天神峠手前のふじてんスノーリゾートにて。早く着きすぎたので路上にマットを敷いてツェルトをかぶって仮眠。
富士の裾野を抜ける風の音が思ったよりも大きく、雲も間近をごうごうと行き交い、それらのスケールの大きさはちょっと怖いくらい。
2012年08月04日 02:50撮影
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天神峠手前のふじてんスノーリゾートにて。早く着きすぎたので路上にマットを敷いてツェルトをかぶって仮眠。
富士の裾野を抜ける風の音が思ったよりも大きく、雲も間近をごうごうと行き交い、それらのスケールの大きさはちょっと怖いくらい。
<一合目 天神峠>
10分、20分と小間切れに起きては辺りを窺うもまだまだ明るくならなさそう。天神峠まで移動して広場にバイクを止めるも踏み込むにはちょっと勇気がいる感じ。
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<一合目 天神峠>
10分、20分と小間切れに起きては辺りを窺うもまだまだ明るくならなさそう。天神峠まで移動して広場にバイクを止めるも踏み込むにはちょっと勇気がいる感じ。
そろそろ5時という頃、やっと空が明るくなり登山道もぼんやりと浮かび上がって見えるようになってきたので行動を開始。
2012年08月04日 04:45撮影
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そろそろ5時という頃、やっと空が明るくなり登山道もぼんやりと浮かび上がって見えるようになってきたので行動を開始。
辺りが暗いせいか峠らしい雰囲気は感じない。
2012年08月04日 04:45撮影
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辺りが暗いせいか峠らしい雰囲気は感じない。
道は評判以上にしっかりと整備されている。横幅も広く、また傾斜もかなりゆるやかで自然と前へ前へと足が出る良トレイル。
2012年08月04日 05:01撮影
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道は評判以上にしっかりと整備されている。横幅も広く、また傾斜もかなりゆるやかで自然と前へ前へと足が出る良トレイル。
だんだんと明るくなってきて、森の雰囲気がはっきりしてくると自分が深い森の中にいることを実感する。薄い踏み跡か獣道か判然としないトレイルもいくつか見られたが本道がしっかりしているためあまり心配もない。
2012年08月04日 05:06撮影
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だんだんと明るくなってきて、森の雰囲気がはっきりしてくると自分が深い森の中にいることを実感する。薄い踏み跡か獣道か判然としないトレイルもいくつか見られたが本道がしっかりしているためあまり心配もない。
30分ほど歩くと唐突に車止めが現れた。
2012年08月04日 05:09撮影
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30分ほど歩くと唐突に車止めが現れた。
<二合目 県営林道富士線>
標識もしっかりしている。書かれている距離はスバルライン終点の五合目にある小御岳神社が基点らしく、登るにつれて表示される距離が短くなる。
2012年08月04日 05:11撮影
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<二合目 県営林道富士線>
標識もしっかりしている。書かれている距離はスバルライン終点の五合目にある小御岳神社が基点らしく、登るにつれて表示される距離が短くなる。
県営林道富士線を渡ると小屋が現れます。楽に一合消化。近年まで山小屋として使われていたのか、吉田口ルートの小屋跡に比べ真新しく感じる。
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県営林道富士線を渡ると小屋が現れます。楽に一合消化。近年まで山小屋として使われていたのか、吉田口ルートの小屋跡に比べ真新しく感じる。
小屋の先にも車止めがあり登山者はこれをかわして進む。富士・精進線とあるように以前は車両も通行していたようだ。
2012年08月04日 05:14撮影
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8/4 5:14
小屋の先にも車止めがあり登山者はこれをかわして進む。富士・精進線とあるように以前は車両も通行していたようだ。
こちらは厩舎跡。
2012年08月04日 05:14撮影
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こちらは厩舎跡。
歩くにつれて植生も変わってくるのを感じる。二合五勺付近のブナ林は山梨の森100選に入っているそう。確かに朝日を通して輝く新緑の中にいると、時折立ち止まって大きく息を吸い込みたくなる。
2012年08月04日 05:19撮影
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歩くにつれて植生も変わってくるのを感じる。二合五勺付近のブナ林は山梨の森100選に入っているそう。確かに朝日を通して輝く新緑の中にいると、時折立ち止まって大きく息を吸い込みたくなる。
火砕流が削り取ったような荒々しい部分も何度も見ることができる。数ある富士登山ルートの中でもこのような富士山の表情を見ることができるのは精進口だけではないだろうか。
2012年08月04日 05:23撮影
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火砕流が削り取ったような荒々しい部分も何度も見ることができる。数ある富士登山ルートの中でもこのような富士山の表情を見ることができるのは精進口だけではないだろうか。
<富士スバルライン高架下>
富士原生林のなだらかな傾斜は続き、非常にゆったりと高度を上げてゆく。さらに1kmほど歩くと大自然の中に人工物が現れた。
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<富士スバルライン高架下>
富士原生林のなだらかな傾斜は続き、非常にゆったりと高度を上げてゆく。さらに1kmほど歩くと大自然の中に人工物が現れた。
シロツメグサ
こんな所に一般的な山野草。
2012年08月04日 05:31撮影
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シロツメグサ
こんな所に一般的な山野草。
早朝なので静か、と思ったらちょうどマイカー規制の時期だった。
2012年08月04日 05:33撮影
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早朝なので静か、と思ったらちょうどマイカー規制の時期だった。
<三合目バス停>
スバルライン途中にある三合目バス停を。トラブルがあった場合はここからバスを待って引き返せるらしいが毎度満員のバスに乗れる余裕があるのか怪しい。
2012年08月04日 05:35撮影
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<三合目バス停>
スバルライン途中にある三合目バス停を。トラブルがあった場合はここからバスを待って引き返せるらしいが毎度満員のバスに乗れる余裕があるのか怪しい。
車道を潜ると歩きやすかったこれまでの道とは様子が変わり砂粒が目立つようになる。
2012年08月04日 05:38撮影
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車道を潜ると歩きやすかったこれまでの道とは様子が変わり砂粒が目立つようになる。
ざらざらとした土質に大小の石が混じり、それらを避けて歩いてゆくとまた車止めが現れる。
2012年08月04日 05:43撮影
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ざらざらとした土質に大小の石が混じり、それらを避けて歩いてゆくとまた車止めが現れる。
<三合目>
ゲート先は大きな広場になっていて朝日が入り気持ちいい。歩き始めて丁度1時間経ったのでかつてのバスロータリーで一休みする。朝とはいえ気温もそれなりにあり、水分補給しつつ頭からも水を被った。
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<三合目>
ゲート先は大きな広場になっていて朝日が入り気持ちいい。歩き始めて丁度1時間経ったのでかつてのバスロータリーで一休みする。朝とはいえ気温もそれなりにあり、水分補給しつつ頭からも水を被った。
林の間には崩壊した小屋の残骸がある。
2012年08月04日 05:47撮影
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林の間には崩壊した小屋の残骸がある。
林道御庭線、船津口登山道、精進口登山道四合目への分岐などを確認し、奥庭へ向かう。奥庭へはロータリー南側を進むとルートが見付かる。
2012年08月04日 05:49撮影
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林道御庭線、船津口登山道、精進口登山道四合目への分岐などを確認し、奥庭へ向かう。奥庭へはロータリー南側を進むとルートが見付かる。
ギンリョウソウ
この辺りの標高では今が見頃のよう。コメツガやシラビソの根元など、這苔から花をもたげる姿は雰囲気がある。
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ギンリョウソウ
この辺りの標高では今が見頃のよう。コメツガやシラビソの根元など、這苔から花をもたげる姿は雰囲気がある。
奥庭に至るハイキングコースは荒れがち。何本もの倒木を跨いだりかわしたりする必要があった。
2012年08月04日 05:56撮影
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奥庭に至るハイキングコースは荒れがち。何本もの倒木を跨いだりかわしたりする必要があった。
数は少ないが道標もあり心細い山道の助けになる。
2012年08月04日 05:58撮影
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数は少ないが道標もあり心細い山道の助けになる。
深い森は天神峠〜スバルライン高架までの雰囲気とはまた違う表情を見せる。
2012年08月04日 06:07撮影
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深い森は天神峠〜スバルライン高架までの雰囲気とはまた違う表情を見せる。
三合目を出ると急に高度が上がり始めた。奥庭に出るまでが最も苦しく感じる。
2012年08月04日 06:09撮影
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三合目を出ると急に高度が上がり始めた。奥庭に出るまでが最も苦しく感じる。
標高2000mを超えた先で道は東へ屈曲する。そのまま西ないし北へ迷い込んだトレイルができていて、つい踏み込みそうになった。
2012年08月04日 06:11撮影
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標高2000mを超えた先で道は東へ屈曲する。そのまま西ないし北へ迷い込んだトレイルができていて、つい踏み込みそうになった。
屈曲点を過ぎると急に道が安定し始めた。
2012年08月04日 06:13撮影
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屈曲点を過ぎると急に道が安定し始めた。
ハクサンシャクナゲ
三合目を過ぎたあたりから大ぶりな花が目の高さあたりにまとまって付いているのを見掛けるようになる。
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ハクサンシャクナゲ
三合目を過ぎたあたりから大ぶりな花が目の高さあたりにまとまって付いているのを見掛けるようになる。
2100m前後まで登ってくると雰囲気が大きく変化。カラマツ林の背が急に下がり、足元は溶岩質の砂礫が目立つように。
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2100m前後まで登ってくると雰囲気が大きく変化。カラマツ林の背が急に下がり、足元は溶岩質の砂礫が目立つように。
ミヤマハナゴケ
花の絨毯かと見間違うほど鮮やかな白。
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ミヤマハナゴケ
花の絨毯かと見間違うほど鮮やかな白。
一瞬林が途切れ富士山頂があらわに。雲ひとつない晴天!
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一瞬林が途切れ富士山頂があらわに。雲ひとつない晴天!
オノエイタドリ
日当たりの良い火山礫地に群生するタデ科の植物。
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オノエイタドリ
日当たりの良い火山礫地に群生するタデ科の植物。
メイゲツソウ
こちらは花が赤いもの。オノエイタドリとは近縁種らしく、花の色以外で見分けるポイントを見つけるのは難しい。
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メイゲツソウ
こちらは花が赤いもの。オノエイタドリとは近縁種らしく、花の色以外で見分けるポイントを見つけるのは難しい。
<五合目 奥庭荘>
再び森の中に入りひと登りした所で奥庭荘に到着。途中の登山道がバードウォッチングのスポットになっていて10数人のアマチュア写真家の溜息を頂戴することになった。
2012年08月04日 06:32撮影
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<五合目 奥庭荘>
再び森の中に入りひと登りした所で奥庭荘に到着。途中の登山道がバードウォッチングのスポットになっていて10数人のアマチュア写真家の溜息を頂戴することになった。
奥庭荘の先は石畳が続いている。これが中々足裏に優しくない。砂礫を登るよりはまだ楽なのかもしれないが……
2012年08月04日 06:34撮影
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8/4 6:34
奥庭荘の先は石畳が続いている。これが中々足裏に優しくない。砂礫を登るよりはまだ楽なのかもしれないが……
<奥庭駐車場>
50m近い石段を登りスバルライン途中の駐車場に飛び出す。ここにはトイレもあり休憩所にはぴったり。
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8/4 6:40
<奥庭駐車場>
50m近い石段を登りスバルライン途中の駐車場に飛び出す。ここにはトイレもあり休憩所にはぴったり。
スバルラインの向かい側から御中道へ。
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8/4 6:42
スバルラインの向かい側から御中道へ。
看板には御中道の簡易図も描かれているが大沢崩れのルートは引かれておらず、スバルライン新五合目までの遊歩道としての紹介に留まっている。
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看板には御中道の簡易図も描かれているが大沢崩れのルートは引かれておらず、スバルライン新五合目までの遊歩道としての紹介に留まっている。
御中道に出るまでは100m以上も登る。奥庭荘からの直登を思えば幾分かはましだ。
2012年08月04日 06:45撮影
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8/4 6:45
御中道に出るまでは100m以上も登る。奥庭荘からの直登を思えば幾分かはましだ。
我慢の登りを続けると突然背後が開ける。東には南アルプスが並び、
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8/4 6:48
我慢の登りを続けると突然背後が開ける。東には南アルプスが並び、
振り返ると雲海の向こうに八ヶ岳が見えた。高々2時間ほどだったが鬱蒼とした山道から抜け出した後のこの開放感は実に気持ちのいいものだった。
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8/4 6:49
振り返ると雲海の向こうに八ヶ岳が見えた。高々2時間ほどだったが鬱蒼とした山道から抜け出した後のこの開放感は実に気持ちのいいものだった。
<御庭山荘>
石段の先に廃小屋が現れる。トイレもあるが駐車場のものを利用した方が無難。
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8/4 6:59
<御庭山荘>
石段の先に廃小屋が現れる。トイレもあるが駐車場のものを利用した方が無難。
大沢崩れの分岐を見て東へ。
2012年08月04日 06:59撮影
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大沢崩れの分岐を見て東へ。
写真では遠近感が出ないが、実際は途方もなく遠くに見える。
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8/4 7:00
写真では遠近感が出ないが、実際は途方もなく遠くに見える。
スバルライン五合目に向かうと5分と経たないうちに真新しい休憩舎の前に出る。御中道は広く日差しを避けられる場所はあまりないので休むならここが一番良い。
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スバルライン五合目に向かうと5分と経たないうちに真新しい休憩舎の前に出る。御中道は広く日差しを避けられる場所はあまりないので休むならここが一番良い。
ひたすら東へ歩いていく。誰とも出会わず、風と砂礫を踏む音だけがしてとても静か。
2012年08月04日 07:08撮影
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8/4 7:08
ひたすら東へ歩いていく。誰とも出会わず、風と砂礫を踏む音だけがしてとても静か。
歩くにつれ山頂が遠のいていく。
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歩くにつれ山頂が遠のいていく。
砂防ダムも富士山ならではの大きさ。
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砂防ダムも富士山ならではの大きさ。
道は結構変化に富んでいて時折林の中に入ることも。当時の御中道の様子を想像しながら歩く。
2012年08月04日 07:13撮影
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8/4 7:13
道は結構変化に富んでいて時折林の中に入ることも。当時の御中道の様子を想像しながら歩く。
大きな登山碑を見る頃には御中道もほぼ終点。他に石仏や祠の類は見られなかった。
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8/4 7:27
大きな登山碑を見る頃には御中道もほぼ終点。他に石仏や祠の類は見られなかった。
<五合目 スバルライン終点>
これまでの山道と打って変わってまるで下界のような雰囲気。
既に十二分の歩きごたえがあったが山頂まではまだ1000m以上登らなければならない。
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<五合目 スバルライン終点>
これまでの山道と打って変わってまるで下界のような雰囲気。
既に十二分の歩きごたえがあったが山頂まではまだ1000m以上登らなければならない。
五合目は一種の観光地。
馬に乗って七合目まで登るサービスなんかもある(有料)。
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8/4 7:31
五合目は一種の観光地。
馬に乗って七合目まで登るサービスなんかもある(有料)。
ひんやりとした風を感じながら五合目を出発。泉ヶ滝までは下りなので休憩を挟まず、ペースだけ落として歩く事にした。
2012年08月04日 07:35撮影
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8/4 7:35
ひんやりとした風を感じながら五合目を出発。泉ヶ滝までは下りなので休憩を挟まず、ペースだけ落として歩く事にした。
東には山中湖。
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東には山中湖。
登り下りともにそれなりに人がいる。混まなければいいのだが……
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8/4 7:38
登り下りともにそれなりに人がいる。混まなければいいのだが……
<泉ヶ滝>
500mほど進んだ所で佐藤小屋、星観荘へ至る道と登山道とに分岐する。数年前まではこの岩場で湧水が見られたらしいが枯れたままだった。
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8/4 7:40
<泉ヶ滝>
500mほど進んだ所で佐藤小屋、星観荘へ至る道と登山道とに分岐する。数年前まではこの岩場で湧水が見られたらしいが枯れたままだった。
道標を見て登り坂へ進む。
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道標を見て登り坂へ進む。
六合目まではしばらく樹林帯の中を登っていく。足元は砂礫から岩場、階段道と頻繁に表情を変え、それらに対応した歩き方を要求される。
2012年08月04日 07:44撮影
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六合目まではしばらく樹林帯の中を登っていく。足元は砂礫から岩場、階段道と頻繁に表情を変え、それらに対応した歩き方を要求される。
ミソサザイが倒木の陰でごそごそ。
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8/4 7:44
ミソサザイが倒木の陰でごそごそ。
途中落石避けのトンネルを通過。
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8/4 7:51
途中落石避けのトンネルを通過。
<六合目 富士山安全指導センター>
階段道の渋滞を抜けて登っていくと登山上の注意を呼び掛けるマイクの音が聞こえ始め、六合目の富士山安全指導センターの前に出る。安全指導センターでは簡易マップを貰えたり天気予報を見たりできるので富士登山に少しでも不安がある人はここで情報を得ておきたいところ。ヘルメットの貸出もある
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8/4 7:53
<六合目 富士山安全指導センター>
階段道の渋滞を抜けて登っていくと登山上の注意を呼び掛けるマイクの音が聞こえ始め、六合目の富士山安全指導センターの前に出る。安全指導センターでは簡易マップを貰えたり天気予報を見たりできるので富士登山に少しでも不安がある人はここで情報を得ておきたいところ。ヘルメットの貸出もある
営業していない穴小屋を過ぎるといよいよ本格的な砂礫道の登りが始まる。
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8/4 8:00
営業していない穴小屋を過ぎるといよいよ本格的な砂礫道の登りが始まる。
小股を意識していても登山道の切り返しで踏み上げが高くなっている事が多く、大股に歩かされてしまいすぐに息が上がってしまう。
2012年08月04日 08:00撮影
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8/4 8:00
小股を意識していても登山道の切り返しで踏み上げが高くなっている事が多く、大股に歩かされてしまいすぐに息が上がってしまう。
振り返ると眼下に広がる樹海。土留めは巨人の階段のよう。
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8/4 8:11
振り返ると眼下に広がる樹海。土留めは巨人の階段のよう。
<七合目 花小屋>
安全指導センターから30分。距離的にも精神的にも辛い中、体が富士山独特の登り方に慣れるまでが我慢どころ。
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8/4 8:27
<七合目 花小屋>
安全指導センターから30分。距離的にも精神的にも辛い中、体が富士山独特の登り方に慣れるまでが我慢どころ。
柴犬がお出迎え。
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8/4 8:27
柴犬がお出迎え。
フジハタザオ
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8/4 8:31
フジハタザオ
花小屋脇で息を整えた後は壁のような登りが待っている。左右の鎖は杭が緩く掴んで登るのは危なく、軍手を出して這うように進む。
2012年08月04日 08:34撮影
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8/4 8:34
花小屋脇で息を整えた後は壁のような登りが待っている。左右の鎖は杭が緩く掴んで登るのは危なく、軍手を出して這うように進む。
<日の出館>
急登のすぐ先にまた山小屋が現れる。小屋前は人が多くこのようなカットになりがち。
2012年08月04日 08:37撮影
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8/4 8:37
<日の出館>
急登のすぐ先にまた山小屋が現れる。小屋前は人が多くこのようなカットになりがち。
<トモエ館>
すぐに次の山荘へ。ここも人がたくさん。吉田口ルートは登山道というよりは観光の山という色合いが強い。
2012年08月04日 08:37撮影
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8/4 8:37
<トモエ館>
すぐに次の山荘へ。ここも人がたくさん。吉田口ルートは登山道というよりは観光の山という色合いが強い。
見上げればすぐ先に次の山荘が。
岩場なので一歩一歩が辛く、膝に手を突き付きぜいぜい言いながら進んでいく事になる。高山病の事が気に掛かりはじめる高度になってきた。
2012年08月04日 08:40撮影
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8/4 8:40
見上げればすぐ先に次の山荘が。
岩場なので一歩一歩が辛く、膝に手を突き付きぜいぜい言いながら進んでいく事になる。高山病の事が気に掛かりはじめる高度になってきた。
イワツメグサ
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8/4 8:42
イワツメグサ
<鎌岩館>
10分もしないうちにまた次の山小屋。
2012年08月04日 08:44撮影
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8/4 8:44
<鎌岩館>
10分もしないうちにまた次の山小屋。
<富士一館>
間髪いれずに富士一館。こんなに密に山荘がひしめき合う山もそうそうない。
2012年08月04日 08:47撮影
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<富士一館>
間髪いれずに富士一館。こんなに密に山荘がひしめき合う山もそうそうない。
アキノキリンソウ
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8/4 8:48
アキノキリンソウ
<鳥居荘>
その後も順調に高度を上げて本七合の鳥居荘へ到着。岩場と山小屋が連続する七合目の区間が一番長く感じる……
2012年08月04日 08:57撮影
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<鳥居荘>
その後も順調に高度を上げて本七合の鳥居荘へ到着。岩場と山小屋が連続する七合目の区間が一番長く感じる……
振り向くとどこまでも広がる雲海。遮るものがないので時折吹きぬける風が気持ちいい。
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8/4 9:04
振り向くとどこまでも広がる雲海。遮るものがないので時折吹きぬける風が気持ちいい。
<八合目 太子館>
ようやく3000mを超え八合目に到着。この辺りから人もまばらになっていたので隣接する救護所の近くで座って休憩を取ることに。
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8/4 9:20
<八合目 太子館>
ようやく3000mを超え八合目に到着。この辺りから人もまばらになっていたので隣接する救護所の近くで座って休憩を取ることに。
<蓬莱館>
ゆっくり休んだつもりが5分くらいの小休止だった。すぐ上の蓬莱館まで登るとまた小休止。ここから先は厳しい登りが続くのでこまめに水分と行動食を口に入れるようにした。
2012年08月04日 09:31撮影
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8/4 9:31
<蓬莱館>
ゆっくり休んだつもりが5分くらいの小休止だった。すぐ上の蓬莱館まで登るとまた小休止。ここから先は厳しい登りが続くのでこまめに水分と行動食を口に入れるようにした。
さらに登っていくと右手には吉田大沢の砂礫だけでできた赤い斜面が広がり、下界とは全くの別世界に息を吞む。
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8/4 9:38
さらに登っていくと右手には吉田大沢の砂礫だけでできた赤い斜面が広がり、下界とは全くの別世界に息を吞む。
<白雲荘>
下の方からでもよく見える白雲荘に到着。今日はまだ布団を干していなかった。歩き始めてちょうど5時間経つが頂上まではまだ500mも登らなければならない。
2012年08月04日 09:46撮影
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<白雲荘>
下の方からでもよく見える白雲荘に到着。今日はまだ布団を干していなかった。歩き始めてちょうど5時間経つが頂上まではまだ500mも登らなければならない。
<元祖室 烏帽子岩神社 富士山天拝宮>
小屋間は砂礫の坂道だが小屋の手前は階段になっていて呼吸が乱れがちに。こうなると小屋がありがたいようなそうでないような。
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8/4 9:55
<元祖室 烏帽子岩神社 富士山天拝宮>
小屋間は砂礫の坂道だが小屋の手前は階段になっていて呼吸が乱れがちに。こうなると小屋がありがたいようなそうでないような。
食行身禄入定の地に手を合わせる。そういったご加護はないのだが道中守護もついでに祈らせてもらう。
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8/4 9:56
食行身禄入定の地に手を合わせる。そういったご加護はないのだが道中守護もついでに祈らせてもらう。
山頂は近いのだか遠いのだか。富士山はスケールが大きすぎて遠近感が狂う。
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8/4 9:58
山頂は近いのだか遠いのだか。富士山はスケールが大きすぎて遠近感が狂う。
<富士山ホテル>
富士山唯一の「ホテル」。海外から登りに来る人を意識して建てられたらしいからとのこと。
2012年08月04日 10:10撮影
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8/4 10:10
<富士山ホテル>
富士山唯一の「ホテル」。海外から登りに来る人を意識して建てられたらしいからとのこと。
<トモエ館>
併設されるように胸突江戸屋という小屋もあり、この辺りも山小屋銀座。
2012年08月04日 10:15撮影
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8/4 10:15
<トモエ館>
併設されるように胸突江戸屋という小屋もあり、この辺りも山小屋銀座。
ここからは富士山頂にお宮を構える浅間大社の境内。神域に足を踏み入れる。
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8/4 10:22
ここからは富士山頂にお宮を構える浅間大社の境内。神域に足を踏み入れる。
南側には吉田口の下山道。
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8/4 10:36
南側には吉田口の下山道。
また人が増えはじめ、小屋前では軽い渋滞に。
2012年08月04日 10:36撮影
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また人が増えはじめ、小屋前では軽い渋滞に。
<御来光館>
吉田口ルート最後の山荘前を通過。高所が体力の回復を許さなくなってきた。
2012年08月04日 10:39撮影
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<御来光館>
吉田口ルート最後の山荘前を通過。高所が体力の回復を許さなくなってきた。
<九合目 迎久須志神社>
空気が薄く息も絶え絶えになりながら頂上を目指す。
2012年08月04日 10:50撮影
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8/4 10:50
<九合目 迎久須志神社>
空気が薄く息も絶え絶えになりながら頂上を目指す。
残り一合、一気に登りたいが無理せずこまめに休みを入れていく。
2012年08月04日 10:52撮影
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8/4 10:52
残り一合、一気に登りたいが無理せずこまめに休みを入れていく。
最後の胸突き八丁はさらに足が重くなり、歩けども歩けども辿りつけないような気すらして心が折れそうになってくる。それでも自分はまだましな方らしく、頭痛で座り込んでしまったり横になってぐったりしている人、辛くて泣きだす人がいたりと最後の登りはみんな辛い様子。
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8/4 11:00
最後の胸突き八丁はさらに足が重くなり、歩けども歩けども辿りつけないような気すらして心が折れそうになってくる。それでも自分はまだましな方らしく、頭痛で座り込んでしまったり横になってぐったりしている人、辛くて泣きだす人がいたりと最後の登りはみんな辛い様子。
直下の鳥居の前では二匹の狛犬がお出迎え。あと少し。
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8/4 11:12
直下の鳥居の前では二匹の狛犬がお出迎え。あと少し。
<吉田口(須走口)頂上>
なんとか登頂。天神峠からここまで長く最後は本当に苦しかったが頂上に立つと一気に疲れが吹き飛んだ。
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8/4 11:14
<吉田口(須走口)頂上>
なんとか登頂。天神峠からここまで長く最後は本当に苦しかったが頂上に立つと一気に疲れが吹き飛んだ。
久須志神社奥宮が開いていたので参拝しお鉢巡りを開始。ここは富士宮口の山頂に鎮座する浅間大社奥宮の末社という扱いになっているらしい。
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8/4 11:23
久須志神社奥宮が開いていたので参拝しお鉢巡りを開始。ここは富士宮口の山頂に鎮座する浅間大社奥宮の末社という扱いになっているらしい。
神社に隣接して山口屋支店、扇屋、東京屋、山口屋本店と営業小屋が並び五合目のスバルライン終点ばりの人だかり。
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8/4 11:24
神社に隣接して山口屋支店、扇屋、東京屋、山口屋本店と営業小屋が並び五合目のスバルライン終点ばりの人だかり。
吉田口/須走口の下山口まで回り込むとお鉢が一望できる。最高点の剣ヶ峰は城塞のよう。
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8/4 11:25
吉田口/須走口の下山口まで回り込むとお鉢が一望できる。最高点の剣ヶ峰は城塞のよう。
登山道正面の丘には青空をバックに白い鳥居。岩を避けながら登り上げる。
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8/4 11:26
登山道正面の丘には青空をバックに白い鳥居。岩を避けながら登り上げる。
<成就岳(大日岳)山頂>
ここはよく踏まれているのですんなりと頂上に立てる。昨年と鳥居や賽銭箱の位置が変わっていた。
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8/4 11:28
<成就岳(大日岳)山頂>
ここはよく踏まれているのですんなりと頂上に立てる。昨年と鳥居や賽銭箱の位置が変わっていた。
成就岳は御来光を迎えるベストスポットとして知られるがここから見るお鉢も格別。こうして見ると虎岩は剣ヶ峰を前に控える狛犬のようだ。
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8/4 11:29
成就岳は御来光を迎えるベストスポットとして知られるがここから見るお鉢も格別。こうして見ると虎岩は剣ヶ峰を前に控える狛犬のようだ。
登山道を外れクラシックルートでお鉢を歩く。砂礫に足を取られながら伊豆ヶ岳直下まで進むと2m半ほどの岩登りが待っている。
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8/4 11:32
登山道を外れクラシックルートでお鉢を歩く。砂礫に足を取られながら伊豆ヶ岳直下まで進むと2m半ほどの岩登りが待っている。
伊豆ヶ岳(阿弥陀岳)山頂
四肢を使って体を引っ張り上げると狭いピークに出る。十字に組まれた木枠、防塁のように積まれた火山岩があったりと富士講で利用された跡を見ることができる。
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8/4 11:34
伊豆ヶ岳(阿弥陀岳)山頂
四肢を使って体を引っ張り上げると狭いピークに出る。十字に組まれた木枠、防塁のように積まれた火山岩があったりと富士講で利用された跡を見ることができる。
伊豆ヶ岳から一般道に合流する下り道は締まっていて比較的歩きやすい。もしかしたらこちらが正しい登り道なのかもしれない。
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8/4 11:37
伊豆ヶ岳から一般道に合流する下り道は締まっていて比較的歩きやすい。もしかしたらこちらが正しい登り道なのかもしれない。
<朝日岳(勢至ヶ岳)山頂>
一般道を跨ぎ尾根伝いに小丘を登ると一角にケルンの積まれた場所がある。
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8/4 11:42
<朝日岳(勢至ヶ岳)山頂>
一般道を跨ぎ尾根伝いに小丘を登ると一角にケルンの積まれた場所がある。
<東安河原>
すぐ先は東安河原のガレ場が広がる。休憩には適しているが登山道を外れると途端に歩き辛くなる。
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8/4 11:43
<東安河原>
すぐ先は東安河原のガレ場が広がる。休憩には適しているが登山道を外れると途端に歩き辛くなる。
お鉢の外側に寄れば眼下に広がる駿河湾。
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8/4 11:43
お鉢の外側に寄れば眼下に広がる駿河湾。
<NTT富士山頂分室跡>
東安河原には無線中継所やNTTの施設として使われていた石造りの建物が立ち並ぶ。以前はここに公衆電話も設置されていたり、記念テレカが売られていたらしい。
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8/4 11:46
<NTT富士山頂分室跡>
東安河原には無線中継所やNTTの施設として使われていた石造りの建物が立ち並ぶ。以前はここに公衆電話も設置されていたり、記念テレカが売られていたらしい。
<銀名水>
霊水・銀明水が採れる井戸。周囲からは湧き水を見ることはできないが先の浅間大社奥宮では初穂料500円でいただけるらしい。(非飲用)。
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8/4 11:48
<銀名水>
霊水・銀明水が採れる井戸。周囲からは湧き水を見ることはできないが先の浅間大社奥宮では初穂料500円でいただけるらしい。(非飲用)。
<御殿場口山頂>
東安河原から先はざらざらと滑りやすい坂道を下りて入り組んだ御殿場口の頂上に出る。ここは営業小屋などもないので吉田口山頂と違い混雑しない。
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8/4 11:49
<御殿場口山頂>
東安河原から先はざらざらと滑りやすい坂道を下りて入り組んだ御殿場口の頂上に出る。ここは営業小屋などもないので吉田口山頂と違い混雑しない。
山頂の外側に鎮座する祠を見に行く。
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8/4 11:49
山頂の外側に鎮座する祠を見に行く。
岩陰に配された木祠の傍には鏡なども安置されている。ここはまだ信仰の場らしい。
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8/4 11:50
岩陰に配された木祠の傍には鏡なども安置されている。ここはまだ信仰の場らしい。
<駒ヶ岳(浅間ヶ岳)山頂>
社の裏手の岩場を這い上がれば八葉蓮華4つ目の駒ヶ岳に立てる。すぐ足元には浅間神社奥宮があるため昔は浅間ヶ岳という名前だったそう。
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8/4 11:51
<駒ヶ岳(浅間ヶ岳)山頂>
社の裏手の岩場を這い上がれば八葉蓮華4つ目の駒ヶ岳に立てる。すぐ足元には浅間神社奥宮があるため昔は浅間ヶ岳という名前だったそう。
<頂上浅間大社奥宮>
間違いなく日本最高所のお宮。営業期間中に登れたこともあってここは大盛況。海外の方がこれを目にして感嘆の声を漏らしていたのが印象的だった。大丈夫、日本人もそうですよ。
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8/4 11:53
<頂上浅間大社奥宮>
間違いなく日本最高所のお宮。営業期間中に登れたこともあってここは大盛況。海外の方がこれを目にして感嘆の声を漏らしていたのが印象的だった。大丈夫、日本人もそうですよ。
<富士山頂郵便局>
奥宮の隣には1906年から続く郵便局もあり、毎年登山シーズンに合わせて開局する(7月中旬から8月中旬までで、年によって営業日時が変わる)。ここから葉書を出すことができ、「富士山頂」の消印を押してくれるのでちょっとした記念になる。
今年はここから葉書を出すことが一つの目標だったので、贈り物をいただいて返せていない方などに暑中見舞いを出した。
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8/4 11:55
<富士山頂郵便局>
奥宮の隣には1906年から続く郵便局もあり、毎年登山シーズンに合わせて開局する(7月中旬から8月中旬までで、年によって営業日時が変わる)。ここから葉書を出すことができ、「富士山頂」の消印を押してくれるのでちょっとした記念になる。
今年はここから葉書を出すことが一つの目標だったので、贈り物をいただいて返せていない方などに暑中見舞いを出した。
郵便局で用事を終え、剣ヶ峰方面に回り込むといつもは水を湛えているコノシロ池が今回は干上がっていた。
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8/4 12:03
郵便局で用事を終え、剣ヶ峰方面に回り込むといつもは水を湛えているコノシロ池が今回は干上がっていた。
頂上富士館の裏、およそ登る必要もなさそうなピークが三島岳になるが、踏み跡の手前にはお不動様を中心に悉く首を折られた仏像が並んでいる。廃仏毀釈の名残だろう、あまりまじまじと見ている人はいなかったが中々に異様な光景だ。
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8/4 12:04
頂上富士館の裏、およそ登る必要もなさそうなピークが三島岳になるが、踏み跡の手前にはお不動様を中心に悉く首を折られた仏像が並んでいる。廃仏毀釈の名残だろう、あまりまじまじと見ている人はいなかったが中々に異様な光景だ。
<三島岳(文殊ヶ岳)>
真下に登山道があり、落石を作らないようにさっと登ってしまう。剣ヶ峰を間近に眺められる場所だがここも小ぶりの鳥居があるだけで訪れる人はいない。
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8/4 12:07
<三島岳(文殊ヶ岳)>
真下に登山道があり、落石を作らないようにさっと登ってしまう。剣ヶ峰を間近に眺められる場所だがここも小ぶりの鳥居があるだけで訪れる人はいない。
南に愛鷹山方面も見渡せるが雲海が大半を覆っている。時折自衛隊の火砲の音が雷のように聞こえてきてぎくりとする。
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8/4 12:09
南に愛鷹山方面も見渡せるが雲海が大半を覆っている。時折自衛隊の火砲の音が雷のように聞こえてきてぎくりとする。
剣ヶ峰を目の前にして。
内側に大きく切れ落ちたこの光景にはいつも圧倒される。そしてこれからあれだけまた登らないといけないのかと思うと……。
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8/4 12:11
剣ヶ峰を目の前にして。
内側に大きく切れ落ちたこの光景にはいつも圧倒される。そしてこれからあれだけまた登らないといけないのかと思うと……。
最後の難関、馬の背に取り掛かる。上部は砂礫も薄く、止まりきれず両手両足を地面に着いたまま滑り落ちてくる人がいるほど。高度感もあるので苦手なところ。
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8/4 12:13
最後の難関、馬の背に取り掛かる。上部は砂礫も薄く、止まりきれず両手両足を地面に着いたまま滑り落ちてくる人がいるほど。高度感もあるので苦手なところ。
ようやく山頂!とはならず頂上直下の階段道では写真を撮る人で大渋滞。今回はロングコースで疲れていたのもあって休憩がてら待機列に加わった。
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8/4 12:21
ようやく山頂!とはならず頂上直下の階段道では写真を撮る人で大渋滞。今回はロングコースで疲れていたのもあって休憩がてら待機列に加わった。
<富士山頂剣ヶ峰>
並んで20分ほど経った頃、やっと最高点へ。6度目となる富士山頂は変わらずの表情で迎えてくれた。
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8/4 12:43
<富士山頂剣ヶ峰>
並んで20分ほど経った頃、やっと最高点へ。6度目となる富士山頂は変わらずの表情で迎えてくれた。
せっかく並んだので撮ってもらう。
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8/4 12:46
せっかく並んだので撮ってもらう。
測候所の展望台は閉鎖中。ここから西側の眺めは最高だったので残念。
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8/4 12:47
測候所の展望台は閉鎖中。ここから西側の眺めは最高だったので残念。
登山道に戻りお鉢の後半の消化に取り掛かる。何だかんだで小一時間頂上に居てしまった。
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8/4 12:59
登山道に戻りお鉢の後半の消化に取り掛かる。何だかんだで小一時間頂上に居てしまった。
<西安河原>
この時間のお鉢北西側はあまり人がおらず静か。最高峰から少し先へ行けば荒涼とした岩と砂礫が広がる西安河原。左手前方に電波望遠鏡が設置されていた平場が確認できる。
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8/4 13:01
<西安河原>
この時間のお鉢北西側はあまり人がおらず静か。最高峰から少し先へ行けば荒涼とした岩と砂礫が広がる西安河原。左手前方に電波望遠鏡が設置されていた平場が確認できる。
一昨年、昨年ほどではないもののそれなりに雪は解け残っている。
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8/4 13:07
一昨年、昨年ほどではないもののそれなりに雪は解け残っている。
白山岳まで比較的長いバリエーション。西安河原を出てすぐにコースロープが途切れたあたりから稜線歩きへ切り替える。
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8/4 13:09
白山岳まで比較的長いバリエーション。西安河原を出てすぐにコースロープが途切れたあたりから稜線歩きへ切り替える。
白杭を辿って進むと先が崖になるため、お鉢の外側へ迂回し雷岩も外から巻く。
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8/4 13:08
白杭を辿って進むと先が崖になるため、お鉢の外側へ迂回し雷岩も外から巻く。
白山岳への稜線。見た目ほど痩せていないがザレとガレで歩きやすくはない。
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8/4 13:09
白山岳への稜線。見た目ほど痩せていないがザレとガレで歩きやすくはない。
大岩小岩を避けながら直下まで辿り着くと釈迦の割石が立ちはだかる。
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8/4 13:14
大岩小岩を避けながら直下まで辿り着くと釈迦の割石が立ちはだかる。
正面の大岩は直登できそうもないので外周側のステップを利用してクリア。
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8/4 13:17
正面の大岩は直登できそうもないので外周側のステップを利用してクリア。
すぐ真下は沢の源頭になっている。おどろおどろしい光景に加え、雲が勢いよく立ち昇ってくるので怖い。
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8/4 13:19
すぐ真下は沢の源頭になっている。おどろおどろしい光景に加え、雲が勢いよく立ち昇ってくるので怖い。
頂上まであと少しなのだが岩の一つ一つが大きくすぐに息切れを起こしてしまう。また、いくつかの大岩は浮いた状態で慎重に足場を選ぶ必要があった。
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8/4 13:21
頂上まであと少しなのだが岩の一つ一つが大きくすぐに息切れを起こしてしまう。また、いくつかの大岩は浮いた状態で慎重に足場を選ぶ必要があった。
<白山岳(釈迦ヶ岳)山頂>
岩場から飛び上がるようにして日本第二の高所に到着。
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8/4 13:22
<白山岳(釈迦ヶ岳)山頂>
岩場から飛び上がるようにして日本第二の高所に到着。
立派な三角点の傍に座って一休み。ここは剣ヶ峰の喧騒が嘘のように静かで落ち着く。
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8/4 13:23
立派な三角点の傍に座って一休み。ここは剣ヶ峰の喧騒が嘘のように静かで落ち着く。
戻りは一般ルートで。緩やかで歩きやすいがお鉢巡りでスルーされがちなのか踏み跡はやや薄い。
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8/4 13:33
戻りは一般ルートで。緩やかで歩きやすいがお鉢巡りでスルーされがちなのか踏み跡はやや薄い。
<金明水>
一般道に戻り火口側を覗くと石塁で囲われた石標が見える。かなり遠回りになるので近くまで下りずズームで横着した。御殿場口の山頂にある銀明水の対となる金明水。こちらから採れる水は久須志神社でいただくことができるらしい。
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8/4 13:35
<金明水>
一般道に戻り火口側を覗くと石塁で囲われた石標が見える。かなり遠回りになるので近くまで下りずズームで横着した。御殿場口の山頂にある銀明水の対となる金明水。こちらから採れる水は久須志神社でいただくことができるらしい。
振り返ると独立峰のよな白山岳の雄姿。
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8/4 13:36
振り返ると独立峰のよな白山岳の雄姿。
<久須志岳(薬師ヶ岳)山頂>
ほぼ下りた先が久須志岳の広い山頂。これで八座コンプリート。
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8/4 13:38
<久須志岳(薬師ヶ岳)山頂>
ほぼ下りた先が久須志岳の広い山頂。これで八座コンプリート。
出来の良い方位盤から剣ヶ峰を眺める。今年も大満足のお鉢巡りだった。
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8/4 13:38
出来の良い方位盤から剣ヶ峰を眺める。今年も大満足のお鉢巡りだった。
ふと岩の足元を見ると石仏が。
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8/4 13:40
ふと岩の足元を見ると石仏が。
<吉田口/須走口下山口>
久須志神社前を通り過ぎて下山口へ。時計へ目を落とすと既に2時前。明るいうちに天神峠へ帰れるか怪しくなってきた。
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8/4 13:44
<吉田口/須走口下山口>
久須志神社前を通り過ぎて下山口へ。時計へ目を落とすと既に2時前。明るいうちに天神峠へ帰れるか怪しくなってきた。
カメノコテントウ
下りに備えて靴紐を締め直していると鮮やかな先客が。
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8/4 13:44
カメノコテントウ
下りに備えて靴紐を締め直していると鮮やかな先客が。
下山道は砂礫道を延々下り続ける。剣ヶ峰や白山岳の登りでは軽い頭痛がしたが後は下るだけなのでもう高山病の心配もない。
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8/4 13:58
下山道は砂礫道を延々下り続ける。剣ヶ峰や白山岳の登りでは軽い頭痛がしたが後は下るだけなのでもう高山病の心配もない。
下山は足裏から返ってくる感触を頼りに砂を探り探り足を前に出すという作業に終始する。慣れるまでが大変だが余裕が出てくると空中散歩のようで実に爽快。運動音痴な自分は3年目にしてようやくここの下り方を体得した。
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8/4 14:03
下山は足裏から返ってくる感触を頼りに砂を探り探り足を前に出すという作業に終始する。慣れるまでが大変だが余裕が出てくると空中散歩のようで実に爽快。運動音痴な自分は3年目にしてようやくここの下り方を体得した。
<八合目 下江戸小屋分岐>
快調に歩いて須走口との分岐に出る。吉田ルートはここで下らず小屋側にトラバースしていく。
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8/4 14:05
<八合目 下江戸小屋分岐>
快調に歩いて須走口との分岐に出る。吉田ルートはここで下らず小屋側にトラバースしていく。
吉田口は黄色。
2012年08月04日 14:12撮影
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8/4 14:12
吉田口は黄色。
圧倒的なスケールとコントラストの中を進む。
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8/4 14:21
圧倒的なスケールとコントラストの中を進む。
見上げると山頂は遥か彼方。
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8/4 14:21
見上げると山頂は遥か彼方。
砂礫が浅く大きな石が多い所は足への負担が大きい。
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8/4 14:26
砂礫が浅く大きな石が多い所は足への負担が大きい。
斜面にはオンタデが群生。
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8/4 14:30
斜面にはオンタデが群生。
歩けども歩けども坂道が現れて一向に五合目に着く気配がなく精神的に苦しくなってくる。
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8/4 14:33
歩けども歩けども坂道が現れて一向に五合目に着く気配がなく精神的に苦しくなってくる。
<七合目公衆トイレ>
雲の中に入ってしまい景色も殆ど楽しめなくなってきたので黙々と坂道を処理していく。深めの砂礫はこのあたりまで。ここから先はさらに中途半端なクッションの砂利道になってしまうためどう歩こうが平等に疲れる。
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8/4 14:41
<七合目公衆トイレ>
雲の中に入ってしまい景色も殆ど楽しめなくなってきたので黙々と坂道を処理していく。深めの砂礫はこのあたりまで。ここから先はさらに中途半端なクッションの砂利道になってしまうためどう歩こうが平等に疲れる。
落石避けのシェルターは中がコンクリートで足への突き上げが強いのでどうしても外を歩きたくなる。
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8/4 14:46
落石避けのシェルターは中がコンクリートで足への突き上げが強いのでどうしても外を歩きたくなる。
砂礫が浅くなるにつれ緑も豊かに。
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8/4 14:53
砂礫が浅くなるにつれ緑も豊かに。
タカネバラ
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8/4 14:53
タカネバラ
下方には延々と続く人の列。
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8/4 14:54
下方には延々と続く人の列。
<六合目分岐>
しばらくすると馬返しへ下りる吉田口の分岐に出る。これから登る人達でいっぱい。この人達は今日は何合目まで登るのだろうか。
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8/4 14:59
<六合目分岐>
しばらくすると馬返しへ下りる吉田口の分岐に出る。これから登る人達でいっぱい。この人達は今日は何合目まで登るのだろうか。
<六合目 安全指導センター>
ここからは登りの時と同じ道を利用してスバルライン終点まで歩く。
安全指導センターもこの微妙な時間帯には人がおらず、記念に頒布物を貰って帰ろうと思っていた目論見は外れた。
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8/4 14:59
<六合目 安全指導センター>
ここからは登りの時と同じ道を利用してスバルライン終点まで歩く。
安全指導センターもこの微妙な時間帯には人がおらず、記念に頒布物を貰って帰ろうと思っていた目論見は外れた。
クルマユリ
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8/4 15:03
クルマユリ
再び林の中へ。七合目までの非日常感が強い景色もいいが木々の中を歩く方が落ち着く。
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8/4 15:06
再び林の中へ。七合目までの非日常感が強い景色もいいが木々の中を歩く方が落ち着く。
五合目までは緩い登り返しが続く。この辺りから足裏の痛みが耐え難いものになってきた。
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8/4 15:10
五合目までは緩い登り返しが続く。この辺りから足裏の痛みが耐え難いものになってきた。
<五合目 スバルライン終点>
下り始めて1時間半ほどでスバルライン終点に到着。フェスでもあるのかと思うほどの人だかりに圧倒される。
足裏もズキズキと痛み、暑さで股関節もがたがたで歩き通せるか不安しかなかったがバスも座って乗れそうにないので予定通り歩いて下りることにする。
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8/4 15:20
<五合目 スバルライン終点>
下り始めて1時間半ほどでスバルライン終点に到着。フェスでもあるのかと思うほどの人だかりに圧倒される。
足裏もズキズキと痛み、暑さで股関節もがたがたで歩き通せるか不安しかなかったがバスも座って乗れそうにないので予定通り歩いて下りることにする。
精進口下山の起点は五合目駐車場の裏にあった。
なかなか見つからず総合管理センターで入口を訊くと、この時間から下るのかといった事を言われたので三合目まで歩きますなんていう嘘がつい口に出る(その後はどうするんだ)。
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8/4 15:32
精進口下山の起点は五合目駐車場の裏にあった。
なかなか見つからず総合管理センターで入口を訊くと、この時間から下るのかといった事を言われたので三合目まで歩きますなんていう嘘がつい口に出る(その後はどうするんだ)。
速い人は1時間半ほどで三合目まで着くでしょうとのアドバイスを受け下山に取り掛かる。道幅は広く雰囲気もいい。西側から押し寄せていた雲も夕立にならず晴れてきた。
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8/4 15:41
速い人は1時間半ほどで三合目まで着くでしょうとのアドバイスを受け下山に取り掛かる。道幅は広く雰囲気もいい。西側から押し寄せていた雲も夕立にならず晴れてきた。
道の一部は石畳になっていて吉田口ルートに少し似ている。スバルライン終点まで登山バスや馬が登ってきていたそうだが、その名残をしっかりと見ることができる。足裏への負担は増すのだが……
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8/4 15:45
道の一部は石畳になっていて吉田口ルートに少し似ている。スバルライン終点まで登山バスや馬が登ってきていたそうだが、その名残をしっかりと見ることができる。足裏への負担は増すのだが……
<四合目>
250mほど高度を落としたところで森の中に倒壊した小屋跡が現れる。
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8/4 15:48
<四合目>
250mほど高度を落としたところで森の中に倒壊した小屋跡が現れる。
道の状態は極めて良く、所々転がっている火山岩を踏まないように注意さえすれば軽快に下っていける。
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8/4 15:55
道の状態は極めて良く、所々転がっている火山岩を踏まないように注意さえすれば軽快に下っていける。
三合五勺付近は山梨の森林100選にも入っているカラマツ林の中を歩く。
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8/4 16:02
三合五勺付近は山梨の森林100選にも入っているカラマツ林の中を歩く。
途中、中州を分けるような分岐があるが同じ道に出る。至って明瞭で遊歩道と呼んでも差し支えない。ここに来るまで精進口ルートはもっと荒れていて始末に負えないような道を想像していた。
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8/4 16:12
途中、中州を分けるような分岐があるが同じ道に出る。至って明瞭で遊歩道と呼んでも差し支えない。ここに来るまで精進口ルートはもっと荒れていて始末に負えないような道を想像していた。
車止めが現れればもう三合目。
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8/4 16:15
車止めが現れればもう三合目。
<三合目>
順調に高度を落とし朝に来た船津口のバスロータリー跡まで戻ってきた。
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8/4 16:16
<三合目>
順調に高度を落とし朝に来た船津口のバスロータリー跡まで戻ってきた。
疲れは溜まり日暮れが気に掛かるが三合目のバス停に頼る必要もなさそうだ。
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8/4 16:24
疲れは溜まり日暮れが気に掛かるが三合目のバス停に頼る必要もなさそうだ。
スバルラインの高架を潜り、すり鉢状の長い直線が続く富士原生林に入る。朝に感じた通り精進口ルートの緑の雰囲気は素晴らしい。
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8/4 16:31
スバルラインの高架を潜り、すり鉢状の長い直線が続く富士原生林に入る。朝に感じた通り精進口ルートの緑の雰囲気は素晴らしい。
<二合目>
あと一合というところで体力も気力も限界に近付いてきた。空腹や喉の渇きを感じるも身体が受け付けない。足周りもなんだかふわふわしてきた。
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8/4 16:42
<二合目>
あと一合というところで体力も気力も限界に近付いてきた。空腹や喉の渇きを感じるも身体が受け付けない。足周りもなんだかふわふわしてきた。
ふらふらと歩いていると富士林道の向こうから外国人のハイカーが登ってきた。軽く挨拶をしてお互いのルートを話すと「ヤバいね」と言われる。この時間からこのルートで登り始めているあなた達はヤバくないのか。
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8/4 16:44
ふらふらと歩いていると富士林道の向こうから外国人のハイカーが登ってきた。軽く挨拶をしてお互いのルートを話すと「ヤバいね」と言われる。この時間からこのルートで登り始めているあなた達はヤバくないのか。
そんなやり取りがあったおかげか元気が出てきた。朝にはよく見えなかった森の中を一心不乱に下りていく。
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8/4 16:51
そんなやり取りがあったおかげか元気が出てきた。朝にはよく見えなかった森の中を一心不乱に下りていく。
<一合目 天神峠>
何とか明るいうちに戻ってくることができた。すっかり気が抜けたのか道端で座っていたら30分ほど眠ってしまった。
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8/4 17:07
<一合目 天神峠>
何とか明るいうちに戻ってくることができた。すっかり気が抜けたのか道端で座っていたら30分ほど眠ってしまった。
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