記録ID: 515464
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
最高の天気でボッチの北鎌尾根 眺め最高の槍ヶ岳
2014年09月20日(土) 〜
2014年09月22日(月)


体力度
10
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 20:00
- 距離
- 38.4km
- 登り
- 3,707m
- 下り
- 3,643m
コースタイム
1日目
- 山行
- 8:03
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 8:45
距離 15.3km
登り 2,469m
下り 1,451m
2日目
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 9:31
距離 17.1km
登り 964m
下り 1,878m
■1日目
6:00中房温泉→7:37合戦小屋7:49→8:23燕山荘→10:20大天井ヒュッテ10:52→11:10貧乏沢入口→12:43天上沢出合→13:05北鎌沢出合→14:48北鎌のコル
■2日目
5:47北鎌のコル→7:38独標山頂→9:35北鎌平9:48→10:26槍ヶ岳山頂10:38→槍ヶ岳山荘11:08→12:55ババ平→14:27横尾→15:11徳澤園
■3日目
7:28徳澤園→8:28河童橋
6:00中房温泉→7:37合戦小屋7:49→8:23燕山荘→10:20大天井ヒュッテ10:52→11:10貧乏沢入口→12:43天上沢出合→13:05北鎌沢出合→14:48北鎌のコル
■2日目
5:47北鎌のコル→7:38独標山頂→9:35北鎌平9:48→10:26槍ヶ岳山頂10:38→槍ヶ岳山荘11:08→12:55ババ平→14:27横尾→15:11徳澤園
■3日目
7:28徳澤園→8:28河童橋
天候 | ずっと晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
中房温泉から入山、大天井ヒュッテ付近の貧乏沢を下降、天上沢から北鎌沢右俣に入り、北鎌尾根に上がる。北鎌のコルでビバークし、翌日、北鎌尾根を詰める。槍ヶ岳山頂からは、槍沢経由で上高地に下山する。 今回は、テント泊装備、ルートミスした場合に備えて、懸垂下降用に30mロープ、最低限のギア(ハーネス、スリング長短各2、環付ビナ2、バラビナ2、確保下降器)を持って行った。 ■貧乏沢下降 入口は大天井ヒュッテから槍ヶ岳方面の登山道15分ほどのの右わきにある。道標やテープ等で目印がある。 ルート半分までは水量ほとんどなし。途中、枝沢ち合流してから水量豊富になる。 沢床かところどころにある左岸の踏み跡を辿る。濡れることはない。 沢登り等のバリエーション経験あったほうが無難。 ■北鎌沢 出合からゴーロが続く。10分ほど登ると出てくる右俣分岐はかなり目立たない。 右または水流ほとんどなし。ガレの急登がほとんどで、2箇所くらい沢登りでの滝登りのようなクライミングっぽいところがある。 基本的には右俣本流(谷の一番大きなところ)を詰める。最上部、中央に木が生えた奥の二俣ともいうべき場所は右へ進む。その直後の小さな分岐は、正面のガレたボロい岩を登る。ここを登ればすぐに北鎌のコルに出る。北鎌のコルは5m×5mくらいの平坦地。 ■独標まで 登山道のような踏み跡を進む。独標手前、ザレた斜面を下る踏み跡があるが、間違いなので注意。踏み跡薄めの岩を少し上昇気味に進む。 独標は夏はトラバースしたほうが無難とのこと。基部の最初は足場が崩れたところがあるが、緑色のフィックスロープがある。 トラバースを進むと有名なハング岩。切り立っているが難易度は高くない。すぐに残置スリングがあるチムニー。チムニー後は左手のスラブ状斜面を登り、稜線を目指す。稜線にたどり着いたら、踏み跡を3分ほど戻ると独標山頂に着く。 ■北鎌平まで 基本稜線沿いの踏み跡を辿る。直登できないピークは、巻き道が千丈沢側(槍に向かって右手)に付いている。天上沢側に踏み跡がある場合もあるが、多くの場合ルートに戻るのに懸垂下降が必要になるなど、難易度が増すとのこと。 P13白ザレのピークは、下段は正面に見えるクラック付近の岩を登る。上部はザレているので慎重に足を置く。P14は巻き道があるが、稜線を直登したほうが良いとのこと。稜線もそれなりに急で岩登りっぽいところがある。P15は直登せずに千丈沢側を巻くが、一部踏み跡がはっきりせず、かなりザレている(手で触れただけで動くザレ)ので注意。北鎌平への登りはいまいちはっきりせず、私は天上沢側から取り付き、途中千丈沢側に移り、大き目の岩が積み重なるところを登った。 ■大槍 北鎌平付近は巨岩のゴーロで、登れるところを適当に進む。そのまま稜線に沿って進み、稜線が大槍に吸収されたところの少し左あたりから大槍に取り付く。踏み跡を探して登れるところを登る。最初のチムニー(下のチムニー)は直登しなくとも、すぐ右のカンテ状を登れる。続く上のチムニーは下のチムニーよりは難しい。その後は山頂目印の棒を目指して20mくらい登ると、山頂祠の横に出る。 |
写真
こんな感じで左岸に踏み跡がある部分はそこを歩き、ないところは沢床を歩きます。
ガレた平凡なつまらない沢下降といったかんじ。
まあ、面白い沢下降って美渓じゃないとあまりないけれど。
ガレた平凡なつまらない沢下降といったかんじ。
まあ、面白い沢下降って美渓じゃないとあまりないけれど。
わかりずらいけれど二俣です
ここで男性3名と遭遇。コルへは行かず、出合いで泊まるとか
私は水を汲んでコルを目指します。今日の目途がついたのでトレーニング兼ねて5リットルを持ち上げます
ここで男性3名と遭遇。コルへは行かず、出合いで泊まるとか
私は水を汲んでコルを目指します。今日の目途がついたのでトレーニング兼ねて5リットルを持ち上げます
今回の山行もアディダスTERREX SCOPE GTXです。
ソールはステルスC4でゴアが入っています。
つま先周りにしっかりしたラバーが付いており、靴底は程よい硬さで結構歩きやすいし登りやすいです。
難点は少し重いことと、つま先が長めなこと。
ソールはステルスC4でゴアが入っています。
つま先周りにしっかりしたラバーが付いており、靴底は程よい硬さで結構歩きやすいし登りやすいです。
難点は少し重いことと、つま先が長めなこと。
判然とせず天上沢側を進みますが、ザレています。
よくわからないので、尾根が切れているところで千丈沢側に行き、千丈沢側の岩場を登りましたが、あまりよくはなかったです。
先行者も良くないと言いつつ、天上沢側から北鎌平に上がっていました。
よくわからないので、尾根が切れているところで千丈沢側に行き、千丈沢側の岩場を登りましたが、あまりよくはなかったです。
先行者も良くないと言いつつ、天上沢側から北鎌平に上がっていました。
山頂直下、下のチムニー。簡単です。
すぐ右がもっと簡単に登れそうでしたが、ここはやっぱりチムニーを登ります。
で、登っていたら、掴んでいたホールドが勢いよくはがれて驚きました。既に反対側に体重を乗せていた後だったので、事なきを得ましたが。。。
すぐ右がもっと簡単に登れそうでしたが、ここはやっぱりチムニーを登ります。
で、登っていたら、掴んでいたホールドが勢いよくはがれて驚きました。既に反対側に体重を乗せていた後だったので、事なきを得ましたが。。。
感想
貧乏沢ルートで北鎌に行きました。
去年山岳会の先輩に勧められ、そのときは乗り気がしなかったけど、今年の8月に入ってから何となくやってみようと思い立ち、実現できました。
天気も予想に反して素晴らしい出来で、改心の山行ができたと思います。
大天井への登山道、貧乏沢下降と北鎌沢の遡行は、今の自分の体力的にはちょうどよく、北鎌尾根自体はちょっといやらしいところがあったものの、困難なところもなく、十分余裕をもって楽しめました。
とにかく、雲一つない好天の下で北鎌を完遂することができ、最高の山行になりました。
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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [5日]
中房温泉から上高地まで表銀座ルート縦走 燕岳(合戦尾根) 大天井岳(表銀座) 西岳(喜作新道) 槍ヶ岳(東鎌尾根)
利用交通機関:
電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
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