木曽駒ヶ岳−空木岳(桂小場→池山尾根)
- GPS
- 19:34
- 距離
- 31.5km
- 登り
- 3,019m
- 下り
- 3,405m
コースタイム
- 山行
- 6:13
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 6:32
- 山行
- 12:11
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 13:17
2日目 20.7km +1200m -3200m 4000kcal
天候 | 1日目 快晴 微風 2日目 ガス→晴れ→ガス 風有り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
・伊那市駅→桂小場:つばめタクシー4,500円 (9月から値上げ) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■水場 ・野田場(桂小場コース):枯れてる ・天明水(西駒山荘):結構出てる ・頂上山荘:テント泊は無料で飲める。消毒水なので不味い。煮沸推奨 ・空木平避難小屋:枯れてる ・池山小屋前の水場:ポタポタ。ほぼ枯れてる その他は未確認 ■テント場 ・頂上山荘: 2,000円。トイレ利用料と水代込み |
その他周辺情報 | 温泉:早太郎温泉 こぶしの湯 750円 ★4.0 (なかなか良い) この近辺で唯一22時まで営業してる、キャンプ場に隣接する温泉施設。泉質はアルカリ単純温泉、塩素消毒有り。館内はキレイ。内湯1・露天2 (中サイズ)・サウナ2。露天は丁度良い温度でずっと居れる。休日の夜中は若いキャンパーが多く、賑やか。 食事:信濃路 かつ丼 1,000円 ★3.0 (油がきちぃ〜) かつ丼の気分だったが、体がついてこなかった。このお店は、きっとおいしいはず。ただ、自分のコンディションが悪かった…疲労と加齢で弱り切った胃袋に、突然の油ギッシュなかつ丼はキツイ。もう若くない。 |
写真
感想
■0日目
有休消化で三連休。金土の天気が良いエリアで未踏の、中央アルプスに遠征することに。ルートは、ロープウェイを使いたくないのと、帰りの車回収を考えて桂小場→池山尾根とした。私は登る過程と登頂時の達成感込みで登山を楽しんでいるので、RWはあまり使わない。
木曜は15時半に仕事を切り上げ、買い出しなど準備して18時に自宅発。佐久平PAに21:40に到着し、2:30まで仮眠。ここから下道2時間。ラジオを聴きながらR142→R153と山を突っ切り、桂小場5時着。金曜朝で車は6台。アルプスにしては静かだ。
■1日目
桂小場コースは非常に歩きやすい。特に胸突き八丁までは、木の根や岩が少なく、快適なトレイル。気候はもう10月だというのにいつものTシャツ重ね着で問題無いほど、温暖だった。野田場の水は完全に枯れていた。2580mくらいの茶臼岳分岐で、一気に展望が広がる。木曽駒と御嶽山、乗鞍岳、槍穂高、八ヶ岳が見渡せる。紅葉を狙って来たわけではないが、見頃を迎えつつありラッキー。快晴で太陽光線がめっちゃ暑い。そのせいか、10時だというのに駒ヶ根市側から雲が上がりつつあった。夏じゃん。
西駒山荘を過ぎると、台地に出る。木曽駒が聳え立ち、そそるぜこれは。ここら辺の紅葉は見事だった。錦色の絨毯が広がる。濃ヶ池は枯れ気味。気持ち良い路を少し歩くと、人でごった返す山頂。木曽福島側から登るコースも楽しそう。三沢岳もカッコ良かったので、いつか訪れたい。
少しくつろいで、頂上山荘にテントを貼る。既に20張りほど。最終的には40-50張りか。西風を防げるよう岩を積んであるサイトは数ヶ所しかなく、全て埋まってた。残りのサイトは正直どこでも大差無い。仮眠してオヤツを食べて、散歩した。中岳から見た、湧き上がる雲を稜線が食い止める光景がとても良かった。帰路はすっかり曇って、雷鳥が出現した。その後は、パスタ食べて夕日を見た。中秋の名月がとても大きかった。18時半には就寝。やや肌寒いので、フリースと雨具下を着て寝た。
■2日目
3時半に起床。一度も目覚めなかった。風が結構強く、ガスってる。今日は晴れ予報だし、そのうちガスは消えるだろう。風に難儀しながらノロノロ撤収し、日の出と同時に出発。今日の深夜−明日朝にかけて豪雨予報になってしまったので、行けるところまで下りたい。昨日の疲労が残ってるが、大丈夫かな。
予報とは異なり、9時ごろまでガス。ガスが厚く、晴れそうで晴れない。これは引き返してRWで下山かなーと思ったら、檜尾岳で急に雲が裂けた。これだから山は良いんだよなぁ。空木岳への道が一望できて、俄然テンションが上がる。もう少しすると、駒ヶ岳方面も晴れた。少し晴れるだけで報われる。ボーナスタイムは2-3時間続き、昼頃から再びあたりは雲に包まれた。霧の中、空木岳に登頂。景色は見えなかったが、満足だ。南駒方面は、またの機会に。稜線は、島田娘−檜尾岳が険しい箇所が多い。空木岳直下は巨岩が多く、濡れていると滑って大変だろう。その他の区間は、ところどころ梯子や鎖がある。
途中で木曾殿山荘で水500mLを買い、空木岳山頂で残りの水は1Lほど。池山尾根の水場は枯れているので、菅ノ台まで下山するのが良さそうだ。標高-2,000m一本勝負。結果は5時間ほど。遅すぎ。疲労でスピードが出なかった。急傾斜の階段が多く、マットをザック下に付けるとつっかえて危なかった。ヘロヘロになりながら歩き、林道終点でヘッドライトをつける。この時点で、駒ヶ根駅行きのバスが無くなる。バスターミナルにテント泊かー。と思いながら菅ノ台への車道を歩いていると、同じく空木岳を下山したという同年代のお姉さんが伊那市駅まで送ってくださった。本当に助かりました、ありがとうございました。私も渋い林道を歩いている人を見かけたら、声をかけてあげよう。こういうことは回りまわって自分に返ってくる。
伊那市駅からはタクシーで桂小場に戻り、19時半に車を回収。かつ丼食べて、温泉入って、道の駅田切の里で車中泊。23時に就寝。長い一日だった。
■3日目
6時に豪雨の音で目覚める。昨日頑張って下山して良かった。直売所でナガノパープルを買ったり、長野の地酒を買ったり、ラーメンや鯉を食べたり、温泉に入って長野を満喫して、帰宅。最高の3連休だった。また旅に出れるよう、仕事と家事を頑張ろう。
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