穂高
apukashi
その他2人 - GPS
- 56:00
- 距離
- 25.5km
- 登り
- 2,021m
- 下り
- 2,019m
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- 山行
- 5:30
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 7:35
- 山行
- 7:11
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 8:25
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 9:45
��6:05涸沢小屋ー7:45南稜クサリー9:43北穂高岳北峰ー9:47北穂高小屋／10:47−10:50北穂高岳北峰ー12:25最低コルー14:00涸沢岳ー14:30穂高岳山荘
��4:45穂高岳山荘ー5:45奥穂高岳ー7:25吊尾根最低コルー8:20紀美子平ー9:15岳沢パノラマー11:05岳沢小屋／12:00ー13:55岳沢登山路入口ー14:15河童橋
| 天候 | �＼欧譟↓�曇り、�Ｆ泙螳貉�雨のち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
飛行機
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
涸沢直下の雪渓は涸沢ヒュッテ、涸沢小屋まで相当な量が残っていたが、アイゼンを着けずに登れた。 涸沢小屋からの南稜に向かうルートは、小屋からしばらくの間、雪渓のふちを歩くが、ここもアイゼンなしでも危険はなかった。 北穂〜奥穂は想像以上の難路。北穂南峰から最低コルまでの間は、吸い込まれそうに深い滝谷側を急下降しなければならず、気が抜けない。 最低コルから涸沢鎗、涸沢岳の間は、ハシゴや長いクサリの連続。涸沢側に身体をのりだすようにして登らなければならないハシゴもあった。 穂高岳山荘から奥穂に向かう最初のハシゴも長く垂直に近いが、これまでの厳しいルートに比べればそれほどのものほどではなかった。 |
写真
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感想
【1日目】上高地を出発して間もなく雨が降り出したが、徳沢の手前であがり、
青空が広る。
抜きつ抜かれつして歩いてきた親子連れ。10歳くらいと思われる息子は乗り気で
来たようではなく、父親に叱咤されていた。横尾で休んだときに話したら、槍へ
登るため今日はできれば殺生ヒュッテまでは行きたいと言う。先に腰を上げ、
槍沢へ向かって歩いて行く二人を見送りながら、がんばれとエールを送る。
涸沢小屋に着き、雄大なカールの景色を眺めながらテラスでビールを楽しもうと
した矢先、また雨。しかし、それも2時間ほどであがる。
ウィークデー（木曜日）のため、小屋は空いていた。携帯は圏外だった。
【2日目】曇天。北穂山頂からの大展望を楽しみにしていたが、叶わず。
北穂高小屋のテラスで昼食をとっていたら、携帯に着信。がんと闘っていた職場の
同僚の訃報であった。3000mの頂から冥福を祈る。
北穂〜涸沢岳間は想像した以上の難コースだった。北穂南峰から最低コルまでの
クライムダウンは、緊張の連続。ガスで展望が得られないため、深く切れ落ちた
滝谷ばかりが目に入る。
涸沢槍から涸沢岳までは、ジグザグに張られた長いクサリ、涸沢側の空中に身が
のり出すような感覚になるハシゴ、そして最後はルンゼ状の垂直に近い壁。
ほんとうにもうゲップが出そうになるほどスリルを味わう。
【3日目】まだ薄暗い中、奥穂に向け出発。いきなりのクサリとハシゴも昨日で
もう慣れっこ。
奥穂山頂は濃いガスに包まれ、視界不良。ここからジャンダルムを見たかったのに。
吊尾根の最低コルを過ぎたあたりで雷が鳴りだし、暗くなってくる。
間もなく大粒の激しい雨、ひょうも混じる。しかし、その雨も20分ほどでやむと、
一気に雲が切れ、展望が開ける。奥穂山頂がはっきりと見え、西穂方面の山並み、
焼岳、そして少しの間だったが、笠ヶ岳も姿を見せてくれた。
紀美子平でやれやれと一息つく。雷雨の襲来で時間と戦意を消耗したため、
前穂はパス。急な重太郎新道を下り、岳沢小屋で昼食。あとは上高地まで
黙々と歩いた。
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