読売新道を登って赤牛岳へ

2022年09月30日(金) 〜 2022年10月02日(日)

• GPS: 22:27
• 距離: 45.4km
• 登り: 3,512m
• 下り: 3,900m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:15
• 休憩: 0:04
• 合計: 5:19

8:20 スタート地点
9:04 9:05 ロッジくろよん
11:20 11:20 平乃小屋
12:08 12:11 平ノ渡場・仮設
13:39 奥黒部ヒュッテ

2日目

• 山行: 12:54
• 休憩: 1:05
• 合計: 13:59

0:51 奥黒部ヒュッテ
7:02 7:38 赤牛岳
8:42 8:42 南赤牛岳
10:07 10:19 温泉沢ノ頭
11:15 11:15 水晶岳
12:17 12:23 水晶小屋
12:48 12:49 ワリモ北分岐
13:06 13:08 ワリモ岳
13:52 14:00 鷲羽岳
14:50 三俣山荘

3日目

• 山行: 6:12
• 休憩: 0:57
• 合計: 7:09

4:30 三俣山荘
5:11 5:11 三俣峠
5:22 5:47 三俣蓮華岳
6:02 6:03 丸山
6:19 6:20 中道分岐
6:51 6:51 双六岳
7:21 7:21 双六岳中道分岐
7:33 7:43 双六小屋
7:46 7:46 双六池
8:09 8:09 くろゆりベンチ
8:18 8:19 花見平
8:28 8:28 弓折乗越
8:53 9:06 鏡平山荘
9:08 9:09 鏡池
9:32 9:33 シシウドヶ原
9:48 9:48 イタドリが原
9:59 9:59 チボ岩
10:09 10:09 秩父沢出合
10:36 10:36 小池新道入口
10:50 10:51 わさび平小屋
11:00 11:00 笠新道登山口
11:08 11:08 中崎橋
11:19 11:19 お助け風穴
11:31 11:34 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
11:38 11:38 新穂高温泉駅
11:39 ゴール地点

天候

3日間共に快晴。中日の土曜日は午後から雲が上がってきてた。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 船

行き：アルピコ交通の千葉→長野方面の夜行バスで松本駅→松本駅から大糸線で信濃大町駅下車、路線バスで扇沢→扇沢から関電トンネル電気バスで黒部ダムまで。途中平ノ渡場で針ノ木谷へ船利用。
帰り：新穂高温泉からバスで平湯温泉→平湯温泉からバスで松本駅。

コース状況／危険箇所等

【黒部ダム→奥黒部ヒュッテ】
扇沢から関電トンネル電気バスで黒部ダムへ。黒部湖駅の黒部ケーブルカー乗り場手前で左手に抜けて行く。全体的にそこまで危険な場所はないがトラバースと丸太梯子が多いので苦手な人は心して。あと細かなアップダウンが続いて地味にしんどい。平ノ渡は10月以降、14時発がなくなるので注意。扇沢8時発のバスでも12時発の船に間に合うと思うけど、不安なら始発で。

【奥黒部ヒュッテ→水晶小屋】
レコでも言ってる人いるけど、朝露が兎に角凄いんでレインウェアの下を着込むの推奨。最初のうちは大したことなかったので脱いだら、森林限界あたりでずぶ濡れになりました…。
だいたいの人は暗いうちから登ると思うけど、暗闇だからと迷いやすい箇所はなく、登山道も基本的には整備され分かりやすかった。森林限界手前で少し迷いやすそうな箇所があったけど、なんかおかしいなと思ったときにすぐ引き返せば大丈夫。ただ兎に角長大です。赤牛岳に登り切ったあとも温泉沢ノ頭、水晶岳と畳みかけるように登っては降りてなのでただひたすらしんどい。

【水晶小屋→鷲羽岳→三俣山荘】
気持ちの良い稜線歩きだけど、水晶小屋に泊まらず、また営業が終わってる場合は未だ歩かなければならないのだ。自分はワリモ北分岐で鷲羽岳に向かったけど、正直ここで三俣山荘に直行しとけば良かったと、酷い頭痛（高山病？）と疲労の中で何度も思った。

【三俣山荘→新穂高温泉】
危険箇所は特にないけど、バスを使う場合は時刻を意識しましょう。この時期三俣蓮華岳で御来光を見てからだと11時55分発のバスは結構タイトでした。

その他周辺情報

・奥黒部ヒュッテ
幕営料1000円。トイレが水洗でキレイ。水場はトイレと小屋近くにあり。また入浴も700円で可。

・三俣山荘
幕営料2000円。水場は小屋前とテント場へ行く道の途中にあり。テント場は遅い時間だと小屋から遠く、また立地の悪い場所に張らざるを得なくなる。今回は運良くそこそこの場所が空いてた。

・平湯温泉「ひらゆの森」
平湯温泉バスターミナル近く。バスの待ち時間にでも。露天風呂が広くて開放感があって良い。脱衣所から風呂へ行くとこの床が疲れた足裏に大変効いた（痛かった）。

写真

9/30 7:46

扇沢。皆さん始発の便利用なのか、思ったよりか登山者が少なかった。

9/30 8:19

目指す赤牛岳が見えてテンションが上がる。

9/30 8:27

行列が出来てるケーブルカー乗り場を横切り平ノ小屋方面へ。

9/30 8:29

ロッジくろよんまでは歩きやすい道が続く。docomoの電波も入りました。

9/30 8:56

石畳の道。

9/30 10:41

ロッジくろよんより先は本格的な登山道。こういう丸太梯子が連続します。

9/30 11:16

船が見えてきた。これより少し先に乗り場へ下る道がありましたが、時間がだいぶ余ったので平ノ小屋へ。

9/30 11:41

平ノ小屋。手前の男性2人とはこの先も行程が同じで仲良くして下さいました。2人とも物凄い健脚。
入口に寄りかかってる方は平ノ小屋の御主人で、釣りキチ三平のモデルになったとか（船頭さんに聞きました。）

9/30 11:40

左手奥に見えるのは唐松かと思ったけど、牛首だそう（小屋の御主人に聞いた）。

9/30 11:57

平ノ渡へ降りていく。結構高度感ある。

9/30 12:00

黒部湖を船で渡る。無料なのがありがたい。救命胴衣を着用し、名簿に記帳しました。

9/30 12:01

岸から離れていく。

9/30 12:52

奥黒部ヒュッテまでも、丸太梯子が続きます。

9/30 12:56

丸太梯子を下りた後は、細いトラバース道。

9/30 12:58

ふと見ると立山の雄山が見えた。本当に天気が良い。

9/30 12:59

トラバース道の先に丸太梯子。

9/30 13:28

平坦な道に出て、もうすぐ小屋かなと期待する。

9/30 13:43

奥黒部ヒュッテに到着。感じの良い小屋番さんだった。

9/30 14:40

奥黒部ヒュッテテント場。フラットでとても張りやすい。因みに自分のテント含めて最終的に8張りぐらいでした。

9/30 14:41

マイテント。

10/1 3:29

読売新道にはこういう標識が節目であるはずなんだけど、初めて撮ったのがこの3番目のやつでした。見落としたかな。

10/1 3:32

道中にヒカリゴケがあるって聞いてたけどこれかな？

10/1 4:44

5時近くになりようやく空が白じんできた。一応森林限界近くだと思う。

10/1 5:02

5番目の標識。4時間未だ5番目！？って驚いてた。

10/1 5:19

目指す赤牛岳が見えてきた。

10/1 5:19

左が立山連峰、右が針ノ木と蓮華かな。

10/1 5:20

立山連峰。

10/1 5:20

チラ見せ薬師岳。

10/1 5:22

日が昇りそうなのに未だ遠い。

10/1 5:34

とうとう日が昇りそうなので、標識6/8で日の出を迎えることにする。

10/1 5:39

標識6番目。

10/1 5:39

日の出直前の赤牛岳。

10/1 5:41

裏銀座越しに朝日が昇る。

10/1 5:43

モルゲンロートの赤牛岳

10/1 5:45

薬師も真っ赤に焼けてました。

10/1 5:47

朝日に照らされる赤牛岳。これが見たかった。

10/1 6:17

少し登ると槍ヶ岳が見えてきた。

10/1 6:25

頂上まであと少し。

10/1 7:10

赤牛岳山頂！

10/1 7:17

立山連峰と奥に剱岳が見える。

10/1 7:18

次の目的地の水晶岳と左手に槍ヶ岳、右手には笠ヶ岳。

10/1 7:18

表銀座。左手にちらっと見えてるのは唐沢岳？

10/1 7:22

薬師岳。とにかくでかい。

10/1 7:49

黒部五郎岳。

10/1 7:49

高天が原山荘が眼下に見える。

10/1 9:26

温泉沢ノ頭へ。ひたすらきつい。このあたりで昨日奥黒部ヒュッテに泊まった一人に追い抜かされる。4時半出発でここで抜かされるってどんだけ健脚なの…。

10/1 10:06

温泉沢ノ頭に到着。

10/1 11:19

表銀座と大天井岳、常念岳。手前が裏銀座。
景色は良いので飽きない。

10/1 11:21

薬師岳と赤牛岳。雲が湧いてきた。

10/1 11:30

水晶岳から表銀座と裏銀座の共演。

10/1 11:31

裏銀座。

10/1 12:16

水晶小屋。既に営業を終了していたが、飲料や水、パンを買えた。トイレも利用可能だった。

10/1 12:26

ワリモ岳と鷲羽岳。

10/1 13:06

ワリモ岳山頂標識。登山道の途中の変なところにあるのよね。

10/1 13:15

鷲羽岳を目の前にして高山病による頭痛と疲労、足の痛みに喘ぐ。

10/1 13:53

這々の体で鷲羽岳山頂に到着。ガスが上がり殆ど景色が見えなかった。トホホ。

10/1 13:54

野口五郎岳あたりは辛うじて見えた。

10/1 13:55

鷲羽池。晴れてれば槍ヶ岳をバックに素晴らしい景色なんだが…。

10/1 14:34

三俣山荘と三俣蓮華岳。

10/2 5:09

翌朝。三俣蓮華岳を目指す。

10/2 5:24

今日も天気は良さそう。

10/2 5:26

三俣蓮華岳で御来光待ち。

10/2 5:39

マジックアワーの黒部五郎岳。

10/2 5:40

マジックアワーの薬師岳。

10/2 5:41

歩いてきた稜線が見える。

10/2 5:42

御来光。

10/2 5:43

斜面が朝日に照らされて綺麗だった。

10/2 5:45

三俣蓮華岳山頂で見た不思議な雲。

10/2 5:48

三俣蓮華岳山頂。

10/2 6:21

双六岳を目指す。

10/2 6:38

双六岳山頂より。

10/2 6:39

良い写真を撮って貰いました。

10/2 6:40

黒部五郎岳をアップで。

10/2 6:46

双六岳山頂。

10/2 6:48

奥に笠ヶ岳。

10/2 6:57

天空の滑走路と呼ばれているところ。

10/2 7:00

天空の滑走路。

10/2 7:07

双六岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳と登ってきた山々が見える。

10/2 7:08

表銀座。中央左手は餓鬼岳と唐沢岳かな。

10/2 7:32

双六小屋。2013年以来9年振りに再訪。

10/2 7:45

双六小屋のテン場は広くて眺めよくてロケーション抜群だと思う。

10/2 7:51

双六岳とバックに鷲羽岳。

10/2 8:06

弓折乗越手前で撮影。双六岳や奥に鷲羽岳。

10/2 8:16

穂高連峰と右手には笠ヶ岳。

10/2 8:22

槍ヶ岳。鏡平小屋も見えてきた。

10/2 8:28

弓折乗越。

10/2 9:05

鏡平小屋。カレーやかき氷やコーヒーフロートに心引かれたが、持ってきたリゾッタを食す（悲しい）

10/2 9:10

鏡平と言えばこの池なんだけど、槍ヶ岳は映らなかった。

10/2 9:32

シシウドヶ腹。

10/2 10:08

秩父沢。

10/2 10:35

だいぶ下りてきた。

10/2 10:50

わさび平小屋。休憩したかったけどバスに間に合いそうだったのでそのまま素通り。

10/2 11:33

新穂高温泉の登山口に到着。

10/2 14:19

平湯温泉のひらゆの森で汗を流した後、アルプス平湯にて飛弾牛メンチカツ定食を食す。

10/2 14:32

最後はソフトクリームで〆。お疲れさんでした。

撮影機器：

iPhone XS Max 64GB SIMフリー Apple

感想

lapradei

2013年に裏銀座を歩いたときから気になってた赤牛岳。なかなかタイミングが合わず見送ってましたが、久しぶりの晴れ予報で有給使って思い切って登りました。1年間毎月200kmランニングしてたので体力には自信がありましたが、色々と反省点の多い参考となりました。

肝心の読売新道はとにかくロングコースなので午前2時出発の予定を1時間前倒しでスタートしましたが、そもそも今年はろくに山を登っておらず、また睡眠不足からくる高山病と疲労で温泉沢ノ頭手前で完全に失速。止めときゃ良いのに鷲羽岳にも登ったものだからら、テン場のこともあるし三俣山荘には14時には着きたかったのに15時着という体たらく（テントの写真がないのもそのためです）

恋い焦がれた赤牛岳でしたが、天気も良かったため景色は最高でした。さすが北アルプスの中心にある山なので、360度の大展望を楽しめました。水晶岳から来てる人や、折立から（マジかよ…）11時間かけてきた人も居たりしてビックリしました。

平ノ小屋、奥黒部ヒュッテでお話したお2人とは行程も同じでしたが、お二人とも物凄い健脚で、到着時刻に終始驚かされっぱなしでした。平日金曜日のスタートだったから自分ぐらいしか居ないんじゃないかって不安だったから、心強かったです。

色々と反省点も多かったですが、良い刺激も受けましたし、色々と次に繋がる山行だったと思います。読売新道はまた是非登りたいですね〜（今度は目標5時間でw）。

コメント

AJ

お疲れ様でした😊
平乃小屋から平湯温泉までご一緒した002AJです。めちゃくちゃ楽しかったですね。勝手にフォローさせて頂きます。苦労を共にした同士ということで。よろしくお願いします😊

lapradei

002AJさん
お疲れさまでした！しんどかったと同時に、凄く楽しかったです。また行きたいですね〜。
フォローありがとうございます。こちらもフォローさせて頂きました。宜しくお願いします！

kumonotaira

こんばんは
新穂高に行くとか言っておきながら、急遽裏銀に向かっていった者です
お疲れさまでした

終始良い天気で良い３日間でしたね！

ヤマレコはあんまり詳しく書いてないですが、フォローさせていただきます

またどこかでお会いしましょう

lapradei

kumonotairaさん

こんばんは！裏銀座に行ったんですね、凄いフットワークだ…。
YAMAPのほうも拝見させて頂きましたが、あちらがメインなんですね。
自分もYAMAPアカウント持っているので、後ほどフォローさせて頂きます。