高瀬ダム→槍ヶ岳北鎌尾根→東鎌→大天井→常念→一ノ沢


- GPS
- 80:00
- 距離
- 46.6km
- 登り
- 3,780m
- 下り
- 3,866m
コースタイム
5/1 (5:15)C1(7:00)北鎌コル(10:20-50)独標(14:00-14:30)P15(16:30-17:00)槍ヶ岳(17:30)殺生ヒュッテ付近=C2
5/2 (5:00)C2(8:20-8:40)西岳(12:30)・2766牛首山展望台(14:00)大天荘テンバ(14:00)⇔大天井岳
5/3 (4:30)C3(6:00)横通岳(6:30-6:40)常念乗越(7:20-30)常念岳(7:50)常念乗越(9:30)一ノ沢登山口(10:30)セラヴィリゾート分岐
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス | |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
装備
共同装備 |
ザイル50m×1
テント
|
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感想
中3の時に常念岳〜燕岳を登って以来の北アルプス。常念ピークから遥か彼方に聳える槍ヶ岳が印象に残っており、繋いでみたいと思っていた。父が40年前の冬に登ったと言う北鎌尾根から槍を越え、実家から見える一番高い山、常念岳から降りる計画にした。残雪期であったが、やはり体力の要るルートだった。朝は雪が堅く快調に歩けるが昼にはズボズボになり苦しめられた。後輩は重荷と渇水と便秘?に苦しんだようだった。
4/30 晴れ
実家から車で小一時間で着く七倉ゲートで登山届を提出し入山。幕岩見物。
水俣川出合より入渓する。連日の好天で融雪が進み、水量が多く物凄く冷たい。
先天出合まで強引につけられた捲き道もあるが由緒正しく沢沿いを行く。腰位のシビアな渡渉を十数回繰り返し、ぶるぶる震えながら先天出合。この辺りから筋肉が痙攣してきて尾根取付きでしばし日向ぼっこ。P2〜P4はブッシュと残雪。踏み跡は明瞭。渡渉の疲労が大きく、Mが遅れる。整地されたテンバでC1。月が明るい。晩飯の雑炊(ゴーヤーチャンプルー味)を失敗する。
5/1 晴れ
P5-P7はブッシュの岩山。P5は天上沢側の雪壁をトラバースしてP6とのコルへあがる。P6は雪の無い千丈沢側から捲く。P7は稜上(踏み跡)を行き、北鎌コルへ降りる。独標は正面の急な雪壁が登れそうだがグサグサなので基部を右へ回り込み3級くらいの岩の凹角を登る。独標にあがるとようやく槍のピークが現れる。ここでMの遅れが大きくなり荷を軽くさせる。頂上直下はカリカリの雪壁と2〜3級の岩登り。ピークに直接這い上がる。高度感満天。ズボズボの槍沢を下り殺生ヒュッテ近くでC2。結局ロープは使わず。北鎌で他パーティと会うことはなかった。この日も雑炊に失敗する。この山行の核心は雑炊なのか?
5/2 晴れ
東鎌は比較的雪がまだ多い。巨大な雪庇が落ち切らずにまだ残っている。西岳直下は200m程雪壁をつめる。昨晩の雑炊の残りをMはビニールに入れて食べていた。西岳〜・2766牛首山展望台まではズボズボで全くペースが上がらず消耗する。GW初日だがここを通る登山者は稀なようで、大天井方面から東鎌に向かう単独行者2人とすれちがっただけだった。大天井の天場は燕方面から来た登山者で賑やか。この日はついに雑炊をやめて白米とスープにした。
5/3 晴れ
大天井〜常念は一部雪が残るのみでほぼ夏道。常念乗越から空身ピークアタック、重荷から解放された歓びで一時間で往復する。
下りの一の沢はGW登山者でいっぱい。尻セードで直滑降する。尻滑りの楽しさを知る登山者は少ないらしい。あっという間に登山口。しばらく桜や猿を眺めながら歩き、父の迎えで下山。鹿肉とビールで乾杯。
コメント
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ちょうどその時、我々(1年先輩のM田さんと2人)も新穂高温泉から飛騨沢経由で槍ヶ岳の頂上に登ってきました。5月1日槍平C1、5月2日に槍ピークでしたから1日違いですね。5月3日は槍平から早めに下山したので渋滞には遭わずでした。詳細は後日ヤマレコに投稿予定。
惜しいですね!私達も早めに入山したので静かな山歩きを楽しめました。
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