屋久島三山縦走(黒味岳・宮之浦岳・永田岳)


- GPS
- 24:26
- 距離
- 33.9km
- 登り
- 2,477m
- 下り
- 2,999m
コースタイム
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 10:38
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 8:31
- 山行
- 6:38
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 7:56
天候 | 1日目 晴れのちガス 2日目 晴れたりガスったり 3日目 晴れ 雨には1度も降られず、基本晴れか曇りでしたが、宮之浦岳と永田岳山頂は残念ながらガスってました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
飛行機
スタート地点 車道崩壊のため淀川登山口手前800mまでしか車は入れません。 今回は現地の友人に車で送っていただきました。感謝。タクシー利用は要予約。多分時間にも制限あり。 ゴール地点 白谷雲水峡発のバスで宮之浦港入り口まで。 そこからはこれまた友人のお迎え。感謝。 宮之浦港入り口からのバスもありますが、接続悪く待ち時間長かったようです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
整備された一般登山道です。水場豊富。 ただ、10月15日は焼野三叉路から新高塚小屋までの区間、第二展望台すぎて降ったあたりで、ピンテが見当たらず。1度目は間違って逆走、2度目に変なテープに誘導されてルートミスしてます。 翌朝確認したら、新しいテープありました。どうも通ったタイミングで前日の風雨などでテープ消失していたのではないか?と予想。 また、花之江河から当初利用するつもりだった石塚小屋までの登山道はかなり崩壊しているらしく、通行禁止、水場もヤバい状態らしいです。 それを知らずに石塚小屋に行かれた方はかなり大変だったと聞きました。 ヤクスギランドから大和杉までは🆗のようですが、そこから花之江河は通行禁止状態。(直前に観光協会に確認) 行かれる予定の方は上陸前に最新の登山道状況を確認することをおすすめします。 |
その他周辺情報 | 宿泊「ゲストハウス・とまり木(ドミトリー)」 空港から徒歩5分 https://www.yakushima-tomarigi.jp/ トースト1枚の朝食付1泊2500円 (登山用の朝・昼弁当必要の方は前日までに要相談) (天候を見て入山するつもりで、6連泊。自炊施設・風呂あり) 徒歩圏内にドラッグストア、ホームセンターあり。 すぐ近くに旅館&日帰り温泉「まんてん」 日帰り入浴はクーポン利用で1300円(タオル付) |
写真
装備
個人装備 |
山専ボトル
シュラフ
マット
長袖シャツ
半袖Tシャツ
アームカバー
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
食事7食分
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
浄水器
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感想
1.ソロで屋久島行き決定
昔、ほぼ観光で、ヤクスギランド、白谷雲水峡、モッチョム岳へ行った屋久島。
数ヶ月間、屋久島に帰省している友人が「屋久島の山に登りにおいでよ。ゆるい山なら一緒に登るし、縦走するなら登山口への送迎は🚗してあげるよ」と嬉しいお誘い。
屋久島の友人と自分のタイミングで日程を決めたので、今回、家族は留守番、山友さんとも日程合わず。初の無人避難小屋泊だし、荷物担いで縦走できるのか?と不安いっぱいだけどソロ山行の覚悟を決めました。
歩荷トレ、ソロナイトハイク、避難小屋満員で軒先で寝る度胸つけるためにベランダで寝てみたり・・・と地道に準備してきました。
2.今回のルート
自分の好みでは、淀川登山口から入山、石塚小屋、鹿之沢小屋を利用して、花山歩道で下山、でしたが花山歩道の難易度の高さ(ヒトがあまり入っていない、距離が長い)車でのアクセスの悪さなどなど、自分のスキルや体力では、無理、いつかの課題に。
そこで石塚小屋、新高塚小屋を利用を考えてましたが、山行少し前に石塚小屋までのルート崩壊の情報( ;∀;)
そこで新高塚小屋2泊、2日目には荷物デポして永田岳ピストンとしました。
初日に早朝出発するため、友人の車で送ってもらえ、実現しました。(レンタカーやタクシーは台数が少なく、予約は早くしないと難しいようです。そして高い💰)
3.山行
1日目(新高塚小屋泊)
初日は友人に見送られて暗闇スタート、心細いけど、午前中はお天気も良く絶景を楽しみ、不安よりもやっと来たよーという喜びを噛み締めながら歩きました。黒味岳では貸し切りでガスが抜けるのを待ち、これから歩く稜線を眺めてまったり。
その後もガスったり晴れたりの中、宮之浦岳到着。残念ながらガスは晴れませんでしたが、稜線からの眺めに何度も足が止まります。
人も少なく、数人に会ったのみ。山小屋までもうひと頑張りのところでピンテ消失、まさかのルートロス。泣きそうになりながらちょうど同じタイミングで迷っていたヤマレコユーザーのソロ男性とルート復帰。そのあとは色々お話させていただいたので、滑って何度かしりもちをつきながらもあまり疲れを感じず無事に小屋に到着。
はじめての無人避難小屋泊まりでしたが、ほどほどの人数だったので快適に過ごせました。心配していたネズミくんも出没しませんでした。
2日目(新高塚小屋連泊のため荷物デポ)
お天気良ければ朝陽狙いで夜中に出発しようと思ってましたが、あいにく午前中は曇り予報なので、朝ごはんをしっかり食べて、他の人達が出払ってから荷物をいい場所に移して、ゆっくりスタート。
幻想的な景色を眺めながらゆっくり歩きます。途中、ヤクザルの威嚇にビビりながらもなんとか進み、強風とガス抜け待ちに平石岩屋でまったりおやつ休憩。その後もなかなかガスが抜けないので、何度も立ち止まりながら永田岳をめざします。
ほとんど人には出会わずでしたが、永田岳ではガス抜け待ちしつつ、女性ソロ2人の方が一緒になり、おしゃべり&ランチ。
山頂は残念ながらガスは晴れませんでしたが、同じ小屋に泊まる女性と一緒におしゃべりしながら小屋に戻りました。ガスったり晴れたりの稜線は見飽きることがなく疲れを感じませんが、樹林帯に入ってからのアップダウンに荷物をデポしてきてよかった~と実感しました。
3日目
朝陽に照らされる縄文杉が見れる時間に出発する予定にしていたところ、同じ目的のソロ女性、ソロ男性と行動を共にすることに。お2人とも健脚、後ろから必死についていきます。
この日は縄文杉、ウィルソン株、太鼓岩といわゆる映えスポットで撮影ごっこしながらワイワイとグループ山行もどき。撮影で長時間立ち止まりますが、縄文杉までの観光客とのスライドを避けたい、バスの時間に間に合わせねば、と歩くスピードはかなり速い(;'∀')
疲れはかなりたまっていましたが、励まし合いながら無事白谷雲水峡にゴール。白谷雲水峡の景色をゆっくり眺める余裕はありませんでしたが、13:45のバスを逃すと16時代しかないので。
4.荷物
初めての避難小屋泊縦走、万が一のためのツェルト(ツエルトⅡロングとピコシェルター)持参し、荷物は12キロくらいに収めたかったのですが、結局15キロくらいに。(下山後も-1㎏)
水場は豊富なので、担ぐのは飲み水程度でよかったし、ビール持参もあきらめたのに😂(最小量のウイスキーは軽量スキットルで149g)
最近寒さに強くなったので防寒具も少なくてすんだのですが、重さの原因は食べ物。内容や量はかなり吟味しましたが、天候急変で避難小屋停滞する可能性も考えると減らすこともできず。今後の課題です。
携帯トイレも持参しましたが、使わず。
ピコシェルターは休憩時のひざ掛けに便利でした。ツエルトⅡロングは寝るときに寒かったら、シュラフカバーのように使うつもりでした(寒くなくて使わず)
5、次の屋久島で行ってみたい所
淀川登山口~石塚小屋&鹿之沢小屋泊まりで花山歩道を歩きたい(ソロでは怖い)
蛇之口の滝(尾之間登山口から2.5時間)
愛子岳(宿から見えた姿がかっこよかった)
ヤクスギランドからの大和杉(人が少なく巨木が多いらしい。)
6.下山して・・・
とても不安だったソロ縦走、初の避難小屋泊。
幸い、一度も雨に降られず、暑くも寒くもない、という好条件。
私が歩いた日は団体さんはおらず、ソロ率高し。小屋も快適、静かな山旅。
後半はソロの方と一緒に行動することになり寂しさや不安を感じることなくゴール。
荷物は重かったけど、大きなトラブルもなく、膝などの痛みが出ることなく3日間歩き切れて達成感でいっぱいです。
今回お会いしたソロの方、百名山を目指している方が多くてにびっくり。みなさん、目標を決めて行動されていて、すごいなあ・・・・
でも自分は百名山にこだわらず、時間をかけてじっくりと森や稜線を歩くのが好きだなあ・・とつくづく思いました。山で泊まるのは不安も大きいけどやっぱり好きです。
今回は友達が私のスケジュールに合わせて車で送ってくれる、ということで山行日程も柔軟に組むことができました(お天気だったので、予定通りでしたが)彼女とはこの後、太忠岳に一緒に登っています。
Mちゃん、屋久島に呼んでくれてありがとう!感謝。
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