲みながら、年相応の体力に応じた山行を少しでも長く続けて行けたらと思いました。
そんな幸福感もつかの間でした。高速代をケチり大月ICまで下道を走りながら、遠いな、なげーな、と愚痴りながら運転したのであった。
★七倉岳で長野県の名峰百選がコンプリートです。しかし今回の目的はそこではなく、北アの赤線つなぎ、未踏区間の走破が目的でした。あと1箇所、蓮華岳〜七倉岳が残ってますが、3泊になるので今回はパスしました。蓮華岳〜七倉岳は針の木小屋テント1泊で抜けられるので来年の楽しみにとっておきました。ここがつながると東京から親知らずまで赤線がつながります。
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コメント
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パンパンのザックを背負ってキレット通過、考えただけでも怖いです
怖そうだけど楽しそうだなとも感じてしまう、写真を拝見してそう思いました
やはり山はお天気が一番ですね
七倉山荘のご飯も美味しそうです
天気が良く、風が冷たくて心地よく、怖かったけど楽しかったです。
おっしゃる通り、山は天気が一番、特に森林限界の高山は特にそうです。
天気予報が悪いほうに振れると、山行を中止にします。
七倉山荘のご飯、宿泊者に聞いたらビーフシチューだったらしいです。
次回行く機会があれば七倉山荘です。
#追記:船窪小屋と勘違いしました。ということで七倉山荘の夕ご飯はビーフシチューではないです。
コメントありがとうございます。
単管足場やその他の難所と言われている箇所は写真では恐怖感が伝わらないですよね💦枯れたハイマツを掴みながらの通過も考えただけでブルブルです。
そんな場所でも人は「行きたい」と思ってしまうのだから、困った生き物ですね😅
単管箇所は足場がしっかりしてるので暴風でもない限り安全で、あまり怖くなかったです。
怖かったのはザレのふちで、ホールドのとれない箇所です。手を使えないので、片足がズルっと30センチ滑ってバランスを失ったらリカバリーが効かないので滑落します。
おっしゃる通り、人は怖いものが見たい、体験したいという欲求があるようです。私はどちらも苦手で、赤線つなぎのために行ったという思いが一番でした。
コメントありがとうございます。
2泊を30Lとは、私は一泊でも45L以下は有りません。😥
また、9月下旬での計画段階でのツェルトも私は出来ません。
まして#3、私でしたら#1です。
コースはあ〜そうだったな〜です。
そして私が初めてツェルト泊をしたのが烏帽子小屋の小さな池の脇、懐かしさと最近の各部分の詳細ありがとうございます。
次の山記録楽しみにさせて頂きます。😊
私も通常1泊でも60Lです
30Lが可だったのは#3とツエルトの嵩です。食料も2日目夜は尾西の乾燥米のみ、3日目朝は鳥帽子小屋で買ったカップ麺だけと簡素化しました
私の場合ツエルトは冬でも森林帯ではする時があります。とりあえず寝られるスペースがあればいいので(12月の笊ヶ岳とか)。
今回のコース崩壊が激しく(特に船窪岳あたり)、いずれまた通れなくなると思います。
そのような思いもあって、できるだけ早い時期に終わらせたかったのです。
次回は候補が3つ(北岳池山吊尾根、焼山、群馬県境トレイル)ありどれにするか、天気や雪の状態により決めようと思います。
コメントありがとうございます。
それにしても,「高齢者が船窪小屋〜烏帽小屋を通過する場合は小屋泊を推奨。」って,私たちテント泊大好きな60代の人間には,厳しいお言葉ですね。踏破したご本人がそういうことなら,そうなのでしょうが,お互い60代でテント泊縦走を楽しんでいる立場ですので,励ましのエールもお願いしたいところです。
ところで,私も同じ時期に,常念岳〜大天井岳〜赤沢山とテン泊縦走してきました。目的は百高山の赤沢山登頂と,槍穂高連峰を眼前に仰ぐテント場でのテント泊でしたが,幸い素晴らしい天候で充実したテント泊縦走を満喫できました。良かったら,私のレコもご覧下さい。ではまた。
rikimaruさん、「高齢者が船窪小屋〜烏帽小屋を通過する場合は小屋泊を推奨。」は一般論です。
例えば60過ぎのソロが北ア2泊で縦走する場合、おそらく8割は小屋泊です。我々みたいなテント泊は少数派です。なので裏銀座みたいな縦走路と思い、軽々しく高齢者がテント泊で七倉岳から南沢岳を歩くのはリスクが高いから小屋泊推奨といったのです。私もこのコースは悪路と知ってましたが、テント泊にしたのはrikimaruさん同様にテント泊愛好者で経験値から行けると判断したからです。大キレットも65を過ぎてテント泊で縦走しましたが、やはり高齢者には小屋泊を推奨します。
テント泊になれてるrikimaruさんなら十分テント泊で行けますよ。
それでもテントではなくツエルト、ガス缶は110缶、食料は最小限で小屋で買えるものは買うという感じで行きました。
レコ見ました!素晴らしい天気でよかったですね!
赤沢山も西岳テン場からの下りで危険箇所もありますが、七倉岳から南沢岳のザレは距離も長くアップダウンも多く、頻繁に出てきますから危険度は赤沢山以上と感じました(縦走なので赤沢山ピストンと違い荷も重い)。一般道なのでルーファイは不要でルートミスはないですが、ザレだけは技量だけではカバーできない感じです。また天候やザレの状態(大雨後で水分を多量に含んでいる)とかでも危険度は違ってくると思います。
どちらから縦走しても、小屋で水や食料の補給ができる船窪小屋が営業している時期を選びました。
コメントありがとうございました。
3年越しの思い、唯一無二の世界を駆け抜けられて爽快感が半端ないのが伝わって来ます
ありったけの沢山が、め〜いっぱい詰まっていて素晴らしく、感じ入りました
こんばんは。
ギリギリで3年こしの思い、成し遂げられました!
3日間秋晴れの元、念願のルートを歩けて幸せでした。
そして充実感が半端なかったです。
当方の拙いレコで感動していただき、うれしい限りです!
コメントありがとうございました。
今迄質問箱でケンさんを時々チェックさせて頂きました。
今回参加させていただき感激です!
私はこの季節暑い時期に入れない山や山域を登っております。雪山は4月からの残雪期からです。 特に寒さには弱くないんですが、、、
同世代にとってケンさんの活躍はうれしい限りです。
10月1日高瀬ダムより烏帽子に向かって登っておりました。多分三角点-権太落としの間ですれ違っていると思います。何人かの単独行下山者の内一人がケンさんだったのですね。挨拶+話をしたかった!!
今後ネット上で”追っかけ”させていただきます。
私も冬山はあと数年と思ってます。荷の重さと寒さに弱くなりました。
10月1日にすれ違ってますね!
あの日は下るだけだったので、荷も軽くなり気が楽でした。
こちらこそよろしくお願いします。
コメントありがとうございました。
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