北アルプス(立山・剱岳)


- GPS
- 16:57
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,550m
- 下り
- 1,519m
コースタイム
- 山行
- 5:27
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 5:39
- 山行
- 4:51
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:51
天候 | 初日:雨 2日目:晴れのち曇り時々雨 3日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雷鳥沢から別山乗越は一部残雪あり。剣沢はほぼ雪に覆われている。別山から立山の縦走路は夏道通り。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
7月19日〜21日の3連休を利用して、北アルプスの立山・剱岳に行ってきました。
前半は天気があまりよくなく当初予定していた計画から変更になりましたが、それでも素晴らしい景色を楽しめました。
室堂に着いたとき土砂降りの大雨でした。
最初は立山を縦走して剱沢を目指す計画でしたが、予定を変更して雷鳥沢から剱沢を目指すことにしました。
9時ごろには雨も上がったので出発することに。
しかし外に出ても真っ白!何も見えません!本来ならば、目の前に雄大な立山連峰が見えるはずなのに…
室堂から雷鳥沢を経て別山乗越へは普通は雷鳥坂を登っていきますが、地形図を見ると雷鳥沢を登っていけば途中で雷鳥坂に合流できそうなので、せっかくなので雪渓で埋まった雷鳥沢を詰めて剱御前小舎を目指します。
雷鳥沢を登っていき雪渓の終端に到着し雷鳥坂ルートが見えたあたりで「ゴロゴロ…」雷が…すると今度は突然滝のような大雨となり、雷も近くなってきたためこのまま登るのは危険と判断し近くの窪地に一時退避し雷が過ぎるのを待ちます。
30分ほど退避して、雨が弱くなり雷も遠ざかったので再出発。無事に剱御前小舎に到着。今度は剱沢を下って剱沢キャンプ場を目指します。剱沢はまだ一面雪渓で覆われています。
キャンプ場に到着したときはなんとか雨は上がっていたので急いでテントを設営。設営が終わったら雨が降ってきました。間一髪でした!
雨が上がった後少し雲が切れて剱岳が見え始めてきました!感動していると雲の向こうにまだ何かある…あ!本峰は奥か!最初に見えたのは前剱で、剱岳はその奥!でかい!剱岳はほんとにでかかった。
翌日の剱岳登頂に備えて早めに就寝。しかし夜中の2時頃すさまじい豪雨と雷で目が覚めました。
今回剱岳は長次郎谷から目指す計画でしたが大雨で出発ができず、かつ天気予報では午前中は晴れ間が出るが午後はまた崩れる予報でした。
朝6時頃になってようやく晴れてきましたが、午後からまた天気が崩れることを考えると剱岳を登るのを諦め、テント場の目の前にある剱御前に登ることに。通常は剱御前小舎から稜線を伝って登りますが、今回はテント場から雪渓を直登することにしました。
雪渓を登っていくと途中で剱御前小舎からのルートと交差します。それを越えさらに登っていき、なんとか雪渓を上り詰めようやく通常ルートに出ることができました。それからしばらく歩いて剱御前の山頂に到着。
そこから稜線を伝って剣山荘を目指すことにしましたが、山と高原地図ではこのルートは破線になっていて「一般者通行困難」と書かれています。確かに山頂から踏み跡はあるものの「×」マークが…
しばらく歩くと困難な意味がわかってきました。まず、踏み跡はあるものの人がほとんど通らないためかハイマツが道をふさいでいます。また「剱」という名があるだけあって岩場もかなり手ごわい。破線ルートということで鎖など一切なく、赤ペンキも赤テープもない…ルートファインディングしながら進みます。
2つ目のピークにたどり着きそこから先のルートを見てみると…ルートがない…ピークから下の稜線に降りる道を探すも、そこには約10メートルほどの崖があるのみでどこから降りるのか不明。いろいろ探ってみて崖の下をトラバースできそうなルートを見出したのでそこをトラバースすることに。もちろん鎖なんてありません。
なんとかトラバースを終えくろゆりのコルへ到着。ここで剣山荘へ下ろうと思っていましたが、まだ午前中で天気もまだもちそうだったので剱岳に向かうことに。一服剱に着いたところでその先のルートはガスに包まれてほとんど見ることができません。このまま登っても展望も望めなさそうだったので、あきらめて下山することに。
テント場に戻りテントに入ると雨がぽつぽつ…そして本格的に降ってきました。やはり剱岳はあきらめて正解でした。でも絶対今度こそは剱岳登ってやるぞ!と心に誓いました。
最終日は朝から快晴。このまま室堂に下山するのはもったいないと思い立山を縦走して室堂に下ることに。剱沢から立山に至るにはまず別山を越えねばなりません。その別山へは雪渓が残っていましたのでまた雪渓を直登することに。
しかし昨日は軽装でしたが、この日はテント一式担いでの直登。重いうえに誰も歩いていないルートなので踏み跡などなく、自分で足場を作りながら登っていきます。これが予想以上の重労働!2時間かかってようやく別山に到着。もうヘトヘトでこのまま室堂に下ろうかと思ったのですが目の前に雄大な立山がドーン!これを見たら登らないわけにはいきません!真砂岳、大汝山、雄山と縦走し室堂へ。
途中多くの方に「でかいの担いでるね〜何キロあるの?頑張れ!」と声をかけていただきました。(それだけ小柄な私が大きなザックを担いでるのが目立ったんだな…)
そして無事に室堂へ下山することができました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する