北岳・間ノ岳(広河原から・山頂のあの岩を目ざして)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 2,402m
- 下り
- 2,407m
コースタイム
- 山行
- 6:59
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 8:15
- 山行
- 6:59
- 休憩
- 2:49
- 合計
- 9:48
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
第一?駐車場は道路沿い、第二?駐車場はその奥暫く行ったところ。百台?以上は駐車できそう。 今回金曜夜0:30過ぎ到着で70〜80%程度の駐車率でした。 第一の方は100%で止められませんでした。 土曜下山時には路上駐車の列が凄かったです。 第二?駐車場からはバスが始発になるので、今回始発には3台来て順に乗車。 一台に約25人位?+αで座席が埋り、自分は3台目の5番目位で無事座ることができました。座席が満席になると順に立ち乗車のかたの乗車が始まる、という流れでした。 帰りは広河原14:00発に乗ることができました。バス1台丁度全員座席に座れるという乗車率でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは広河原インフォメーションセンター2階にあります。 用紙、筆記具あり 自動販売機もあります |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備電池(1式)
1/25
000地形図
ガイド地図
コンパス(1)
笛
筆記具
ライター
ナイフ
保険証
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
タオル(1)
計画書
雨具(1式)
スパッツ
手袋
トイレットペーパー(1)
シュラフ(1)
食器(1)
プラティパス(1)
飲料(1)
日焼け止め
非常食
行動食(SOYJOY)
替え衣類(半袖Tシャツ)(2)
替え衣類(下着パンツ)(1)
腕時計(1)
ビニール袋
防寒着(上着)(1)
ジャージ(下)(1)
スポーツタイツ(1)
グローブ(1)
靴下(1)
サバイバルシート(1)
靴紐予備(1)
帽子(1)
帽子取付け日よけ(1)
虫よけネット(1)
ザック(1)
ザックカバー(1)
携帯電話(スマホ)(1)
携帯電話補充バッテリパック(1)
メガネ
コンタクトレンズセット
鏡
体拭きシート
アルコールジェル
サブザック(1)
雨傘
ゴミ持ち帰り袋
虫よけ
|
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共同装備 |
テント(1)
テントマット(1)
コンロ
ガスカートリッジ250g(2)
コッヘル(鍋)
ファーストエイドキット
医薬品
*ラジオ
トランシーバ(使用帯)
カメラ
|
備考 | 今回は靴のインソールを交換したため、これまで足のあたりが変わり両足かかと内側部に靴擦れが出来てしまって肉刺も切れてしまった。持参の絆創膏では小さすぎて対応不可だったので大きいものを要準備。 |
感想
昨年も一旦予定はしていたが、天候の関係で予定変更しそのまま行けない状態だった北岳に今回はチャレンジ。
今回も2日前まで雨どこかで会うだろうなと覚悟しつつの山行決定。
結果的には雨には一切遭遇なし、且つ天候にも恵まれ絶景を堪能出来ました。
【広河原】
バスで広河原に到着後、インフォメーションセンター2階にあらかじめ用意していたヤマレコの山行計画書を提出。インフォメーションセンターにも用紙もありその場で書き込むことも可能です。
トイレはもう長蛇の列。特に女性の方は大変ですね。
場合によっては広河原山荘まで行ってしまうのも手なのかもしれません。
でも北沢峠方面に向かう方で間に合わない場合はここで済ますしかないか。
【広河原→二俣】
広河原のゲートを過ぎて左を見ると天候も良く、これから向かう北岳がしっかりと見え気合いが入る。今回は今年初のテント泊。ザックの重さに不安が無い訳ではありませんがこれからの山行の喜びがモチベーションをアップしてくれます。
まずはYoutubeやネットで散々見た吊り橋を渡る。自分が想像していたよりそこそこ川面から高いんだなぁ、と感じる。
広河原山荘がありここにも山行届を出すことが出来ます。
ここからは大樺沢沿いの登山道を歩きます。
途中で仮設パイプ橋で対岸に渡ることになりますが、前を行く登山者達の流れでそのまま数m直進してしまいました。当然道が無くなりますので先行者が気が付き、それで気が付きましたが。流れでただ行くのではなく自分自身で気を付けなければ。反省。
この先から徐々に暑さにやられ初め、お腹の具合も今一つに(>_<)
それでもヒ〜こら喘ぎながら何とか二俣に着。トイレどうしようかなと思いながらなんとか大丈夫そうなので次なる目標点の肩ノ小屋を目指す。
【二俣→肩ノ小屋】
二俣からは一応計画では小太郎尾根を目指す予定にしていたが、本当は八本歯のコルを目指すコースをとるのが昨年から計画。今回の為の下調べで今年はまだ雪渓が多く残っているのと、落石等も多く困難が多いと判断して小太郎尾根分岐経由にしましたが、やはり未練がある。雪渓を進む方も多くでは自分も、とも考えましたがここまでの体調と暑さ等々を考慮し止めました。冷静さを失ってはいけないなと。もうすこし遅い時期にあちらのコースを目指したいと思います。
で二俣をスタートしたのは良いが、ここらあたりからは樹林帯を完全に抜けているので太陽にさらされ続け、体力の消耗が激しい。今回、ザックがテン泊用ザックなので気温計付け替えるの忘れた事に気づく。恐らく30℃地殻はあったと思います。
水分を意識しながらこまめに摂る、また行動食も意識して摂る様にしてもバテ気味。
10分歩いては一息...を何度か繰り返しながら頑張る。
お腹の調子も今一つ。二俣での判断を少し後悔しつつとにかく肩ノ小屋まで頑張ろうと自分を励ましながら心が折れない様に進む。ホントくじけたら予定の北岳山荘ではなく肩の小屋でテント張っちゃいそう...
小太郎尾根分岐では仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳の姿に感動し元気が出ました。
また稜線に出たことにより風もあたり、暑さを何とか凌げるようになり体力的に若干楽に。でも少しだけですけどね。
恐らく標高も上がったので酸素摂るのも厳しくなってきたのもあると思います。
で何とか肩ノ小屋にやっとの思いで到着。
【肩ノ小屋→北岳山頂】
肩ノ小屋ではトイレタイム。でも完調には今一つ。やはり自分の場合は標高があるとお腹に症状が出る傾向があるようです。薬等対策を考えないと...
その後山頂までは若干調子も良くなったので少し体も軽く、念願の山頂到着!
山頂は思ったより広かった。天気も良く山頂自体にガスも掛っておらずとっても気持ち良い。ザックを下ろし山頂からの景色を堪能しつつしばし休憩。
もっともっとゆっくりじっくり休みたかったけどキリがないので今夜のお宿造りに北岳山荘に向かいます。
【北岳山頂→北岳山荘】
北岳山頂から山荘までは岩稜帯。ガレているとこもあるので気を付けながら歩きます。途中山荘直前で尾根上歩いていたら左下に道が。あれ?山荘にはあっちに下りてなきゃマズいかな?と一旦戻り返すが、向こうからくる女性登山者に声を掛けたらこのまま行けば山荘に行けるから大丈夫とのことなので結果的に大丈夫でした。
で山荘に到着。早速テント受付しテント張り場所探し。端っこの良い場所を確保し設営完了。ビール飲んで食事しましたがバテ気味&お腹の調子相変わらず。明日の間ノ岳、どうするかなぁ。兎に角本日摂取した食事、行動食のカロリー数を計算。700〜800kcal程しか摂っていない。こりゃ少なすぎだろと思い頑張ってアルファ米パック2個、カレー、スープ、おつまみ食べました。
それと今回インソールを変えてみた。フィット感は非常に良くなったが踵の当たり所が変わったためか両足踵内側よりに大きな靴擦れ。すでに肉刺もつぶれ靴下にもシミが出来るほどだ。痛いことはイタイがガマンして歩くしかない。持っていた絆創膏では小さすぎで対応できないのでとにかくこのままで頑張る。過去に何度も経験があるので今回も大丈夫だろうと判断。(選択の余地がないし)
兎に角明日の朝の体調で間ノ岳行きを決定する事にして7:30頃に就寝。
【北岳→間ノ岳】
朝というか夜2:30頃には目が覚めてしまった。体調は何とかだいじょうぶ。昨日よりもより、というか何も問題がない。気になるのは靴擦れだけか。
3:30過ぎにヘッデンつけて出発。空は白み始めているがまだまだ暗い。日ノ出時間は昨夜検索したとところ4:40頃。自分的には初めての夜間行。まぁ何事も経験しなければ始まらないし、遠くに10分ほど先行している登山者の灯りもあり大体のルートも見当がつくので助かる。思ったほど困難もなく中白根山に到着。先行していた3人パーティが休憩中。自分も記録用の画像を取りそのまま日ノ出の状況を確認するがまだ出そうもない。少し間ノ岳よりに下りたところが広場状になっていてケルンもある場所がありそこでさらに日ノ出を待つ。徐々に明るくなりとっても幻想的な風景が。
富士山は雲海から出ていてとても言葉で表現できない絶景。自分の人生の中で一番の絶景でした。
結局下界の雲から太陽が出てきたのは4:50頃になっていた。
間ノ岳までのは3000mの稜線歩き。天気は晴れ。下界は一部雲海。
で間ノ岳に到着。間ノ岳山頂先には南アルプスの稜線が見ることが出来、自分もこの先いつかは向こうまで、あるいは向こうから縦走したいと強く心に思いました。
【間ノ岳→北岳山荘】
すれ違う方々は時間的にもか、自分の様に山荘からピストンの人は少なく間ノ岳先に縦走する方が殆どという感じ。山荘のテント場ば自分のテントの周りは殆ど撤収済できましたみ。自分のが寂しく取り残されて感じ。 まぁ今回の自分の状態では農取まで抜けて奈良田に下りるのは厳しい。と次の目標ができたな。
テントを撤収&朝食も食べて再び下山の為に北岳山頂を目指します。
【北岳山荘→肩の小屋→白根御池小屋】
再び北岳山頂。昨日よりも人が多い。天気は更に昨日より下界の雲がとれていて更に絶景です。しばし山頂からの展望を目に焼き付け、またここに戻ってくることを心に誓い山頂を後にしました。
計画書では帰りは広河原15時台のバスに乗車予定にしていましたが、朝の行動開始が予定より大分早くスタートできたので出来れば14:00のバスに乗りたい。という気持ちもあり頑張って歩きます。肩の小屋からは仙丈ヶ岳、残念ながら甲斐駒は雲の中ですが、絶景を見ながら下ります。下るにつれ天気も良いので徐々に暑くなってきました。草すべりの下りでは結構暑さにやられつつ頭の中は白根御池小屋のソフトクリーム(^^; 絶対食べる!と心に誓いながら頑張って下って到着。火照った体にはとてもおいしかった。生き返りました。
気を抜くとまだまだゆっくり休んでしまいそう。バスもなんとか間に合いそうなんで頑張ってリスタート。
【白根御池小屋→広河原】
しばらくは若干の登り下りが続きますが、ここまでの疲れもあるのと、まだまだ残りがあるので気は抜けません。ここいら辺りはすれ違う登山者も結構な大人数のツアーもあり、リーダーがちゃんとしているグループや逆にう〜んというグループや色々ですね。すでに樹林帯に入っているので直射日光は避けていられますが気温が暑い...
と思いながらいつしか傾斜もなくなり広河原山荘が見えてきて到着。あ〜もう山行も終わりだ、バスも間に合うな。と思いながら広河原のバス停に着くことができました。
今回は1日目の状況から普段は使用しないストックを流石に2日目使用。今年春先からエマージェンシー用として持参をするようにしていましたが、今回初めて使用。やはりそれなりに歩きのサポートにはなるが、終盤持ち方の影響か右手の甲の中指の大元の骨付け根?が非常に痛くなった。慣れないためか持ち方が悪いためか右手の甲が痛くなり非常に辛くなった。変に頼り過ぎなのだと思います。
今後も自分自身のストック使用のスタンスはこれまで通りあくまでも緊急用です。
今回の山行は自分の経験値をかなり上げてくれる非常に有意義なものとなりました。
反省すべき点もありますが、何より安全な山行ができて感謝です。
どうもありがとうございました。
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