集え！ 花の北岳に（奈良田から白峰三山縦走）

2014年07月20日(日) 〜 2014年07月21日(月)

• GPS: 19:51
• 距離: 33.0km
• 登り: 3,660m
• 下り: 2,995m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:47
• 休憩: 0:59
• 合計: 8:46

4:34 奈良田駐車場
4:49 4:53 奈良田ゲート
7:17 7:52 大門沢小屋
11:06 11:11 大門沢分岐
11:54 12:02 農鳥岳
12:41 12:48 西農鳥岳
13:20 農鳥小屋

2日目

• 山行: 6:21
• 休憩: 4:42
• 合計: 11:03

5:43 農鳥小屋
6:53 7:05 間ノ岳
7:43 7:59 中白根山
8:22 9:13 北岳山荘
9:44 9:56 トラバースルート分岐
10:14 10:21 吊尾根分岐
10:30 10:49 北岳
11:04 11:28 両俣分岐
11:31 12:08 北岳肩ノ小屋
12:30 12:42 小太郎尾根分岐
12:44 12:53 草すべり分岐
13:51 14:11 大樺沢二俣
15:30 15:30 白根御池分岐
15:36 16:17 広河原山荘
16:19 16:19 広河原・吊り橋分岐
16:23 16:45 広河原インフォメーションセンター
16:46 ゴール地点

天候

20日　曇り　夕方から雨
21日　曇りとガス　一時小雨

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

奈良田第2駐車場を利用しました。
朝4時で、あの広い駐車場がほぼ満車状態。
夜叉神〜広河原の通行止めの影響でしょうね。

コース状況／危険箇所等

大門沢ルートは西農鳥岳まで約2200mの登りで、標高差だけは一級品。
850mから登り始め、森林限界は2600m、更に200m登って稜線、山頂へは更に200m。
ちなみに、コラム「笊ヶ岳の実力」 より
◆登山口−山頂標高差◆
順位　 山名(標高)　　　　 　ルート　　　　　　　　標高差　　 山域
1位：　白馬岳(2932.2m)　　欅平−白馬岳　　　　　2342m差　北アルプス
2位：　甲斐駒ケ岳(2965.6m)横手−駒ヶ岳　　　　　2291m差　南アルプス
3位：　剱岳(2997.1m)　　　馬場島−剱岳　　　　　2247m差　北アルプス
4位：　農鳥岳(3051m)　　　奈良田−西農鳥岳　　　2201m差　南アルプス
　　　 ↑これが大門沢ルート

農鳥小屋のテント場は小屋とトイレとオヤジの存在を無視すれば、ロケーションは抜群。
水場は雪渓に埋もれてまだ使えなく、水は小屋で分けてもらった。
1ℓは無料でもらえるが、それ以上は100円/ℓ。
トイレは悪評高きの空中トイレ、これで「大」は無理でしょう？
野○よりハードル高し。「小」でも限界ギリギリ。
ついでに・・・「あぁん、見えすぎちゃって困ァるのォ〜♫」
人としての尊厳が・・・もつなら、北岳山荘まで我慢我慢。

北岳から間ノ岳に続く「天国に一番近い稜線」もガスガスだと意味無し。
採とりどりに咲いている花がせめてもの慰め。雨が降らないだけましと考える。
北岳周辺のお花畑は見事の一言。今回は右俣のシナノキンバイに圧倒された。
この時期に「キタダケソウ」を見たいなら、迷わず肩の小屋へ行くべし。
何故かって？・・・「迷わず行けよ 行けばわかるさ！」

写真

7/22 18:48

夜叉神〜広河原の通行止めで奈良田は大盛況

7/20 4:52

車道を歩き登山口へ
数台の駐車スペース🐜

7/22 18:49

今日は水量は少な目だと

7/22 18:50

道端のお花
ムシトリナデシコ

7/20 5:25

立派な橋を渡り

7/20 7:21

丸太橋を渡り

7/20 7:27

大門沢小屋に到着

7/22 18:52

花は少ない大門沢ルート
タカネグンナイフウロ

7/22 18:53

お〜こんな所に
ミヤマミミナグサ

7/22 18:53

くびれが肝心
ミヤマカラマツ

7/22 20:58

同定困難な
イワオトギリ

7/22 20:59

ホタルブクロ

7/22 20:56

赤い実がなる
オオヒョウタンボク

7/22 20:57

漸く稜線に出た！
思ったより風は穏やかでLucky！

7/22 21:00

キバナシャクナゲ

7/22 21:00

ガスが多いがアルプスっぽい風景

7/22 21:00

稜線は花満開

7/22 21:01

コイワカガミ

7/22 21:01

アオノツガザクラ

7/22 21:02

チングルマ

7/22 21:03

ちょっと食傷気味な
ハクサンイチゲ

7/22 21:03

随分ガスが増えてきて
農鳥岳に到着

7/22 21:05

展望は諦めて
オヤマノエンドウ

7/22 21:06

イワベンケイ

7/22 21:06

結構見かける
イワツメクサ

7/22 21:07

ツガザクラ

7/22 21:08

ミヤマキンバイ

7/22 21:09

とっても小さな
イワヒゲ

7/22 21:11

ミヤマシオガマ

7/22 21:11

本日の最高点の西農鳥岳

7/22 21:11

眼下に赤い屋根が・・・

7/20 13:24

今日の目的地
魔物が住むという館に到着

7/20 13:24

テント張る前にウケツケ
いつもと順番が逆？

7/20 13:55

今日のお宿は1枚壁の「まいてぃどーむ」

7/22 21:12

お前に飲ませるBeerは無い！って言われると困るので持参してきた

7/22 21:12

テント生活満喫中♪
雨が降ってきたので前室追加

7/20 16:09

ロケーションは抜群だけど...

7/22 21:13

他に

7/22 21:13

難🐜

7/20 16:15

オヤジの雷ですか？

7/22 21:14

心配していた雷も鳴らにず夜が明ける

7/22 21:15

富士山もばっちりで、今日はいい事ありそう

7/22 21:16

いよいよ来たかと思ったら

7/22 21:16

すぐに雲隠れ

7/22 21:17

再び雲の上から

7/22 21:17

出た〜

7/22 21:18

ガスも来た〜

7/22 21:19

ガスにまかれた.....

7/22 21:19

「今日の天気はのっとそーぐっどだぞ」ガスの中から現れた犬連れの人が言ってた

7/21 6:20

さぁ〜行動開始！
「のっとそーぐっど」・・・
いまいちね〜

7/21 6:26

今日から梅雨明けじゃないの？

7/21 6:31

ガスと雲は多いが晴れ間も

7/22 21:21

雛を連れたライチョウ発見！これは天気が崩れる予兆か？

7/22 21:21

ガスノ岳山頂に到着

7/22 21:22

ガスガスの稜線を散歩中
タカネツメクサ

7/21 8:11

探すとあちこちで見つかる
レンゲイワヤナギ

7/22 21:23

北岳山荘で随分のんびりしてからガス岳へ

7/22 21:24

雨も少々降ってきて
ビショオダマキ.....

7/22 21:24

小判葉っぱの
チョウノスケソウ

7/22 21:26

ハハコヨモギ

7/22 21:28

ハクサンイチゲの緑花

7/22 21:29

シコタンソウ

7/22 21:30

ミヤマシオガマ

7/22 21:31

可憐な小花
チシマアマナ

7/21 10:36

いつも通りの北岳山頂
天気は「のっとそーぐっど」
たまらずに、あの禁句を言おうとしたら

7/22 21:33

お友達のcirrusさんとバッタリ！
2年前と同じポジションで写真撮影
後はsoarさん来てるかな？

7/22 21:33

cさんと一緒に肩の小屋を目指す
屋根の色が変わったね

7/22 21:34

イワウメ

7/22 21:36

北岳と言えばキタダケソウ
いい感じで咲いてる

7/22 21:38

傷みが無くて、まだまだ観賞価値ありあり
これぞ、肩の小屋Magic！

7/22 21:39

もこもこ葉っぱが特徴

7/22 21:39

トイレがチョー綺麗になった肩の小屋
オヤジも見習えよ

7/21 12:11

cさん晴れ男？
再び晴れ間で仙丈

7/22 21:40

ミヤマダイコンソウ

7/22 21:40

タカネヤハズハハコ

7/22 21:42

圧巻の右俣のお花畑

7/22 21:42

主役はシナノキンバイ

7/21 12:40

見ごたえのある花

7/22 21:43

ハクサンチドリ

7/22 21:44

一輪でも
サンリンソウ

7/22 21:44

お花畑を見上げる

7/22 21:45

ミネザクラ
別名タカネザクラ

7/22 21:46

ヨツバシオガマ

7/22 21:46

ハクサンフウロ

7/22 21:47

タカネグンナイフウロ
はあちらこちらに

7/21 13:33

シカも食べない
マルバダケブキ

7/21 13:36

大輪の
タカネバラ

7/22 21:47

あまり見かけない
ミヤマアカバナ

7/22 21:48

エゾカワラナデシコ

7/22 21:49

イブキトラノオ

7/22 21:49

ヤツガタケタンポポ

7/22 21:50

二俣はミヤマハナシノブの蕾がいっぱい

7/22 21:51

北岳を代表する花
ミヤマハナシノブ

7/22 21:51

ツマトリソウ

7/22 21:52

クルマユリ

7/21 15:15

葉っぱが輪生
クガイソウ

7/22 21:52

キツリフネ

7/22 21:52

サッポロナマビイル
男は黙って・・・

7/21 16:22

橋を渡るcさん
この後インフォメーションセンターのトイレでsoar800さんとバッタリでMission accomplished !!

7/22 20:58

そして、3人でつるつる美人になりましたとさ♨
メデタシ、メデタシ

撮影機器：

LUMIX DMC-GF5 パナソニック

EXILIM G EX-G1 カシオ

感想

ron

前々から予定していた、白峰三山の縦走に行ってきました。
一般的に逆ルートと言われている奈良田から登りましたが、
これで正解でしたね。
花も展望もないきつい登りをこなし、理不尽なテント場代と
空中トイレに戸惑い。
翌日は、天気は「のっとそーぐっど」ながら、北岳の素晴らしい
お花畑を満喫し、さらにヤマ友との再会。
とても有意義な二日間を過ごすことが出来ました。
花いっぱいの北岳とヤマ友のお二人に感謝、感謝ですね。

※毎度のことながら、花の名前等に関しましては、間違い、勘違い、
思い込み、おヤクソク、勝手な見解、過大表現、嘘、大げさ、
まぎらわしいもの等々がございますので悪しからず。

コメント

kanosuke

のっとそーばっど
私が昨年いきそびれたあこがれの農鳥岳のテン場、どきどきわくわくでしたか？
農鳥オヤジとのカラミがもっと欲しいところですね
犬にいたずらするとか。
「ウケツケ」を「ウケケケ」に書き変えるとか

天気がイマイチでも、朝の色彩、お花の数々、ヘンタイ友の会の集会とおつりがくるほどの充実の山行ですね。

私は木金は宇都宮でギョウザ&ビールに撃沈、土日に大阪で人ごみに撃沈で日曜は山へ行く気力がこれっぽっちも残ってませんでした
疲れを癒すために温泉だけでも奈良田に行けばよかったな〜

ron

Re: のっとそーばっど
kanosukeさん、コメントありがとうございました。

月曜日は北岳に来ればよかったのに
疲れを癒すために・・・

kanosukeさんが行きそびれた 、農鳥のテン場なんですけど、
ウケツケで「テントで1人」とオヤジに言ったら、
「1000円！」という予期せぬ答えが返ってきましたよ

「1人で1人用テント１張ですよ、500円じゃないの？ はぁ〜！」と
言ったら「高い方で1000円」と言われた。
謎だ ・・・・

後で、お隣さんに聞いたら、２人１張で1000円だったそうな。
向こうの人達は９人３張で4500円だったそうな。
2人以上はソロに比べてとっても「りーずなぶる」

soar800

ぐっどたいみんぐ
ronさん　お早う御座います
お花畑の写真だけでも　満足しちゃいます　ガスで綺麗な　稜線見られなくても
イイ　タイミングで　頂上で会えたり　下で会えたり　また趣　違って
良い！！　 とご一緒出来て　楽しかったです
行けなかった人が居るようですので　次回の で　鬱憤晴らしましょう　宇都宮ギョーザ 　食べたいなぁ

ron

Re: ぐっどたいみんぐ
soarさん、コメントありがとうございました。

その節はお世話になりました。

北岳山頂でバッタリ、トイレでもバッタリで、
本当に「ぐっどたいみんぐ」

農鳥オヤジは普通でしたよね。
会話に時々「いんぐりっしゅ」が混じる位で・・・

あっ、そうそう、連休に に行けなかった人がいるようですね〜
北岳くらいなら、疲れを癒すのに丁度いいのにね〜

cirrus

あのガスの中で
ronさん、こんにちは。

ガスガスの北岳山頂で、ronさんの姿を発見した時は、「良く気づいたな俺。」と、自分で自分を褒めてあげたくなりました(嘘)
私は、かなりの時間ガスの中で、テンション下がりまくりでしたが、農鳥小屋あたりでは結構展望もあったのですね。
でも、ほんとsoar800さん、ronさんと集う事ができて良かったです。

あと、右俣のお花畑はまさに見頃で最高でしたね
また、お花の名前など、教えて下さいませ

それから、 や もまた

ron

Re: あのガスの中で
cirrusさん、コメントありがとうございました。

あのガスと人ごみの中、本当によく見つかりましたよね
なんだか笑ってしまいそうになりましたが・・・

私はこの日で、北岳の山頂展望は４戦４敗となりました。
今度は秋にでも、確実に晴れそうな日を狙ってみたいと思います
できれば日帰り散々で

そうそう、次は「集え！盛夏のビール山へ」ですよ

かこღmido

初めまして。
私の拙いレコにご訪問ありがとうございます。

私は、あの奈良田への下りの長さにもうヘロヘロで・・・・
あの日も、このルートを登られてくる方がいて・・・・
すごい（驚愕） と思っていました。

ronさんも成し遂げられていたのですね

農鳥小屋のトイレ・・噂には聞いていましたが、
相当なんですね。
大門沢小屋のトイレにも私はちょっと驚いて　怖かったのですが・・・
きっとソレに勝る　ハードル高きワールドなんですね〜
覗いてみれば良かったです。

それにしても、、、犬連れの方がいらっしゃるのですか？
あの3000ｍの山に？！

私は、肩の小屋にテント張りました。
えっ？？キタダケソウ・・・
もっと早く知っていれば良かったです。
もう無いものと思って探しませんでした。
ざんねん

私も奈良田から〜・・・無理だと思います
楽しいレコ、ありがとうございました。

ron

Re: 初めまして。
kakomidoさん、コメントありがとうございました。

大門沢小屋のトイレもアレ なんですけど・・・
いちおうくみ取り式みたいです。

それに比べ、農鳥小屋のトイレは・・・
なんて言ったらよいのでしょうか？

良く言えば「自然還元式」
普通の言い方にすると「撒き散らし」とか「垂れ流し」

犬連れの人は噂に聞いたことがあると思いますが、
農鳥小屋の小屋番のオヤジです。

このオヤジはウケツケ小屋で甲斐犬を2匹、3匹飼っていて、
朝に犬の散歩をしながら、テント場でぐずぐずしている輩を
叱る のを日課にしています