観音平から南八ヶ岳縦走(^O^)稲子湯に下山
- GPS
- 56:00
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 2,442m
- 下り
- 2,500m
コースタイム
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 8:46
- 山行
- 9:12
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 10:55
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車
観音平登山口にマイカー駐車 戻り 稲子湯から松原湖駅まで小海町営バス 松原湖駅から小淵沢駅まで小海線列車 小淵沢駅から観音平までタクシー利用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
さすがに超人気の山域だけあってよく整備され、クサリ、ハシゴも多く設置されている もちろん危険個所も多数あり |
その他周辺情報 | 稲子湯からちょっと離れるが「八峰(やっほう)の湯」に入浴 500円 小海町営バスも経由するので利用した 食事もできて無料休憩室もあるので、次のバスまで昼寝した |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
八ヶ岳連峰は大好きで、赤岳以北は蓼科山まで刻み山行で10年以上かけて踏破しているが、編笠山から赤岳までまだ未踏だった。
今年の夏はそのルート踏破を計画。ついでに南八ヶ岳の主稜線を北八ッ主峰天狗岳まで歩くことにした。
○1日目 観音平〜キレット小屋
観音平に午前5時50分到着。平日なので空いている。
支度をして登山開始。しばらくカラマツ林の緩やかの道。
1時間ほどで雲海に到着。その名の通り雲海の上、というわけにはいかず、「雲中」状態で真っ白。 気を取り直して登る。
シラビソ林になり深山の雰囲気になると押手川。そこから登りは急になり、木が低くなってハイマツが現れると間もなく編笠山山頂に着いた。
天望が良いはずだが…何も見えず、青年小屋が眼下に見えるだけ。
あまり長居せず、青年小屋に下る。
青年小屋で早めの昼食。お湯を沸かしている間に5分ほど離れた乙女の水の水場に補給に行く。ここの水は冷たくて美味しかった。
権現岳へは急な登りとなる。ガレや岩場も出てきてここでヘルメットを装着。足元はもちろん上方にも気をつけながら登る。なかなか険しい道が続く。
ガスの向こうに権現小屋が見えてきた。小屋の裏手が山頂で岩塔のようになっていた。小さくて古い山名板のほか、錆びた鉄剣や石碑などがあり、信仰の山だとわかる。
とにかくこれで八ヶ岳主稜線の山は全て制覇したので、キレット小屋に向け下る。
まず気になったのは、事前情報で得ていた「源治ハシゴ」とか呼ばれている長〜いハシゴ。
上から見ると吸い込まれそうだったが、実際に下ってみるとそうでもなかった。
後は特に危険個所もなく、徐々に下っていきキレット小屋に着いた。
この日の宿泊は自分たちも入れて2組だけ。個室が開いていて小屋番さんのはからいで泊らせてもらった。小さいがアットホームな感じで良い小屋だった。
○2日目 キレット小屋〜黒百合ヒュッテ
さて、2日目は遠く黒百合ヒュッテまで行かなくてはならないので5時出発。
まずは赤岳まで標高差500m以上の登りが待っている。
樹林帯を抜けるとすぐに岩場の急登となった。
ガレた急斜面もあり気の抜けない登りが続く。クサリやハシゴもあるが、下を見ると高度感があって怖い。
昨日の源治ハシゴなんてまだ可愛いもので、両手両足をフル稼働して登る。ただ、岩場には様々な花が咲いていて心を慰めてくれる。
2時間とちょっと頑張り、やっと赤岳山頂に到着。自分にとって3回目の赤岳だが、はじめて登ったような気分だった。
ガスも徐々に取れてきて、一瞬だがブロッケンも出た。(写真に撮ったがよく映っていなかった)
ここからは過去に歩いているルートだが、赤岳の登りでかなり体力を消耗したのでゆっくり。横岳も岩稜ルートだが、キレットからの登りに比べれば簡単だ。見たかったウルップソウがもう散ってしまっていて残念、先へと進む。
硫黄岳山荘近くのコマクサ群生地はシカ除けネットで覆われていて前回来た時と様相を異にしていた。食害が大変なんだろうと思わせる光景。
硫黄岳への登りでまたガスが濃くなってきた。ここはケルンが連なっていて目印にして登る。
硫黄岳山頂も展望がないのですぐ下山。夏沢峠に向かう。
南八ヶ岳は一応夏沢峠までとされているので、これで南八ヶ岳縦走完了となった。が、天狗岳も目標なので、昼食後先へと進む。
樹林の中を進み、箕冠山を通過、根石山荘の横を通り根石岳に登頂。目の前に天狗岳の双耳峰が聳えている。
いったん下って登り返し。疲れた体には辛いが、ここを登らないと黒百合まで行けないので奮起して頑張る。
東天狗の山頂には多くの人が休んでいた。さすが人気の山だ。
ザックをデポして西天狗まで往復する。体はきつかったがせっかく来たので頑張ってピストン。ガスもまた晴れてきて、赤岳までよく見える。
あそこから歩いてきたんだと思うと感慨深い。
あとは黒百合ヒュッテまで下るだけだが、これがまた急降下で岩も多く大変だった。踏ん張りもきかなくなっているのでゆっくり下り、午後4時ぎりぎりに着いた。
疲れていたので、夕食後午後7時半頃にはもう寝てしまった。
○3日目 黒百合ヒュッテ〜稲子湯
最終日はただ下るだけ。みどり池にまだ行ったことがなかったのでこのルートを選んだ。
中山峠から急降下し緩やかになるとトロッコ跡が現れ、それを辿るとみどり池に着いた。樹林の中の静かなところで気持ちいい。池のわきのしらびそ小屋も立ち寄ってみたかったので早速入ってコーヒーを注文。本当に美味しかった。今度は泊まりにきてみようかなどと思いつつ小屋を後にする。
あとは整備された道をだらだらと下って行き、ゆっくり1時間半ほどで稲子湯に着いた。
これで今回の山行はおしまい。
とても疲れたけど、とても思い出になる山行となった。
○下山後〜
稲子湯から小海町営バスに乗車し美術館前下車、併設の「八峰の湯」に立ち寄り次のバス(2時間後)まで入浴休憩した。
松原湖駅でバス下車、小海線に小淵沢駅まで乗車しそこからタクシーで観音平まで戻った。(タクシーは待つ人で混んでて40分待ちだった)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する